エイジングについて・男性編。

  4月になりました。なんだか新潟に出かけたのが半年前?の気分になるくらい、暖かくなっていますけども…。
 先日コメントをXenolar様から頂くまでは(大変ありがとうございます。)色々忙しかったのであんまりファイブスター物語の事考えてなかったのですけども、いざ思い出したようにニュータイプ4月号をめくって、例えば最後の謎の世界について考えようとしても…あんまり浮かんでこない😂
 強いて言えば
  • 破烈の人形(マーク3)が1700年代にはクバルカン法国で稼働しているそれ以前に(独立及びフィルモア帝国からの影響を減らすために)クバルカンはシステム・カリギュラと取引している。(この時点でどの位の影響下があったか分からないけども、ただトワイス・カテリ枢機卿は詩女の姉妹で、カリギュラは詩女には近寄れなかったと言っているからカリギュラとクバルカンが契約しているのはもっともっと以前の話なのか、1700年代時は接触は無理だったのか?でも1機しかないマーク3に加え、ルッセンフリード、マッハ・シャルトマ(マーク4)の件もありますからクバルカンとカリギュラのお付き合いは長く深かったとも思うんですけどもね…。)
  • 剣聖ヘリデ・サヤステのパートナー、湖のオーハイネがサヤステに仕えていたのは2610年頃まで(10巻参照)のようなので→その後LDI20のパートナーとなるということはカイエンが旅立ったとされる2700年代にLDIは再度クバルカンに近づいている可能性がある?
 とメモ程度のことしか思いつかなかったりしました。
 しかもこの昔話に絡んだ謎は、来月号からのお話では展開されなさそうですから(魔導大戦とは直接関係ないですし)、きっとへっぽこなどはすっかり忘却の彼方になった頃にしか分からないんでしょうね💦
(隣国フィルモア帝国に比べればクバルカン法国の情報って少ないですからね…。映画ゴティックメードに出てきたルドルフ・サヤステはドナウ帝国の最強騎士団として名を連ねているものの元は違う国からやってきているということなのですでにこの時点でクバルカン法国の土台のようなものはあるみたいですが。)

 ただ4月号冒頭頁を読んでいて気になったこともあったのも確かです。
 それはダグラス・カイエン。
 2770年に令令謝とドアランデアスティルーテと共に破烈の人形でスタント遊星のどこかに調査にでかけたあと、(調査と関係あるのかないのか分からないけどもサタン・ラドナリスビオンを倒して)数年後帰ってきたら老けていた、という記述です。
 というのも4月号でのカイエンの顔ははっきり描かれていませんでいたけども、私達が4巻から知っているダグラス・カイエンは…超常の力で老けていた姿ということになるの??ということです。

 DESIGNS4のカイエンの個人年表(ここがわざわざ彼の見た目について4月号とは違うことが書いてあるのですけども其の点は今回無視)を確認すると詩女ジキジディの時代のカイエンって見た目26歳位と書いてあります。
 ところで私達が思い浮かべるカイエンって…皆さんどのくらいの年格好を思いつかれるでしょう?私などは50歳手前位なのかなぁ?という感じを思いますが。(D4だと40歳前後で止まっていると書いてあります)しかし、ひょっとするとお若い方などはもっと年上の方を連想される可能性のことを考える必要があるように思います。なにせ「老けた扱い」になっていますから。
 (このあたりは以前別エントリーでも書いたことがあります。良かったらどうぞ。)
 このダグラス・カイエンがデザインされたのは1989年のようですけども(D3参照。F1で4回のチャンピオンになったアラン・プロストがモデルとかいいますよね)でも永野先生より5つ年上のプロスト、89年の彼はその時34歳なんですけども、今のF1ドライバー達と比べたら…プロストに限らず同世代の30代の方、えらい老けてみえるんですよね。(参考までにこんな感じ)
 勿論個人差、人種差、食生活、運動、美容など人の見た目を作る条件は色々あるかと思いますけども、永野先生が実際に20代だった1980年代に比較しても、人の老け方(あくまで見た目だけの話)は大きく変化していると思います。
 アニメサザエさんの波平さんやアナゴさん、ノリスケさんの見た目と年齢がが今現在ではあまりに時代錯誤でありながら(波平さん50代ですからね…)なんとか折り合いをつけて現在でも放送していますけども、そういったギャップがあるような感覚がFSSにもやってきて、それがカイエンの身にも降り掛かったのかなぁ、なんて私は感じています。
 2023年の現在、特にセレブリティの皆さまなどはとにかくお若い(キムタク50歳、トム・クルーズ60歳ですよ!)ですから、そういった「エイジングケアが施された要素」がフィクションである漫画のキャラクターデザインにも影響するのは理解できるのですけども、超常の力?が原因とはいえカイエンが老けたことにされているのはちょっと驚きを隠せない感じです。
 しかも彼はファティマ・クーンの要素を受け継いでいるから、尚の事。

 でもこういうお話がカイエンに盛り込まれたのはもう一つ理由があるのかなとも感じています。
 それは彼の息子、デプレ・ビート・カイエン。
 DESIGNS4にも「デプレの強さは父親と同じである」と触れられていつの間にか剣聖扱いになっていますけども、更に17巻の巻頭キャラクターシートに「父カイエンと瓜二つに成長する」とあるからです。
 え?そのうちカイエンと見た目が同一になるの?というかそれ一体いつの話…?(マグダルとデプレにもクーンの要素は影響しているから、成長が遅いということになっている)
 私が17巻を読んだ当初は、今から1000年後のコーラス6の時代でもマグダルが生きていそうなので、そのころのデプレなのかな?そんな風に思っていたのですけども
 ひょっとすると「カイエンに瓜二つに成長したデプレの姿=2770年頃のカイエンであって私達がよく知っているカイエンじゃない?」(そこで固定)という感じなのでしょうか…。
 勿論
  • デプレもやがて超常の力でえらい目にあって老け込んでしまう。
  • あるいはマグダル同様に、デプレもずっとずっと生きていてやがてあの感じになっていく
 どちらかの可能性もあるかもしれませんけども、彼がそうなるのかも、そして実際にそうなったとして私達がそんな姿の物語をいつ見られるのか分かりませんからね…。
 
 ところで「2770年の、見た目26歳位のカイエン」を読み解くヒントとして、11巻の、2955年にミス・マドラのスカートめくり勝負をしたときのカイエンが、ひとコマだけですが顔がえらく若く描かれているので、将来のデプレはこんな感じなのかなぁと思っています。
(14巻のカイエン対メル・リンスのときはその前、2946年の話なのにもとに戻っちゃっていて矛盾した感じにもなっちゃっていますけども)
 しかしカイエン、ちょっと可哀想な気分にもなってきました。
 これは時代の変化もあって仕方がないのですけども「彫りが深くてシワやクマがあっても渋い中年の格好良さ」みたいなミドルエイジの造形は実際の世の中でも今やメインストリームではなく、歳を重ねても溌剌とした要素がより求められている流れにはちょっと逆らえないということでしょうか…。(いや、セレブリティだけの話かもしれないけども、FSSはセレブリティ満載の話ですし…。)
※ただでさえ16巻でクーンがバランシェのコピーということにされてしまって、カイエンあんなに憎んでいた生み出しの分身みたい存在に一方では恋焦がれて、彼の一方的方向性でイチャイチャつるんでいたことになるぞ、という事態にも大変気の毒に思っていたのに…あ、書いてしまった😂お下品ですみませんわオホホホ…。

 ファイブスター物語は年表があって、かつ登場人物が多い割には生没年の明らかになっているキャラクターは少ないです。(まだ完全な世代交代までは物語が進んでいない&特殊な生態の方も多いですしね…。ちゃんと物語に登場した人ではっきり生没まで両方分かる方って、カイエン、ヤーボ・ビート、コーラス3しかいない?)
 だからフィクションの登場人物に姿形だけで年齢を推し量るのは難しいんですが、(ジョーカー太陽星団の人はD4の年齢表を読めば多少は想像できますけども)とはいえ漫画連載の始まった1986年と今の2023年の間に横たわっている「37年分の変化」をすり合わせるためにも、今後FSSに出てくる中高年のキャラクターはなおさら若めの見た目でご登場してくるんだろうなぁという気がしています。
 ただ、今お若く見える方でも誤魔化しきれないであろう、肌感とかいった細かい要素は漫画の絵には盛り込みにくいから、その人の年齢らしさを表現するにはアイシャ・コーダンテのようにファッションで表すとか、物語の中におじさんおばさんの思考要素を盛り込む必要があって、永野先生含む漫画家さんはとても大変だなと思いました。

 雑談みたいな話ばかりなので展示室にしようか悩みましたけども、今回はそんなところです。

追伸
 このブログも3月で11年となりました。
 記念というわけではありませんけども常設ギャラリーのようなサブページ「へっぽこギャラリー。」を新たに設けました。
 2012年~2022年までにチークが手掛けた、ブログトップ画など10年分のFSSファンアートを30点纏めて展示しております。もしもご興味がありましたら下記リンクからご覧いただければ幸いです。(普段はメニューのところにあります。)
(今年の分はありません。将来入れ替えるか追加するか悩み中。その頃になったら忘れてるかもですが💨)

コメント

匿名 さんのコメント…
こんばんは。
カイエンの見た目の変化は時間軸と噛み合ってないですよね🤣

若いカイエンが描かれたのは6巻のファティマに子供は産めるかのシーンと11巻のマドラとの対決シーン。あとボルサとちょろっと描かれてるコマがあったような気がしたのですが気の所為かも知れません。

6巻のシーンはクーン引継ぎ期間として2770年あたり、ボルサを守ってハスハで戦うのが2800年代。この間に老化して封印されるわけですね。そしてバランシェを殺しに行ったのが2940年代。
なんとなく昔、「フェイツで寝てたんじゃね?」とか言ってた期間にハスハで自分の出自を知ったんじゃないかと思います。

カイエンは設定の後付が多い上にメインストリームにちょいちょい出てくるので気になりますね。身長が急に伸びたのが僕は一番気になってますがw(210cm→225cm)
チーク さんの投稿…
ダグラス・カイエンのことを綴って下さった方。様

 どうもこんにちは。コメントどうもありがとうございます。
 このエントリー自体はカイエンの見た目についてだけを掬っていているため、実際のカイエンの生き方などは触れていないつもりだったのでしたけども、しかしながら仰ることにウンウンと頷く感じでした。ありがとうございます。

 しかしカイエン225センチだったのは「以前からも伸びたこと」になっているのですか…。確かナオくんもD6で188センチ→238センチに、オージェも220センチになるみたいなのでひょっとすると「超帝国騎士として覚醒するともれなくでっかくなる」のかもしれませんけども、しかしそんなにあったら我が家などは誰も家入れないじゃん^^;と訳のわからないことを思ってしまいました…。

 ただカイエンの出自を知っている人自体は元々少なかった(恐らくバランシェ以外には天照、当事者のクーン、彼女をマスターとしたディモス・ハイアラキしか知らないのでは?)ですから、いくら詩女さんが全てお見通しだったとしてもカイエンが詩女経由でクーンの事を知ったことになると口が軽すぎることになってしまう(バランシェとジキジディは接触があったようなので情報として伝わっていた可能性がありますけど)から、クーンがカイエンの産みの母であることをずっと黙って2700年代~2946年まで彼の所業に付き合っていた説(ただクーンは次第にそれが絶えきれなくなりやがてバランシェ&天照に相談→アウクソー誕生のきっかけとなる)を私は取りたいなぁ…
 勿論実際のところは分かりませんけども。
 クーンも「私は父様のコピーとして生まれたのよ!」と言っちゃえば一発で解放されたと思うんですが(オイ)彼女にダムゲート・コントロールがなかったから故なのか(産んだ子の成長を傍で見守りたいとかはあるかと思うんだけども)でも200年近くも性事も伴ってカイエンに付き合ってきた彼女の態度は自分にはちょっと測りかねる感じがしますね…。

 でも6巻のあのシーン(ということにして下さい^^;)のカイエンはまだまだ未成年(多めに見積もっても成人したかどうか)っぽいんですよね。
 そしてそれ以前に子供時代のカイエンと今のデプレ全然似ていないんですけども^^;でも将来は見た目がカイエンに似てくるというので、微妙な変化を楽しみにしてみたいと思います。(変な書き方でスミマセン)

Premium Flexible Related Post Widget for Blogger – Blogspot