エストとヨーンの物語は、終わっていない。(前)

𝕏 Facebook
  個人的メモのつもりで書いてますのでそのつもりでどうぞ。(その割には長文ですが…。)
 
 前回帰省に出かける前に気になったことを短く記して出かけて帰ってみたら、何故か思っていたよりアクセスがありました。
 更にここから圧縮して前回のことをまとめてみれば、
  1. 「ファティマ・エストは当然”全てはマスターのために”動き、その為には偽証も嘘も裏切りも厭わない。だからデコース・ワイズメルのときはデコースのために生きることで自身が持つヨーン・バインツェルへの愛を隠し通した。(ただしデコースにはバレていた)」
  2. 「それはヨーンがマスターになった時も同様で、”全てはマスターのため”だから、あんな別れ方をした後の彼の歩んできた道を考えればためにはならないし、彼が区切ることを望んだからと、 ”愛していましたよ。”と嘘を言って過去形にした。 (そんな形でヨーンへの愛を再び隠した。)」
 という感じだと自分は思っていたのですよ。
 だから「ファティマ・バーシャとの初恋と決別した」とするヨーンが今後、誰と結婚しようが子供をもうけようが、ミラージュを出ていこうが彼の人生、まったくもって本人の自由なのですけども、エストにとっては、今後彼の前では微笑むばかりで、ファティマの役割としては(デコースの時と同様に)全力であたってもそれ以上の何かを態度に出すことは一切しないでしょうけども、とはいえ彼への愛は途切れることがなく今後もずっと続いていくのではないか?そう思いながら一枚の設定画を思い出しました。
 それはDESIGNS7、ブラック・エンペラーことレーダー9の隣ページにある彼女の設定画です。
~この画像は広告です!~
商品画像
 以前から気になっていたのですがどうもこの彼女の表情が「心あらず」という感じがしてならないのです。
 しかも彼女は前のマスターが持ってたらしい真紅のガット・ブロウを持ち(当然これはヨーンの持ち物になる。それまでに何らかの理由で主従関係を解除されたということ)、19巻で姿を見せている「ダークネイビーのダッカス」はレーダー9にもそのまま受け継がれ、ミラージュの漆黒の華十字のデザインも残されたまま。(双頭の龍は追加されるみたいだけど)
 4代目黒騎士バントライン・コールになった時に色はもとに戻るみたいだけど…?というこのあたりの謎は今後一体どう動いていくのか?そんなことを思いながらちょっとエストとヨーンについて振り返っていきます。

・まずデコースさんは何を思いつつエストと接していたのか?

 ちょっといきなりですが振り返りの意味でもエストとデコースの歩みを列挙していきます。
  1. 10巻のヨーンとの対峙でファティマ・バーシャはエストに戻ってデコースをマスターと呼び、「まるでそれ以前のことが全てなかったことにされたかのように」ついていってしまい3代目黒騎士に。
  2. このときジョルジュ・スパンタウゼンが「あのファティマは命をかけてお前を守ったろ ファティマが 自分から 攻撃をしたんだぜ(中略)あの一瞬だけあのファテイマが本当にお前のものになったのさ」とヨーンに話していますけども、同様の疑念がデコースの頭にもあったということなのだと思われます。「主人でもないひとを自ら率先して命をかけて守ろうとしした」という点。そんな不可解なこと→「それって少年への愛よね?」と彼が何らか(具体的でなくても)推察したということなのでしょう。
  3. 恐らくその後のエストは忠実にデコースに従い、彼のためだけにに動いていたんでしょうけども、デコースは2について疑いの眼差しが消えなかった。で35年経過。
  4. ダッカス・ザ・ブラックナイトのオーバーホールついでにエストをメンテナンスすることにする。(13巻)デコースは生みの親であるモラード・カーバイト博士に直接頼まずミース・シルバー博士を仲介して頼んだ。
  5. その時ついでに?ミースはアウクソーの件をどうにかしたくてモラードだけでなく、他のファティマ・ガーランド達も呼んだ。
  6. モラードがこのとき既にエストのシークモードの崩壊について把握していたかどうか不明なのですが、エストの仕組みを皆に話す→シング・桜子がそれを聞きエストに直接追求する(恐らくエストにとっては隠し通すという意味で一番の難関だった?シークモードがなくなっていることを桜子が知っていたら理詰めで逃れなれなかったかもなので。このあたりは彼女を守るために用意した形態シークモードではあったものの、壁が突破されたとしてもそれが本人の望みならば自由に生きてほしいと願ったモラードの親心の可能性があり。)
  7. メンテナンスしたのはモラード本人→虐待のあとが色々あった。←これはやはりデコースの仕業だと思いますね今となっては…。※以前ブログで触れたら強めの反対意見が届いたので…。
  8. ミースが仲介してエストのメンテナンスが成されたので、「シークモードの崩壊」についてはこのとき彼女にも話されている。ミースは結果を冷静に分析し、「中立の立場で」デコースに結果を伝え、とはいえその後もペラペラと彼にエストについての情報を話している。(17巻参照。この時ミースはバーシャのダムゲート・コントロールのことについても話していると思う。)←(モラード本人だったら虐待のことを追求されてこうは明かされなかっただろう。)
  9. ミースにエストの複雑な仕組み(シークモード)を説明され「(エストに)これ以上の負荷を与えるな。ファティマの性能を最大に保つのは主人の役目でもある」と怒られてそれからはとりあえず虐待するのはやめる?+エストに宝石を贈る。(14巻)
  10. エストはその後もヨーンのことはおくびにも出さずデコースに忠実にあり続ける。ただし16巻でデコースがミス・マドラに襲われていた時は内心ザマーミロと思っていた可能性も…。(というのも、デコースはエストに助けを求めてたけど動かなかったから。生命の危険ではなさそうだしね💦)
  11. ミースはデコースに全てを話したか分からないけども(まぁ大体は話したのかな?)2と9の合わせ技と、デコース自身の分析でバーシャ→エストへの謎について、彼女の状況を把握する。
  12. ヨーンがデコースを襲ってきたので、傷を負わせ撃退するが殺さなかった→それは11から導き出された彼の推論から、エストを崩壊させないため。彼にはファティマ・パルスエットがいるし生存すると予測。(ただし決闘するまで回復するとは思わなかった可能性はあり。そしてパルスエットが命をかけてヨーンを救ったのはあのダブル・アライメントスーツのおかげでもあって、なかったら生存できなかったのでは?という私の疑念はとても残る。)
  13. ヨーンは復活し、ミラージュ騎士となった彼と決闘することに。デコースにとってはヨーンのことはどうでもいいが、彼と一対一で戦うことで、彼のことを愛しているだろうが表に出さないエストがどう反応するかを見たかった。(結局エストは命尽きる最後まで忠実に彼の従僕であり続けたので満足し、自分が把握していたすべてを話した?)
 とここまで長々メモしてみましたけども、デコースさんについてはまぁこんなところかな、と思ってます。
 となると、エストが変顔…じゃない💦鬼のような形相をしているような時の彼女の心持ちって、「マスターが最上位」としつつなんとか恋心がバレないように取り繕った結果の変顔いや、表情なのかもしれませんね。

・実はエストのことを推察している者がもうひとりいる。

 それで、どうしてデコースさんのことを延々と振り返ったか?というと、スパンタウゼン、デコース以外にも「エストがヨーンのことを愛している。」と推察しているキャラクターが他にもう一人いるだろう、という事に(帰省している間に)気がついたからです。
 それは天照。
 10巻で分身東の君が見てますし、19巻でレディオス・ソープも見てますけども、彼、225ページで「切断された脊髄の障害はエストも分かっているっぽいしなー」と言っているからです。
 戦闘時ヨーンに付いていたAFバクスチュアルと、天照レベルでしか察し出来てない謎の挙動の原因を、エストは経験と観察と強い気持ちからとっくに気がついていることを彼は把握しているわけです。(勿論ヨーン本人は後遺症のことは現時点で知らないはずです。)
 あとは彼が実際に見てきたことを追加すればきっとエストの動向には気がつくでしょう。

 ひょっとして、天照陛下、エストのスーツ散々欲しくて12着の新スーツを用意してあの象徴的なオレンジのデカダン・スーツと交換させたという変ちきりんな動機はあったとしても、あの白いアシリア・セパレート…。
 黒騎士のファティマなのに白いスーツを彼女に与えたのは…。

「(彼女にとっての)綿帽子のつもり」だったのですかね??
 ととても気になったのでした😮

 でも映画ゴティックメードのラスト、エストは3159年時はレーダー9のところにいるのが明らかになっているので、結ばれないことが定まったヨーンとの主従関係なのはいつまでなのか?えらく短期間になりそうな予感も漂わせていますけども、彼の生きている間、いやそれ以後も彼への愛は持ち続けるのか?ということを念頭に置きながら、後編のトンチキへっぽこ予想といきたいと思います。(そうです、へっぽこ予想なんですこの項目…😅)
 後編は下記リンクからどうぞ。

コメント

トコ さんのコメント…
前回は初めてのコメントにも関わらず丁寧に返信をいただきありがとうございました。
前回から更に色々と詳しく考察されており、特にデコースとエストのことが掴めず悩んでいたのですが順を追って説明していただき大変腑に落ちました(ただやはり二人の間に身体的DVは全く無かったと思います^^;)
エストの白スーツはウェディングドレスか白無垢代わりというのは少し見たことがありましたが「天照は気付いていたのでは」というこちらのご考察で、そういえば確かに、もしかしたらエストへの天照の罪滅ぼしなのかもしれない、とも思いました。
あと「デザインズ7のフィルモアスーツのエストが心あらずのよう」というお話にて、以前ブルースーツのエストの説明に「暗色に纏められたスーツはエストの気持ちかも」との記載と今回ネイビーブルーはヨーンのカラーとあったのでそういえばこの2つ関連あるのだろうかとも。全く関係ないかもしれませんが…。

もし愛が現在進行形だという考察どおりならば2人はすれ違ったまま別れ、人の心を持った工生命体との隔たりというテーマだけ浮き上がらせて放り投げることになるのでチークさんの仰るとおりこれで終わりではない気がします。
ただ、どう転んでも成就は不可能という問題なのでここで終わるのも可能性もありえるかもしれませんが。
それにしてもエストについてこちらの視点から見ている人がいなさすぎてちょっと不安になってきています^^;
チーク さんの投稿…
トコ様
 再びいらしてくださってありがとうございます。
 人の見方は100人いれば100通りある、というのがこのブログのモットー(?)だったりしますから、トコさんには私含め他の方がどう思っているかは二の次にしていただき、ご自身が作品から得た印象をもとに思ったことを大事にして頂ければ、と思っています。正解探しの場じゃないですしね。
(と書いてデコースさんのことをスルーしようとする…^^;)
(いや、彼のファンの方は他にも大勢いらっしゃるのは存じてますからここからは独り言として書いておきますが、私としては別に行為を責めているわけではありませんので悪しからず。)
(でもそうでないと”どうして彼がミースに怒られたのか”が理解できなくなるのです。)
(FSSそんなこと言っちゃうと私なんかどうするんですか!^^;ですし。)
(この作品他にもミースとかヨーンとか、クリスティンとかバランシェとか天照とかカイエンとか、業が深いキャラクターが多いのだから今現在の社会的通念でジャッジしようとする人がもしいたら”これはフィクションなんです!!”とシャットダウンがいいですよ…。と、以上独り言でした。)

 単行本ではエストのブルー・スーツ設定画出てきていますけど(あのデザイン良いですよね。)レーダー9が”ブラック・エンペラー”なのにブルーなの?となってしまう…。ということはエストがフィルモアに来るまでは彼はブラック・エンペラーと言われないのでしょうか?と別の意味で気になるのでした。
 でもあのブルーはレーダー王家の色だし、レーダー8さんも皇帝服は暗紺地だったと思うのです(なので9も同じベースだと映画を見てて思ってました。)
 永野先生黒にも色々な黒があるということを設定画で表現しているのは昔からそうですけども、(今だとダッカス・ザ・ブラックナイトのグリーン系とブルー系の色合いの違いがそうですね)トリハロン皇子でいわゆる#333333の黒を使っているので、レーダー9が”ブラック・エンペラー”と呼ばれるのには違和感を感じ映画のラストのレーダー9はブラックじゃないだろーと思って観るようになってしまいました^^;

 余談が過ぎました。
 私は自分が思ったことだけしか書いてないのでハズレも多いし役に立ってるとは思えませんが(トコさんの事では決してあありませんけども、FSSで正解を見つけたい目的の方は掲示板とかのほうが有意義だと思います。)トコさんにはもしも気が向いたらまたいらして頂ければありがたいですm(_ _)m
青いレーサーB面 さんのコメント…
お疲れ様です.

もっと早くコメントしたかったのですが,色々と忙しく今日になってしまいました.

デコースがエストを虐待していたとは思わないですが,相当酷使していたとは思います.

というのは,デコースが今際の際に口にした,デコースとエストの勝負とはなんだったのか,と思うと.

デコース エストを道具として使い倒して面白い人生を送れれば勝ち.ファテイマの魔性に絡め取られたり,エストが壊れたりしたら負け.

エスト デコースを利用して,ダッカスの性能を引き出せたら勝ち.デコースに解除されたり,ダッカスが負けたら負け.

ではないかと思います.
デコースは道具をわざわざ痛めるようなことはするかな,と思うので.

さて,ヨーンとエストの物語は恋物語としては終わりだとおもうのですが,ジークのところにどういう経緯で行くのかは気になりますね.

多分,描かれるとしても何年か後になると思うので,先生の健康を祈ると同時に,我々も頑張って生きましょう(笑).
チーク さんの投稿…
青いレーサーB面様
 どうもこんばんは。コメントどうもありがとうございます。
 うーん…私がこの辺りについてはあくまで自分の思うことを書いてますから、合っているのか?というのはまた別の話になります。恐らく永野先生も解説されないと思います。
 その辺りは青いレーサーB面さんの持ったご自身の印象を大事になさって下さい。としか書けません。ごめんなさい。

 と同時に思ったことは「デコースさんについては、”18巻のバランシェ系ファティマで亡き者とされた4人目については誰か?(後の3人はフォーカスライト、インタシティ、オリジナルの令令謝)”と同じくらい、彼についてはセンシティブ案件なんだな」という感想を抱きました。 
 いえ、それくらい(4人目の件もそうですけども)該当者が人気者であるという証左でもあるのかも知れませんし、それゆえにコメントいただくのかな?と思いました。ただ私にも私なりに印象を抱く理由が(はっきりと)あります。このブログは正解を求める場ではないのでそこは曲げないことをお許しいただきたいです。

 それに、ヨーン・バインツェルにとっては「終わった初恋」ですけども、それはあくまで彼の中だけの話。嘘をついたエストにとっては表面上は騎士とファティマの関係に収まりつつも、今後も長いスパンで彼の生涯中、あるいはその先までも彼のことを思い続ける事を予想させるのはロマンチックな気がしますね^^;
青いレーサーB面 さんのコメント…
お疲れ様です.

ええと,チークさんの感想を否定したかったわけでも,議論したいわけでもなくて,単に「私はこう考えた」というのを聞いて欲しかっただけです.
気分を悪くされたみたいでごめんなさい.

もし,永野先生に誰かが質問したら,「描いてある通りだよ.そこまで説明が必要?」と言われると思います.

エストの思いについては,そうですね,デコースが最後の命令で「俺たち騎士のことを憶えていてくれ」と言った通り,ヨーンへの思いもずっと忘れずに心の中にしまって生きていくんでしょうね.

とてもロマンティックですが,(多分,他の色々な思い出と共に,抱えきれなくなって)5代目黒騎士の敗北と共に眠りにつくことを考えると悲しい選択とも感じました.
チーク さんの投稿…
青いレーサーB面様
いえいえこちらこそ大変すみません。 これがオフ会だったら傾聴モードではあるのですが、いざ文章にすると難しいものです💦
 特にコメントやオフ会参加などアクション起こして下さる方は殆ど(私には勿体ないほど)配慮いただいていることは折に触れ痛感しております。本当ありがとうございます。


ただエストって、グラード卿のあとコーラス6に仕える設定(剣を教える?)はなくなったのでしょうか?もうバーシャにはならなそうだし。それならば彼女の意思でそっと人生を全うする方が良いかな、と思ってしまいます…(そりゃ長生きはある意味羨ましいですが、うん千年も生きて次々と人々を見送るのも大変そうです…)