すみません、やっぱり多忙につき後編に取り掛かるのが遅くなってしまいました。と書いてもお待ちいただいた方などいらっしゃらないとも思いますが😂
2022年ニュータイプ10月号のファイブスター物語連載を読んでから浮かんできた2つの妄想、その後編です。
前半部はリンク先から(もしもご興味あれば)ご確認下さい。
ええと、しかしこんな事を書いておきながら一方で不安に思っているのですけども、今回の妄想、(別の理由があって引き伸ばしたこととはいえ)実はもう既に多くの方が思われていることなのかもしれない、ということを先にお伝えしておきます💨 と前置きした上で今回テーマにしたいのが、こちらです。
「カイゼリン・スーツは詩女ムグミカの置き土産ではないのか??」
という感じです。
10月号でいきなりダイ・グ・フィルモア5のファティマであるチャンダナがあの「カイゼリン・スーツ」を着て皇帝やミヤザ達の前に現れましたけども、2013年のファイブスター物語連載再開時の雑誌ニュータイプには、クリスティン・Vのファティマである町が着ていますし、2014年発行のDESIGNS4ではカイゼリン・スーツは2着あり、ファティマ・コンコードと共に全く同じものが町に送られている、と書いてあります。
ところがです。
D4の時点では、ではダイ・グ皇帝は詩女フンフトとの婚姻も控えているし、GTMカイゼリンともども何らかのドラマがこの2着のスーツに忍ばせてあるのではないかと考えていたのですけども、ところがです。(2度書いた😅)
- 13巻で詩女フンフトとダイ・グの婚姻が発表されたものの→それ以後物語内では一度も対面すらないまま、ダイ・グの不治の病によって有耶無耶なうちにこの話は解消してしまった。(詩女が皇帝陛下が静養に行くことを勧めた感じの報告はありましたけども接触はなかったですし)
- GTMカイゼリンは結局のところ(30年近くの空白がありながら)結局はデプレが所有した状態のままだった。
となると…カイゼリン・スーツをフィルモア帝国が持っている理由が殆ど無いですよね😅
勿論このあとの展開で(回想シーンとして)詩女フンフトがダイ・グにカイゼリン・スーツを渡すシーンが挟まる可能性も無きにしもあらずなんですが、それだと取ってつけたよう…いや。そうでなくても矛盾があるような気がするのです。それは
- 現時点でのフンフトの立場では、聖宮ラーンの詩女であることは間違いはないのだけども、13巻以後の展開を鑑みるに他のミノグシア連合の国家の思惑があまりにバラバラである。
- それなのに、シリアル・インジェクター「無制限」であり、ミノグシア連合、及びフィルモア帝国全てのGTMに対して優位の信号を送っており、相手側の了解があればミノグシア、フィルモア全てのGTMを統制下に置くことが可能である、という設定がこのカイゼリン・スーツにはついている。
ということなので、結婚しなかったどころか殆ど進展がないまま御破算になったこの縁談話と、重要な設定を持つカイゼリン・スーツが軍事外交的にも親密的にも全く釣り合いが取れない気がするのですけども…。それにおまけに
- 聖宮ラーンの詩女とフィルモア帝国に大いなる接点は451年のトリハロン(フィルモア1)と詩女ベリン、2000年初頭のヨミ・フィルモア2と詩女ナカカラが代表的だけども、この時期にはGTMカイゼリンはあってもまだ人工生命体ファティマが存在しなかった→スーツが作られたのは必然的にその後となる。(AFが誕生したのは2310年)
- しかし今回のフンフトとダイ・グの件は本人たちのドラマとしても政治的にも色々不発なのに、一体何処からカイゼリン・スーツがフィルモア帝国にあって今出てきたのか?
- しかもこのスーツは単なるお揃いではない。大国間で物凄い繋がりをもたせた設定”シリアル・インジェクター「無制限」”はどの時点で誕生したの??
と考えた時に、10月号の表紙解説を読んでいると…あれ?ひょっとして…と妄想が膨らんできたのです。
表紙解説はあくまでGTMロウカンなんですけどもね😅
緩い国家間つながりであったミノグシア連合はかつてハスハ連合共和国として一時ハスハント王国のラオ・コレット王が12カ国をまとめていた時期がありました。
彼1代だったみたいなので期間はそう長くなさそうですけども、この間に2989年のコーラス・ハグーダ戦にからみ、ハスハ連合共和国はフィルモア帝国とタッグを組んでハグーダ帝国への援助を行っています。
この時AP騎士団はブーレィ傭兵騎士団にも参加していた…かどうかは今のところ分かりませんけども(出所不明の騎士多いですし。でもこの感じだと多少はいたのかな?)ただ2989年当時ユーレイベースだったロウカンはアトキ戦で大抵が破壊されましたけども、その後マイケル・ジョーイ・ギラがかつて3巻で言ったようにバーガ・ハリベースでも同型GTMが作られたことになっているようです。
少なくともこの時は(詩女関係なく)国家間で深いつながりがありそうなので、実はカイゼリン・スーツもこの時作られた?
というのもアシリア・スーツの製作に関わった大元はシステム・カリギュラのビリジアン博士とシアン夫人ですし、ブーレィが絡んでくるとなると、自然とシステム・カリギュラが背後で国家間コーディネートしてきた可能性もまた高くなるからです。
LDI20が知りたくても決して近寄れないと13巻で話していた聖宮ラーンと詩女。
でもこの時詩女ムグミカはラーンから離れ首都ベイジにいましたから、なんとかして彼女と接触したいだろうカリギュラが好条件で詩女と、詩女の象徴であるGTMカイゼリンを見越して近づき、詩女の手のひらに乗っかった状態で2国間の友好の一貫としてこのカイゼリン・スーツを手掛けたり…してないかなぁ。
なーんて思っちゃうのですが😂まぁ多分当たっていないと思います…。
ただこれだと、一時タッグを組んでいたときの縁でスーツは持っていたけども半ば存在を忘れられた状態で次の皇帝に受け継がれ、とりあえず今回チャンダナがカイゼリン・スーツを着ていることには多少は納得がいくでしょうか?(当然皇帝陛下はある程度元老院の動きは読めているはずなので、戦艦に乗っていた時点で着るように命じていたのだと思います。)
勿論このスーツ、後々エンペラーズ・ハイランダーとなるクリス経由で町に渡るのかも知れませんけども…。
加えて…私にはよく分からないのですけども、GTMメロウラ→スクリーマー→ナキメーカになって、しかも一時NT表紙解説にナキメーカにはカイゼリンの銘もかぶせられていた(実際の物語でその銘が出てこないので没になった?いや、いくらほぼ同デザインとはいえエンジンが違うのにちょっと無理ないかなぁと当時のことを思い出します。かつてのウリクル・ジュノーンと同じ?)のは、なんとかしてカイゼリン・スーツをこのナカカラ攻防戦に出したかった理由のためなのかなぁ…と思っちゃったりして。
しかしこのスーツだけにつけられた設定”シリアル・インジェクター「無制限」”は今回のダイ・グの出撃には非常に効果的なはずです。
皇帝陛下は勿論クリスを助けたいのもあって出撃したのでしょうけども、このカイゼリン・スーツを持ち出すことによって「ブーレィ、もしくは元老院の作戦に沿って動いている自国の騎士をあぶり出す」ことが可能になるのではないか。そして彼らを説得して自軍への攻撃をやめさせたいのではないか??という気がしてきています。(多分皇帝陛下のことだから見つかったからといってそれで罰したりはしないと思う…)
少なくとも今回のGTMロウカンと、ナイアス・ブリュンヒルデの乗っているGTMラミアス・Isi~ステンノはチャンダナの力で止められるんじゃないでしょうか。
だってGTMロウカンはオデオンやラムアドと違ってライオン・フレーム…(これ以上はお口チャック)
という感じでぶつぶつ疑惑の眼差しみたいなことを書いてしまいましたが、本当、皆様には適当に読み流して、すぐ忘れていただければ幸いです。
もうすぐ実際の新しい物語…ニュータイプ11月号も10月7日(金)に発売されますしね!さて、私は10月になる前にトップ画を仕上げる作業に戻ることにします😅
追伸その1
ダイ・グ陛下の乗ったGTM「ダス・ゴースト」ですがこれ、私はGTMウィリーズ(プロミネンスのGTMでの名称)がメロウラのように名前変化したのではなく、メリンダ・クルップ博士開発のGTM「ダス・カイザース」の兄弟機で新型GTMではないかと思うのですが…
Dasって所謂定冠詞ですよね?(違うかな)ラ・ユリケンヌ、ラ・シクローンと同じような感じで。
だとするとその後皇帝となるジークことレーダー9との兄弟機ということにもなりそうなんですが…(13巻の時点では皇女茄里が持ってますけど)そういえばジークどうしているんでしょうね…。
追伸その2
あとこれ書いちゃいけないのかも、ですけどもカイゼリン・スーツが出てきた時この「シリアル・インジェクター無制限」の設定はなんか物凄いなぁと当時びっくりしたのですけども、その後ファティマ・フォーカスライト由来する(現在はアウクソーが持っている機能)「最初のファティマだから、彼女だけ持っている全GTMに対して無条件に命令を送れるリブートシステム」が出てきてしまったので、このカイゼリン・スーツの機能が小さく感じてしまったのは確かなんですよね😅
でもまぁ設定としてはどちらも特殊なので「こういう機能が用意されているのは、使われる場面があるからなんだろう」と思っていますけど…。
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