う、うーん。
もしまだニュータイプ7月号お読みになっていない方が万が一いらっしゃるようならば(ただこのブログはあらすじ書いてないので読んでもさっぱりわからないはずなんですが…)ここで思い切り引き返してほしいなぁと思うような物騒なお題なのですけども、その点はお許しください。
ところで、今月号は珍しく?ファイブスター物語が表紙になったわけではないのにニュータイプの読者プレゼントがございます。
ダ・ヴィンチストアで発売中の帝騎マグナパレスのトートバッグです。ご興味ある方はぜひ巻末のQRコードからご応募頂きたいのですけども…。
でもこのブログでもこのトートバッグ買いに行って上記リンクのようにレポートしているのですけども、正直奇特なFSSファンの方しかいらっしゃらないこのへっぽこブログの中でも、更にあんまり反応が良くなかったものですから、実はこのバッグ売れていないのかなぁ…と邪推をしてしまうのでした。
気になった方はところざわサクラタウン、行ってみるか「通販可能にして欲しい」とでもアンケートに書いてみて下さい😅
さてこのくらい空けたので大丈夫でしょうか。2022年ニュータイプ7月号・ファイブスター物語ネタバレ付き感想といきたいと思います。
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「だ、誰だ~!!!この大間違い放置しているの!!!!!永野先生のミスをカバーしてあげられる人材はKADOKAWAに誰一人としていないのか!!!!!!😡」
…と、のっけから怒りモードで読みすすめることになってしまいました…。
この大間違いとは、お気づきになった方も多いかと思いますけども、3ページ右上です。
✕ 3年前 シャルデファー○ 32年前 シャルデファー
なんですよ…。
この間違い自体には直ぐ気がついても「永野先生にとってはジョーカー星団の30年は3年感覚なのか?」とも取れてしまう危険な二重間違いのような気がします。
これ、きっと連載時が2019年だった(雑誌の切り抜きを見てみたら丁度3年前の今頃の話でした)から間違えられたような気がするのですけども、永野先生の書き間違えはまぁあり得たとしても、「誰もそれを指摘しないのかよー…ファンが読めば一発で分かるでしょうよ。」と暗い面持ちに。
場面としては16巻・シャルデファーに療養に来ていたダイ・グが&警護役に一人遣わされたクリスティン・Vが、ラキシス&LDI20とランチを取って別れたあと、更に皇女茄里&アラン・リー・ファウトゥと出会ってやり取りした直後の、帰り道か何かのシーンですよねこれ…。
(このシャルデファーでのエピソードは3037年でした。現在は3069年。この間は人の成長具合にもよるけども6~7年位と取るのが、DESIGNS4の解説からして良いんじゃないかと思います。)
多分これは来月号で先生から訂正が出るんじゃないかと思うのでそれは様子を見ることにして、この、今回の物語はあることへのメッセージを伝えてくれるように思います。
「やっぱり皇女茄里は、クローム・バランシェから”残ってもいいぞ?”と言われていたあの赤子ではない」よね?
ダイ・グやクリスティンとの身長差(多分あの二人は130センチ台しかない)、彼女と似たような年頃に見えるアラン・リーがランドセル姿である…。あまりにティーンエイジャー過ぎて、この当時、高校の生徒会長しているはずのジークとは、歳離れすぎてるよね。
(2968年生まれのクリスティンに対して、2974年生まれのジークですから…もしもこの二人の印象をそのままDESIGNS4の感じからなぞっていくと、2990年前後位の生まれに見えます。)
うーん、アラン・リーってやっぱり、ラルゴ・ケンタウリの遺児なんでしょうか??
まぁそれでも今回のダイ・グからのメッセージは、それでも若い二人にはものすごく影響力があるはずなので、「緋色の雫」の年代で再登場した時のこの二人が元老院の政治に対してどう立ち向かっていくかは気になるところです。
ダイ・グは皇女の背後にあるドラマをかなり知っていて、その上であえて託しているのでしょうから、茄里さんかなり重い課題を背負ったことになりそうですけども…。
しかし本来ならば半民主政として、血筋云々もありながらも「国の頂点たる皇帝は、その時々の政治状況にベストと思われる人材を選択をしてきた」フィルモア帝国。
それが、超大国であることに加え、王室が沢山あって秘密も色々あった故に起きてしまったパワーゲームの末、内々のうちに皇帝になることを幼少時から定められてしまった運命の人物、ダイ・グの背負う荷物の重さをすごく感じることとなりました。
ただ一方、「一部の元老院側にとって見れば」この皇帝陛下はあまりにフィルモア帝国で起きた今昔の色々を知りすぎていて「今の政治状況に対してマッチした人材」とは、はなから思っていなかったんだろうなぁという見方もできるんじゃないかなと思いました。
その辺りは先日FSSコラムに書きましたので良かったらこちらもどうぞ。
そして今回読んでいて、エピソードに心動かされつつ同時に気になったのですけども、最近のお話は、16巻のショウメ争奪戦からもざっと30年あまりを経過したあとの話なはずなのですけども、「あの時少年少女だった人物はどんな感じに成長したの?」というキャラクターがまだあんまり出てきていないんですよね…。成長しちゃうと老人世代になるまであんまり変わらないですしね。 今回クリスティンが少しだけ美しさが分かるかな?という位でしょうか。
一コマ目を伏せているだけの絵しかなかったダイ・グの青年ぶりとか確認したかったんですが、今回主だったシーンが回想だったのでその点はちょっと残念でした。
まぁその辺りは慌てなくてもそのうち、わかりますか…。
更にこの展開、あのセリフも登場してきましたから、ひょっとして近いうちに映画ゴティックメードの大規模再上映でも来るんでしょうか?ととても気になってしまうのでした。
普段このブログはへっぽこなことしか書かないので物語の予想としては全く当たらないのですけども、これは当たって欲しいですね😂
今回はこんなところでしょうか。あとはいつものように箇条書きでつらつらと…。
- クリスティンは茄里の事を様付けしていますけども、皇女云々のことは知らないはずなのでレーダー王家の一員として敬称づけているのかな?(※追記 この後コメントで茄里が自己紹介で皇女と名乗っているとご意見を頂きました。私はこの皇女という名称が何の意味を持つのかクリスティンは…少なくともこの時点では全く知らないと思って「皇女云々」と書きました。このあたりは解釈違いということでよろしくお願い致します。)
- 君を死なせはしない!と言ってるので、そのあと色々政治的配慮はなされたんだろうなぁという気はするんですけども、この時はまだフンフトさん嫁に迎える予定でしたよね?そのアクションいいの??(普通の漫画でしたら恋愛アクションとしては非常に弱いですけども、FSSであれをするというのは結構ハートがドキドキしますよ💖)
- あのアクションに対するクリスティンもかわいいけど、アラン・リーの横顔が非常に愛らしいです。少女漫画の読者ど直球世代っぽい感じの反応…。
- 茄里さんは涙を浮かべていますけども、まさか取られてショック!では…ないと思うんだけども、となると、言葉の内容に感激&皇帝陛下の病気のことを知っているからなのかな…。
- 66頁右下の男性は、忘れちゃいけませんが「12巻でちゃあ&ヒュートランにえらい目にあったクライマー・パイドル卿(初代黒騎士ツーリー・パイドルの子孫)」です。
お姿出てきたのははじめて?(※6/13追記。こちらもコメントを頂き、11巻に登場しているよとのお話…見返したら結構ご出演されてました😅大変スミマセン。「通りすがりのFSSファン」様大変ありがとうございました!) - 最後ののセリフはあー、あなたらしいんですけども、それでもまだ付けているのねそれ😂
- でもその彼もこの戦いは変だと思っているみたいだから、他にも似たように、あるいは違う疑問を持って接している枢軸国側の人物はいるはずね。(意味深な傍点がついているので、もう少しこのあたりの描写は他の国からも見られるかも。)
- 最後の2ページで一番気になったのは、”ビリジアン博士がこの場にいない”ということでしょうか。いると立場的にまずいのかな…。カリギュラの様子は本当、気になります。
というわけでニュータイプ7月号ネタバレ付き感想でした。
年表警察云々というタイトルの触れ込みからは少し離れたような気もしますけども、それでもファイブスター物語にとって年表及び時系列というのはお話の根幹でもありますから、今回の表記は非常に誤解を招くミステイクだと思っています。
このあたりは本当、即訂正してほしいものです。
ほ、ほら。2巻でコーラス3がウリクルと出会ったのが2957年で、それから32年後の話が2989年、コーラス=ハグーダ戦なんですから!
今回の物語も偶然?同じだけ時間が既に過ぎているのですよ。(そういう時間間隔で読んでいる変な読者…😅)
追伸
福岡、九州・沖縄地方の方、夏休みのお楽しみにいかがでしょうか?
福岡大洋映画劇場 8月12日(金)~18日(木)の間(タイムスケジュール未定)
沖縄桜坂劇場 8月26日(金)2100~と、8月29日(月)2050~
コメント
16巻P60
私は(中略)皇女だ と名乗られてるのでは
どうもこんばんは。コメントどうもありがとうございました。
確かに該当ページで茄里は皇女と自ら名乗っていますけれども…
クリスティンはその意味合いを全く知らないでいる(少なくともシャルデファーの時点では)と思います。
知っていたならばポジション的に(位の高い者として)自分たちの後ろを歩かせないと思うのですがいかがでしょうか。
(そのあたりは読み手によってご意見が分かれるかも知れませんから、あくまで「素早くコメントを下さった方様」との解釈違いということでお願い致しますね。)
それとは別に、15巻ではなくて16巻だということに気づかせて下さりありがとうございました。慌てて訂正しました^^;(連載が2019年なのは確認しているので本当です。)
チークさん
そうか、FFSの連載が3年前以上も続いている、信じられんな~。
じゃなくて!!ですね。
確かに今月号の話は3037年のシャルデファーでの
(デート?)エピソードの続きですね。3年前ではない。
それはさておき会話の内容というか、
ダイ・グの想いを受け継ぐであろうクリスティン、茄里、
そしてジーク、彼らの行く末が気になります。
一番はダイ・グなんですけどね。
心配だ。
クライマー・パイドル卿は、
11巻で登場してますね。
対フィルモア戦の前に大帝と会話しています。
どうもこんにちは。いつもありがとうございます。
慌てて11巻読み直しました…結構お出になられていますね^^;
いやーーーこりゃいかん^^;^^;
コメントお返事後訂正しておきます~いやーすっかり忘れておりました!!(オイ)
お知らせありがとうございます!
今月号の展開を昨今のウクライナ情勢になぞらえる方も多かったことと思います。
しかしながら、これ上記の…今の地球の状況ならばダイ・グのお言葉に大いに頷けるものがあるのですけども、FSSの場合は更に凄く難しいところもあるのではないかと考えています。
何せ「将来星が消え、国そのものがなくなる」ということが定められた帝国と帝国民の運命をどうにかしなくちゃならない、という宿命が帝国上層部の面々について回っておりますから…。
(勿論侵攻することが間違っても良いわけではありません。しかしながらこの背景のことも考えてしまうとむやみに元老院側も責められないというか…。)
もしトリハロン皇子の頃からそうなる事を分かっていたならば、彼だってナカカラの領地は手放さなかったのではないかと思うほどです。
勿論ラキシスの言うように、天照陛下だったら放って逃げちゃうかも…なんですけども、きっとこの場合も「無責任!」という言葉が彼の一生どころか死後も伝説として付いて回りかねない。
一人の人間に託されている使命としてはあまりに重すぎますよね…。
これをクリスティンや茄里、ジークなどがどう判断していくのかはとても気になりますけども、でも最終的には12巻の穏やかな顔をしたクリスの表紙のように、出来うることは果たしたのだと信じたいですね。100%ととはいかないと思いますけども…。