書きかけのエントリーを気が進まずに放置してしまい、3週間位が経ってしまいました。
元々短めのものを予定していたのですけども、なんだか内容が後ろ向きだったからためらってしまったのでしょうか。
でも11月10日(金)発売のニュータイプ12月号に関するSNS予告があり、この中で新エピソード「エンペラーズ・ハイランダー」が始まること、加えて扉絵前ページにも注目してほしいとのことで…、私はいよいよDESIGNS7「灰の勲章」が出るのではないかと勝手に予想してワクワクしております。その勢いでなんとか完成させたものです。
駄文なのはいつもの通りですが、もしも気が向いたらどうぞ。
(予想はへっぽこ由来で特に根拠はありませんから、外れてたらごめんなさいね。)
Newtype2023年12月号(11月10日発売)に掲載される「 #ファイブスター物語 」の作品情報を公式サイトにて公開しました。連載では新エピソード「エンペラーズ・ハイランダー」がスタートします。
— 永野護作品公式アカウント (@naganomamoru) November 7, 2023
連載扉の対向ページにもご注目ください!https://t.co/SQUDvD1GCn#ニュータイプ
(以下今回のエントリーです。)
今回のエントリーは愚痴っぽいのでそのおつもりで…。
(あと単行本派と自称されるかたはこの項目読まないでくださいね。)
最近コメントのやり取りをしているうちに、あー、メモでも拙くてもなにか書いておくべきだったな、というある種の反省文でもあります。
DESIGNS5で公開されたファティマ・スーツ「ダブルアライメント・スーツ」。
15億円(アシリア・セパレート1着+デカダン2着分)するらしいこのスーツはファティマ・ラキシスのためにいちから作り出され、デザイナーのシアン夫人がその新しい機構を売り込むため騎士公社に持ち込んだもう一着が偶然出会ったファティマ・パルスエットに渡りました。
私は以前このダブルアライメント・スーツについてこんなことを書いています。(下記リンク参照)
瀕死の重傷を負ったヨーン・バインツェルをパルスエットが命をかけて救ったのは確かなのですが、このスーツでなければ彼女の献身をもってしても、ヨーンの救命は不可能でした。
ここでは以前書いたエントリーとは別視点から、彼女の服についてふと抱いた疑問点を書いていきます。 というのもアシリア・セパレートはGTMの集団制御に関わる要素を多分に含んでいるため大騎士団の制服的な扱いであり&加えてとても高価です(ファティマが死亡しても服は回収されて他のAFに着回される。鎧みたいな感じですね)
ですのでファティマ個人が所属騎士団と関連のないアシリア・セパレートを持っている可能性はとても低いのです(エストやデカダン時代以前のスーツ?であるクーン、LDI20のAFオーハイネ、ミラージュに元主人のいたラ・ベルダとパシテアくらい?)
しかしミラージュ騎士団のファティマは個々にオリジナリティあるアシリア・セパレートのスーツを持っています。(ロジウム・アシリア)16巻にこれらのスーツの価格が数十億円相当であることが欄外で触れられていますが、デザイン料込みだと思いますが数十億円…。(パルスエットのダブル・アライメントスーツどころではない💦)
それだったら、「そんな高い予算でアシリア・セパレートをカスタムオーダーするのならば、ファティマにとってもより軽量で、戦闘時の生存にも有利だろうダブル・アライメントスーツの方をAKDはミラージュ騎士AF用にデザイン発注すれば良かったんじゃないの?」と当時チラリと思ったものですけども、そのまま忘れてしまいました😂
ただもしミラージュ騎士団がダブル・アライメントスーツを採用しちゃうと、圧倒的に有利な武器機構として他騎士団も注目、採用してダブル・アライメントスーツがそのうちアシリア・セパレートを駆逐しちゃう→結果漫画の見た目がデカダン・スーツ時代とあんまり変わらなくなってしまいそうなのも間違いなさそうですよね…。(大量生産すれば多少はコストが安くなるでしょうし)
もしもそうなってしまったら、それでは折角の(DESIGNS4などで示されていた)アシリア・セパレートという戦闘服の設定が意味なくなっちゃうか。と思ったのも確かです。
でもだとしたら何故このダブル・アライメントスーツという「設定」は作られたのか?
ラキシスが人間として擬態するだけの内容ではなく(ミース・シルバーはGTM騎士服と見間違えてましたよね。)、きちんとGTM集団制御できて軽量だというのに…。
あ、(ラキシスのファッションのためではなく、)パルスエットの物語のためだけにこのスーツは作られたのかな…。
もしもこのあたりの矛盾をもっと以前に文章化出来ていたならば、パルスエットがダブル・アライメントスーツを手にしたとき、あるいはノルガン・ジークボゥの生命を救ったときに彼女の辿る運命ももう少し想像できていたのかな、とも思ってしまいました。
まぁ今頃そんなことを書いても仕方がないのも事実なのですが…。でもパルスエットの服の秘密は明かされることなく、アシリア・セパレートのように他AFに使いまわしされることもなく今後このスタイルは闇に葬られることになりそうですね。と考えると、この服がDESGINS5に出てきたときに、パルスエットの運命が変わったと見るべきなんだと思いました。
(というのも2008年発行のDESIGNS3での設定画では、彼女のデカダン・スーツは前マスターのミハエル・レスターがいたときの騎士公社製であろう、ということになっているからです。実際にはダブル・アライメントスーツとセット扱いになったから→シアン夫人作になりましたよね。)
それ以前の単行本改訂版1巻などで、パルスエットはミラージュ騎士となったヨーンのパートナーだと明記されていたそうです。(ご指摘下さった方大変有り難うございます。)
そのことをコメントで頂いてから、このエントリーを書き出して、でも気が進まずに手が止まってしまったのですけども、一応無理やりでも完成させてみると、この感じだと1991年発行のJOKER3100に掲載されていた、レッドミラージュブーメランユニットのテストをしている風な若い騎士のイラストで彼の後ろにいるファティマのイラストはやっぱりパルスエットだったんだろうね、と実現しなかった未来を考えてしまいます…。(白いコートを着ていますが、髪型とスカートの裾がね。)
服に関する記述の違いから、2008年発行のD3では違う物語が用意されていたような感じを受けたので、きっと彼女の運命が変わったのは2010年代に入ってから(多分)なのでしょうね。
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