ニュータイプ5月号ネタバレ付き感想エクストラ~20年経過するということは。の巻(2020年)

 昨晩どうにか夕方に雑誌が届き、夜ニュータイプ5月号のファイブスター物語ネタバレ付き感想を書いて、そのあと力尽きた感じで床につきました。しかし寝ようとするとどうも違うことが頭をよぎってしまう…。
 今回はすみません、皆様には度々足を運んでいただいて恐縮なのですけども、枕元で考え込んでしまった分についてエクストラ版として書いていきます。
 それは物語本編ではなく、扉絵部分に書かれていた「この次の章にあたる」部分についてです。

 扉絵部分には現在のショウメ争奪戦が終わったあとの次の章について、はじめて永野先生が明らかにされています。いよいよ救命カプセル内で宇宙を漂っているマグダル・アトールが目覚めるのですけども、それは3060年の話となり、なんと、現在(3037年)とのあいだが20年空きます。
 その間に果たして休載が入るのかは定かではありませんけども、そのあたりは以前私がブログに書いたことが、若干ですけども当たってしまった格好となりました。
(でもだからといって褒められるわけでもないのですけども…珍しいんですけどね当たるの^^;)
 扉絵に書いてある数行の展開にもう目が釘付けなのですけども、マグダルがカーマントーへと漂流されてしまうのは注意深く副読本や永野先生のご発言をお読みになっている方はご存知でしたでしょうから、それ以外について。

 20年経つと
◯マグダルが目覚めるということはデプレも意識回復する
(元々マグダルとデプレはお父さん→ファティマ・クーン由来の不老要素を持っていて、ゆっくりと年を取っていってやがて止まってしまう感じが見受けられます。10巻で彼らと似た年頃だからと連れてこられたゼニヤッタとモンダッタが15巻ではもう青年な感じに成長していますし、そこから更に20年経過すると更に見た目の差が出ることになります。)
※ただこれ比較しちゃうと、10巻で既に「年上のお姉さん」風情として同時期に登場していたアルル・フォルティシモの説明がつかなくなっちゃうんですが…^^;
◯ベルベット・ワイズメルの生誕年が不明なのですが一応この3060年ということになっています。この辺りはどうなんだろう…ショウメ争奪戦のあともマドラさん強襲するんですか?^^;(あれ、でも現時点ではデコースをさんざんレイプしてたの彼女忘れてますよね…)
◯これは以前にも書きましたけども、15巻でのビリジアン教授のご指摘として、今現在は戦線拡大によってファティマの数が足りないので、揃ってくるのが20年後…ということで3060年はまさにそう。膠着気味の戦争にターニングポイント再び、といった機運なのだと思います。
◯20年というのはFSS的にはキャラクター個々の年齢によりますけども、DESIGNS4の解説から考えると恐らく人間の4~5年。幼少だと6年分位になるので、恐らく
恋ちゃんは小学生→中学生。ログナーも多分この範疇。
プリンセス・タイトネイブ、パナール・エックスは中学生→高校生(この2人は中学生高校生の設定画がある)
数多くいる高校生軍団は→成人し卒業しているはずなんですが、戦線にいたりして誰も卒業できてない^^;(そのあたりが曖昧に描かれている)ことになります。
※ここで現在一番わかり易い年齢計算のできるキャラクターを。2990年生まれのコーラス4ですね。3060年だと70歳ですから、4で割れば17.5歳なので彼も高校生くらいだと判断がつきます(表とも矛盾していないと思います。)
◯成人している方は老化が遅くなっているのでそれほど見た目は変化ないかもですけども、アイシャや慧茄に関しては若干老けが見られるかもしれませんね。アイシャは215歳、50前くらいになります。
◯あといちばん大事なこと。皇帝フィルモア5は、ああいった病気であり、決して回復することがないため、手は尽くされていると思われるものの相当弱っていることは間違いない。(もう周囲にも明らかになってしまっているかもしれない。ワイプさんの場合だってはっきりとはしないものの、あのバランシェのところで延命治療を施されてても5~6年しか保たなかったのだから。彼の教訓は活かされていると思うけども…)
 なんだか先日のラキシス&LDI20&クリスティンとのグループデート?みたいなのが凄く切なくなってきました…。

 こういった感じを思い浮かべつつ、13巻以降で提示してされてきた要素を鑑みるに…
・フィルモア帝国の恐るべき陰謀…というか可能性として一番ありそうなのは現皇帝に退位頂く、もしくは追い詰めて戦場に借り出せて悲劇を演出して→いやー、ミノグシアにフィルモアが来ても仕方ないよね、という世論を作る。あるいは代替わりのどさくさに紛れて皇位一位の茄里を持ち出し(彼女も20年経てば…ですよね。自分は高校生だと思っている)彼女を傀儡として帝国議会制度から専制君主制へとひっくり返し、若い皇女を持ち上げ形だけの皇帝とし、実質元老院が独裁する、というのは狙ってそうな気がします(かなり圧縮して書きました。)
 それを阻止出来るのは「円卓の騎士」のはずなんですが、困ったことに、彼らを率いるのが皇子、皇女なので、円卓の騎士も皇子、皇女の裁定には逆らえないはずなんですよね…。
 もしもジークが皇子に復帰する、あるいは茄里にその資格がないと誰かが証明すればこれもひっくり返せますけども…
※このあたりは私も曖昧に書いたつもりですけども、私は先日のフィルモア皇帝の態度から、多分こうなんじゃないかなあと思っていることを綴ってみただけです。ご興味あればこちらをどうぞ。
 ただ茄里ちゃんはクリスティンとも繋がりを持ったので、なんとかご自身で何かに気がついてくれると良いんですけども…。

・ミースとハイト、とセットで書かれているので妙な感じを持っていますけども、いくらなんでも怪我からは回復しているでしょうから、ハイトさん頑張ってるんですね^^;いや、やっぱり彼も超帝国騎士なのかな…そうじゃなかったとしても彼はバッハトマでの扱いどうなるんでしょう。
・三条香さんお久しぶりです!このあたりはダンダグラーダと敵対するのか、あるいは変な難民のことで探りに来ているのでしょうか(忘れかけてますけども、ショウメ争奪戦の冒頭、ラキシスが耳にしていたニュースのことも思い出してもらえると、結局フィルモアが鎮圧したという戦でも難民は大量に出ていたはずです。そちらの民もかっさらってカーマントー送りなんでしょうか…)
・ヨーンの怪しい雲行きも気になりますけども、彼は元々デコースへの復讐を目論んでいるのだから、あれかな…アイシャの手下やめてバッハトマ潜入するのかな…(一応アーリィ・ブラストの件で繋がりを持とうと思えば持てるはず。彼は今の状況をバイトだと言ってましたからその気になればすぐやめちゃいますよね。)

 …徒然と勝手に思うままに書いてしまいましたけども、これらの物語がいつ綴られるのかは定かではないですけども、とりあえず永野先生からの数行でこれだけの妄想が出来るのだからファイブスター物語という作品は凄いものです。
 というわけで、現在の本編とは全く関係のないネタバレ付き感想エクストラ、でした!
 ※トップ絵も先日変えました。今の状況が暗いから、せめて表紙くらいは明るめにしよう…とした割には?ですけども。「夜でもおしゃべりに花が咲く」といった感じです^^;

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