展示室39・2021年3つの曇り空な出来事。

  展示室について…、毎回同じようなことを書いているような気がしますけども、こちらは普段ブログで繰り広げているようなファイブスター物語についてのへっぽこ予想やニュース関係のトピックではなく、「FSSにあまり関係のない話題と、へっぽこの描いた画」が並んでいたりします。
 今回もツラツラととりとめもなく「個人的な見解」が並んでおります。ここからタイトルに書かれていることを慮って引き返すもよし、あるいは適当にお読みくださり、年寄りのぼやきのようなものだとご理解いただければ幸いです。

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 もうネットには沢山の賛辞で溢れかえっていることと思いますけども…。
 今年のF1世界選手権は最終戦までチャンピオンシップがもつれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとメルセデスのルイス・ハミルトンがなんと同ポイントで並んだ、2021年12月12日の最終戦アブダビグランプリ。
 長年のF1世界選手権でも類を見ない切迫した二人の争いは最終周でフェルスタッペンがハミルトンをオーバーテイクして優勝、マックスがチャンピオンになると同時に撤退が決まっているホンダに最後の栄光、いう劇的な幕切れとなりました。
 …と要約して書くとこんな感じですし、実際そうだったのですけども、レースを実際にご覧になられた方は…多分ホンダファンとマックスのファンはとても喜んでいると思いますしそれもさもありなんだと思いつつも、「裏があるとまでは言わないけども、なんとも見通しの悪い決着だった」という印象だったのではないかと考えています。(私もその一人です。)
 というのも、レースの98%位は完璧なハミルトンのペース。10秒以上フェルスタッペンを離してラスト5周がやってきた時、見ていた人は誰もが彼の8度目、ミハエル・シューマッハーをも抜いて前人未到の最多チャンピオンを思い描いたことでしょう。
 しかしその残り5周になって、それもマックスともハミルトンとも関係ないところでとんでもないことがおきました。
 最下位争いをしていたウィリアムズのニコラス・ラティフィがクラッシュ。セーフティカーが出て…問題はそこではなく、そこからレース復帰に際する裁定が「最初に提示されたものも変だし、それが更にひっくりかえって」気がついたらマックスは新品のソフトタイヤ、動かなかったハミルトンは使いこまれてしまったハードタイヤ。かつタイム差なしの状態で最後の1周を戦うことになってしまったからです。
(このあたりのこと、更にこの顛末がどうなったかはこちらの記事が詳しいです。DAZNに入っている方は見逃し配信見るのが一番早いですが。)
 
 事故からレース終了まで5周しかありませんでしたし、もしもレース再開についての決まり事が最初のままだったら恐らく十中八九ハミルトンの勝ち→チャンピオンだったはずです。(聞いたことがないパターンで「え、何じゃそりゃ」とは心から思ったけど)ところがこれが更にひっくり返った。今度はフェルスタッペン側に圧倒的に有利となりました。
 何をそんなに焦って運営側は右往左往したのか。(事故処理はものすごくはやく終わったけど)
 勿論パレードランのままで5周が終わっていたら、ハミルトン優勝でチャンピオンは決まっていました。※パレードラン(SC中の、状況が改善するまでの先導つき走行。当然追い抜きは禁止です。)

 レース主催者は「ひょっとして世界チャンピオンのかかった試合でパレードランになってレース終了になるのを恐れたのではないか」という思いが頭をよぎります。
 実のところはレース素人にはわかりませんけど。でも、レースをよくご覧になる方ほど後味の悪い結末だったと思います。
 よくハミルトン、インタビューとかまともに受けてたなと心から同情します。
 

 今年はもうひとつ、こういった「真相は知らないけども、なんとも見通しの悪い顛末」を目の当たりにしています。
 それは6月3日、ダニエル・バレンボイムのリサイタルでの「演奏曲目が実際は全部違っていた」事件です。当日のことは別ブログに書きましたのでご興味有る方はこちらをどうぞ。

 それで結局のところは「バレンボイムさんは、本当に勘違いして、素で当日予定とは違うプログラムを演奏してしまい、前半終了後スタッフに指摘された→それで後半も結局違うまま演奏して、最後本人が出てこられて謝った」ということのようです。
 予定していた演奏曲目はベートーヴェンの初期ソナタだったのですが、実際に演奏されたのはベートーヴェンの最後の3ソナタでした。同じベートーヴェンでは有るのですけども、黄色と赤色くらい性格が異なる内容です。(だから間違いに気がついたバレンボイムさんも後半だけ元のプログラムを演奏するという選択肢はなかったのです。)
 ところが
  • ベートーヴェンの最後の3ソナタはとても人気がある(こちらのプログラムは追加公演も出ていた)
  • 物凄い巨匠がピアノリサイタルを開いている(私が今まで行ったクラシックコンサートの中で一番お高いチケット代でした…)
だからなのかバレンボイムさんが謝ったあと、満員のサントリーホールがスタンディング・オベーションになったのは、演奏内容云々を飛び越えてげっそりしました…。日本人ちょろすぎるぞ。

 まぁネタとしてはクラシック音楽界に残る珍事件だったので、一生の思い出になる気はします。
 ただ運営さんもこんな前代未聞の事態にかなり戸惑ったのかも知れませんが、その後の払い戻し云々が「当日の間違った公演でなく、2回、もしくは3回同じプログラムを聴くことになってしまったお客さんだけ対象に、他の日のチケット代を払い戻します」だったのはなんとも気の毒な感じもします…。
 巨匠が日本のファンに聴いてもらいたいとセレクトしたという、ベートーヴェンの初期プログラムですが、勿論そちらの楽曲を元々好む方も少なからずいたと思います。珍しい曲目だから目当てにして高価なチケット買いもとめ、とても楽しみにした方も結構いたのではないかと訝しんでしまいます。
 熱心なバレンボイムさんファンは救済されたかもなのですが、曲目ファンは置いてきぼりになってしまったように思います。

 置いてきぼりということでもうひとつ。
 それは先月のニュータイプ11月号の…アルル・フォルティシモが詩女になりそうだという展開でしょうか。
 それ自体は驚きましたー!と思った読者さんも大勢いるでしょうし、私もその一人だと思っていますけども、ただ。ただですよ。
「ただでさえ年齢関係のことがキャラクター登場当初とずれてて正直おかしくなっている」のに加えて、
「以前散々予告されていた暴風三王女の件(アルル、セイレイ・コーラス、マロリー・ヴュラード・ハイアラキが国家レベルで和解する前にボォスで大乱闘しそうな展開。暴風三王女の名前はそこから来ていたはず)が、ツラック隊でアルルが全く出てこないうちにアイシャが暴風三王女と小さく台詞で言っているわ、コーラスとミノグシアがいつの間にか和解していてこの件が完全になかったことになっている」
「ついでに初登場時に弟子筋のマヨール・レーベンハイトと今後戦場で相まみえる可能性について話をしているのに、15巻ではデモール・ゾロで敵対する形になるマヨールに対し、アルルは近くまで来ていながら結局ここでも戦線に現れることなく、多分この可能性もなくなった。」
(おまけにマヨールが15巻説明で急に異母姉弟になったことで、アルルよりも更に年下に。この辺の人間関係も全くわからないのもそうですが、何よりあなた一体幾つよ…)

 といくつもの「単行本や副読本等で以前予告されているような事がカットされていたり、恐らく設定が明らかに変わっている」ことが見受けられるのに、いきなりこれで突然う、詩女の大役ですかーーーーかーーーーー。

 …すみません、当初この件で私は明らかに落ち込み、早まったことをするところでした…。もう大丈夫だけど。
 でも、斜め上の展開を皆さんお好きだし(別に自分も嫌っているわけじゃない)受けているみたいだからまぁいいか、な気分でまたこうしてポチポチ文章を打ち込んでいますけども
「あんまり伏線切りされると、副読本とか設定画に書かれていることを好きで読んでいる人間は価値がまるでないのではないか。どうせまた変わっちゃうのに」
という置いてきぼりの気分にさせられるのも、また確かかもしれません…。
 
 こんなぼやき3点セットに長々お付き合いいただきありがとうございました。
 自分の中では正直「あまり見通しの良くない案件」が続いたので、嬉しいことや喜ばしいことも沢山あったのですけども、曇り空の気分も自分ですから、一応書いてみて、へっぽこ画と一緒に添えておくこととします。
 この3点は全て金田淳子さん主催の #ファティマ総選挙 用に事前に用意していたものです。ところが総選挙直前に3のことが起こったため、当初は参加したい気持ちがなくなってしまい、しばらく静観しか出来ませんでした。(一番最初のは選挙期間前にどうにかツイートしました。折角FSSが盛り上がる様にと企画されていることですから。)
 選挙は2週間と期間が長めだった事も有り、後半になって、時間の経過で気分が落ち着いてから少し参加しましたけども、ブログ表紙画に割く時間がなくなってしまったので1点そちらに回しました(真ん中のもの)元々1枚めと2枚めは対っぽい感じで描いてました。時間のかかることばかりして、自己満足だけですけども。

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