今日8日はDESIGNS7、ニュータイプ4月号、そして永野護デザイン展の図録の発売日でした。(D7は本屋さんで発売してますが、図録は永野護デザイン展の会場に行かないと買えません。)
私は店舗限定特典などがもしあっても「そんなのどうでもいい!一刻も早く読ませて!!」というタイプなので(これは大昔からのファイブスター物語の頃から全く変わっていません。ブログ書いてなくても単行本や副読本は発売日前から探し回っていたりしているでしょう。)DESIGNS7は早めに手に入りましたけどもこちらを読んでブログを書くのに1日半かかりました。
ニュータイプは今日の発売日に手に入りましたけども、この2冊だけでも物凄いボリュームの情報量があり、頭の中がパンクしそう!
私としては展覧会図録が今日来なくて良かったと心から思いました。(6日までに事前予約した方は20日発送のようです。)
ちょっと前に、私は何も書かれていない図録サンプルを触ってきましたけども、デザイン展図録本もD7に負けず劣らず相当重たいものになっています。(A4版244頁・4400円)きっと沢山の展示作品が収録されていることでしょう!
(もしもこのブログでネタバレ感想などをすることがあれば、図録の到着後に行いたいと思います。)
ではここから2024年ニュータイプ4月号ネタバレ付き感想としたいですが、一応DESIGNS7 ASH DECORATIONについては別記事、下記リンクからお願い致しますね。
(本誌ネタバレ付き感想同様、読まないとさっぱりわからないでしょうし、お買い求めになって読んで気になったらいらしてくださいね!)
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今回は「ファイブスター物語」を読んでいらっしゃる方は是非とも、それが「単行本派」としている方も手にとって頂きたいと心から思っております。
ただし買っちゃうときっと来月号も読みたくなること必須ですけども!
それだけでなくて、今回の連載扉絵には「永野先生が単行本表紙17冊分について寄せた解説」が掲載されています。
どういう経緯で表紙絵が描かれているのか、何が題材で、どういう意図で製作されたのか、永野先生ファンならば気にならない方はいらっしゃらないでしょう。
でもこれを読んでしまうときっと、「DESIGNS 永野護デザイン展」に行きたくなること請け合いでしょう…今月24日(日)までなので、あと約2週間なのですが。
「遠くていけない」「時間の都合が合わない」からと仰っているそこのあなた!実は巻末のNT編集長さんのコメントにそういったことも記されているのですけども、残念ながらその文章からは現時点では展覧会の地方巡回などを予定されている感じがしない(そうだったら良いのに…みたいな感じです)ので、出来たらどうにか、期間内に東所沢のところざわサクラタウンまで足を運んでいただきたいと心から願っております。
念のため、関東以外の方向けに書いたへっぽこガイドもございますので、参考になさってみて下さい。
(でもこの永野先生の表紙絵についてのキャプション、デザイン展では実際の作品はあれども一切掲載されいないのですけども、図録にも載っていなかったりするんでしょうか…。)
さてここからは本編に移りたいと思います。
うーん、私はDESIGNS7から先に読んでしまったこともあって、このあたりのお話について「絶賛不信中」なのですけども(どうやら単行本16巻以後でお話の変更があったと思われる要素がD7にあるから)それでもクリスティン・Vがやっとダイ・グ・フィルモア5と言葉を交わせたのは本当に良かったと思っています。
でもそのやりとりは続きがありそうで、来月号に持ち越しなんですけどね!!
でもここまでの時点で「きっと多くのFSS読者さん」が望んでいたことが描かれているのでそれだけでも単行本派の方も読んでいただきたいのは確かです。
このエピソードがファイブスター物語19巻となって単行本化されるのは…どんなにはやく見積もっても来年の秋以降になりそうだから。
ただ今回のお話で良くわからない点として、ミヤザ帝国官房長官が1頁以上かけてやたら皆さんに褒められているんですけども、皇帝ダイ・グへ向けたミヤザの言葉は恐らく彼の本心だと思うんですけども、円卓の騎士ともなったノイエ・シチルス赤グループリーダーであるブラウマ・イクが褒めた部分は別にミヤザ氏はそのつもりでやっていたわけではなく「彼女をダイ・グから一生懸命遠ざけようとしていた行為が政治的結果としてそうなってしまった」だけだよね??
でもクリスティン・Vって初陣の時とかダイ・グの詩女フンフトとの結婚話の時にマスコミとかの評判や噂になっていなかったっけ??…それだけでもフィルモア帝国のエース格として充分目立っていたと思うのですけども、まぁいいか…。
でも最初のページでジャンシー・ガラーが「元老相手にやっちまったな」とミヤザに声をかけていますけども、その意が一体どこにかかるのか私には分からず仕舞いだったりします…ミヤザが元老院と手を組んだことを断ったこと?でもそれは恐らく秘密裏での話だったろうしなぁ…。
また、タコ親父が(本心は不明ながら)自分たちの味方だった面々を見捨てる格好にもなりつつ一方的にラント陛下(ジークボゥ)側に与し、円卓の騎士になってしまったことで、全てが決してしまいそんな中で頭を下げている彼の甥、アドー王の表情がなんとも気になったりもしました。
彼は騎士じゃないからこの場で、例えば皇帝陛下などに殺人行為などのなにかアクションを起こしてもすぐやられちゃうと思うのですけども、かといって全て従いますとかそういった感じはしませんよね…。
これは先読み傾向の悪い癖なのですけども、ティルバー女王の方はなんだかんだこの先も帝国内でご活躍しそうな感じをDESIGNS7で受けてしまったのですけども、彼ははしごを外されて一体どうしちゃうんでしょうね。
あとは箇条書きにしたいと思います。
- 巻頭特集は永野先生のインタビュー、永野先生について富野由悠季さん、幾原邦彦さんが語っている頁がメインで、あとは沢山の方の永野先生へのコメントなど盛り沢山なのですけども、富野由悠季監督、よく言ってくれた!!そうよそうよそうなのよ!と相槌打ちまくりだったのは確かです。特に最後の方は今の私の気分に大変合っている感じでした。是非読んでみて下さい。
- しかし永野先生のインタビュー…2012年のゴティックメード公開時に期待していたほど集客できなかったって…アッタリマエだろう!!と言いたくなりました。あの時真面目なファンはネタバレできずに皆さん黙り込んでしまい、かといって「これはファイブスター物語ではない」と言って観客を劇場に送り出した監督の扱いを一体どう処理して良いのかさっぱり分からなかったのに…。でもその後の22年のリバイバル上映では人が入ったようなので本当に良かったです。
- 最近こういうネイルが流行っているんですか?編集部員さんのネイルコーナーは思わず武器になりそうだと思ってしまいました…。
- 付録に両面FSSポスターとシールカレンダーがついております。GTMデトネーター・ブリンガーは緑でDESIGNS7初回封入特典のオレンジと対になる(ポスターデザインが違うけど)趣向です。ポスター両方欲しい方は2冊買っちゃうんでしょうね。シールカレンダーの使い道が私にはイマイチ思いつきませんが…
- これを書いている今日、鳥山明さんの突然の訃報が飛び込んできて大変びっくりしました。私はゲームのドラゴンクエスト以外はあまりご縁がなかったのですけども、DQだけでも大変多くの魅力的な絵を見てきましたし、そういえば2015年に、TOHOシネマズ新宿のこけら落としでゴティックメードが1番大きなスクリーン(TCX・ドルビーアトモス)で上映されたあとで、「ではこの劇場もう一つの売りであるIMAXはどんななんだろう?」ただそれだけの理由でドラゴンボールの映画を観に行って、何にもわからないのに多くのキャラクターがはっきりとお芝居を持って描かれ、大変面白かったので(鳥山明さんが直接脚本を手がけられたとか)「こりゃファンになってたらえらくハマって大変だったかも」と変な感想を抱いたことを思い出します。永野先生と関連があるわけではありませんけどもお年も近いし、なによりお二人共「タミヤ人形改造コンテスト」に応募され造詣が深いことでも知られています。鳥山明さんのご冥福をお祈りしたいと思いますし、永野先生…本当健康お気をつけになってくださいね。
こんな所でしょうか。こんなへっぽこな中身であってもどうにか8日中に2エントリー書き上げられそうだ!と今回ちょっと自分を褒めたいと思います。
コメント
おそらく最後の会話なので尺をとっても長く見たいですね。
悪役?3人はなんだかんだで生き残るとは思いますけど、ハシゴ外しにあったアドー王の表情はなんとも言えないですね。
それにしてもデザインズの大きいこと。持ち帰るのが一苦労でした。ゆっくりじっくり読みます。
あの表紙絵のネプチューンを指すGTM名だったのか。
でもパソじゃなくてパンだったのか
パソが泣き、シーカがメーカーに変わったのだと思ってたのですが。違うのか
クリスと町の愛騎がバンシーカ(嘆きの幽霊)と呼ばれるようになる
と書かれてました。
元ネタはおそらくバンシーだと思いますが。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%BC
2022年7月号ではメロウラは自分が使うようになってからスクリーマ(泣き声)
ナキメーカ(泣き女)と呼ばれるようになったと言ってます。
どうもこんばんは。お返事遅くなり大変申し訳ありません。
クリスとダイ・グが2人きりで話す!こちらに(ネタバレ感想を書いていたときは)大変安堵していたのですが…
すみません、今はあまりそんな気分ではなくなってしまいました。このあと2つぶログエントリーを書く予定なのですが、ひとつはこちらを話題にしたいと考えています。
でもしっかり思いを交わしてほしいと強く願っております。
DESIGNSを読むのには図書館のような大きなテーブルがないと読みづらいですね(^_^;)今回のDESIGNS7は字も小さいから、明るい環境が必須です!
お二人併せてのお返事ですみません。同じ話題でしたので…。
私自身は09年カレンダーのバンシーカが名称として素敵だと思っていたので
メロウラ→(3000年の間にも名称変わっている可能性もあり)→スクリーマー→ナキメーカと同じ機体なのに(勿論詳細はちょっとずつ違うんでしょうけども)名称が短期間でコロコロ変わっているのは物語上のあやではなく、永野先生そのお名前気に入っていないのか何かあるのか?と訝しんでいたものですから、そんな事情があるとはね…と思いました。
なのでGTMバンシーカは大歓迎派だったりします。今回の事情を知らない方にとっては「また変わったのかよ!」かも知れませんけども…(^_^;)
ミヤザの態度や言動の変化に違和感は感じなかったものの、変化の過程があまり描かれていない事もあり、なぜ変化して、ダイ・グ出撃の時のあの言動になったのかうまく言語化できずモヤモヤしていたので。
今月号のミヤザの告白でスッキリしたものの、言葉で説明されるんじゃなくて、ストーリーの中で描いて欲しかったな、とも感じました。
ミヤザは、クリスティンに対しては、帝国のため、ダイ・グのために犠牲にしても良いと割り切っていたのだと思います。
でも、ダイ・グがクリスの事を大事にしている事は当然知っていて、根は善良な人間なので犠牲にする事に良心の呵責も感じていたというところでしょうか。
ダイ・グはそんな事はお見通しだったので、出撃の時、クリスを守ってくれてありがとう、クリスを見捨てる決断、そなたが一番辛かったであろう、と声をかけたのだと思います。
永野先生って、スクリティ隊の時もそうでしたが、自分の本心を外には見せず、任務や義務を果たす事に徹している仕事人、悩みや矛盾を抱えて生きている大人を描くことが好きなのでは、と感じることがあります。
でも、あんまり上手くいっていない気もします。
富野監督のインタビューの言葉を借りるなら、まだ次がある方なので、そんな描写ももっと見せてもらえたら、なんて勝手に期待してます。
どうもこんにちは。ようやくここまでたどり着きました(^_^;)遅くなり大変すみませんでした。
ミヤザさんについてのお話ありがとうございます。彼に関しては私もほぼ同認識でおります。
ただドラマの表現としては…仕方がないのかな。というのも16巻のシャルデファーの話にしてもどうも「このエピソード掲載後でフィルモア帝国周りのお話路線が変わった」としか自分は思えないため、特にこの辺りは(変更したところを)辻褄を色々と合わせようとして綻びが出ているのではないかと、DESIGNS7を読んでいていっそう強く思いました。
FSSは沢山登場人物が出てくるので分かりづらいですが、例えば仕事人的な性格のキャラクターで言えば、ロータス・バルンガあたりもそうかなと。
彼も「一見本心を見せない仕事人のような感じをしていて本当はアルル・フォルティシモになんらかの感情を抱いている?え、どうなの??」みたいなドラマが面白かったのですけども、その後のアルルの扱いを考えると(詩女になるのもそうですが、彼にとってはえらい年下の女性になってしまったため)もう彼のそういうドラマは出てこないだろうなぁ…と考えてしまいます。
キャラクターの多面性を描く要素を、物語の変更によって失っているという考えです。ミヤザもその影響があるのかも知れません。
(でも私はミヤザ以上に、タコ親父やティルバー女王等の元老院のメンバーが…。大悪っぽい、でも彼らにも何らかの政治的意図もあるような考え方についての描写があんまりなされていないことが気になります。)
勿論これは私が勝手に思っているだけで、的外れの可能性は大いにあると思いますし、そうであってほしいと願っています。