トップ絵も今回この…ファティマらしからぬ元気な感じに変更しましたけども、DESIGNS2の感じを見つつ自分の思ったようにと描いていたら、あまりに似ておりませんでした^^;スミマセン、お許しくださいね^^;
そんな出だしからズッコケ気味のファティマ図鑑、第二弾は、バランシェさんNo.18 、令令謝ことレレイスホトです。
彼女の名前だけは随分昔からそのミステリアスさと、あと強力なファティマであるということだけが知られておりましたけども、実際に物語に登場してみれば…御本人は至って楽しそうにファティマ・ライフを送っていそうですけども、ファイブスター物語の読者にとっては衝撃も甚だしかったのではないでしょうか^^;
私個人は、あんな調子者で、しかもとんでもない過去まで暴露されて、それなのに主人のシュバイサー・ドラクーンことナオ・レイスル・リンドーに「ごめんなさいごめんなさい」と涙をながしているあたりが…あなた一体どれくらいの猫をかぶってるの!!とそのぶりっ子(死語お許しを^^;)ぶりに相当唖然とさせられましたけども…。
しかし14巻を何回か読み直しているうちに、令令謝のとんでもない過去…ファティマ・ヒュートランに仕向けた島豆腐の件にも同情すべきところがあるのかな、という気分にもなってきました。(豆腐のくだりだけだと知らない方には一体何なのよ、という感じですけども^^;でも連載時からブログに書いていますけども、あれは自分よりも出来の良い後輩となりうる存在を不良扱いにさせたい故の仕打ち→不良ということはイコール廃棄処分行きですから、殆ど完全犯罪を狙った赤ちゃん殺人行為なのですよ…)
それは彼女のクリアランス”戦闘能力2A(騎士相当)”とも関係しているように思われます。
人工生命体ファティマが主人である人間の騎士に仕える際、戦闘時にはまず、成果だけなく生存率を上げるためにも「強い騎士」を自分の主人として求めるのはファティマのセオリーとして当然であると考えます。しかし、完全な主従関係ですから、もしも意見が対立したときに必ず折れなければならないのはファティマなのです。
しかし戦闘能力まで主人と同等だったりするとどうなるか?
それでも人間に従わねばならないファティマ自身にとってのストレスにもなれば、そういった齟齬は主従関係としても上手く枠にはまらなくてギクシャクする原因にもなるし、何より「頭脳的には、基本ファティマのほうが大変優秀」であるため(何回かブログでも書いていますけども、スライダーやガーランドもまた、騎士と同様の「遺伝子の偶然による特殊な才能」によるものでしかないのです)彼女たちが求める選択のほうが正解であることが多いと思われるのに、騎士側の選択を採用した結果、失敗しやすい→結果的には死を招く恐れすらあることも考えられるわけです。
だとすればその2Aという数値をも凌駕する、もの凄く強い騎士を選択すれば良いではないか、ということにもなるのですけども、ジョーカー世界を見渡せば、そういった存在が実際にはそれほど世に多くいる訳ではありません。
令令謝の戦い方はそうではなくて、「GTM搭乗時、自分より弱い騎士を補正してマシン制御と同時進行で戦闘力を上げていく」やり方です。
この方法だと、自分の能力をフルに活かせるし、機会を得られれば実戦で自分も強力になることも可能です。(ミラージュ騎士達の繰り出した剣技も、彼女は理論として熟知しているから全てかわせたのだと思います)
ただそれには彼女の主人が…
・実力はないのに、GTMに乗れてしまうような身分である
・また、主従関係である令令謝を頼りに思えるだけでなく、(特にGTM搭乗時)彼女に大きく裁量を委ねられる騎士
でないといけないのです。これがまたハードルが高い!^^;
令令謝はあくまでGTMに乗ったときしか補正できないのだから、「能力は弱いけどGTMに乗れる」ような騎士など、そうそういないですよね。
それは素人がフォーミュラ1に乗りレースに参加するような発想なのです。しかしながら…
シュバイサー・ドラクーンは元々二代目黒騎士ロードスの孫として令令謝と共に設定されていましたけども、彼もまた実際物語に登場してみれば、読者にはもう一つの名前であるナオくんの方が馴染みあるように思います。(私もナオくんと呼ぶことが殆どです。)
そして彼の身内であるレイスル騎士団は、こういっては何ですが、ナオくんの騎士の能力自体は大したことがないことを熟知しているように思います。
それでも彼が騎士団長なのは「戦略家としては優れているのと、黒騎士の孫でもあるというブランド銘と、令令謝が繰り出す騎士相当のサポートと、国主様のひとりであるという高身分(大国の一つで有るにも関わらず未だガマッシャーン共和国の仕組みって良くわからないのですが…でも14巻での書き方からすればナオくん、若いのに相当地位が高そうではあります。)」が組み合わさり、更にそれだけでも不安だから「ナイト・キラー」だの「泰天位蹴り」などの良くわからない肩書きと、GTMハロ・ガロをフィルモア帝国から提供してもらう必要があり、更に14巻ツラック隊でのベラ国攻防戦では一国だけ後方に控えさせることによって「枢軸軍切り札としてナオ騎士団長の名前が、その評判だけがえらく独り歩きしている」状態を作り上げているように思います。
なにせAKD、しかもラキシスまで相当警戒させるくらいですから。
これはナオくんが、相当なセレブリティの身分であるから成り立つ対策であり、普通は「弱い騎士は弱いままです」よね。
GTMに乗れないような騎士は通常、ファティマも選ばない。
ここでもう一つ書いてしまうと、シュバイサー・ドラクーンの名前だけでは人生のセレブリティにはなり得ないから、(勿論ロードス公は立派な黒騎士でしたけども、騎士の称号はあくまで本人だけの銘です)実際に物語に登場したときはシュバイサーではなく、「ナオ・レイスル・リンドー」の名前と、国を治める高い身分が更に彼には必要となってしまった、とは言えるのかも知れません。
そして更にもうひとつ、そんな彼がレレイスホトの…GTM搭乗時では特に主従関係とはとても思えない状態に付き合っていられるのも、彼の人間としての器の大きさもそうだけども、もうひとつある彼の名前にも関係していると思います。
彼は多分超帝国騎士「デュオ・クルマルス」である可能性が高いのですけども、その名前は実際には登場してきませんでした。
そうですよね、初登場の人物が二つ名だけでなく三つ名であるというのも…それ、ちょっとどうなのでしょう…というのもありますけども^^;
今の戦闘能力は低くともかつての超帝国騎士であるというナオはまた、遙かなる過去の記憶はしっかり覚えていても現在は力の発現があまりない?状態のようですけども、かつて何億もの命を奪ってきた力の持ち主、あるいは長い歴史に対する傍観者としての、ジョーカー世界から見れば俯瞰した記憶が、彼の、レレイスホトへの寛容にも寄与しているようにも感じられます。
正直、主従関係から大きくはみ出している令令謝の行動をよく横暴とか思わないよね…とか私などは考えてしまいますけども^^;仲間から笑われながらも、そして自分の今の戦闘能力が大変劣っていると感じながら、同時に一国のリーダーとして戦争の前線に立っているのは非常に大変なことだと思います。
…なんだかまた回り道になってしまいましたけども…。
以上のことを鑑みて、令令謝は戦闘力2Aをも含めた、自分に持ち合わせている能力を最大限、いかんなく発揮するために「騎士として弱いはずなのに、でもGTMに乗って戦えるような、セレブリティあふれる地位高い主人を選ぶ」選択肢をとっているように思われ、それは強力な騎士を追い求めるよりももっと機会が少ない、そんな風に私には感じられます。
そしてそんな希少を求める傾向は、ライバルが出ちゃうと大変困るのではないでしょうか…。
ただでさえそんな人物なんぞ中々いないのに、戦闘能力が同等で、更に自分よりも高い能力が見込める妹が出来たら、そんな(都合の良い)主人は彼女に取られてしまって、もう出会えないかも知れない。それは能力をフルに生かせない→自身の生存率にも関わる事態になります。
それで令令謝はあの時ヒュートランに手をかけようとしたのではないか。そんな気が今ではしています。
勿論そんなことをしたのは大変マズイことですし、この事件によってヒュートランに取り入れられた「自己鍛錬プログラム」が更に、令令謝でもひょっとしたらサポート困難かもしれない最弱とも言える騎士”ワスチャ・コーダンテ”に向かわせたのかも知れませんけども…^^;( でも彼女もまた、天照に最高の武器を用意して貰える超セレブなのですよね…。)
とりあえず令令謝は、姉であるファティマ・京に一部始終を見られていたことによって、AKDの面々に対抗するのはまず不可能になってしまいましたけど、まぁ今の主人もかなり得難い存在なので、(彼女がナオの、超帝国騎士の記憶についても知ってるのかどうかは現在わかりませんけど)GTMで思う存分自分の能力を活かせる今のポジションは、きっと彼女には心地良いものなのだと思います。
今回のへっぽこはそんなところで…ちゃんちゃん^^;
追伸
ダムゲートコントロールのない、あるいは壊れているクーン、パルテノ、ユーパンドラ、運命の三姉妹、あるいは最初から規格外のタワーや、一度リセットされてとんでもない存在となったポーターを除き、騎士と同等の戦闘能力2A以上を持つファティマは令令謝の他に…
・魔邪(バランシェNo.4 彼女の主人はツバイである斑鳩さんですしね…)
・ハスノホルテ(No.20 もう3人しかいない完全未登場のバランシェAFのひとり)
・ヒュートラン(No.21 自己鍛錬プログラムでああなってしまいました^^;)
・アイジェルン(未登場のモラードAF)
ここでもう一つ書いてしまうと、シュバイサー・ドラクーンの名前だけでは人生のセレブリティにはなり得ないから、(勿論ロードス公は立派な黒騎士でしたけども、騎士の称号はあくまで本人だけの銘です)実際に物語に登場したときはシュバイサーではなく、「ナオ・レイスル・リンドー」の名前と、国を治める高い身分が更に彼には必要となってしまった、とは言えるのかも知れません。
そして更にもうひとつ、そんな彼がレレイスホトの…GTM搭乗時では特に主従関係とはとても思えない状態に付き合っていられるのも、彼の人間としての器の大きさもそうだけども、もうひとつある彼の名前にも関係していると思います。
彼は多分超帝国騎士「デュオ・クルマルス」である可能性が高いのですけども、その名前は実際には登場してきませんでした。
そうですよね、初登場の人物が二つ名だけでなく三つ名であるというのも…それ、ちょっとどうなのでしょう…というのもありますけども^^;
今の戦闘能力は低くともかつての超帝国騎士であるというナオはまた、遙かなる過去の記憶はしっかり覚えていても現在は力の発現があまりない?状態のようですけども、かつて何億もの命を奪ってきた力の持ち主、あるいは長い歴史に対する傍観者としての、ジョーカー世界から見れば俯瞰した記憶が、彼の、レレイスホトへの寛容にも寄与しているようにも感じられます。
正直、主従関係から大きくはみ出している令令謝の行動をよく横暴とか思わないよね…とか私などは考えてしまいますけども^^;仲間から笑われながらも、そして自分の今の戦闘能力が大変劣っていると感じながら、同時に一国のリーダーとして戦争の前線に立っているのは非常に大変なことだと思います。
…なんだかまた回り道になってしまいましたけども…。
以上のことを鑑みて、令令謝は戦闘力2Aをも含めた、自分に持ち合わせている能力を最大限、いかんなく発揮するために「騎士として弱いはずなのに、でもGTMに乗って戦えるような、セレブリティあふれる地位高い主人を選ぶ」選択肢をとっているように思われ、それは強力な騎士を追い求めるよりももっと機会が少ない、そんな風に私には感じられます。
そしてそんな希少を求める傾向は、ライバルが出ちゃうと大変困るのではないでしょうか…。
ただでさえそんな人物なんぞ中々いないのに、戦闘能力が同等で、更に自分よりも高い能力が見込める妹が出来たら、そんな(都合の良い)主人は彼女に取られてしまって、もう出会えないかも知れない。それは能力をフルに生かせない→自身の生存率にも関わる事態になります。
それで令令謝はあの時ヒュートランに手をかけようとしたのではないか。そんな気が今ではしています。
勿論そんなことをしたのは大変マズイことですし、この事件によってヒュートランに取り入れられた「自己鍛錬プログラム」が更に、令令謝でもひょっとしたらサポート困難かもしれない最弱とも言える騎士”ワスチャ・コーダンテ”に向かわせたのかも知れませんけども…^^;( でも彼女もまた、天照に最高の武器を用意して貰える超セレブなのですよね…。)
とりあえず令令謝は、姉であるファティマ・京に一部始終を見られていたことによって、AKDの面々に対抗するのはまず不可能になってしまいましたけど、まぁ今の主人もかなり得難い存在なので、(彼女がナオの、超帝国騎士の記憶についても知ってるのかどうかは現在わかりませんけど)GTMで思う存分自分の能力を活かせる今のポジションは、きっと彼女には心地良いものなのだと思います。
今回のへっぽこはそんなところで…ちゃんちゃん^^;
追伸
ダムゲートコントロールのない、あるいは壊れているクーン、パルテノ、ユーパンドラ、運命の三姉妹、あるいは最初から規格外のタワーや、一度リセットされてとんでもない存在となったポーターを除き、騎士と同等の戦闘能力2A以上を持つファティマは令令謝の他に…
・魔邪(バランシェNo.4 彼女の主人はツバイである斑鳩さんですしね…)
・ハスノホルテ(No.20 もう3人しかいない完全未登場のバランシェAFのひとり)
・ヒュートラン(No.21 自己鍛錬プログラムでああなってしまいました^^;)
・アイジェルン(未登場のモラードAF)
以外にいなさそうなので、さてハスノホルテやアイジェルンの選択肢は一体どんなものなのか、今からとても気になりますね!
コメント