何だか今月はハイペースでブログが進んでおり、それはニュータイプ6月号”二羽の小鳥”の最終回がよほどインパクトが有ったのか、それとも私の心が黒いのか^^;よく分かりませんけども、今月はどういう風の吹き回しか、もう5つもコラム系の記事を書いています。
・描かれていない”超常の力”。
・ニュータイプ6月号ネタバレ付き感想”区切りは3つあるんだよね?”の巻
・「え、後1回ないの?」と感じたのは。
・ひらめきを図にしておく。
・ショーカムさんについて。
次から次へと色々な事がこんなへっぽこにも(いや、当たっているとはとても思えませんが^^;)浮かんでくるだから、ちょっと自分でも不思議なくらいです。
しかも今回は、昨日タイトルだけ決めて準備もしていた内容からも更にすっとばして、このへっぽこブログに寄せられた大変ありがたいコメントの中から、海老様のご質問について、お返事とは違う形でしたためていこうかと思います。
海老様から頂いたご質問は…ここで記すと2つあり、
1 ショーカムやジーク、茄里などの存在をフィルモア帝国のどのくらいの範囲の人物が知っているものなのか。
2 13巻で茄里がオデットを連れて出撃した時、バシル・バルバロッサが「三色の娘」と発しているのは、誰に対しての言葉なのか。
ということになりますでしょうか。順に書いていきますね。
1ですが、まず少し違う話題から振ってみます。
13巻でナカカラ=クルル王国内で行われていた元老会議で…、ブラウ・フィルモア女王のことを予め知っていたのは…
・元老院に属するメンバー
・元老院に属するメンバー直下で働く護衛騎士(ただし全員ではないと思う)
にあたるのではないかと思います。元老院についてはDESIGNS4に詳しいのでそちらを御覧いただきたいですが、皇帝、王侯貴族、帝国中枢にいる要職のメンバーが大雑把なところでしょうか。
・アルカナ=ナイトのブルーノ・カンツィアンはブラウ女王を知らなかったけどもビオレート・トライトンは知っていた(トライトンはレーダー王家系の王子である上に少年期元老院で小姓をしていたし、アルカナ=ナイトの前はバルバロッサ王家の騎士教官だったのである程度以上の事情は知ってそうである)
・ミヤザ長官ですらブラウ女王について全く知らなかった感じだ。
勿論フィルモア帝国には沢山の王家や貴族が存在していること、それくらいは国民の皆様もご存知だと思いますけども、シンボルなどでこの王家はフィルモア王家でこの王家はレーダー王家の所属くらいは分かったとしても、どういう風に構成されていて、一体どんな序列なのかは直接関係していないとさっぱりわからないというのが実情だと思います。
ということを鑑みると、皇帝警護騎士であるアルカナ=ナイトですらこういった感じになりそうです。
・トライトン(この中では一番元老院の事情に詳しい)
・ブルーノ(全く知らなかった)
・イアン・ケーニヒ(知らないような気もするけども、ただ彼は一度フィルモア帝国を嫌になって出ているので、その原因として知っている可能性もある)
・ニオ・ハスラー(彼女は逆に慧茄やダイ・グに直に仕えていた騎士ですから知っていそう…なのですが、でも若い、ダイ・グが皇帝になるまでアドラー星のエラルド島にいた、学校もフィルモアではなくアドラーの兵学校卒だからまるで知らない可能性も否定できない。)
ただ逆を言えば元老院絡みの騎士は知っていないと誰が誰だか分かりませんから、「萌葱グループ」のノイエ=シチルス騎士はある程度把握している必要があります。なのでナイアス・ブリュンヒルデは…彼女はティルバー女王の養子でもありますし、彼女もトライトンクラスで情報を知っているのだと思います。
そしてハイランダーのクリスティン・Vですが…お父さんのバーバリュースはレーダー8の腹心でもありある程度知っていたかもですが、幼いときに亡くしてますから伝えられずに知らないんじゃないかなぁ…ただ彼女は現在レーダー8の養子になりましたし、皇帝の側にいれば、そういった情報に接することも今後は有ると思います。
ただそれでも、直接出会わなければトライトンが話しているレベルのことが最大限のように思います。
ただ、ジークや三色の娘にまつわる内情に関しての詳しくは…「ボルガ家」「ブラウ家」「バルバロッサ家」「皇帝、皇帝関係者(ダイ・グ、レーダー8、慧茄)」「円卓の騎士(リリ以外は誰なんだろう…ショーカムの病状を知っており、更に今回リリに秘密を伝えてきたクープはその1人かも、という気はするけど)」以外の方は殆ど知らないのではないかと考えています。※ただし詩女さまはそういった面々から直接間接でかなり多くの事を知っているのだと思います。
リリですら、今月号のショーカムさんの話を聞くまでは、皇子、皇女という存在は知っていてもそれがどこの誰に値するのかすら知らなかったみたいですから。
それで2の質問にスライドさせていくのですが…単行本13巻の170~173ページを改めて読み直すと、「あ!」と思うことがありました。
バシル・バルバロッサがクリスのことを魔女呼ばわりしているのを当時からなんとなく違和感を持っていたのですけども、ひとつは
「クリスティン・Vを今後共元老院に近づけるべからず」とレーダー8に訴えかける内容でもあったのですね。
クリスがレーダー8の養子になることで、元々彼女はハイランダーとして皇帝ダイ・グは勿論、彼と結婚する予定の詩女フンフトと接しており(でないとフンフトからそういった要望は来ない)、更にレーダー8の関係者となることで、皇女茄里と彼女を擁するバルバロッサ王家のグループが今後見えざる権力を大きくすればするほどその辺りの内情を探らせたりする可能性が高く、ただでさえクリスはフィルモアのエースとして大変目立つ存在ですからそこから皇女、皇子のことがクローズアップされては大変困るのですね。
また、元老院の他の誰かがそんなクリスを利用して「子供を作ってもらう」のも、自らの野望を妨害することになり大変困る、だからレーダー8の養女になることで、そういった事態になる事を回避する目的で芽を摘んでおく、だから元老院に彼女は来させるな。そんな両方の意味で言いたいのかな…
そんな事を感じながら…あ、でも海老さまのご質問からはずれていますね^^;
バシル・バルバロッサが”皇女!!我らが三色の娘…!!”と言ってるのは…これ、皇女の中でも更に特別中の特別、フィルモア帝国を真に引っ張っているのは血統の誉れ高いあなたであるというプレッシャーを彼女自身にかけているのではないかと私は思っています。
でもオディールが出てきているということは一方でブラウ・フィルモア女王に…彼女にとっては息子でもあり「三色の皇子」でもあるジークの危険を察知されているということなのですよね。今の所ジークは騎士として活動する気がなくオデットを必要としていないから。オデットがリリの側にいないときは茄里が使っている→秘匿中の秘匿な存在である彼女が人を殺す気まんまんであると。
でも彼女超忙しいですよね^^;元老会議ではリリについていってダランス操縦していたのに、帰ったと同時に(茄里に呼ばれて?)ブラウ家からバルバロッサに移動していなくなったのか…そりゃ即女王様に察知されそうだから「裏切り者の暗殺にことごとく失敗し、こうなったらもう自らの手で殺す」ことに急く皇女に対してタコ親父さんも止めますわな^^;だからジークに手をかけるのに4年もかかったわけ(13巻の時点は3031年、現在は3035年です、一応。)になるのですね…
「裏切り者の処刑」の謎がようやくへっぽこにも理解できました^^;
しかしタコ入道は本当にタコ親父だな…うん。還付金詐欺みたいな存在だ(オイ)
海老さま、果たしてこんな感じで良かったのか分かりませんけども^^;コメント大変ありがとうございました(^o^)!
こんなハイペースですので、元々予定していたFSSコラム”黒い瞳の傍観者。”は来週お送りしようかと思います…m(_ _)mもし良かったら(へっぽこは相変わらず少々黒いですけども^^;)お越し下さい!
コメント
うーん、自分の拙い文章で質問のせいで、上手く疑問が伝わってなかったみたいなような。
自分が気になったのは、存在では無くて生まれ?血筋?の事を知っている人達が、どのくらいなのか?ということだったのです。
申し訳ないです。
再びありがとうございます&スミマセン折角起こしいただいたのにご期待にまったく添えてなくて…
私個人としては記事を書いた事自体は大変色々興味深かったのでその点としてはお許し願いたいたいと思いますm(_ _)m
さて再びご質問ですが…ショーカム、ジーク、茄里の血筋について知る人について、ですが…
恐らくボルガ・レーダー家の役割は「皇子皇女を出すことで”フィルモア帝国の最後のバックアップ”役を果たす」のが目的ですから、バックアップというのはPCがそうであるようにもう普段の利用では全く表に出ることもなく、何かのトラブルでどう対処しても駄目、どうしよう、こうなったら…みたいな時にしか主役になれませんから、フィルモア帝国統治2500年でも殆ど主だった出番はなく、しかもボルガ・レーダー王家自体の権力だけでも莫大ですから、恐らく皇子皇女の役割は飾り程度、家が(元老院で)関与する範囲だけで帝国の政治は治められていたのだと思います。
(なので本来ならば皇子皇女の血筋はボルガ家の者である以上のことは問われなかったと思いますし、ボルガ家の事を知っている人…相当少なさそうですがブラウ・フィルモア女王クラスを知っている人であればボルガ家の人々のことも知っていたと思います。)
ところがショーカムのお母さんはバルバロッサ王家のタコ頭と結びついてショーカムが生まれてしまい、二大王家の血が集まってしまった息子は、あまりに強大で利用されやすい側面故かボルガ家から隠匿された存在になってしまいます。それを知ったリリのお父さんもこのときの策謀で命を失ったのですから、相当他には知られたくなかったのでしょう。(とはいえこの時点でボルガ家とバルバロッサ家の人は知っていることになるでしょうね。)
しかし母も失ったあとタコ頭はショーカムをボルガ家に正式に復帰させ、その後ろ盾となろうとした感じは伺えます。(復帰していればジェインは当主である必要がなくなります。)でも不治の病と分かってショーカム復帰を諦め、バルバロッサは代わりに自分のところからボルガ家に養子モーズを立てて現在はジェインとの共同統治ということになっていますよね。
ところがショーカムさんは本来の名前と皇子の立場を利用して、自分たちの子供の保護を委ねる相手として次の皇帝ダイ・グを任命します。フィルモア帝国のすべての政治を超越する詔を出しているので、この時点で円卓の騎士をも通じて当時の皇帝と元老院の上層部くらいはショーカムの存在を正式に知った(まぁ内々には悪い噂話としてそういった存在がいることは把握していたと思います。リリ父のこともありますし)という感じでしょうか。
そして彼の子どもたちですが、ジークのお母さんがブラウ・フィルモア女王ですから、上記に上げたメンバーはその血筋(ボルガ家、バルバロッサ家、ブラウ家、円卓の騎士、レーダー8とダイ・グと慧茄)を知っているでしょう。でも今は亡き皇子の存在とブラウ・フィルモア女王と両方知らないといけないのでせいぜいそんなものではないでしょうか。
でも茄里に関して言えばジークと同じと言いたいけども、それは不明です。今月号の茄里とジークの前に現れた茄里が同一かそうでないかにもよるような…
ただジークを亡き者にしたいと思っている人は今の茄里がどんな存在なのかはご存知なのでしょうね。となるとバシル・バルバロッサと、彼の取り巻き(アドーとかティルバーとかアルク・レーダーとか)は…
といったところでしょうか。
となると、ジークがリリの息子である事をちゃんと知っており、ショーカムの存在もしっかり把握しているAFガーランド、スティル・クープは円卓の騎士の1人なのかな…というのは頭に浮かんできました。
だとしたらリリへのあの伝言も納得がいくのですが。(彼女も円卓の騎士ですから、連絡網とか円卓の騎士同好会とかあったりして^^;)
当時はちゃんと詔に乗っ取って、ちゃんと体調もチェックして相応しい新皇帝を送り出したのに…といった感じだったのでしょうか。
後もう一つ、2000年代の皇帝ヨミ・フィルモア2(ルーカ様)はブラウ家ボルガ家両方の血を継いで皇帝になっているので、主電源もバックアップ両方を兼ねた存在が表舞台の皇帝になってしまうことを鑑みるに、このときのフィルモア帝国も統治としては大ピンチの時代だったという可能性が高そうですね。(そして彼から新たな血筋は誕生しなかったとも。)
ナカカラさんかなり呑気そうですがあっちもこっちも見なきゃならなくて大変だったのかも知れませんね^^;
これで今度は良かったのかな…分かりませんし第一合ってるわけではありませんから、どうぞ今後共へっぽこを叱咤激励して頂けますようよろしくお願いいたしますm(_ _)m