ゴティックメード再上映も5日を過ぎて折り返し地点ですが、いかがお過ごしでしょうか。
私ですか?再上映に足を運ぶので精一杯だったりします💦すっかりTOHOシネマズ池袋のドルビーアトモスに魅せられてしまって…。
でも私自身はこの作品を観るのにえらい集中力を使うため、見終わると疲れ果てて一日一回しか観られないし時々お休みを頂いています。
そんな中ですが、6日日曜日までTOHOシネマズ池袋で展示されているアワートレジャー製帝騎マグナパレスも見てきた…のですけども、なんだか御本尊みたいですね。
すごく金の輝きが本物の金属みたいです。(ただいつ行っても人が凄かったので、明日ご覧になられる方は時間に余裕を持ってどうぞ。)
7日~10日まではこのマグナパレスに代わり、期間中販売されているボークス社製ABSOMECカイゼリン(半完成品・88000円税込)が展示されることにもなりましたので、池袋で映画鑑賞の際はお楽しみ下さい。
さて、今回の10周年記念再ロードショーではじめてゴティックメードをご覧になられた方も少なくないようで、Twitterでのトレンドにゴティックメードが上がったり、感想が沢山上がっていてとても嬉しいです。
(ぱっと見ファイブスター物語ファン以上に、初見の方が好意的なご感想を下さることが多いように感じられ、大変喜んでいます。)
この作品がファイブスター物語の…とはいえ漫画本編とは離れた時代の1エピソードでありながら、単独で楽しめつつもとても重要なお話になっているということを映画をご覧になられたかたならばお気づきになられたかも知れません。
そこで今回、ゴティックメードが永野護先生の世界に触れた最初の方向けに、一応ここから何に触れたほうが良いかを簡単に書いておくことにします。
(映画未見の方は、まず映画を見てからね!!よろしくお願いいたします。)
今販売されている映画パンフレット(1650円)
もしゴティックメードの内容が気に入られた方はまず、今映画館で売られているパンフレットをどうぞ。
(画像は2つ映っていますが、下にBOTH451と入っている方が今回のリバイバル再公開に合わせて販売されたタイプ、無印が2012年当時のものです。)
公開当時のものに比べて16頁追加されており、ここには永野護監督の再上映に当たってのコメントや、ベリン役川村万梨阿さんとトリハロン役佐々木望さんの対談など、盛りだくさんの追加がありますけども、この追加頁に「この映画にある背景と、ファイブスター物語との関わり」について沢山の設定画と共に紹介されております。
ファイブスター物語はゴティックメードの時代から約2500年後のお話なのですけども、トリハロンたちの暮らしているところが将来どうなっているとか、あのメカはこうなっているとか、詩女の歴史みたいなことが多くのキャラクターとともに書かれています。
この頁だけでも大変お買い得ですし、デザインが色々公開されているので是非どうぞ。
ただこのパンフレット現在劇場では売り切れ続出しているようですが、カドカワオンラインで通信販売されることが決まり、予約受付中です。(送料300円500円・12月下旬以降発送)
※コメントでグッズ扱いになるので送料が違うとお知らせ頂きました。お詫びいたします。ねこいさんどうもありがとうございます😭パンフレットってグッズなんですね…
ですので転売とかで買わないで下さいね!
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— カドカワストア (@kadokawastore) November 4, 2022
予約開始
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「花の詩女 ゴティックメード」 劇場パンフレット BOTH 451
「ファイブスター物語」へと繋がる、16ページを追加した2022リバイバル上映の決定版!
ご予約はコチラ🔽https://t.co/BaO1xEWvcL#ゴティックメード #ファイブスター物語 pic.twitter.com/gZhS274QYl
花の詩女 ゴティックメードワールドガイド(2420円)
こちらはゴティックメード公開時に発売された大型本で、設定資料や映画の振り返りが出来ます。(ラストシーンまできちんと掲載されています)
永野先生の場面解説や各スタッフインタビューなども豊富に掲載されております。映画再公開にあたり増刷されていますので本屋さんなどでどうぞ。
花の詩女 ゴティックメードオリジナルサウンドトラック(3080円)
~この画面は広告です!~
こちらも再販されたようなのでご紹介。映画中に登場する主題歌、挿入歌、物語の流れに沿って流れたBGMが収められています。(音楽・長岡成貢)
ゴティックメードはソフト化されていないこともあり、今のところメディアとして耳で触れられるのはこれが唯一のものになります。(配信もなし)
※余談。このサントラに参加されているハープの朝川朋之さんは、この下でも取り上げている劇場版ファイブスター物語の音楽を作られています。偶然のキャスティングだったらしいんですが…。こちらも古き良きハリウッド時代の映画っぽい感じで素敵です。こちらは長山洋子さんの主題歌以外は各種サブスクで聴くことも可能です。
ベリン役の川村万梨阿さんが歌う主題歌「空の皇子 花の詩女」については配信で購入することも可能です。(iTunesとAmazon)Amazonでご購入の方はこちら。
1989年公開の劇場版ファイブスター物語(dアニメストア・月額445円)
いつかまたもう一回ゴティックメードご覧になりたいとご検討中の方、良かったら一度この作品もご覧になってみて下さい。
ソフトの方は絶版でプレミアが付いていますけども、dアニメストア(Amazonからでも入会可能)の配信でご覧いただけます。
漫画1巻相当のお話が映画化されているのですけども、永野先生は直接は制作に関わっておりません。(でも当時それでも1年位休載がありましたが😅)
しかし、この映画作品へのオマージュが実はゴティックメードの冒頭部分に描かれております。短いシーンですけども、知っておくとより映画が面白くなるかと思います。
ただこの映画作品、大体原作を網羅しているんですが一部抜けている部分があるのと、画が永野先生のものと結構違う(結城信輝さんの絵はそれはそれで綺麗ですけども)のでそのおつもりで。
とはいえゴティックメード同様に、何も知らなくてもおとぎ話のように作品を楽しめるかと思います。長さもほとんどゴティックメードと同様(65分)です。
ファイブスター物語単行本(単行本は16巻まで。リブート版は7まで)
ファイブスター物語は漫画原作ですから、勿論漫画単行本で楽しめます。
(FSSは現在のところ、永野先生のご意向もあって電子書籍化されておりません。永野先生がタブレット端末をガラス板と呼んでいる間はなさそうかと…。)
ただ映画パンフレットの説明をあてにして1巻から読むと、全然登場人物が違っていてちんぷんかんぷんかも知れません。
先にも書いた通り、映画での星の名前カーマイン・プラネットは後々ボォス星と改称され、(ボォスも詩女さんのお名前。そして都行きに出てきた都の名前がハ・リからベリンの名前をとって聖宮ラーンへと変わっています)かつ2500年時間が経過した星団暦2989年のお話であり、映画パンフレット通りに書くとADDLER2989という位置づけになるからです。(アドラーという名称ですから→つまり舞台となる星もその時々で異なります。映画では”惑星連合”と一括りにされていますけども、FSSに出てくる国家は本当多種多様なのです。)
ファイブスター物語はその名の通り星が5つ出てきますし(デルタベルン、アドラー、ボォス、ジュノー、カラミティ=ゴーダース)それぞれに国が幾つもあり、かつ幾重もの物語を内包していて一つ一つが大作RPG並みかそれ以上に設定が込められています。(このため巻末に年表があり、物語は概ねこの通りに進んでいくという一種の枷のようなものもあります。)
ですので映画ゴティックメードに向けて漫画を慌てて読み込もうとすると、ファイブスター物語はあまりに膨大な世界にびっくりされることかと思います。映画をご覧になられて気に入られたのならば、きっと漫画の世界も楽しめるはずですが、じっくりゆっくりとお楽しみになってくださいね!
さてパンフレットにある登場人物から紐解いて、映画の登場人物のその後などを今すぐ知りたいとなると、これは13巻を読むのが一番早いかと思うのですけども、ただ魔導大戦という大掛かりな戦争の真っ只中に放り出されることにもなるので、1巻から世界背景を探るほうが良いのかなぁ…😫と私としてもどちらからをおすすめして良いのか悩むところです。その辺りはお好みでどうぞ。
(ただ世界の全容を知ろうとするとやっぱり1巻からということになりますが…。おおまかに輪郭を知りたい方は、先にも上げた古いアニメ映画の方などもご参考になさってみて下さい。)
また、映画の最後に出てくる謎のメカ少女みたいな人たちはファティマといいます。(映画に出たのはオレンジ色が「エスト」、ピーコックグリーンが「町」。彼女たちにはちゃんと名前も感情もあります。)
ファティマは騎士のサポート役としてロボットに一緒に乗り込む人工生命体です。2500年前の花の詩女の時代にはなかった要素ですね。
ファイブスター物語の主役ラキシスは、このファティマにあたります。
尚、単行本は16巻まで出ていますが、リブート版といって12巻までの漫画(連載時のまま掲載しているので、一部要素が抜けていたり、逆にたくさん書かれていたりする。)が7冊にまとめられた版もあります。
単行本とリブート版は本の大きさは同じです。
お買い得なのはリブート版なのですが、13巻以降のリブート版がないので気をつけて下さい。(私個人は新品であるならばリブート7冊+単行本4冊でもかまわないかなぁと思ったりもしますが。)
この2つの違いについては以下の記事もご参考になさって下さい。
単行本表紙(こちらは13巻の表紙。カイゼリンと町が表紙です。見覚えあるかと)
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DESIGNS(設定資料集)
(画像はDESIGNS5 リッターピクト)
ファイブスター物語の重要要素は漫画だけではなく、この設定資料集にもあります。全部揃えてみて更に気になったらこちらもどうぞ。現在DESIGNS6まで出版されています。
パンフレットに描かれていた沢山のキャラクターやメカの設定画は個々に永野先生の解説とともにこういった大型の書籍に収録され、キャラクターや世界観の補足やデザインの楽しさを存分に味わうことが出来ます。
このリッターピクト表紙にいる後ろ姿の女性は、映画ゴティックメードにも登場しています。色々共通する紋章とかありますよね??
~この画面は広告です!~
こんな感じでしょうか。では公開終了まで残り5日、はじめてご覧になった方もリピーターの方も、幸せな都行きとなることを心から願っております!
私はあと何回かは映画館に出かける予定ですけども、遠征にも久しぶりに行ってきました!もし良かったらシネプラザサントムーンでのレポート?もどうぞ。
コメント
どうもこんにちは。お知らせ大変ありがとうございます。
パンフレットの裏を見返したら…あ、書籍に入ってるISBNコードがない😵
慌てて訂正いたしました。とても助かりました。
でもこれ本じゃないの〜⁇と内心KADOKAWAさんに言いたくなったのも確かです😅
でも、サイトでのカテゴリは「グッズ」なのです。
本当、紛らわしいというか困っちゃいますよね^^;
ついでにこの機会にグッズも再販売すればよかったような気も…(贅沢極まりないこと言ってるかもですが^^;)
どうもこんにちは。こちらでもありがとうございます。
そういえば私去年ニコニコカドカワ祭りで新しく単行本買ったんだ!ということで確認してみました。(KADOKAWAアプリでレシート登録で50%図書カード還元というイベントがありました。因みに今年も秋にありました。もし良かったらご記憶下さい。)
※古いものはボロボロだったのです…。普段資料を見る時はリブート、あるいは古本で買った大型の1~3巻でよく確認しています。(これがどういうものかはこちらをどうぞ。)
https://zettaihimitu.blogspot.com/2012/07/blog-post.html
あ、ダムゲートコントロールに変わっていますね!
ただマインドコントロール→ダムゲートコントロールは意味合いも変わっていて、当初は喜怒哀楽の感情の制御というのが主だったのですけども現在では
「ファティマというのは主として大変賢く従順で穏やかな性格である。(定義として、の話で個々の性格は色々ですが)」
「そんな彼女たちが(そこまで賢くない)人間の言う事に従い、彼らのやっている戦争に出て大勢の人を殺すという行為を拒否せずに加担できる」ように調整されているのがダムゲードコントロールである、という風に変わっていることも念のためお伝えしておきます。