今回とあるキャラクターについてちょっと書いてみることにします。
既に皆さん気になっていらっしゃることかも知れませんけども、最近色々な設定が新たに加えられた人物、クラーケンベール・メヨーヨについてです。
17巻のキャラクター解説の頃からあれよあれよという間に、大まかに書けば3つの要素が彼に付加されました。
- メヨーヨ朝廷、コーネラ帝国、それにガマッシャーン共和国?などが連合した組織「統一カステポー連合」の初代大統領(ツァ・ベール1)になる
- 1の要素のままミラージュ騎士にもなる(3159年のアドラー大侵攻は気が向いたら参加?)
- ゴティックメードに登場している騎士シャンディ・マーカスから連なる名家マーカス家の直系子孫である(母がそう。13巻に登場する現当主メリー・マーカスとは異父兄妹)
※1について、現在ガマッシャーンは直接バッハトマを叩いてその後ミノグシア連合に入る!とナオ・リンドーが息巻いていましたけども、将来は彼の思うこととは別方向に向かうわけです。この計画がうまくいかなかったからなのか?それともミノグシア連合側に合流することを断られる?あるいはナオが出かけている間にクラーケンベールに出会い誘われタッグを組むことにした?いや元々この二人は知り合いなの?と理由はいろいろ考えられそうなんですけどもナオくんの動向については今回本題ではないので割愛します。
※※1についてはもうひとつ「ハツーダン連合」という名前が出てきてるんですが、これと「統一カステポー連合」との違いが現在のところ良く分かりません。ガマッシャーンは統一カステポーじゃなくてハツーダン連合のほうかも知れませんがちょっとこちらも不明な感じなので今はパス!
どうしてこんなに付け足し…いや、色々多くの要素が彼に加わったのか?
そのままメヨーヨ大帝でもファイブスター物語では出番が多かろうに。とも思ったのも確かで…。となるとこの3つの要素は今後の物語に大いに絡んでくると考えられます。
そこでボーッとへっぽこが思ったことをダイレクトに書いていきます。
- 統一カステポー連合とすることで(大統領ということはEUみたいな感じ?)FSSの世界情勢が描きやすくなる。
- AKDのボォス侵攻時(3199年)、ここはミラージュ騎士の領土という扱いになり、侵攻することなくそのままAKD領土になる?
- クラーケンベール・メヨーヨの結婚相手が…ちゃあの後夫になる??😱
おいおいなんだか物騒な空気に包まれそうですけども、そのまま続けます。
1はフィルモア帝国が示した「円卓の騎士~ラントの盟約」がクバルカン法国、ジャカスターク公国を内包したように、恐らく国家組織としては今後もそのままであっても、読者にとっては「こういう枠組み」でより大まかに物語の世界情勢を把握しやすくなる感じといったところでしょうか。
AKDはデルタ=ベルン星全体が配下であり、ジュノー星も恐らくコーラス王朝の動向を把握しておけば全体としてはそんなに変わらない。(乱暴ですが。)カラミティ・ゴーダース星は今回の円卓の騎士によって、緩やかながらも昔からの堅固な繋がりが復活したことでこの人たちは「グレート・ショルティの皆さん」として把握できる。
そんな感じでボォス星もミノグシア連合以外の国家連合として無視できない規模の存在として「統一カステポー連合」が登場するのではないでしょうか。
(ただこういう、国家同士が緩やかに協同する連合体というのは今の世界状況でもままあることとはいえ、フィクションだと大まかな流れを書けばだいたい話の流れは通じることになり、各国のディティール作り込みの裾野を広げなくても良くなるという書き手の利点しか浮かんでこない…。けどもそれはちょっと書きすぎたかな。)
2は…4100年のAKD対コーラス6の時代にあってもアシュラ・テンプルやKAN(ここはわかりやすさを取ってMH名で書きます)はとても優秀な兵器でAKDで長く使われるようなことが度々設定資料集などで触れられていたので、この2カ国が連合していて、しかもその長がミラージュ騎士だというのならばその財産がAKDとしても丸々活かせるのではないかという一種の読みです。
そして3なんですが…。オイオイ!と言われそうなので適当にお読み下さい…。
最近天照家の「女系家系」についてが細かくDESIGNS7で記され、天照本人だけでなくコーダンテ家、アトワイト家などの厳しい感じが書かれています。ここではかなり端折って書きますけども
「女性が跡継ぎ。男性は跡取りにはなれるが天照家の女性と結婚して子供をもうけない限りはお家断絶。」
「オリビー・タイトネイブと結婚しそうな(勢いの)斑鳩王子は、せっかくエミーテ家として王位継承順位をも含め復興したのに恐らくここでまたお家断絶。(また新たな王家は作られる可能性はあるが血統の意味からも恐らく継承順位が下がる)」
そして…
「おそらくコーダンテ家はアイシャの妹ワスチャが継ぎ、ヨーン・バインツェルとの間に剣聖ヴェイデリ・コーダンテが誕生するけれども、この子供は男性である。」
「となるとヴェイデリは将来天照家の他の王女と結婚しない限り、いくら能力があって強くても家を継げない。」(これは斑鳩王子と全く同じこと)
「勿論そうなる可能性もあり得るけれども…そんなに上手くいくのか??」
という印象なのです。
コーダンテ家は後々4100年代に「ルート・コーダンテ」が活躍しますから家系は着々と維持出来ているようなんですけども、果たしてそれはヴェイデリからの家系なのか?
と思ってしまうと、ワスチャにもうひとり女のお子さんが必要になるんですけども…でもなぁ、ヨーン・バインツェルが3159年以降ミラージュ騎士を抜けそうな予感をビシバシ漂わせているため、ひょっとすると、ひょっとするのかなぁ…と思ってしまうのです。
勿論クラーケンベール・メヨーヨが他の天照家王女と結婚する線もなくはありません(パナール・アトワイト・エックスとかね)となると、その場合は4100年の時代にコーラスにやってくるあの方ですね。
ただクラーケンベール・メヨーヨが、彼にしてはめっぽう不思議なことにワスチャには即座にプロポーズしているからなぁ…。あんなハチャメチャなことしておきながら、しかも彼がミラージュにも来るとなると、ワスチャのことを吹っ切って他の天照家の女性とくっつくかと言われればかなり怪しい感じ、しませんか?
でもゴティックメードからの登場人物の血筋がこんな思わぬところで表出するとなると、きっと彼の結婚相手はこの先の物語にも大いに関わるはずなんだよなぁ…。とへっぽこはあれこれ悩んでしまうのでした。
しかもDESIGNS7の83ページ、天照が「天照王朝を任せられるのはちゃあとマキシだけ」と(その先の物語で)言わせることになるのは、ワスチャとしては近い将来にヨーンと結婚してめでたしめでたし、というだけではなさそうな気がちょっとしております。
(ちょうどニュータイプ今月号の連載では天照陛下、ちゃあについてかなり辛辣なことを言っててD7とは対照的でな感じでもありますね。)
もしも3が本当に実現しちゃうと、本当にメヨーヨとコーネラ、(場合によってはガマッシャーンも?)無血開城ということになっちゃいますから…。コーダンテ家としてはとても大きな仕事をしたということに…どうなんでしょうね?
違っていてほしい気もするけども😂 (今回のお話のあたりに?となられた方はD7を手元にどうぞ…。)
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