ファイブスター物語16巻ネタバレ付き感想(前)~次々と回収されていく伏線、の巻

  いきなり個人的出来事で恐縮ですが、7日はワクチン2回め接種の日でした。
 ついで?に、ところざわサクラタウンに行ってきました(ついでにしてはえらい遠回りなのですけども…)
 帝騎マグナパレス(以下MGPと略)の大きなポップを写真に収めてきました。(東所沢駅前のマンホールも一緒に撮ってきました。)
 ところざわサクラタウンはまだ、ファイブスター物語16巻発売日前であったということもありダ・ヴィンチストアではこのポップ以外特別なことはありませんでしたけども(16巻は山積みで売られてました)発売日を過ぎればFSSフェアとかあるのでしょうか。
 ここだけの特別としてマンホールグッズとしてMGPのバッジやステッカーなどのグッズも売られています。(画像はステッカー495円です)この週末もしご興味があればお訪ねになってみてはいかがでしょうか。



 また発売日に合わせて川村万梨阿さんがナレーションされたFSS広告が新宿、秋葉原、大阪で大型ビジョン広告が流れます(8日~14日まで)とても楽しみですね!
  • 新宿→アルタビジョン、NEWNO・GS新宿ビジョン(アルタビジョンの隣の隣のビルです)
  • 秋葉原→ラジ館ビジョン(JR秋葉原電気街口、旧ボークスホビー天国近く)オノデンMXビジョン(ラジ館ビジョン近く、中山道挟んで見えるビジョン)
  • 大阪→阪急大阪梅田駅 1F中央コンコース 阪急ターミナルビジョン「BIGMAN」
 上がフルバージョン(30秒)下が15秒バージョンです
 さてここまでスペースを空けたので良いでしょうか。
 この先はファイブスター物語16巻ネタバレ付き感想を綴っておこうかと思います。今回前後篇となります。
 前編は「2年ぶりの単行本!!!久しぶりにFSS読む!あれどうだったっけ??」という感じで時間があいて物語に触れられた方向けに書いてみます。
 一方後編はニュータイプでの連載も毎月読んでいらっしゃる方向けになります。

 このブログは普段ニュータイプでのFSS連載を追いかけているため、前編でも若干、16巻以後の話について触れるところがあります(大きなネタバレはしない予定ですが)その点だけご了承頂ければと思います。
 また、書いている者があまりにへっぽこな為、あんまり親切な作りでないのはお許しくださいね。

 多分あまりに立て続けに「キャラクターが出る!出る!また違う人が出てきた!」という展開なので一度に読んでもパパっと理解が追いつかないかも知れません。でも永野先生はそれをまとめ読みして感覚で理解しろ、みたいなところがあるように思います。(私も勿論分かっていません。)
 しかし結構、これも一種の伏線回収となっているようなお話でもあります。
 FSSでは時折未来回想のようなシーンがあり、今回その一部が回収されたり、そこで出てきたキャラクターも初登場したりもしました。
 また、今までちゃんと表されて来なかった人物(え、人物?)たちも、あらためて説明を伴ってきちんと登場してきているキャラクターも複数います。
 16巻を読んで気になった所があれば、それまでの単行本(もしくはFSSリブート)を引っ張り出してお読み頂けると、一層想像の翼が広がっていくのではないでしょうか?

いくつかの伏線

 例えば…
  • 11巻冒頭11ページの下のマドラ(ひょっとすると上のコマのラキシスもそうかも知れない)←NT11月号にもそう書いてありましたね。
  • 3巻149頁(コーラス3とウリクルに囲まれたいくつかのコマの中のラキシス)※いや、こういうシーン他にもそのうちあるのかもですけども、そうそうないかな、と。
  • クフィル・インペリューンは1巻120頁のソープとラキシスの再会の中にある歴史の一コマに登場しています。
  • スペクターとポーターの正体は先にFSSリブート5の298~300頁にも出てきます。(これ単行本ではカットされているんですよね…。FSSリブート5は単行本7~8巻より80頁も内容が多いので、気になる方はこれだけでも買って読むと面白いかと思います。)ポーターの中の人?は6巻の冒頭おとぎ話部分や105頁にも出てきてますが。
  • 単行本内でも説明がありましたけども、レディ・スペクターは9巻79頁に登場しています(3巻149頁にも一コマいますけども)
  • 突然あらわれ対決することになる神のひとりルシファ・センタイマですが彼も既に2度登場していて、5巻43頁と6巻120頁(FSSリブート4には描かれてないので判りにくいですけど)でシルヴィスとラキシスを襲っております。だからシルヴィスは尚の事敵対心むき出しなんですね…。
  • マニウも6巻でフロート・テンプルでのラキシスVSシャフト&ズームの対決時に登場しています(天照の命はこの存在が聖なる力に覆われているけどもわからないと苦悶していましたけども、そりゃ分かりませんよね…異世界、私達のいる銀河系の神なので)
 あと、LDI20がクリスティン・Vのイヤリングに反応しているのは…機会があったら映画ゴティックメードをご覧下さい💦
 そんな感じで登場人物の膨大なトラフィックの中に、それこそウン十年かかってようやく発現している物語があるので、もし気になったら原点を探してみるのも楽しいのではないでしょうか。

天照とラキシスに横たわる「ひび割れのはじまりの物語と終わったあとの物語」

 私達は巻末の年表で大体の物語の行方を知っており、7777で年表が終わっていますけども今回なんと、それ以後の人物が何人も登場しています。
 数ページの様子からも、物語が終わった後はとりあえず皆さん概ね平和に暮らしていらっしゃるようですけども、それ以前の…7777にいたるまで物凄く大げんかが起こりそうなことを予感させるラストとなっています。
 これは、天照とラキシスに限ったことでなく、6巻でちょこっと登場しているカレンの旦那さんURI(ユライヒ)についてもそうで、彼は今回姿を表していないものの…16巻ではあまりにお優しすぎると剣聖マキシに言われていますけども、一方彼の目的が全世界の壊滅であることという事となり、5巻で一度は彼の陣営へと合流したはずのカレンが結果、一度は袂を分かつ形となります。
 天照とラキシスの中で横たわっている神様と人工生命体の女神のドラマはこの、URIとカレンの大喧嘩?あたりのドラマ辺りとも似たところがあるのかも知れません。(でも最終的に夫婦になるんだから双方落ち着くところに落ち着くんでしょうね。)
 もしも16巻で現れたのがマキシでなく、URIがもしも現れたのだったら、あまりに一方的で、あんなカッコいい決闘で終わらなかったのかもしれませんね。
 (でもなぁ、マキシもなぁ…この時のマキシはシルヴィスがベタ惚れなのも無理もないくらい😂落ち着き払っていますけども、今の連載ではかなり矛盾したことになっています。それでも、神様になった後のような片鱗が全くないわけではなさそうなのですけども…。)

 そして天照の星団大侵攻はURIの持つ思想と似たところを指し示すこととなるのかどうかは、3100年のある人物が最後何を望んで彼に託したのか、そこにかかってくるかと思います。
 実はこの先、連載部分ではなんと16巻から25年以上もの時間が経過しております。でもこの3100年に天照にとある言葉を投げかける人物がまだ出てきてないんですよね…
 そろそろ出てこないと、3巻149頁の未来回想シーンのひとつが再現できないんですが。(当時は1番はやく起きそうだなぁ、と思った事がまだだったりします。)
 

「未来からやってきた人たち。」

 「誰じゃあこりゃ-??」な人たちばかりですけども、とりあえずマーター・マーターの出演はこれきりでなく、この後でも物語に出てくる事が予告されています(とりあえずスタント遊星攻防戦で。でもまだそればかりじゃなさそう…)
 なにせタイムマシンの造り手だしなぁ…。
 単行本15巻でノルガン・ジークボゥが彼の夢に出てきている「ちゃあに似た人」って、実はこの彼女なんじゃ…と思わせるくらい直接的によく似た人物が出てきました。だとすると近いうちにまた出てきそうな予感を漂わせております。(この、ジークの夢を話している場面の続きもある意味一種の未来回想ですよね。もうひとりの「声の美しい女性」はラブを呼んでるところから、映画ゴティックメードのヒロイン、ベリン・アジャリじゃないかと思うんですが…)

 因みに16巻257頁に名前だけ出てくる織織さんというF1ファティマ、彼女のお母さんはバランシェ・ファティマ27番のカナハです。漫画本編には登場していませんが07年に発売されたFSS・DESIGNS2に設定画が公開されています。後々ラーン聖導騎士団”アイル・フェルノア”の騎士団長・キャナル・アイデルマのパートナーとなることが決まっている為、そのうち登場し大活躍する事となりそうなのですけども、そんな彼女もやがてはウィルに乗って星団外へ旅立つのですね…。
 F1ファティマは16巻では3人紹介されていましたけども、名前だけは後何人か既に先生の文章から記されております。8巻でミッション・ルースの子孫を見て涙を流したメガエラの子孫も登場予定になっています。
 私達が思うよりもずっと沢山のファティマたちが、4100年に天照とともにウィルに乗って脱出することになりそうですね。
 

沢山出てきた甘いもの。

 私は舞鶴にあるというミカ・マーレのジェラートだけまだ未体験(家族がいるうちに頼んでおけば良かったな。お取り寄せ可能です)なのですけども、あとのお店は一応体験してきました。
 ただ連載当時萃茶(すいちゃ)は結構勢いあってあちこちにお店出来ていたのですけども…その後流行の変遷とコロナウイルスによる外食業のあれこれで多くが閉業してしまい…今何処にあるのかな?(駒込店というのだけが健在なんでしょうか)という状態です。
 この辺は単行本2年に一度という感覚なので仕方がないのかな。以前ファイブスター物語に登場した春水堂のタピオカミルクティーは未だ健在ですけども、今回の萃茶については当時の流行であった…。そういうつもりでいて下さい。
 あ!あと恵比寿カフェ・アクイーユのパンケーキは、余程の大食漢でないかぎりは「シングル」での注文が無難です…。私大食いの方なんですけども、漫画に似たような状態にしようとしたらギブアップ寸前で苦しい思いをしてしまい、暫くパンケーキいいや状態でした💦 
 あとはすみませんが、連載当時書いたこちらのブログをどうぞ。(先にも書いたように、萃茶飯田橋店はもうないのでご注意を。)
 …そんなところでしょうか。あんまり長いと読みづらいったらありゃしませんものね💦

 今の所16巻以後の連載も順調で(緊急事態宣言の影響で1ヶ月お休みありましたけども、それも最新の設定画公開が用意されており、とてもじゃないけど「お休みのカウント」出来ないほどです)あとどれくらいで次の本?まで見通すことは私には出来ませんけども、それでも17巻分相当の物語は大分溜まっている状況です。
 そして先にも書きましたけども、次のお話「カーマントーの灯火」は今回のショウメ争奪戦から25年以上時間が経過しております。
 ただ今の所出てきているのがサイボーグだったり大人だったり、年取ってない設定の人ばかりで…16巻に登場したダイ・グやクリスティン、皇女茄里とかどうなっているのかさっぱり不明です。
 25年も経っていると、11巻の魔導大戦の始まりのとき子供~少年少女だった者達は大分成長していて、例え留年してようと女子高生は20代花盛り、中学生だったプリンセス・タイトネイブやパナール・エックスは高校生になっているはずです。
 その辺りが気になる方は、是非ニュータイプの連載を追ってみてくださいね!!…いや真面目にダイ・グさんどうしているんでしょうね…。出てくるはずなんですけどねぇ…。

 では後編に続きます。
 アップしたのが8日ギリギリ、2359分でした😂もしご興味あれば下記リンクからどうぞ。ニュータイプ11月号のネタバレ付き感想もアップしたので併せてそうぞ。
追伸
 あ、そうだ!肝心なこと書いてなかった!
 マドラさんあんなに手を尽くした(オイ!)のに今現在子供が生まれている気配が微塵もありません💦彼女は今もニュータイプ誌上で活躍しておりますけども、あれから25年以上経っているのに一体どうなっているの…。天照(東の君)にでも受精卵取り上げられたのか、子供を求めてまたあの悲劇が繰り返されるのかは…今後の連載読んで下さい💦
 しかしファイブスター物語でないとかなり酷いシーンになっていたはずの逆レイプですよねあれ…と改めて思い返したり。

コメント

通りすがりのFSSファン さんのコメント…

16巻を読み終えました。

単行本は本編もそうですが冒頭のカラーページ、
巻末のsleeve notesも楽しみです。今回は盛り沢山でしたね。
…カラーページは人間(?)がフィルモア関係者しかいないとか、
凄いことになってます。

「ショウメ争奪戦」は毎月の連載を欠かさず読んでましたけど、
単行本で一気読みすると、こんな怒涛の展開だったのかと吃驚です。
読み終わったら、疲労困憊でした。

FSSの単行本だと初(?)だと思いますが、
GTM(orMH)が1騎しか登場していない。
流石は主役ロボット。

しかし今回のお話で明らかになった天照とラキシスの立場の違い、
改めて読むと、…怖いですね。
バカカップルかと思いきや、そう来るのか~という感じです。

あとチークさんが追伸で書いてる件、確かに酷いシーンでしたが、
マドラは星団歴の剣聖(だよね?)で強さが同格の相手もいないし、
あのような一方的な展開になるもの致し方なし?

そう考えると同格であるスキーンズを射止めたヤーン王女、
やり手ですね。
チーク さんの投稿…
通りすがりのFSSファン様

コメントいつもどうもありがとうございます。楽しく読ませて頂き、お返事しようと思うのですが、疲労困憊に付き、夜以降にさせて下さい^^;申し訳ないです…。
さすがに3つ連チャン書いたのは、寝ていても厳しいですね。もう少々お待ち下さい。
チーク さんの投稿…
通りすがりのFSSファン様

すみません遅くなりました。改めてコメントどうもありがとうございます。
連載分のことを鑑みれば、デコースさんの地位が揺らいでるわけではなさそうですから多分(ですが)デコースさん気が違ったりはしてなさそうですよね。
まぁ彼も図太い(相手が美人さんには違いないから身体は相反するんでしょうね^^;)のかなとは思いますけども、かなりプライドズタズタというか、屈辱的な出来事には違いないかと思います。でも逆らえば命がないというのは(ご本人が強いが上に)理解できるというのが辛いところです。

ブログでは書きませんでしたけども茄里さんがトリハロン化していますよね^^;(まぁ13巻のトライトンの紹介時からそういった格好していますけども)あの出来事がタコ親父との距離を置いてくれる様になると良いんですけどね。今回完全に新規のキャラシートって彼女だけでしたね(ホーリー・ホーリーはカラーが初出ですけども)連載で大サービスされていたんですね。
やすみつ さんのコメント…
はじめまして
16巻読みましたが、結構数多くのファティマがフォーチュンに旅立っていきそうな予感です。バランシェ・ファティマに限らないと書かれているので、その時点でアマテラスに仕えているだろうミラージュ騎士のパートナーはみんなついていきそうですね。ツバンツヒのオーハイネやマウザーのベルダなんかはマスターの寿命問題がないので可能性が高そうです。
そして、なによりも気になるのは「工場製銘無し」が含まれていること…これって、ほぼパルスェットを名指ししてませんか?実はサロメとかいうオチもあるかもしれませんが…
チーク さんの投稿…
やすみつ様
はじめまして。そしてコメントどうもありがとうございます。
一体どのくらいのファティマたちがウィルに行くんでしょうね…
本来ならば、そこに至るまで「大侵攻の戦乱をくぐり抜け、生き延びAKDに向かわなくてはならない」ので結構厳しいはずなのですよ。3960あたりはもうファティマそのものが珍しい存在になっている様なので…(一応、そのはずです。)
天照陛下が本人のご希望を聞くとか、コレクションして冷凍睡眠でもさせて保存するんでしょうか。

まぁモラードさんもタワー以後名前を変えてファティマを作り続けるようですし、桜子さんもAKD行くし、だから、実際には数十人どころではないかなと思います。
その数だけF1ファティマの設定を出すのならば先生大変そうですが^^;本筋じゃないから良いのかな…。
パルスエットやサロメだけじゃないかも知れませんよ。本当…。

また良かったら書き込んでくださればとても嬉しいです。お越し頂いてありがとうございました!

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