ニュータイプ4月号ネタバレ付き感想~11巻片手に、の巻。(2023年)

  昨日一日(ファイブスター物語17巻ネタバレ付き感想)にかかりきり、深夜までかかってしまって起きられるか不安でしたけども、今日はニュータイプ4月号の発売日、何とかセブンイレブンで受け取ってきました。
 ファイブスター物語17巻のネタバレ付き感想は以下リンクからどうぞ。
 そしてこのへっぽこブログをお読みの方の中に、どうしてファイブスター物語の単行本を(私チークは)早くゲットしているんだ!と驚かれている方もいらっしゃるかも知れません。
 …いきなり昔話になって恐縮ですけども、私がおこちゃまでFSSにハマったばかりの頃、念願の(知らない頁があった)単行本2巻を関東田舎の本屋さんに予約しました。そうしたら「本が届きましたよ」と連絡が来るわけですけども…。
「あれ?発売日って明日じゃないの??」
 何故か前日に連絡が来たんですよ。田舎でしたから自転車で30分位かかるような環境で、しかもそれほど大きくない本屋さんでしたけども、このときはいち早く読める!と嬉しくて無我夢中で漕いで本屋さんに行きました。
 それ以後の悪い習慣として、単行本はひょっとしたらどこかで早く売っているかもしれないと、今現在東京に在住しているのを良いことに、発売日が分かったらその2~4日前から予定を空けておき、当日はFSSがどこかに置いてないか、ほとんどトレジャーハンターのように本屋さんをさまよっております…😅

 そんな感じで単行本を全力で満喫したあとは、今度はニュータイプで最新の連載です。
 ”緋色の雫”クライマックスに差し掛かりそうな感じですけども、さてどうなっているでしょう?
 17巻の表紙、アウクソーと一緒に写っている女の子についても気になりますね(NTで答えがわかるとTwitterに書いてあったから)
 それではどうぞ。
(と書きましたけども毎回恒例、このブログはあらすじはわざと書いてませんから、買ってない方はまず本屋さんに行かれて、実際に読んで気が向いたらまたお越しください。)
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ニュータイプ 2023年4月号
 さて今回は、表紙+付録ポスター(ダス・ゴースト)+付録カレンダーシール+特集10頁+連載12プラス1頁と盛り沢山でした。
 そして、アクト5-1”緋色の雫”は終わりました。なんですが…

 なんじゃあこりゃあ!と聞いたことのない話ばかりがてんこ盛りでビビりまくりました😂
 昨日17巻の感想を書いていて「カーマントーの灯火は実はログナーが主役じゃないの?」と書きましたけども、5つの星(というか太陽系)を作り上げたのがログナーならば、今回のお話は彼の範疇に入るのか?(だってこれ、超帝国とか、神々とか、サタンとか関係なさそうですよね…。)
 それにしてもあまりに謎すぎると思いつつも、表紙に書かれている女の子(ただし17巻の表紙の彼女ではありません)の名前は聞いたことがあると、取り出したのは単行本11巻でした。
 少なくとも本編を読んだあとに11巻を読めば、表紙に書かれている長い説明のことはとりあえず(あっているかどうかはまた別なんですが)大分推測できるんじゃないかと思います。

 そしてこの女の子=物語途中から出てくる謎の物体(なんと書いて良いのかわからない)なんですよね?
 最初は多分人間として生まれてきたんだと思いますが…(詩女の妹ということのようですし)
 シルバーナイトの紋章が踊る人形と両方入っているのが印象的です。この方は初代シルバーナイトということなんでしょうか?
 そしてスタント遊星が再びジョーカー太陽星団に接近したとき、この彼女が活躍するんですか…。でもファティマはなぜか静。ミューズ・レイバックは存命しているようですけども、多分お爺さんになっている年頃なので、このときは引退してるのかな…。

 この表紙の女の子については3つくらいの大きな謎を(今月号だけで)私達に運んできているのですけども、ざっくり書いてしまうと
  1. 17巻表紙の女の子!!あなただったの!!(正解者はいたかもしれないんですが、500人中1人くらいじゃないかと思う…私はハズレ😂)そしてあなたはそこにずっと留まっているの?何故?誕生したときから(製作者の想定を超えて)この世界のことが気になってみたいだけども。タイフォンと違う意味で謎…。
  2. えええ、(なんの調査か分からないけども)ずいぶん長い旅をしてたんですね。(不可能ではないと思うけど、その頃ってスタント遊星はジョーカー太陽星団から一番離れたりするんじゃないの?)そして旅の代償は少なくなかった、ということか…。でもDESIGNS4の個人年表ではわざわざこの辺の事が「見た目26歳のまま」と書いてあるのに、うーん、お話変わったんですねぇ…。(多分26歳の見た目ってパッと考えると11巻でミス・マドラのスカートめくってたときの感じのお顔だったんじゃないかと思うんだけど、ただあれは2955年だからずいぶんあとの話。ただそれ以前の回想でも若い印象はないから、あの話は特に矛盾したことになってしまっています。)
  3. そして…ええええ。今FSSの世界にいるあなたは別人で、元のあなたは死んじゃっているんですか…。元のあなた、よく似てるけど喋っていないのにも関わらず、ずいぶん今までのあなたと違って、至って素直そうだもんなぁ…そして今のあなたは未来人、でいいのか??
 こんな感じでしょうか。
 でも特に3については、ヒュートランがばらそうとしていた秘密ってそれなのか…どうして知ったんだろう?(バランシェですら分からなかったというのに)
 そして14巻の「島豆腐の仕打ち」は、別人のあなたがやったということか…ヒュートランの能力が高くて嫉妬したという理由じゃないの?(ここまで書いちゃうと誰だか分かっちゃうけど仕方ないか…。)
 でも自分の素性を隠し、もういないはずの親になりきってまで、今のジョーカー世界にとどまっている理由ってなんなんでしょう…未来変わっちゃわないか?変わらないようにするため?うーんさっぱり分からん!!(オイ)

 …?あれ??これ「緋色の雫」の話だよね…。
 こちらについてはあんまり書くことがない…。いや、涙を流すひとも少なくない気がするんだけども、自分は泣かなかった。
 ただもう出番があるのかどうか分からないんですけども、皇帝陛下はベッドの上で、ジークボゥが間に合って駆け寄るくらいの時間は残されたのかな、という僅かな希望だけが灯る感じです。
 チャンダナは(読者的には)理不尽な気もするけども、物語の都合上、FSS世界の掟というか理屈に踏み込んでしまった故の悲劇といった印象が残ります。
 苦しまなかっただけ良かった、んだろうか…。と思いつつ、ちょっと私にはこういう退場の仕方、分かりません。
※こう書いてしまうのは良くないと思いつつ、あえて書きますけども、いかにもアジア系の平たい細目の人種顔をしていたジャコー・クォン・ハッシュのファティマ弁天が、17巻のカラーシートと1月号の顔が(17巻本編では従来どおりだった)、インド・ヨーロッパ種族っぽいチャンダナに寄せてきてるよな気がしているのは、先生が惜しんで彼女寄りに姿かたちを変えてしまったのではないかと訝しんでます…。

 自分としてはこの2人のこと以上に(2人については予め予告されていましたしね)ディスターヴ隊の面々がなんだか気の毒になってしまいました…。
 政治的にうまく立ち回っていたはずのラドンウェイ公爵が皇帝の奮起に対して感情に流された行動を起こした→それが結果的に「遅かった」ということで国民の不人気となり、政治の流れを狂わせ母国の防衛にとって将来にわたって大打撃、大失敗のきっかけを作ってしまったということになりますから。…なのに元老院の面々が全く出てきていないのもなんだか不自然だし。
 いまごろタコ親父達は、結果オーライとしてこっそり祝杯をあげているんでしょうか。

 結果的にこれは「皇帝陛下の逃げ」であり、ダイ・グは堂々と青い政治の理想を宣言していたものの、結局は元老院の思惑通りにいくことになりそうな感じで終わってしまいそう…。
 それでも彼は自分の心からの願いを知る(自分と僅かな者だけが認識する妃)クリスティン・Vだけは何とか守りつつ、目の前の悲劇である戦を終わらせつつ、その先の政治を見越してはいるけどもそれは後の国民に任せて、皇帝としての最後の輝きを見せながらの、大逃げだったんだな、という感じでしょうか。
 自分ではどうすることのできない病による時間切れとなってしまった、超大国の権力者の寂しさと悲しさが心に残ります。
 そして「本来のどろどろとした赤い」政を、それでも少しでも未来を良いものにしていこうと、ダイ・グは次の皇帝陛下、ノルガン・ジークボゥことレーダー9やクリスティン・Vや皇女茄里に託していったんですね…。雫が花となるように。

 しかし、ジークボゥ…多分今デルタベルンの学校にいるんだと思う(先月号参照)けども、女皇帝が迎えに行くんですか??(違うか…)
 そこが気になるんですけども、その辺りの描写がよくわからないままもう次のお話になってしまいそう…。
 17巻のネタバレ付き感想を書いたときは記憶が曖昧だったのでしたけども、やっぱりヨーン・バインツェルのトラフィックス突入しそうです。またあれこれ永野先生にかき回されそうです😅
追伸その1
 あ、書き忘れてしまいましたが、カラーページ10頁の特集は、単行本17巻と一緒に久しぶりに雑誌を買った方が、単行本と最近の物語の展開がよく分かるように説明している感じ+佐々木望さんのインタビューでしたね。
 トリハロン皇子が表紙を飾っている佐々木望さんのご本「声優、東大に行く」については私もへっぽこ感想を該当ページに書いています。良かったらどうぞ。
 ただこの項目で気になったのがGTMカイゼリン。この書き方だと、カイゼリンはフィルモア帝国とミノグシアとの不戦の証として詩女に贈られた→でも3159年にこの二国間で超法規協定が結ばれたあとは役目を終えたのでAKDへ行く、という風に読めるんですが…。まぁここの項目は連載再開当初に予定されたときとは時期が変わったので、様子見でしょうか。(別に協定が出来たからってカイゼリン要らなくなった、とはパッと想定しにくいんですが…。)

追伸その2
 1月号のネタバレ付き感想でも書かせていただきましたが、スミマセンがもう1度宣伝。
 今月3月21日(火)1500~東京・銀座ヤマハホールにて、私達が協賛している(”glittantique”という銘がそうです。)コンサート
 曲目はベートヴェンの最後の3ピアノソナタ(30~32番)。こちらを1845年製J.B.シュトライヒャーのフォルテピアノで演奏されます。
 このコンサートはCD発売記念コンサートになっており、先日発売されたCD私も買って聴きましたけども、本当に透明感があって素晴らしく、ベートーヴェンへの深い愛情と優しさに満ちた世界で心動かされました。
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 小倉さんの宇宙が広がる世界を是非(小倉さんがご指名された)良いホールで、耳と心を研ぎ澄まして味わってほしいと願っています。
(チケットは公演HP、もしくはイープラスで販売中です。全席指定4500円。)
 FSSと全く関係ない話題ですみませんが😅ご興味ありましたらどうぞ足を運んでいただけますようよろしくお願いいたします。


コメント

アミノピリン さんのコメント…
 チークさんこんにちは、本日10日ですが私の地では17巻・NT誌ともに明日でしょうし、定期の方もカドカワさんから届いておらず(毎月そうで、ときに12日とか本屋さんより遅かったりします)、最近ではベラ攻防戦のように「海を渡るまでもなぁ」なので(たぶん私の体力的な問題)このブログがいつも、“早く読みたい欲”を満たすのに大へん役立っております。
 あ、でも昼過ぎに本屋さんが配達にきて『声優東大』は置いて帰ってくれました!ちらっと読みましたが、ササキノゾムさん凄いですね~、そうか確かに社会人だからこそ何浪してもいい気構えで臨めるのか~、色々考えさせられる良書でした。ご紹介ありがとうございました。では明日を首を長くして待つとします。←17巻は私、息子、漫画を買う習慣はないけどFSSファンな親友用の3冊発注しました。
 毎回コメントは入れませんが、毎回読んでますのでこのブログ、今後とも宜しくお願い致します。
チーク さんの投稿…
アミノピリンさま

どうもこんばんは。温かいお気持ちいつもありがとうございます。
基本的にこのブログ、普通に読んだらまるで意味不明だと思うんですが、数少ないキーワードから僅かな物語の気配を感じたいというお気持ちはなんとなく分かります😅
あんまり事前に色々知ってしまうのは物語の魅力をスポイルすることになりかねないのでオススメしないのですけども、大好きな作品ならば、それこそいち早く、続きがどうなったのか、何が起こったのか知りたいですよね…。
佐々木望さんのご本をお楽しみいただきつつもうちょっとだけお待ち下さい。実物はきっと、色々揺り動かされますよ!
はやく手に取れることを心から願っています!(
そして定期購読で遅れちゃう事があるというのが困りますね。私は他だったらのんびり待ちますけども、FSSだったら例外。そんなの発狂しそうです😅)
匿名 さんのコメント…
何だか分からない物体って静の子孫かな?って思ったんですけど違いますかね?
通りすがりのFSSファン さんのコメント…
チークさん

 ご無沙汰しております。

 連載続行中は嬉しいことなのですが、
FSSが毎月読める現状に頭がパンパン状態になったので、
しばらく静かに(?)してようと思ったら、今月号!!

 超弩級ファティマ(?)がクロスジャマーに掲載された理由とか、
バランシェファティマの総お披露目を本編で描いて注目を集めて正体を明かすとか。
なんか色々と、凄いな~。

11巻の件はチークさんの記事を読んでにいたと気づきました。
ありがとうございます。

 あとダイ・グなんですが、
ショーカムが慧茄を召喚した時点で将来は決まっていたわけで、
残された時間は少ない中で皇帝してやるべき事より、
自分がやりたい事をやり切ったので、これで良かったのかなと。

 この後はトラフィックス、おそらくは最終章、
ヨーンのあれやこれやに決着して、ジークボゥも絡んできたら、
熱い展開になりそうで、すごく楽しみです。

チーク さんの投稿…
お返事遅くなって大変すみません、の方。

 どうもこんばんは。コメントどうもありがとうございます。
 お返事するだけならば外出先でも出来たのですが、NTが手元になかったので^^;お時間かかってしまい大変失礼いたしました。

 それでご質問についてですが…それは先を読んでみないと分かりませんね^^;(といってもすぐ再登場する感じはしませんが…。)
 私自身はあの謎の物体について
1 表紙の少女のバックにいる存在(というか影というか)
2 ドアランデアスティルーテは11巻で元々、トワイス・カテリ枢機卿のファティマとなっている。(ところがカイエンに付き添って行方不明になっている存在である)
3 謎の物体はなぜかドアランデアスティルーテをマスター呼びしているけども、同時に丁寧な言葉づかいをしている→表紙の少女の説明と合致する(表紙の少女は静に対しても主従関係にありながら敬語を使っているようだ)
4 謎の物体は、GTMのことをロボーターと呼んでいる→GTMにロボーターという名称を使うのはクバルカンかコーラスの人だけなので、どちらかの人材

という理由から、謎の物体はトワイス・カテリ枢機卿ではないか?(死後?それともあの世界でああいう姿になってしまった)と考えていますけども、勿論数少ない文章とコマだけで推測しているだけなので、実際のところはその時が来てみないと全くわからないかと思います^^;
 ですので「お返事遅くなって大変すみません、」さんのご意見のほうが正しいことも十二分にあり得るのですけども、ただこれいつになったら分かるんでしょうね…(5年後くらい??)

 そんな感じです。お待たせしてしまって大変スミマセンでした。
チーク さんの投稿…
通りすがりのFSSファン さま

 どうもこんばんは。いつもどうもありがとうございます。(そして遅くなってしまいすみません。)
 私個人は「緋色の雫」に色々思うことがあるんですが、新潟に出かけたあとにでも一旦総括してみようかなと考えています。
 通りすがりのFSSファンさまはじめ多くの方がご納得されているのならば、それはそれで良かったとも思いますけども…。

 と湿気たことを書いてしまってごめんなさい。まぁ聞いたことのない話がてんこ盛りだったので、エネルギーがそちらに向きがちだったのも永野先生うまいなぁとは思いました^^;
 でもこの感じだと、2025年あたりには魔導大戦終わりそうですね。そしてAKDの星団大侵攻がいよいよ近づいてくる感じはしました…。(勿論当たっているわけではありません^^;)

 もうしばらくお祭り騒ぎを楽しみたいですね!
 ヨーン・バインツェルの物語もそろそろ集大成に入りそうですから(彼の人生はAKD以後も色々ありそうですけども)長年のパズルピースがうまる瞬間を心待ちにしていましょう!\(^o^)/
匿名 さんのコメント…
ドアランドアスティルーテとトワイス・カテリって同一人物、或いはこれもまた子孫のような気がするんですけどね。だから謎の物体はマスター予備ではないかと。トワイス・カテリが靜に対して敬語なのもそれが理由かな?と。
匿名 さんのコメント…
すいません、予備ではなく呼びでした。
チーク さんの投稿…
謎の物体に思いを馳せる方。

 どうもこんばんは。コメントどうもありがとうございます。
 謎の物体についてはおそらくいろいろな説が出ている(トワイス・カテリの予備というのも分かる気がする)はずなのですが、自分自身は先に書いた通り(トワイス・カテリ御本人)の変身した姿ということに…しつつ実のところサッパリ分からないのも確かです。
 
 ただこの謎の物体とは直接関係ないのですけども、一応気になってメモしておきたいことはあり、この後ちょっと小ネタとして書いておこうかと思います。
 零零はどうして自分の親になりすましている?のか、それと謎の物体が関係しているのか、分かりませんけどもどちらにせよ「生きている時の記憶」は関係しているような気がします。

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