ネタバレなしの記事で、思わず気になって後から付け足した文言があります。「キーラ・ネプチューンってまだ出てきてないよね」という内容を。
これだけならばネタバレにならないだろうと思ったので思わず付け足ししてしまったのですが、クロスジャマーを読まれた方はこちら、もうお気づきになったでしょうか。
81頁のララファ・ジュノーンのところです。「これであと出てきてないのはフラーマ・アトールだけ、」と書いてあるけども…??え??ネプチューンは??
更に。しかもさー、男に思われたとしても仕方がないと本文に書いてあるけどさ、DESGINS5のところでさー「プロミネンスとオージェだけが女性である」と書いてあるのだからさー、だとしたらララファさんは男性だと思うじゃないですか!!
…と思いません??
いきなり畳み掛けてしまってすみません、クロスジャマーがファティマいっぱいで華やかな本であるのは事実ですし、読んでいた時間そのものはとても楽しかったのですが、なんというか後になって「?」が出てくるのです。
セイレイ王女の体重が公開されていることに触れられているのに、実際はその体重が明記されていなかったり、AFがあんなに出ていて、最近の謎「クリアランスにくっついてくる2~3文字アルファベットについて」の説明もなされているのに実際それがクリアランスとして表記されているのは「虹姫」と「零零」だけだったりするし…
なんというか、このあたりのことは編集の時点でどなたか先生に突っ込んでいただけなかったのでしょうか…。本の完成度に影響することでもありますから。
更にそういえば、この本は14巻「ツラック隊」と15巻の途中「2羽の小鳥」までの内容を示しているのに
・カーバーゲン
・デムザンバラ(俺様仕様)
・エクラペハ
・バヤデルカ
・ワイマールSR2
・アマルカルバリ
・シャンドラ(カイリーダウンのもう一つの方)
・フォクスライヒバイテ
・グリット・ブリンガー
・ハイファ・ブリンガー
…まだあるかもだけど、これらのGTMの設定画がなかった!!のは結構驚きました。特にアマルカルバリやフォクスライヒバイテなんてバストアップがすでにニュータイプ誌表紙になっているのだし、14巻でもきちんとご紹介されて、しかも今の連載で話題沸騰中?のヒュードラー博士の作でもあるエクラペハが載っていなかったのは意外でした。もう少しは掲載されているものかと思ったのですけども。
14巻の巻頭頁や連載に出ていたGTMもあるため、今回初お目見えなのは紅盾鋼、紫仙鋼、グロアッシュ…だけ?
勿論その辺りは「クロス・ジャマーが98頁である」と発表された時点で何となく想像はしていたものの…いや、その割にはたくさんの描き下ろしがあり楽しめますけども…「やっぱり3500円だとロボットはこんな感じなのかな」とメカに疎い私でも一瞬、そんな事が頭をよぎってしまったのはいけなかったでしょうか。
とはいえ読み物も今回多くて物語の補完としてウキウキされた方も多いかもしれません。長いことお目にかかれず待望されているあの大統領さんも文字だけですがご登場しますしね!
私などはようやく、ようやくパワーバランス6位のガマッシャーン共和国について触れてくれたのでそこはしっかりと楽しみました(余談ですがヤオーニ・マルグレス4世の顔をひと目見て「つ、堤先生…!」(←現代日本を代表するチェリストであり、サントリーホール館長である堤剛さん。)と唸ってしまいました(^_^;)よく似てませんか?)
でもナオくんのところにしても、…え、その頃のミス・マドラってスパークだったとしても、あるいはあの狂ってそうな…でも一見争いを好まない低姿勢のお嬢様モードでもそんな対応をするのかな、とかなんだかついつい気になってしますし…
そして最後の記念写真も、2977年の割に茄里さん結構大きい(すくなくとも漫画連載の展開ではジークと同じような感じにはならないよね…絵だけだと双子みたいだよね)となっちゃうし、ハリコンの説明も結構謎だし(アルルの母がわかったのはいいんだけど、2700年代、ハリコンは子供のころにその人となんかあったの?それとも2970年代になって惚れられたの?その人とハリコンがくっつくとコーラス王朝的にはまずそうな感じはなんとなく伺えるけれども、だからといってフンフトと一緒にその人の遺伝子とあわせて二人の母分の子供を同時にもうけるのかがさっぱりわからない。言っとくけど彼は見た目美少年?青年?だけども2970年の時点でもハリコン相当なお年だからね!!)
そしてマウザーさんも。えーー…そりゃあれだけカリギュラの人たち長生きで生体兵器も自由自在だから顔も変幻自在かもしれないけどさ…。けどさ、やっぱりマウザーさんなの?あのひと…。
しかも巻末にジャグワ・フレームの説明がちょこっと。ダイヤモンドさんの説明も隣のページにちょこちょこっと余談のようになされていて、なのに、名称新旧対応表(完全版)と書かれているGTMロボット名に対して、それに用いられている、GTMの大きな特徴であるはずのフレームについては殆どその表では触れられておりません。
この事が以前書いたルッセンフリードの件とも相まって、なんかこの…MH最終節になっていきなり導入され、GTMで大々的に繰り広げられたフレーム規格…ライオン、パンター、チータ、レオパルド、スミロとかといった「骨格の違いというところで表現されたロボットの特徴」ってもうどうでもいいというのか、これについてはいつの間にあまり重要視されなくなったのかな…という気分になってしまいました。
うーむ、これ以上書くとなんだかいけないない気がするからここでやめましょう。(もう既によろしくないかもですが)それだと今回書ききれていないことも多いのだけどもそのあたりももうぶっちゃけて本について総まとめしてしまうと…今回の目玉トピックと思われる「零零」の件も含めて要は「物語そのものに軌道修正がなされているのかな?」という印象がめっちゃ強いのです。
いや毎月連載されるファイブスター物語の漫画部分さえ面白ければ、それで一向に良いのかもしれませんけども…。でも物語自体もウッソーとなる感じでスピードアップすると永野先生巻末で仰っています。そしてクロス・ジャマーという書籍が上記のこと…些細なミステイクも、あるいは掲載が期待されていたであろう機体の未収録も多くてなんだか急いで作られたような印象がどうしても拭えないのと、(前)で触れた、永野先生がいつもの感じとは違う、後ろ向きとも思えてしまう何だかくらーいメッセージのような印象とが合わさって、私はタイトルのような感想を抱いてしまいました。
ではだとしたら、永野先生は一体何にお急ぎになられているのか?と言われましても、へっぽこないちファンの私にはさっぱり分かりませんけども…。うーん、アニメ制作のため、とかだったらいいなぁ…。
以上、F.S.S. DESIGNS 6 XROSS JAMMERについての前後編での簡単な感想でした。
なんだかグワーーっと書き散らかしてしまいましたけども、私としても今後共この本はじっくり楽しんで、またなにか書くかもしれません…。
追記 ニュータイプ3月号についてもなんとかネタバレ感想書きました。新たなエピソード、ショウメ争奪戦についてご興味ありましたらこちらもどうぞ(^o^)
コメント
確かにGTMの新作イラストはベラ戦に参加したGTMを網羅してはいませんでしたね。
へっぽこが思うにブリンガーシリーズはツァラトラの全貌がやっと明らかになったばかりなので、将来出す作品集までに下半身などブリンガーシリーズのイメージをしっかり固めてからAKDに特化した作品集とかで一気に放出する作戦....なのかなぁ...ちがうかなぁ...ちがうよなぁ......
でも、デムザンバラや、アマルカルバリは見たかったデスゥ^_^
さらに、どっこい生きてたマイティ3兄弟!!よかった♪
大変遅くなってすみません。流石にポスター取材は(運よく大体座って行けましたが)疲れました(^_^;あとパソコンでないとコメント更新出来ない…わけではないのですがきちんとお返事する向きではなく結構難しいのでその点もお許しください)
アマルカルバリと同型に何故か今回(元)クローマが入りましたよね…じゃあピチカート公国がハグーダ戦では全く無視(国自体は地図上にあったはずですが共闘する友好国にはいなかったですよね。そりゃ音楽名称ではありますけども…)なのはどうにかしてほしい…とぶつぶつ書きたくなってしまうのでやめましょうか(^_^;)
少なくとも漫画で全身像が出ているものや、雑誌表紙デザインになった(そういえばグリットブリンガーもニュータイプ表紙になってましたよね)GTMは全体像が元々先生の頭の中もしくは紙の上にあるはずなのですが、この辺りはメカ好きの方は結構がっかりされたかな、と思ってしまいました。
ただ名前だけの時点は結構当てにならなくて(^_^;)だってGTMでも長いこと…雑誌掲載時点でマイティ三兄弟のこと載せられてなかったから、どなたかに突っ込まれた&MH造形再販で売れたのでやっぱり復活させたのでは?と邪推するほどです…(オイ)ファントムも慧茄さんの分がナオくんに行っているようにも取れるのですが…。まぁあんまり気にしないほうが良いのかな、と最近思えてきました…チャンチャン(オイ!)
すみません、ファントム勘違いしてました。ファントム白は慧茄さんじゃなくてナイアス・ブリュンヒルデ機でしたね!申し訳ないです。でも表だとこれがハロ=ガロになっているのですよね。
彼女もヨーンやカイエンや元老院と絡んでて重要なはずなんですが一体今何しているのかな…。
正直どこまで書き続けられるか一読者にはわかりませんが、本人の意欲はともかく、
漫画としての終わりを考え始めたのではないかと思います。
どうもこんばんは。コメントどうもありがとうございます。
読み終えてお若い方なのかな…?と思いました(違っていたらすみません)
こう書いている私自身も中年のおばさんです。ブログ書き出して7年になりました。
FSS読みだしたときは中学生でしたから、それから三十ウン年になります。
当然永野先生も同じように歳を重ねているわけです。
年表の仕組みもあるためその気になれば先生いつでもお話を終えることが出来るのではないかと考えています。先生もインタビューでログナーのセリフで終わらせることができたと以前お話しています。
でもきっとFSSのアニメも作りたいだろうし(後2本は作られたいと考えられているはずです)きっと色々プランはお考えになられているのではないかと思いますよ。なんとか、先生の果たしたい世界を見届けたいなと一読者としては思います(このブログを続けているかどうかはまた別ですが…)
先生のお誕生日である1/21はツイッターでここ毎年 #永野護先生おめでとう というメッセージ企画をツイッターで行っています。来年はおっしゃるとおり還暦になられるので、その頃見かけて、良かったらメッセージご参加いただけたら嬉しいです。(リンク先は今年頂いたファンメッセージの纏めです。)
https://togetter.com/li/1306767