ファイブスター物語19巻ネタバレ付き感想(前) 感激の声の中、うつむく。の巻

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 注意 お題にもある通り、ここから先に書くことは、2026年5月9日に発売されたファイブスター物語19巻(以下FSS19巻と略)のネタバレ付き感想ですが、幾つか気をつけていただきたいことがあります。
  • 当然ネタバレに踏み込んでますが、あらすじは示してません。(だから買って読んでない方には見てもなんのことだか、さっぱりです。)
  • 買って読んで「わぁ!!感激した」「涙を流した」方がわざわざ読むものではありません。すみませんが該当する方はお帰りいただいたほうが強くお薦めです。
  • このブログはFSS連載をもともと追っています。ごく少数の方は連載時の私の感想を読んでいると思いますけども、当時とあんまり気持ちが変わっていないことは先にお知らせします。
  • 漫画本編には触れていないつもりですが、FSS19巻と同時発売になったニュータイプ2026年6月号についてのネタバレ込みの話題も含みます。(漫画部分については昨日記事にしていますので、以下リンク先からどうぞ。)
さて、先に警告しましたからね!ということで、ファイブスター物語19巻のネタバレ付き感想といきたいと思います。
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 いきなりファイブスター物語と関係のない話題で恐縮ですが、先日私はとある映画を見に行きました。とても面白くワクワクしたので、リピート鑑賞しましたし原作本も買いました。
 そうなると他の方の感想も見たくなるものです。ですから最近(現在進行形で)SNSなどでしょっちゅう確認していたりしますけども、沢山の絶賛の声の中にもやはり「つまらなかった」「何が良いのかわからない」といった声も聞こえてきたりします。
「私が合うものがあなたに合うとは限らない」というのは至極当然のことでもあると分かっているものの、やはりつまらない、という声を突きつけられると動揺が走ったり、時にはその人の声に影響されて自分の感じたことが汚染されたような気分にもなってしまう、そんな事もあるでしょう。
 私自身はFSSファンの方にもしも作品に対して自分と違う(ネガティブな)意見に対してそういう心持ちになるようらば、そんな事はわざわざ拾いに行く必要はないと考えています。   
 永野先生からの、心待ちにしていた物語の贈り物、折角大いに愉しんだあとでつまらない思いをすることもないでしょう。

 とはいえ私自身も元々、子供の頃からの根っからのFSSファンですし、家族にはこの作品のことになると目つきが変わる、足に渦が巻くと恐れられるほどですから一種の狂ったフリークなんだと思います。
 けども、正直なところ19巻の物語には2年前の連載時から眉をひそめることが多数あって、その時々で味わった苦さを内に抱えつつも、単行本でまとめて読めば多少はその点が気にならなくなるか?あるいは連載からの変更点があったり何か追加があればその印象が変わるかな?と若干の期待もしつつ昨日の発売日を待っていたわけです。

 先に結果から書いてしまえば、冒頭でも触れたように連載当時と私のあまり気持ちは変わっておりません。(安堵したり続きが気になることはありましたが)
 ここまで読んで、もしもあなたがポジティブな気分を崩したくないのであれば、今直ぐここを退出することを改めてお薦めします。しかし、私は私なりにFSS19巻に対して肯定的になれない理由もそれなりには持ち合わせています。
 作品ファンなのだから好きなものに否定的なことを表明せず黙っているという手もあるのですけども、どうせここは普段からバズりなどとは無縁の自分の庭、相当検索しないと見つからないネットの片隅です。
 海の中に手紙の入ったボトルを投げ込む行為と同様のことだと思って頂ければありがたいです。

 さて私はFSS19巻を読む前にニュータイプ6月号を一通り読んでからページを捲りだしたのですけども、最初に思い浮かんだことは「頑固ってのは、思考を停滞させる最悪の感情だと思っています」と締めくくった「永野先生への一問一答」特集の最後のメッセージでした。
 まさか自分のことを指し示して言っているわけではないのは分かっていますし、そこまで高慢ちきにはなれませんけども、恐らく大勢の方が大満足されているであろう中で悶々としている私の中のもうひとりが、「それ見たことか、永野先生だってそう言っているよ!」と、大勢のファンが今現在幸福感を味わっているように、気持ちがポジティブになるようにとどこかで促している結果なのかも知れません。

 でも。
 やっぱり、色々あった伏線をローラーで大いに押しつぶし、当初予定されていたことをあれもこれもと変えて出来上がったこの物語をどう受け止めて良いのかわからないのです。
 そして、変更点が色々あれもこれもとあった結果…結果なのか分かりませんけども、恐らく18巻でファティマ・パルスエットが命を落としたのはある意味玉突き衝突の犠牲者のような気がするし、しかもその彼女の犠牲が完全に物語に活かされているとは言い難く…。
 またそれ以外にも「パルスエットと違い、命がなくなったわけではなく登場はしているけれどキャラクターとしては殺されてしまった」と感じる面々が何人かいるよね。と下を向いてしまうのです。

 恐らくこれらは永野先生が「物語をスピードアップさせる」と言い出したときから起こっていることだと考えています。
 私も17巻迄では何の疑問もなくお話を満喫していたのです。
 ファイブスターストーリーズ。子供の頃から一番大好きで、一番面白い物語であり、もうそれは生涯ゆるぎのないものだと確信していました。(だから家族にも狂ったひとだと奇異の目で見られるのかもですが…。)
 それが18巻に入ってからクエスチョンマークが徐々に頭の中に増えだして、それが心のバスダブから溢れ出したのが19巻だと思って下さい。
 そしてその原因はおそらく先にも書いた「物語のスピードアップ」による影響もあるのだと思います。詳しくは次の項目にしたためることにしますけども、今の自分にはこんな淀んだ気分がある事をお伝えしておきます。

「映画ゴティックメードは自分大好きな作品です。それは変わらないのです。でも単行本12巻から連載再開までの失われた9年はとてつもなく大きかったのだと今になって思う。」
「もしも先生の連載が週刊連載とはいわなくてもせめて月2回だったら…でも無理ですよね。先生デザイナーであって、漫画描くのは大嫌いだと一問一答でも何回も言っているし。何より膨大なお仕事をされているのは分かっているのだからこれ以上は望めない。」
「でも…」
 そう思わずにはいられない疑問符を投げかけてしまう理由は、長くなりましたから分けることにします。(ここで止めたほうが良いなと思ったらやめてくださいね。)

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