マキシの変貌とマドラの改名と。

  長くなりそうですのでいきなり本題からいきます。

 あ、でもその前に。あの動画は皆さんご覧になりましたか??気になる方はTwitterのこちらを今すぐチェックするのですよ!いつまであるかわかりませんし…😅よく当時家庭用の録画機器で残していた方がいらっしゃったものです。

(これはあくまで個人的見解に過ぎませんけども、ビデオデッキの類はオリンピックに合わせ広告など猛プッシュされ普及していた記憶があります。そういう風潮になったのはロサンゼルス五輪の1984年からで、我が家もそれまでは録画機器がありませんでした。ですので1981年当時録画媒体をお持ちだった方は、相当お金持ちか、映像あるいはオーディオ趣味の方がご家族の中にいらしたのではないかと思います…。こんな綺麗に残ってるものがあるんですね。CMも貴重じゃないかしら…。)

 あ、本題に入るんでしたね💦


 最新の2021年ニュータイプ4月号、ファイブスター物語で幼いマキシの三段飛びのような狂気「恋慕→犯す→殺す」が見られましたけども、自分は読後直後はこの二番目から三番目への飛躍がよくわかりませんでしたし、ネタバレ感想でも謎のままで放置してしまいました。

 最近になってこの件に「嗚呼。」と思い起こすことがありました。それはFSS単行本11巻196頁(リブートの方は7の208頁)のスパークとヤーボ・ピートとの逢瀬の後での会話にあるスパークの言葉、

「人を殺し虐待するのがものすごい快感だから!!男と寝る以上のね!」

 にあるのかなぁという気がしてきました。

 スパークが元の姿である薔薇の剣聖マドラ・モイライでいると、戦いと殺戮だけを求めるようになってしまう。それを、ミラージュ騎士程度の力に抑えた別人格として詩女フンフトが発現させたのがミラージュ騎士スパーク、ということになります。(でもスパークさんそう言っておきながら、この時は男性とは一切イチャイチャしたことなかったことになってますけど…それはこの後でまた💦)

 

 でも実際のところ、マドラの中に内包しているこの殺戮を及ぼすような狂気が一体どんなものだか物語の中では出てこなかったんですよねー😅

 その代わりデコース・ワイズメルを強漢??しまくってますけども…。この時内なる人格のひとつ、超帝国騎士プロミネンスがチラリと顔を出していますけども、この狂ったレイプ魔マドラの表情は今回のマキシに似たものを感じます。

(余談ですけどもマドラがああいったことをしてる間、デコースの部下たちは傷つき倒されたものの、一応殺されなかったんですよね。それ位の理性はあった??😂もし血の暴走がもっと凄かったらデコース含め皆さん虐殺されてましたよね…。)

 だとすると、マキシも自分の生命に自人格とは違う誰かを内包していて(ただそれは父親のダグラス・カイエンではないと思う)その血の暴走が見られる、ということなのかなぁ…という風にも取れるのですが(犯すから殺すへのスイッチを、別の誰かが入れているようにも見えますし)ただマキシについてはさっぱりわからないので彼についてはここまでにしておきます(オイ)


 ただ今回マキシのことを考えているうちに、ミス・マドラに予定されていたお話が変わっているのかなぁということに行き当たりました。

 というのも、そういえば今月号にも艶やかな姿でご登場されてますけども、3062年のこの時点になってもまだベルベット・ワイズメルが産まれていないからです。(2021年1月号表紙ミラージュ騎士団表(3062~3070年時)にも彼はメンバーに正式に入っていないどころか、まだ産まれていないということになっている)

 それに、マドラさん3037年の「ショウメ争奪戦」(FSS16巻収録予定)では

  1. AKDをほっぽりだしてるのに(ずっと天照陛下は彼女を探してましたよね)わざわざAFクラカラインを介して典星舎にデコース・ワイズメルの居所を聞き出し、ミス・マドラの状態で彼を襲いまくる
  2. 東の君におしおき?ほっぺにチューを受ける??
  3. マドラの少女趣味格好のまま「スパークとして」ラキシスの警護へ。(神の鉄拳でもうけたのかは不明)
  4. スパークの彼女は1のことを覚えていない。でもマドラの状態も時折顔を出してラキシスたちを混乱させる
  5. スパークだけど本名のマドラと呼んでいいよと語る→直後マウザー&LDI20の果し合いの間にヴィーキュルが侵入してくる
  6. スパーク(マドラ)が頭痛で勝手に倒れてしまう→混乱の中突然覚醒して「真の剣聖ミス・マドラ」が誕生した(かわいそうなマドラやスパークやプロミネンスの人格は消え去ってしまったと自称している)
  7. このまま25年経過し再登場
 となってるので、このままだと1の努力?(オイ)は報われずベルベット誕生しないことになっちゃうような…。
 今の「人格統合された?」マドラさんでも(かつての自分の中にあった思いを汲む形で)改めてデコースについて想いを新たにし、彼を追いかけたりするんでしょうか?それとも現在の彼女はまだ不完全で、かつてのマドラ・モイライに潜んでいた超帝国の負の部分がどこかで顔を出したりするのでしょうか。
 というのも先に上げたミラージュ騎士団表の中で、彼女は更に「剣聖ヴェイデリ」と改名することが明らかになっているからです。

 ただデコースさんにしてみれば、どっちにせよ逃げたくなりそう(でも逃げられないか。エスト手なづけてると剣聖さん言ってたしなぁ…)ですけども、まぁそれは仕方ない(オイ)ので置いておきます。

 ただこの過程を思い起こすうちに気になったことは更に増えていきました…。   DESIGNS1、あるいはDESIGNS5の設定画でも残っていた「ナイトオブゴールド、もしくはMGP」の銘の入った謎の帽子が何なのか、さっぱり分からないまま物語ではそれらと似たような風変わりな形の帽子をかぶらせて(でもあのフリフリファッションにはまるで似合わない)終わってしまいそうなことです。
 あとマドラはラキシスに忠誠を誓う騎士になることだったけども、その辺りは「陛下と姫様にお仕えします」となんだか曖昧になってしまいました。

 このあたりの帽子のくだりと、FSSリブート7の198頁の解説、199頁の表紙にある彼女の物語を読み返し鑑みれば、当初予告されていたことと随分路線が変わったように思います。
~この画面は広告です!~

 いずれにせよラキシスのピンチでマドラさんが覚醒することには違いなかったのでしょうけども、当初は「剣聖と剣聖の本物の戦い」が繰り広げられるだったみたいだから、そちらのシナリオ、あるいは黄金の騎士を銘打った謎の帽子にまつわるエピソードはどんなだったのか…気にしても仕方がないかな。(実際ショウメ争奪戦では、世紀の対決はあったけど彼女は関係なかったし、第一ジョーカー星団において後世に語り継がれるようなタイプのエピソードではありませんでしたよね)
 ただ副読本で生じている自分の頭にあるバグは少し整理していたほうが良いのかな、と感じております。

 ところで、私がこのブログの中で「13巻以後、つまりGTMに変わってから」それまでの副読本(休載中に出版されたDESIGNS1~3なども含む)などで予告されてきた物語から明らかに路線が変わっただろうキャラクターについてはミス・マドラに限ったことではなく今までも何人かご紹介してきました。


 困ったことに今回のマドラについては近年の刊行物(今回DESIGNS5が出てきますし)からの変更も見られるようなので、物語を読んで楽しむときに、変化してるだろう部分に注意してあたらないといけないかなぁと思いました、ハイ。

コメント

Premium Flexible Related Post Widget for Blogger – Blogspot