さて、DESIGNS7からの小ネタ1.5からお越しくださったかた、もの凄く変なことを私が書いたのでお怒りの方もいらっしゃるかも知れませんけども…でも続けます。
だけどもひとつだけ、先に言い訳しておけば「そう私が思ったのは事実なんですが、私自身は全く望んでおらず、大きく外れてほしいのです。」
※いきなりここから読み出した方は、1.5の方を一応ご確認下さい。
私はDESIGNS7を読んでいて気になった事があり、もう一回緋色の雫(ナカカラ攻防戦)を読み返して、ラストの詩女フンフトの言葉を思い出してそんな印象を持ったのです。
その気になったことというのは、ドリュー・ゼレの項目です。
「彼への依頼はナカカラ攻防戦でクリスティン・Ｖを亡き者にするものだった」
え？ナカカラ攻防戦って、ナカカラ王国を護っている体をしているけども、元老院が裏で(ブーレイ、もえぎの騎士団)動いていて、クリスのことを助けようとする皇帝陛下ともどもピンチに陥らせようとしていたんじゃないんだ…。と思っていたけども、よくよく読み返せばそんな感じもしました。
皇帝ダイ・グが自ら救援に回らなければ確かにクリスティン・Vは戦略に追い詰められて死んでしまった可能性は高そうです。その悲劇を利用してフィルモア帝国軍を高揚させ、(その後は配置したブーレイやもえぎのは撤退させつつ)ナカカラを抑えるつもりだったということなんでしょうか。(私はてっきり二人共だと思ってた、でもそういえばミヤザ官房長官は元老院の計画、聞いているんでした…。)
でも元老院でクリスティン・Vの☓☓を狙ったりするような不届きな輩は当初いましたけども(ただしこれは詩女フンフトのはからいで彼女がレーダー8の養女になったので防ぐことが出来た)、でも彼女のことを利用したい面々はいても、「亡き者にしたい」人って…あのタコ親父、バシル・バルバロッサしかいないじゃないですか。
クリスティン・Vのことを13巻で「魔女」呼ばわりした人。
まぁ確かにその後も皇女茄里を使ったジークボゥ暗殺は失敗し、トカゲの尻尾切りをしたつもりがいつの間にか彼女、クリスティンに懐いちゃっているしなぁ…。
そしてナカカラ攻防戦では、クリスティンを守りたいからと病気をおして一人登場した皇帝ダイ・グの参戦で元老院としては思わぬ形になってしまいました。(まぁそれでもナカカラ王国はフィルモア優位になりそうなことをフンフトは語っていますけども)
そんなタコ親父もついにダス・ラント陛下に忠誠を誓うことに…って書きましたけども、今ならば別に忠義のフリしてあとから自分たちに有利になるような元老院的主張をあちこちで忍ばせていけばいいだけのことです。多分今までもそうやって裏の世界のドンをしてきたのでしょう。
でも自分の思う方向をいつでも邪魔している女、それがクリスティン・Ｖなのです。(勿論本人は全く意図しておりません)
恐らく父バーバーリュースの不祥事からレーダー8の退位がはやまって～でも自分の政治力ではどうにでもならない「不肖の息子が勝手に決めた皇帝」ダイ・グ・フィルモア５にスライドしたその時から。
そしてこの「クリスティン・Ｖを亡き者にする」司令を元老院から受けていたドリュー・ゼレ。でも彼はAKDの要人らしき感じを受けつつ(アトワイト家の者が心配するくらいだから)行方不明になっています。
もう一つ気にしておかなくてはならないのは「元老院とシステム・カリギュラの関係」。ドリュー・ゼレはどうもカリギュラから派遣されている騎士だということも読めます。
そして最近のファイブスター物語の展開を思い出してみて下さい。
- 今回騎士は多数いてもファティマ達が一切いません。
- 警護のバルバロッサ騎士以外は誰も帯剣していません。
- 恐らくダス・ラント陛下の計らいから、ダイ・グとクリス二人きりにさせました。
- ダイ・グは何気なく、(クリスへの守護にもなるだろう)ゴルケットを彼女に渡すようにすでに次期皇帝に指示しています。
- 多分この話も来月号で本人にすると思われます。
でも剣聖慧茄、強天位璃里、レーダー８、ジークのような強い騎士でも、別室に行ってしまった中で、もしも剣を持った騎士がその場でクリスティンとダイ・グのところにテレポートしてきたり、なだれ込んでしまったら、どうしますか。(もしも連絡を取り合っていたらファティマに傍受される危険性も高そうなんだけども、このときは該当者多分いません)
クリスはもうずっとずっと前から、現皇帝陛下をたぶらかしている？更にこういう状況になれば彼と変な約束をしかねない。これ以上「魔女」クリスの地位と権力が更に高まることを恐れ、亡き者にしようとしたならば…。
そう思いながら、再びフンフトの言葉「赤い血で染まったフィルモア皇帝の緋色の雫」のことを考えてしまうのです…。
2024年４月号の表紙で出てきたクリスティン・Vのゴルゲットについていた宝石の色は緑になっていてそれに「？」となっていましたけども、でも確か他設定画で出てきた(フィルモア1とか映画など、もちろんD7182頁のクリスティンも)に出てきた宝石は赤でしたよね。
緑が赤に染まってしまうんでしょうか。それとも今後の展開へのお察し対策？悩むところです。
ここまで書いたことは勿論私の単なる妄想でしかないのですけども…もしもその通りに話が進行してしまったら更に大変まずいことも発生します。
「もしもダイ・グがシステム・カリギュラの息のかかった騎士に(結果的に)暗殺されてしまうとなると…でもカリギュラは痕跡残さないだろうから、動機はバルバロッサの半ば私怨でありながら、AKDの要人だった人物が実行しまうことになる。」
「それはフィルモアとAKDとの断交にも繋がり、新皇帝はヨーン、ちゃあという折角の大切な友達との縁を失ってしまう」ことになりかねないからです。
そう思ってレーダー9の解説(184頁)を読み直すと、彼の政治、なんとか平和と帝国民の移住という困難の中で目指していきたい彼の外交の登場人物の中には天照はもちろん、ヨーンやちゃあは登場してきません。
もしもドリュー・ゼレが来月号に登場してきてしまったら、天照の知らないところで事が起きてしまったと思われるので、かつての学校の理事長でジークのことをよく知っている彼でも「彼の執政、権力を恐れる」ことしか出来ないのです。
ひょっとしたらそんな政治的断絶の中で、なんとかかつての友情にすがりたく、橋渡ししたいと3159年あたりにファティマ・エストを介して渡されたのがミラージュ騎士団のガットブロウなんでしょうか。
「友から友へ」。
ムンスターの空港でジークは皇女茄里に「お別れの時間を作ってくれてありがとう」と伝えていますから、元々新皇帝になると決めた時点で友人たちと会えなくなることについて彼は覚悟はしていたのだと思いますけども、もっと辛いことが彼の中に起きてしまうのかも知れないし、「皇帝個人では様々な御縁を持っていながら、フィルモア帝国はAKDとの間にも友好関係が築けなくなってしまった」状態での新体制スタートが待っているのかも知れません。(となると、ジークはヨーンとちゃあの結婚式にも当然出席できないことに…)
今回かなり時間がかかってしまい、しかも衝撃的なことを書いておきながらとりとめもない感じで綴ってしまいましたけども、これも小ネタその1のときのように「残念！違ってました！！」となっていることを心から望んでしますし、クリスティン・Vにはダイ・グ・フィルモア5との最後の時間、思いを伝え合うだけ伝えて、彼には天寿を穏やかに全うしてほしいと心底願っております。
追伸
え、元老院メンバーはどうなるの？ということにもなるかもですが、ダイ・グだって慧茄からジークの取り組み聞いていたわけですし、ジークが各国要人迄連れてやってくるまではそれなりに時間はかかっただろうから、バルバロッサ王家間(タコ親父とアドー)位は連絡取れてたんじゃないかな…
あとのメンバーは演技じゃなくてまじで知らなかったかもしれないけど…。(ティルバー女王はジェインに命乞いした可能性はあるかなぁ。)
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