ニュータイプ1月号ネタバレ付き感想~2024年へ、押し寄せる予告予告予告!の巻

  12月号連載の帯で「重大発表」という項目がありましたけども、発売日前に3つのお知らせがSNSでありました。
  1. 2月10日(土)~3月24日(日)まで、ところざわサクラタウンにて「DESIGNS 永野護デザイン展」が行われる。(永野先生の公式HPにも概要的なことが掲載されていますけども、相当な規模になりそう…。)
  2. 「F.S.S. DESIGNS 7  ASH DECORATION」3月8日(金)に発売される。(B4版・192ページ)
  3. アワートレジャーからツァラトウストラ・アプターブリンガーの模型が発売され、原型製作が「あの」谷明さんである。このZAPを含む幾つかの最新立体物が「DESIGNS 永野護デザイン展」で展示される。
 こんな感じで前置き。
 さらにニュータイプ1月号では
  1. このアワートレジャー製ツァラトウストラ・アプターブリンガーの価格と発売時期、仕様等(ここで言えるのは、「結構すぐの話」ですよ!)
  2. アワートレジャー製ZAP原型製作者の谷明さんのインタビュー
  3. DESIGNS7の価格(これは書いちゃってもいい?6600円です。私は7000円台後半かと予想していたのでお値打ちな感じがしてしまいました…。)
  4. 2月からの永野護デザイン展に展示予定の最新立体物の内容。(なんと!第3のメーカー現る!ですよ~)
  5. ファイブスター物語新作グッズの案内(先月発売されたFSSオンラインくじとは別。October Beastデザインのものです。)
 こんな内容が漫画連載と合わせて掲載され、盛り沢山となっております。
 2024年、いきなり猛ダッシュな勢いで突き進みそうなFSS、ぜひとも乗り遅れないようにご注意いただきつつ、ではネタバレ付き感想といきたいと思います…。
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ニュータイプ 2024年1月号
 …と書きましたがその前に谷明さんのインタビューについてもちょっとだけ。
 私は中学生のころからFSSファンではあるのですが、90年代については作品を読んでなかったり単行本が売られてたら買う程度で、ニュータイプを購読しなおすようになったのは大人になってからでした。
 しかも模型についてはてんで詳しくなかったので(それは今もですが)、谷明さんのお名前はどこかで聞いたことはあったものの、FSSにとってどんな関係の方なのかもよくわかっておりませんでした。
 こうしてファイブスター物語についてのブログを書くようになってから、オフ会などでいろいろな方から谷明さんのFSS造形物について熱狂的な評判を聞き、しかし一方で(所属先の関係から)もう中々新作が出ないもの、といった一種の嘆きに近いあきらめのような声も併せて寄せられていました。
 ですので谷明さんがこうして新しいFSSの模型を手掛けられ、それもこれきりでなく今後も続いていきそうな予感を感じられるインタビューは(模型にほぼ縁のない私にとっても)とても楽しいものでした。
 もちろん私は谷さんにお会いしたこともありませんけども、文章の端々から「ファイブスター物語の世界に帰ってこれて嬉しい!」というニュアンスを存分に感じられる内容となっていました。
 雑誌にはでっかくこの谷明さんが手がけられたツァラトウストラ・アプターブリンガーの完成品写真が掲載されております。そして2月に実物が東所沢で見られるということで、谷明さんがどういった世界構築をなされているのか、どうして熱烈な支持を得ているのかを目の当たりに出来る機会をとても楽しみにしております😊

 そして本編についてですけども…ちょっと戸惑いながら読み進めました😅というのも
  1. インタビューなど他のFSS関係で盛り上がっているからか、FSS本編は10ページしかない。
  2. 最後から2コマ目が当初理解できなかった。(オイ)
 からです。
 何回か読んでようやく、「最後から2コマ目って…カーテンの奥の奥を示すイメージショットですよね?」となり(勝手に)安堵すら覚えました。
 いえ私は単なるへっぽこ一読者なものですから、
「あの皇女茄里に似た人は誰?それとも素早くあの格好になったの?」とか
「どうやってその人はカーテンの奥の奥にいるの…。先回りして離宮に侵入したの??」などとこのコマをどう見てよいのか分からず…、最初はてっきり元老院が支配していた中に突然大勢が押し掛けたにもかかわらず、実際にもうあの場に舞台が用意されていて、双頭の竜が描かれた幕の向こうにはすでに誰かが待機しているのか?としばらく考え込んでしまったからです…。
 でもそうではなくて😅このコマはあくまでイメージ画であるのならば、今回の話は割とシンプルですよね。
 アドー王はすっかり動揺しちゃっておりますけども、でも今月号で姿を現していないけども、確実にこの場にいるあの方のことを「メス猫」呼ばわりして冷笑している人物がいる限り、まだ何かが起こりうるだろうな、と考えてしまいます。
雌猫と聞いて思い起こしたのはこれです。下品なのでわざわざ見ることもないですが…。

 しかし茄里さんはあっという間に、えらい堂々とした物言いで大人達と渡り合えるようになりましたね。ムンスターの空港でノルガン・ジークボゥと再会した時のような、どこかおびえ、うつむき加減だった態度とは豹変レベルで違っています。
 ああいう形で人の上に立ち、大勢を動かすことになったときに、フィルモア騎士の面々にも彼女の決意に対して情熱を持って対応してくれたりでもしたんでしょうか。
 …でも、だとすれば尚の事この後がとても心配です。

 あとは皇帝陛下、騒ぎに気が付いたのか目を開いてくれたのは個人的には嬉しかったです。どこまで聞こえているかわかりませんけども、見届けてほしいですよね…
 そしてハイランダーという立場なのにどうしてクリスティン・Vはマントをつけてこっそり入場しなくてはならないのか。(多分元老院に非難され追い返される可能性があるからなのだろうけど)気の毒ですけども、でも彼女も今起きていることにとてもびっくりしているでしょうね。(クリスは茄里に実際に会いその名を知っていても、彼女の地位がそこまでのものとは全然知らないはずだから。)

 私からは以上です😌
 このブログはあらすじを書かないので、未読の方はこれが一体何について書いているかさっぱりわからないと思いますけども、それでもFSSの続きが気になってこのページをご覧になった方、もしいらっしゃいましたら今回は是非是非ニュータイプ買って、怒涛の祝祭ムードと、フィルモア帝国の一つの分岐点にあなたもお付き合いいただけたらと思います。(でも中身が分からない所から情報を探る方はあんまりいないか…そもそもへっぽこな内容ですし💦)


追伸
 ここでちょっと個人的なお知らせを。
 私のSNSフォロワーさんであるJiさんが12月30日(土)コミックマーケット#103(東京ビッグサイト)にて川村万梨阿さんデビュー40周年を記念した同人誌を出されるそうです。
 実は私も、このブログにも大いに関係するとあるキャラクターについて、ご本にちょこっと(文章とカラーイラスト)参加させていただきました。
 コミケに行かれる方、もし良かったら手にとっていただけたら大変嬉しいです!
  • 川村万梨阿さんデビュー40周年記念イラスト・文章アンソロ「ΙΛΙΆΣ」(イーリアス) 
  • サークル名 じろー工房(12月30日(土)東地区 “Y” ブロック 10a ※特撮系のサークルだそうです
  • 頒布価格 1500円

コメント

タクト さんのコメント…
こんにちわ!

お祭り騒ぎですね!まさに「予告、予告、そして予告!」という感じでもうお腹いっぱい…来年が楽しみです!


さて……覚えておられますか?先日の池袋でお話しした「なぜジークではなく茄里が皇位一位なの?」に対する答えが出ましたね。

内外ともにその存在を隠し、もしもの時のために守り通すための隠れ蓑、ラスト「カーテン」ならカーテンを開けたその先がある…

勿論、なぜ妹ではなく兄なのか?と言われたら困りますが。


私は今回のエピソードで元老院メンバーが更に大好きになりましたよ。ティラバー女王の心の声やアドー王の騎士の力による支配に対する気持ち(これはきっと本心ですよね?)まさに想いをぶつけ合う最終決戦のスタート。

願わくば前回のエピソードのように、ジークのその人格がコロコロ変わるかのような描かれ方になりませんように…


では!
青いレーサーB面 さんのコメント…
レジンキット、写真だけでも大迫力でしたね。
価格もさることながら、置き場所と組み立て技術の問題があって私は買えませんがデザイン展で見るのが楽しみです。

本編、短かったですね。
他のFSS記事も載せなくてはならないことと、アンクルクレーンなしのZAPの絵、デザインズ7(価格に驚き&大感謝)の最終確認で永野先生の時間がいつもより取れなかった、そんなところが理由かと思います。新年からの怒涛の展開に期待します。

上でタクトさんもコメントされてますが、アドー王やティルバー女王は悪役ではありますが、自分なりの信念、正義、道理があって行動していると描写されていて、永野先生ってやっぱり富野監督に影響を受けてるんだな、と改めて思いました。

後、茄里とクリスの顔がそっくりと思ったのは私だけ?
元々、クリスと(母親の)リリは雰囲気が似ているとダイ・グが発言したことがありましたが、どんな意図でそんな設定にしたのか気になっています。
チーク さんの投稿…
タクト様

 どうもこんばんは。いつも(この間も)どうもありがとうございますm(_ _)m
 ただタクトさんとこのあとお寄せ下さった青いレーサーB面さんのコメントを両方読んでいて、ある「いやーな予感」が浮かんできてしまいました…。

 まだ上手く書けないのでデブリのような状態で申し訳ないのですけども、
 あの元老院の人達も、基本的には…どのくらいかの思いかは分かりませんけども(100%ではないけどもかといって0や50%とか中途半端ではないと思います)フィルモア帝国のことを考えて行動しているんだろう、というのは一応理解しているつもりです。(勿論面々の中には大して考えていない自己中心なのもいるとは思うけども)

 ただ見た目があまりにもわかりやすい「悪役」すぎる。
(容姿の事を書いてしまうのは申し訳ないけどもあえてそう書きます。フィクションだからわかり易さも必要でしょうし)それは何故か?
 彼らに比べて分かりづらいけれども、他に悪役がいる…というかある人物を死守するために、そのためならばとなりふり構わずなことをして、結果悪役と同等のことをしているひとが今月号の中にいるように思います。

 そして今月号のティルバー女王の囁きは、多分100%的確なことを突いています。
 ひょっとすると私達はとんでもない政治ゲームをこの場で見せられているのかも知れません。

 すみません、えらく曖昧なお返事のような気もしますけども、いつかちゃんと文章にしたいと思います。もう少しお待ち下さいね。
チーク さんの投稿…
青いレーサーB面 様

 どうもこんばんは。こちらにもどうもありがとうございます。
 アワートレジャー製のツァラトウストラ・アプターブリンガーもとても格好いいですね!ボークス製のとどう設計思想が違うのか、買って見比べてみる方も少なくないかなと思いました(勿論優劣をつけるとか、そういう類のものではなく)
 そう何体も買えるようなキットではないと思うので、模型好きの方は嬉しい悲鳴でもあり、今頃どうやって資金繰りをしようかと悩まれているのでしょうね…。

 クリスティン・Vと皇女茄里は、「過ちという形で人を斬っており、その業を背負っている」(勿論戦争で人を斬るのも業ではありますが、一応それとは区別します)という点で共通していますけども、ひょっとして皇帝陛下がクリスティンと茄里の母、璃里に雰囲気が似ているというのも、彼にとっては容姿について話したつもりでも、実は知らず知らずのうちにふたりの共通項を見出していたり…しないかなと、青いレーサーB面さんのコメントを読んでいて気になってしまいました。
 璃里はトリハロン皇子に(亡霊じゃなくて、イマジナリーフレンドみたいなものじゃないかと思ってますが)「これ以上の血を流すなど許さぬ!!そなたにはかつて一度言うた!二度言わすでない!!」と15巻で言われてますからこれ、璃里にも、血を流す事態になった一度目があるということですよね…。

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