展示室52・所沢での「永野護デザイン展」が終わってみて。

  2024年3月はとにかくブログで書くことが多く、DESIGNS永野護デザイン展で気になったことが幾つかあったのですが「もういいか…」と思っておりました。
 でもやっぱり書くことにしました。
 ※永野護デザイン展についてのへっぽこ感想自体はこちらになります。

(会場テレピアホール、会期は来月4月27日(土)~5月26日(日)まで。)

  このあとどんな発表があるかは分かりませんけども、私としてはとりあえず無事に名古屋巡回も成功してほしいことは間違いありません。
 ただ所沢での2ヶ月間はとても楽しかったけども…なのだけども、チケット発売時から「?」となることが多かったのです。
  1. 前売り券買ったら「期日指定券」でないタイプの「期間券」に(最初の3日間は期日指定券でないと会場に入れなかった)最初の3日間も期間券で入場出来るような、勘違いを招きやすい日程がチケットに記載されていた。
  2. 前売り券記載の開館時間が違っていた。(チケットは19時までになっていたのに実際は18時まで。これ会場に行ったらもう終わっていた方間違いなくいらっしゃると思うんだけど…)
  3. デザイン展2日目(2月11日)に行ったらグッズの1/3くらいが既に完売していた。その後も完売→補充もまちまちで折角会場にやっとの思いで出かけても欲しかったグッズを買えなかったパターン続出。
  4. 図録の買い方が非常に不親切→ハードルが幾つもあり(掲示だけで特に説明がない・その日のうちにキーワード入れて申し込まないと注文不可・加えて申し込もうとするとサイト側のトラブルで申し込めなかった日時があった・またクレジットカード払いにしなかった方の支払い期間が短すぎる。)以上の点があって、図録が欲しいのに実際には手に入らなかった方が続出。
  5. しかも店頭売りされた図録(実際は3月8日と9日しかなかったのですが)の会計を間違える→お詫び、差額返金対応となったもののここでも不具合発生。しかも返金がアマゾンギフト券である(いえ、このブログもアマゾンアソシエイト利用していますし、私もヘビーユーザーですが…返金にそれはないでしょう。Amazon使っていない人どうするの??)
  6. 最後のコーナー…皆さんが付箋にメッセージ書いて貼るところがあったのですけども、自分の書いた付箋はしばらくしたら会場からなくなってしまいました。これは私だけでなく他にも何人もその後紛失されている方がいらっしゃる模様。付箋の行方はどうなっているの?
(画像は一応添付してみました。期間券の前売り券です。上は1と2に、下は2にかかります。)

 というわけで、永野護デザイン展は良いところも沢山ありましたけども、でもね、「イベント運営としてはどうなんでしょう?」と首をひねるところもしばしばあったのも確かなのです。

 それに名古屋巡回でも(まだ始まってもいませんが)既に一つ問題があるのです。
  1. 図録にはキャプションが殆ど書かれていない。 なのに
  2. 永野護デザイン展の目玉でもある「ファイブスター物語17巻分の表紙絵」についての永野先生からの説明が「ニュータイプ2024年4月号」に掲載されているため、名古屋巡回ではじめて作品に接した人が、説明を読むのはかなり困難である。(もうそのころだと雑誌は5月号になってしまっているし)
 これは非常に宜しくないことと私は考えております。
 ニュータイプ4月号の巻末、編集長のコメントが「願わくば他の地域でも(永野護デザイン展)やれたらいいのに…」だったことを鑑みると、今回の「永野護デザイン展」は元々所沢でのイベントという形でしかスケジューリングされていなかった。名古屋巡回については雑誌の締め切り後、本当に直前に決まったものと思わざるを得ないのですけども、東海地方に向けてのお客さんに対しては、このあたりどうするんでしょう?
 いっそ図録のおまけに先生からの説明として、雑誌頁だけ印刷したものを添付しても良いのではないのかと思うくらいなのですけども…。

 加えて上記に付随することとしつつ、ちょっとボヤいてもみます。
 DESIGNS7の111頁に永野先生のコラム「作画・ペン入れについて」という頁があるのですけども…そちら自体は大変興味深い内容なのですけども、でも待って。永野護デザイン展では「漫画原稿はほとんど展示されなかった」ではないですか。
 20年のアニメクロニクルのイベントのときは、実際の漫画原稿が多数展示されていたので(私は実物を見ているため)この先生からのコラムを実感としても感じつつ
「いや、でも永野先生の原稿は直しもほとんどないし、とにかくすんごい線が美しいよ!!でも先生にとってはそうなの??」
と反芻することが一応可能なのですけども、デザイン展だけご覧になられた方だと、単行本表紙の解説のように文章からペン画についての実感を補足することはほぼ不可能だと思うのですけども…。
※当時何の漫画原稿が展示されていたのかは以下エントリーからご確認下さい。
 それでへっぽこが思うだけなのですけども、DESIGNS7も出版が延び延びになっていましたから、ひょっとしてひょっとすると
「永野護デザイン展企画当初は、漫画原稿も展示される予定だったのにその後でなくなった。」ということなのでしょうか?
※その代わり展示会で少しあった漫画頁はすべてパネル展示になっていました。オージェ・アルスキュルのなんて永野先生オリジナルの原稿用紙が絣のように黒く一部写っていましたけども、あれ生の原稿を一度でもご覧になった方は一発で印刷だと分る(原稿用紙オリジナルはあのすかしは薄碧色だから)のに、なんで「それっぽく演出してしまった」のでしょうかね…😅SNS検索していたらあれを生原稿と勘違いされていた方も少なからずいらっしゃったので気の毒な気分になりました。

 …まぁひょっとしたら2年後の2026年に「ファイブスター物語40周年」の新たなイベントとして温存するために今回出し惜しみした可能性もありますけども…それならばそれでいいんですけども、でも、本来ならば図録に掲載すべき情報を記載せず雑誌や副読本に載せて(気になった方は)全部買ってもらおう!という感じだったのだと考えられます。
 でもそれだとやっぱり、巡回されることは想定外だったのかな…。でも折角永野先生の作品が気になってデザイン展に来てくださったお客さんが得たい情報の全てを受け取れないのって、ちょっとどうなのかなぁ😖と思ってしまうのも確かです。
 なんとか対策していただきたいなと思うばかりです。

※この項目「展示室」ですからへっぽこイラストをあわせてご紹介しておりますけども…最近絵を描くモチベーションがえらく低下しておりました。
 3月の頃はもうやめようかとも強く思っていたのですけども、永野護デザイン展最終日にお会いした皆様のおかげでどうにかそれは回避できました。
 なのですが実際のところ描いている時間も全く取れなかったため、4月のトップ画は、昨年ポストカード用として描いていたクリスティン・Vとダイ・グ・フィルモア5をトリミングしたものになりました。
(16巻のシャルデファーのイメージです。クリスティンの髪の毛にLDI20が飛ばしちゃった春キャベツが髪に絡んでいるのをダイ・グに取ってもらったシーン…というのを想定したりしました💨)
 

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