マヨール・レーベンハイトとマイク・エドワーズ

　まず、トップページ画が変わりましたことを一応お知らせを…。
　誰だよお前^^;ではありますけども。ラ・ベルダです。
　ニュータイプ5月号の展開は私をどこか黒くさせたままなのですけども、そこから悩み得たものも有り、その結論の一つとして「遠慮はもう要らないのではないか」というものがあります。とはいえ決して攻撃的になるわけでもないのですけども^^;
　この先「ファティマ図鑑」という小シリーズを月一回くらいで書いてみることにしました。毎回1人のファティマを取り上げる予定です。その予告として第一回はラ・ベルダからつらつらと行うことになりそうです。
　今のところこの先は令令謝、メガエラ、パルスエット、ヴィルマ、アトロポス辺りは書きたいこともあり、下手なイラスト含め何とか仕上げて^^;彼女たちについて触れていきたいと思います。
　ただし、先にも書いたように、今の私は相変わらず、黒いまんまですけどね…^^;
　そこは予めお断りしつつ、果たしてこの「ファティマ図鑑」が皆様が読んでみたいものとなるのかは現時点では全く予想ができません。

　……と、当初はこの予告だけでなくいきなり「ファティマ図鑑」本編から進めていこうかと準備をしていたのですけども、昨日ある出来事があり、このことから思ったことを記していこうと思います。
　ただし個人的な昔話も長くなります。その旨お許しください。

　昨日、私はツイッターでイギリスのロックバンド、JESUS JONESの新着情報でもないかなぁ、とワード検索をしておりました。
　そうしたらこんなツイートを発見しました。

https://t.co/w9vm7D0kJs
So, the character Majole Lebenheite is based on Mike Edwards from Jesus Jones? Interesting. pic.twitter.com/6lDvz2PqmS

— Huang S.P. (@wG2w2izR1gppI1u) 2018年6月11日

　私はよく見ないで「おお！マヨール・レーベンハイトとマイク・エドワーズが似てると思ってる方が私以外にもいらっしゃった！」と嬉しくてリツイートしたのですけども、改めて確認したところこのリンク先……私のブログでした^^;
　 でもこのツイートをファイブスター物語とは関係のないところから発見して大変驚きました。私のブログを読まれる海外のFSSファンの方が、この世界の何処かにいらっしゃるのですね。母国語である私の日本語からして大変下手だから翻訳にかけても意味が大変分かりづらいでしょうに^^;
　海外にお住いの皆様、こんな拙いブログを翻訳して読んでくださりどうもありがとうございますm(_ _)m
（と同時に、海外のFSSファンの皆様が相当情報に飢えている事もこうやって伺えるのですけども、FSS13巻以後も海外版は出版されているのかしら…）

　でもこのツイートは大変ありがたいことに、マヨールとマイクが並んで写っており、皆様はこれでお顔の比較ができるかと思います。
　NT7月号のネタバレ感想でも当方叫んでおりますけども、やっぱりこの二人、似ていませんか？
　といいますか、はるか昔……私はまだ20世紀だった頃マヨールがニュータイプの漫画連載に初登場したときからこの人はマイクじゃないの？と疑ってかかっているのですけども……。でもプログレやロックなど、音楽に精通している永野先生から彼の名前を一度も聞いたことがありません。
　でもどうしてもこの二人が他人の空似だと思えず…そのあと色々思い返して、実際のところはこうではないかということを、ここで昔話と併せて書いていくことにします。
　これらの文章が海外の方に翻訳されそうな予感も交えつつ……。

　まず皆様にはこのマイク・エドワーズが何者なのかを書いていかなくてはいけませんね。
　彼はイギリスのロックバンド、「ジーザス・ジョーンズ」のボーカル、ギター、殆どの作詞作曲、音作りをしているバンドのフロントマンです。
　80年代の終わり、「リキタイザー」でデビューし、91年に発表した2ndアルバム「ダウト」は大ヒットし、中でも”Right Here Right Now”は全米2位になりました。

　
　私がFSSから完全に離れていた時期がちょうどこの91～93年辺りになり、その頃私は洋楽などを聴きだしたりして、このロックバンドに夢中になりました。
　マイクは長身でルックスが端正だったことも有り、当時はIn ROCKというアイドル路線からMUSIC LIFE,クロスビートといった日本の洋楽雑誌で取り上げられるだけでなく、表紙にもよく登場し、クロスビートには「マイクが別アーティストの新譜をレビューする」連載まで持っていました。（だからかな、ロッキング・オンは彼らに批判的だったような…^^;そしてこれらの雑誌、リンクないものは休刊してました^^;これも時代よね……。）
　
　マイク・エドワーズはロックミュージシャンである一方、デビュー当時からクラブでDJしていたりテクノ音楽にも非常に詳しく、連載を通しての批評眼もまた鋭く、大変説得力があり、読み物としても優れていました。（ときにはものすごく痛烈な批判もあったり）
　そんな彼らが更にデジタル路線を推し進め、テクノとロックの融合的な音楽を更に目指し突き進んでいって完成したのが93年3rdアルバムの「パーヴァース」です。
　しかし……

　多分なのですが、このアルバムとバンドとマイクは、母国の音楽マスコミ（NMEとメロディーメーカー、かな）にまるごと総スカンというか、オール無視を決め込まれたように思います。
　まさか音楽評論家がマイクの縦横無尽な活躍に、自分たちの職が失われるかと考えたわけではないと思いたいのですけども…イギリスで本当、すっかり闇に葬られるような形になってしまい、セカンド・アルバムはあんなにヒットしたのに彼らは全く行き場がなくなってしまいました。（その後彼らが推してきたのがブラーやオアシスといったブリット・ポップです、あ、これが原因で私は洋楽を嗜まなくなりその辺り詳しくありません^^;）

　でもここからは彼らの母国である英国含む海外と、日本とでは多少事情が異なってきます。
　この……イギリスでは鳴かず飛ばずだったと思われる作品「パーヴァース」についてですが、日本ではヒットしました。ラジオ番組のトップ10に何曲も入っていましたから。（この番組が今も健在と最近知って驚きました^^;）
　今聴いても25年前というのが驚く斬新な音作りと歌への真摯な姿勢に胸を打ちます。
　加えて94年には布袋寅泰さんと一緒に武道館でジョイントライブもしています。
　しかし日本一国だけではどうにもならず……。彼らの活動はやがてどんどんしぼんでいき、アメリカ移住しインディーズで音楽を続けていた時代もあったりして……。
　でもやっと、今年になって最新アルバム「Passeges」が出ました。
　実に17年ぶりです。本当に長かったのです。長かった……。（FSSどころではなく^^;）
　
 そのマイクが日本での雑誌連載で「素晴らしい、絶対ブレイクする、聴いていたほうが良い」と書いていた数少ないアーティストがケミカル・ブラザーズとプロディジーの1stアルバム「ザ・エクスペリエンス」でした。（このアルバムはマイクの言葉に勧められるがままに買いました）
　その後実際に彼らは世界的大ブレイクをしたわけですけども……21世紀も10年以上経って、FSSのオフ会でどうもこれらのアルバムを永野先生も推していたみたいなのですよね。聞いただけですがその時は結構驚きました。
　その頃読んでいなかったFSS連載も、リブート版（ここで対象になるのは４ですね）が手に入って読んでいるとクラブ・ミュージックやグランジのことが表紙や解説に書かれていたりして。
　これらのジャンルは同時代のマイクも雑誌で大いに触れていた時期とかぶります。
　だとしたら永野先生、プログレ音楽に限らず（現在も）色々なものを聴いてそうだから、マイクのこと知らないとはとても思えないのです。

　あともうひとつだけあるんだけど、それは確信が持てないのですっ飛ばします^^;
　でも、ジーザス・ジョーンズ、新譜が出たのだから2011年のときみたいにまた来日しないだろうか、そうしたらFSSとの繋がりもわかるから。
　そう思い信じているのだけども、多分永野先生、マヨールのモデルについては口にしないでしょうね、とも一方では思っています。
　というのもマイクは日本では滅法アイドル的な扱いもされていましたし、先にも書きましたが彼らは（現在も）刺激的な音楽を作っている一方で、布袋寅泰さんと一緒に武道館公演もしているからです。
　布袋さんファンにはこう書いてしまって申し訳ないのですけども、永野先生と布袋寅泰さん…これはちょっと、結びつきませんよね…^^;
（ファンの方本当にごめんなさい。94年の武道館は私も行きましたけど、布袋さんとマイク、お友達なのはわかるけど路線が全然違うよなぁ、布袋さんファンも違和感あるだろうなぁと思って観てました^^;）

　とはいえジーザス・ジョーンズの新譜とほぼ頃合いを合わせてマヨール・レーベンハイトが再登場してきたのは、偶然だと思いつつとても喜んでおります。
　マヨールは（音楽用語が多用されている）コーラス王朝バランカ家の王子でもありますしね。
　連載での彼のご無事を祈りつつ^^;マイク…じゃない、マヨールの行く末を見守っていきたいと思います。（確か彼は一時エストのパートナーにもなるのですよね。）

追伸　
　このトラック”Phoenix”はその3rdアルバム「パーヴァース」（93）からの日本版ボーナストラックです。

　
 この曲もなんだか、映画ゴティックメードのサントラ盤にある”GTM・カイゼリン”に似ているように思うのですけども…^^;（え、空耳？^^;）