この週末、名古屋に永野護デザイン展と、タマモCフリークさん主催のイベント「第2回永野護氏関連資料展示会」を観に行ってきました。(リンクはXのもの。HPはこちらになります。)
今回はその感想&レポートとしたいところなのですけども…実際の文章からはそういった要素がことごとく薄いため、ご報告にもなっていない単なる駄文(かつ私的な感じ)になっていますけどもそのつもりでお付き合い下さい。
今回はその感想&レポートとしたいところなのですけども…実際の文章からはそういった要素がことごとく薄いため、ご報告にもなっていない単なる駄文(かつ私的な感じ)になっていますけどもそのつもりでお付き合い下さい。
・「第2回永野護氏関連資料展示会」について
まずいきなりお詫びですけども、写真はこの2枚しかないです。(撮影禁止の催しであったため)
名古屋での繁華街の一つ、大須にあるOAなども扱うようなディスカウント店?の入ったビルの4階にて30名近い人達が集まって行われました。
私は直接東京から名古屋~この会場に向かったのですけども、名古屋駅は外国からの旅行客と近郊から遊びにやって来た人人人!!で溢れかえり、地下鉄は山手線のラッシュかい!みたいな状況で着いたときにはもうヘトヘトでした(オイ)
でも会場は既に濃いファイブスター物語ファン、永野護先生ファンでいっぱいでした。
会場は第1回のときと同様、講義のような形でプロジェクターが置かれ、両脇にタマモCフリークさんが集めてこられた先生のサイン色紙(余談ですが私は一切持っておりません…。夢のような光景ですね)や沢山のテレフォンカード類(基本的に非売品のものばかりです)、当時のイベント紙袋(!)やニュータイプ誌をまとめられたファイルなどが数カ所に飾られていて休憩時に眺めることが可能でした。(なのですけども、私はギリギリに到着し、かつ発表の内容があまりに膨大だったためしっかりとはチェックできませんでした。)
(第1回はデビュー前~1985年まででした。こちらもあまりレポートになっていませんが当時のブログ記事はこちら。)
ですけども、ここでも大変すみません、話が膨大すぎて私は5分でメモを取るのを諦めました😅
ただここで書けることがあるとすれば
- 13時から始まり16時終わり予定だったのだけども、実際に終わったのは17時30分!(途中5分休憩が3回?ありましたけど…)タマモCフリークさんはその間ずっと説明しっぱなしでした。
- 最初の4年だけで1530過ぎていました(そのくらい話題が多かった)
- 一部イベントの話題以外では雑誌「ニュータイプ」については殆ど触れられませんでした(つまりそれ以外のところからタマモCフリークさんは情報を収集し、FSS関連のお話をされている)
…あとはタマモCフリークさんに「また次やってください!」とお願いして下さい😂
へっぽこな私じゃとてもじゃないけど説明するのは不可能です…。
・タマモCフリークさんのお話を聞いてみて個人的に思ったこと。
ここからは私が「第1回、第2回のタマモCフリークさんのイベント」と「永野護デザイン展」と併せて抱いた個人的な感想です。
永野先生の作品は、…代表作「ファイブスター物語」をはじめ実際に世間に発表されたものも少なからずあり、それらのお仕事が大きな反響、影響を世間に与え続けたのだから今回のような展覧会やイベントが開かれているわけですけども、しかしながら「永野護デザイン展」で展示されている作品の中には「デザインされたけども実際には作品には用いられなかったもの」も沢山あります。
例えば「Zガンダム、ガンダムZZ、逆襲のシャア」にむけてデザインされたモビルスーツなどです。
監督の富野由悠季さんから直々指名されお仕事として手掛けたものの、どういう訳だか用いられなかったロボットデザインの数々。
それらは長いこと、どんなものであるのかを私達は伺い知ることは殆どなかったと思うのですけども、小説のイラスト等わずかに露出したメディアから永野先生ファンは「もしも先生が描いたロボットデザインが採用されて実際アニメになったらば、世界はどう変わったのだろうか?」と願いにも似た「If」をずっと抱えていたのだろうと思います。
タマモCフリークさんはアマチュアの永野先生ファンでありながら、それらのロボットが一体どんな姿をしていたのかを相当な情熱をもって情報収集してこられていましたし、「永野護デザイン展」では幻ともされてきたいくつかのガンダム(主役メカ)も含めて色々な未発表のロボットデザインが実際に明らかになってお客さんの前に展示されているため、「If」の妄想が捗った方も大勢いらっしゃったのでしょう。
今回の「第2回永野護氏関連資料展示会」でも、ファイブスター物語を連載するようになってからも…作品は当初から絶大な人気があったのにも関わらず、ファンの間ではガンダムの時とは違った「If」にあたる要素がいくつか別にあったのだなぁ、とタマモCフリークさんのお話から伝わってくるものがあったと感じています。
永野先生はアニメーター出身の漫画家さんということもあって、やはり業界での横のつながりも色々お持ちだったのだな、という印象を受けました。
(ただ私はFSSに出会ってから、覚えられないからと他のアニメ作品については殆ど観たりしてこなかったので、お名前は一応知っているけども…位の認識です。アニメーション関係に詳しい方ほどよく聞くであろう意外なお名前の方が色々登場してきたと思います)
もしも頓挫したらしい「あれ」が実現したならば、もしくは「そことの」蜜月が途切れなかったら、一体FSSはどうなっていたのだろう?という願いのようなものもうっすらとお話から伝わってきたような気分がしました。(勿論これは私が勝手に思っただけですが)
成功したアーティストは、今輝いている眩しさとは別に「失敗、実現しなかったもの、あるいは試しているけどもまだ果たしていないもの」というトライアンドエラーを沢山お持ちなのだと思いますけども、永野先生の場合「世に出ている作品が少ない」「でも(特にロボットアニメや模型業界的に)影響力が絶大である」が故に、ファンの間では、先生が実現しなかったものも掘り返してIfを思い描きがちなのかな、とお話を聞いたあとで永野護デザイン展の作品を眺めながらぼんやりと思いました。
・「永野護デザイン展」名古屋巡回について。
あ、名古屋テレピアホールでの「永野護デザイン展」ですけども(26日まで)
私は日曜日に9時15分くらいに行って並んだのですけども、所沢に比べて
- 前売り券所持でも当日券でも区別なく並ぶ。
- 当日券、音声ガイドの売り場が別々である。
- その会計が各1箇所ずつである。
ため、入場するまでにそれなりに時間がかかります。
私は並んだ順番がはやかったので会場をゆったり見ることが出来たのですけども(写真に人がほぼ写っていないのはそのためです)、観終わって会場を出ても行列が続いていたので、この土日に行かれる方は、ちょっと早いかな?というくらいの時間に着いても並んで待っていたほうが結果ゆったり観られる可能性が高いかと思います。
私は所沢でデザイン展を5回観たこともあったので、今回はお気に入りの作品と、名古屋で追加された新作模型を中心に見て回りました。
ボークス製の1/72ダス・ゴースト、遂に着色された1/100インジェクションキット(プラモデル)のダッカス、新たにインジェクションキット開発中として発表された1/100カイゼリン、アワートレジャー製の1/100バーガ・ハリ スバース隊などより華やかになっていました。
また、音楽は所沢よりも静かめだったので見る側としては集中できて助かりましたけども、ゴティックメードのモニターは小さめ。あと、展示場の都合で削られた展示がいくつかあって…特にお気に入りだった第2稿のベリンとトリハロンがなかったのはショックでした😨(あれ図録でもすごい小さい掲載なのに…)
でも所沢では欠品がちだったグッズがほぼ揃っていた(図録も売られてました)のは魅力でしたね。
・私の中で抱いている「If」についても。
そして「第2回永野護氏関連資料展示会」のあと、参加した面々で名古屋の喫茶店(コンパル)に行き即席オフ会となりましたけども、そこで私ははじめてお会いする方から「ファイブスター物語のイメージLPのみに入っていた解説冊子」を見せていただきました。
(あのときは貴重なものをお持ちいただき、こんなのにもありがとうございました😌)
このアルバムが出たのは1987年のことですけども、この中には永野先生からの文章も記載されており、
「コーラス3世とコーラス6世は姿も性格もほとんど同じである」とされ、キャラクターの転生があることについて書かれていたのを確認しました。
私はこれを読んで「嗚呼、確かにFSSを読み出した当時はそうだったのね。これは私にとってのIf、”あったはずの展開”なのね」と多分今現在ではなくなってしまったFSS世界について一瞬思い描き、でもすぐにしまい込んでしまったのでした。
追伸
このブログ経由で「第2回永野護氏関連資料展示会」についてお問い合わせくださったぐーちゃん様、私にまで差し入れいただき大変ありがとうございました。もしよかったら今後も当ブログ含めお付き合いいただければ幸いです!
コメント
チークさんのX投稿で,「第2回永野護氏関連資料展示会」の事を知ったのですが,友人との会食の予定があったので断念.
第3回があることを祈ってます.
コーラス3と6の件は寂しいですね.
もっとも,私としては,コーラス6が登場するまで物語をつづけてくれるのか,という方が心配になってはいます.
物語の変更といえば,NT誌2024年6月号に出てきた人物とその周辺人物の説明をD7でもう一度読んでみました.
ちゃあの解説のところに,魔導大戦のエピローグにプロムナードが収録され,そこでヨーンのトラフィックスは大団円を迎えるとの記載が.....
トラフィックス4が始まる時の扉絵にあった今後の5話の予定にはそんなことは書いてなかったですよね.先生,早くも予定を変えた?
5話も来年いっぱいプラスアルファぐらいで終わるかと思っていましたが,まだまだかかりそうですね.
いつか,コーラス6,デイジナ,ウェイ・ルース,ロレッタ,アラート達の活躍,見れるかな〜.
いつもありがとうございます。第2回永野護氏関連資料展示会お越しになれず残念でした。またされるのではないかと思いますけども…。
個人の方が情熱を傾けるというのはすごいことですよね。へっぽこな私には到底出来ないパワーを感じました。
最後の余談みたいなものにも反応いただきありがとうございます。
昔救われ私の生きる支えになったものは、FSSを読み始めた当時確かにあったのだなとはっきり確認でき、その結果現在にがっかりした、で終わらせましたけども…
ただ厳密にはこの(転生云々などの)項目の主役はコーラス王たちではなくクローソーなのだと私は思います。
あんまりはっきり書くと良くないのですけども、やはりもう彼女は世にいない、4100年のドラマには(伝説として以外では)ほぼ登場しないと見るべきかなと感じました。ファンも多く目覚めるのを長いこと待っている方もいらっしゃるでしょうに…。
4100年への布石はD7でも色々並べられていそうなのがわかるので、多分そこまでお話を持っていきたい永野先生の意向は感じられるのですけども、多分コーラス6は私達が今まで見てきた姿ではない感じで登場する可能性が高いように思います。
そして、プロムナードの件は確認していましたけども、
・ヨーンは未だちゃあの正体を知らないのでその辺のドッキリ。
・ちゃあにとってはヨーンから結婚を申し込まれるか何か(D4のびっくりに当たる部分)がありますから、「ちゃあにとってのハッピーエンド」はどこかでやるはずなのでプロムナードは差し込まれるだろうと元々思ってました。
ついでに「もっとびっくり」もやるんじゃないかしら…(剣聖ヴェイデリにヒュートランが付くのは変というか異常なので。母の指示?)
ただそこでは大団円でも、ヨーンにとってはそこでドラマが終わらないんだなぁという予感は漂わせてますけども、そのあたりザ・ブライドが何を語るのかは気になるところですね。