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永野先生が関わってこられた作品のの設定や資料やコレクションなどを膨大に記録されているタマモCフリークさん。(リンクはXのもの。HPはこちらになります。)
そのタマモCフリークさん主催で5月18日(土)に”第2回永野護氏関連資料研究会「ファイブスター物語連載後 雑誌・書籍・グッズから足跡を振り返ろう!”というイベントが名古屋で行われました。
そちらと永野護デザイン展」巡回に出かけてきましたので、そちらについてもこのブログでへっぽこレポートしております。よかったら下記リンクから御覧ください。(ただし本当に中身はへっぽこです…。)
では、お知らせをしたところで、ニュータイプ2024年6月号、ファイブスター物語ネタバレ付き感想と行きたいと思います。
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さて、本編と行くその前に…今日は午前中にニュータイプを読んだあと、先に別のブログエントリーも書いたので良かったらそちらもどうぞ(こちらはネタバレ的内容はほぼありません)
そちらでも触れましたけども、いよいよ物語は「トラフィックス・ターミナル 終着駅」。ヨーン・バインツェルと3代目黒騎士デコース・ワイズメルとの対決となります。恐らく21世紀になる前からずっとこの物語を待ち望んでいた読者さんも多かったと思われる、ファイブスター物語におけるクライマックスの一つがようやくやってきたといったところでしょうか。 ただ読者はこの結末についてなんとなく予想しているため(でないと物語が先に進まない)勝敗云々が要注目ポイントにならないのが特徴だと思います。
私達はヨーンがどう舞台に上がって、どんな戦いを見せて、そしてハッピーエンドだけではない終わり方をしていくのか?(というのもヨーンはその後もミラージュ騎士ではいますが短期間でやめてしまいますし)この物語について私達は固唾をのんで見守っていくことになりそうです。
私個人の見立てとしては、ヨーンはついに天照から勅命を受け、アイシャから彼女の剣を託されたけども、ただなぁ…あの動機で騎士として立ち上がったのはどうなの?それは囚われの対象がエスト(バーシャ)からパルスエットに変わっただけじゃないの?と感じているため、今月号の彼の受けている手厚いもてなしに、ずいぶん恵まれているよなぁとボヤキ混じりになってしまうわけです。
変な例え話ですが動画サイトで人気を得た若いピアニストがピアノの国際コンクールを受けるのにあたり、あらゆる名人級ピアニストが彼のことを集中レクチャーしているみたいな…。まぁ今までだって璃里とかとんでもない先生方に剣技を教えてもらっていますしね。
彼が今まで出会った人物が一体どれだけすごいものだったか、気がつくのは一体いつになるのでしょうか。
そんな感じで今月は「絶対勝利」を目指している前準備と行ったところでしょうか。
まぁDESIGNS7の中でもヨーンは若いミラージュ騎士たちに手合いでコテンパンにされていることがあちこちで書かれていましたから、恐らく修行の場面は漫画でも書かれるのだろうなと思っていましたけども、その面子がD7とは違っていたという感じでしょうか。
お懐かしい!の方も、ああ!あなたそんなお顔なのね!(某指揮者さんを思い出しました😂←この方は私達をクラシック音楽の趣味へと誘ってくれたひとでもあります)な方もいらっしゃいますから、是非そのあたりは(未読の方は)お楽しみに。
でも物語としてはラストの博士の台詞が全てかと思いました。
ヨーンはまだ未熟なんですけども、ミラージュ騎士たちが余裕を持って接していられるのは事前に彼についてのあらゆる情報を得ているから。(東の君がずっと追ってましたからね)でもその彼らですら驚いちゃったり感情を引っ張り出されたりするんですから、あの中にいた(AFも含む)全員が、ヨーンの才能と成長の早さを見込んでいるわけです。
お話の中ではやられっぱなしの彼ですけども、まだまだある若者の伸びしろのようなものをおばちゃんは感じてしまうわけです。
しかし桜子さんはいつの間に、自分の恋のことは見切りをつけて、ちゃあの応援?にまわっているんだろう…。
あとは箇条書きでいくつか。
- やっぱり最近デザインされたAFのアシリア・セパレートは気になるというか…DESIGNS7のネタバレ付き感想でも書いたのですけども、私には「デカダン・スーツを21世紀風にリファインしてショートパンツにして、ヘッドキャパシタつけてみました」にしか見えないんですよね。AKDのファティマたちはひとりひとり違ったデザインで、でも色味が同一の「ロジウム・アシリア」は銀色ばっかりで遠くからだと見分けがつかないからと色がつけられたとD7にそういったことが書かれていましたけども、色味の少ないロジウム・アシリアだとまだSFチックな金属感を感じられましたけども、最近のデザインだと特に漫画の白黒表現ではヘリオス装甲感がなく、その重厚さが一層伝わらないというか…クラッパとかデカダンスーツかと思いましたよ。
- あとバクスチュアル感情がカットされているとか言いますけども、アイコンタクトとカタカナ喋り以外では普通のファティマに見えるのだけども…。ザ・ブライドだから?それともそんな彼女でもちょっと焦っちゃうくらいヨーンの成長がすごいということ?
- マウザー教授(ご本人出てませんが)そんなに色々なGTMをAKDにもたらしているんだ…デモールまで持ち出しているのはすごい。(それ、システム・カリギュラとしての報酬だったのではないの?とは思うけど)でもさすがに自分が設計した最新GTM「フドー」(ダスニカ神聖連合のGTM)は持ち込んでないか…。
- ブレイクダウン・タイフォーンはコーラス王家の騎士は皆さん使えるらしいので、きっとその関連で習得しているのでしょうけども、分身した時点でだいたい皆さんやられる想定なのだけども真はその次の手→ヨーンはそこまでたどり着いているからすごい、なんでしょうね。
- 見開きはかっこいいんですが同時に11巻冒頭の”TEAR is TEAR!”の一番大きなシルエットコマを思い出すんですけども、でも泣くようなシーンじゃないのだけども、まさかこのページじゃあないよね…それともこれは当初予定と展開が変わっていくのか?
- あとこれは本編でなくXでの話なのですが、永野先生専用のトーンが出来上がったことが発表されて話題になっていましたけども、残念ながら非売品。ちょっと前に「原稿用紙とトーンをセットにして永野護デザイン展でグッズとして売るかも」という話もあったので私としては大変がっかり…。DNP製の特大原稿用紙(多分NTの倍の大きさかな?)触ってみたかったんですが。
- でもそれ以上に、永野先生がアナログで原稿を書かれていることに対しての反響が大きくてとても驚いてしまいました。恐らくこのブログを読んでいる方はそこではびっくりされないであろうと思います。イベントで原稿展示もあったのに、ニュータイプ買って読んでいるFSSファンはほんの一握りなのかな、と不安になってしまいました…。(該当するXのポストはこの下にあります。反応などもチェックできますので未読の方はどうぞ。リプライより引用RTの方が多いです)
- あ!あと!!来月号は6月10日(月)発売なのね😨😭というのも、8日土曜日が完全休配ですから、東海関西の方は恐らく7日(金)に売られるはず…3日分SNS閲覧でネタバレ遭遇に気をつけないと💦(一応読後の印象が変わってしまいかねないので自分は気をつけています。でも3日は厳しいなぁ…。)
愛用していたものが次々と生産終了になり……なければ作るしかない!ということで、アイシースクリーンでおなみじのG-Tooさんにお願いして、F.S.S.専用にカスタマイズしたトーン(全10種)を作ってみました。
— 永野護作品公式アカウント (@naganomamoru) May 9, 2024
これでしばらくは大丈夫なはず!(※非売品です)#ファイブスター物語 pic.twitter.com/is3ACkHJB4
コメント
ああ、名古屋でおもしろそうイベント。
でも、どまんなかアニメ映画祭に行くので、参加できない。残念です。
https://domannakaanime.com
↑なかなかのお祭りですよ。
永野護デザイン展名古屋行ってきました。こぢんまりしてました。
原画はいいですね。
アンカーの複製画があればいいのにと思いました。
では、ねこい
私はD7読んで、ヨーンが女子高生ミラージュにボコボコにされるコメディタッチの箸休め回かな、なんて思ってましたが、真面目に修行してましたね。
おっしゃる通り、デコースとの対決の結果はわかってるので、どう盛り上げて行くか、楽しみですね。
本誌のデザインズ回では、クラーケンベールとログナーが讃える戦いになるようなので、修行してつよくなって、モルフォに乗って、はい、勝てました、なんて展開にはならないはず。
D7の情報だと単純なハッピーエンドにはならないようなので、それも気になりますね。
バクスチュアル(ブライド)は、ヨーンの慣れの早さに冷や汗かいてて、おや?と思いました。
まあ、これは演出という事で割り切りましょう。
あと、最後のコマのドロップス博士のセリフはどういう意味か頭をひねってます。
①先輩ミラージュが手合いでヨーンに勝てるのはヨーンのデータを知っているからで、予備知識なしでは彼らであっても勝てないほど、ヨーンはすでに強い。
②先輩ミラージュはヨーンに対する予備知識をもっているので、ヨーンが先輩ミラージュとの初戦で勝てないのは当然。
チェックしてる感想ブログをみる限り、どなたも気にしてないようですが、どちらの意味なんでしょうね。
あと、桜子。ヨーンに対する好意はまだあるんでしょうが、ちゃあの立場がもたらす影響が大きすぎて、今はそれどころじゃないってところでしょうか。
こちらの三角関係(?)の行く末も楽しみですね。
どうもこんにちは。コメントお返事遅くなってしまいすみません。
どまんなかアニメ映画祭、そんなイベントが名古屋であるんですか…😭
私はその頃のアニメ詳しくないのですが、確かに豪華ですね。
来週末はそんなわけで(デザイン展とタマモCフリークさんのイベントのため)名古屋に参ります。
ねこいさんにお会いできないのは残念ですが、お互い楽しみましょうね‼︎
こちらにもありがとうございます。
まず忘れないうちに、先にラストのディッパ博士の台詞について書いておきますね。
私は圧倒的に①のつもりで書いてましたが、少々違うとすれば
「自分達は熟練でかつヨーンについて多くの情報を知ってるから有利に立っているのである。まともに剣を持ったこともGTMに乗ったこともない彼は今はボコボコだけども若く伸びしろがあり、成長スピードもえらくはやい。だからつい自分達も何処か本気になってしまう。」
「やっぱり彼はミラージュに来ただけのことはあり、かつ将来が末恐ろしい。黒騎士を倒す役としてヨーンが選ばれたのは複雑だけども、とはいえ適任であるとも思う。より確実に仕留めるため、しっかり自分達が持っている技能をや彼の弱点を教えなくてはならない。」
といった見立てなのではないかと思っています。
本文読み直して表現がイマイチだったのでここも直させて頂きました。ありがとうございます。
ディッパはかつて幼くして犯罪者だった?ブローズさんを連れて帰ってきてミラージュにしている養母的なことをしているので、尚のこと若者の見立て役に良さそうです。だからこの話に選ばれたのかもしれませんね。
あのザ・ブライドの予測すら超えた習熟の速さ、といった点もそういった点を補強しているのではないかと私は考えています。
コメントへのお返事ありがとうございます。
まず、自分のコメントに書き漏らしがあったのでお詫びしておきます。
誤 "本誌のデザインズ回では、クラーケンベールとログナーが讃える戦いになるようなので、"
正 "本誌のデザインズ回での記載によると、クラーケンベールとログナーが讃える戦いになるようなので、"
になります。
ログナーでなくて斑鳩だった気もしてきました。
とにかく凄い戦いになりそうですね。
ミラージュ騎士のヨーンに対する心象はチークさんが記載された通りだと思います。
個人的には、今までは変な髪型をした、とんがった若者だったウラッツェンが、いかにも永野先生が好きそうな、味のある中年ポジションになっているのが感慨深かったです。
いえいえ、合っているのではないかと思いますよ。
クラーケンベールは恐らくこの辺りの流れからミラージュ騎士入りしそうですし、ひょっとすると「魔導大戦はFSSのキャラクター全員出てくる」あたりにも絡んでかなり賑やかな舞台になりそうな予感も伺わせます。
ウラッツェンは、なんだか中堅〜ベテランの、「フェスの常連だけどもヘッドライナーになったことがないバンドの一員」が大抜擢された小僧アーティストに抱きそうな感情の様な感覚で読んでました💦
でも髪の毛邪魔じゃないのかしら…。
お返事ありがとう。名古屋はどうでしたか。いいお天気でちょっと暑かったですよね。
私はどまんなかアニメ映画祭で機動警察パトレイバー2 the Movieと超時空要塞マクロス愛・おぼえていますかを観てきました。トークショーが良かったです。出渕さん、伊藤和典さん、河森さん、板野さん、氷川さんに会えてとても良かったです。
いつか、永野さん、川村さんにお会いできたらなと。
明日は、半田市にブラック星博士に会いに行くのと、引き続き機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙編を観に行きます。
安彦さんに会えるの楽しみです。
では、ねこい。
公開が遅くなってスミマセンでした。名古屋とても楽しかったですよ。食い意地が張って喫茶店3軒ほど行きました(^_^;)
ただ旅行客と遊びに来た地元の方とで特に名古屋駅周辺の混雑はびっくりするほどでした。暑さ以上にそちらに驚いてしまいました。地下鉄なんて山手線ラッシュかい!みたいな状態で…活気があるのはとても素敵なことなんですけどね。
どまんなか映画祭も盛り上がったみたいですね。ゴティックメードも上映すればよかったのですが…。来年あったらまた伺います(^_^;)どうもありがとうございました!