F1ファティマの構造について考える。

  ※今回書いていることは、いつも通り、「ファイブスター物語のいち読者である私の戯言」でしかありませんのでそういった事を念頭に適当に流してくださいね😅

 今日のお題は下の方…彼女のことだけではないのですけども、例示としてマーターマーター(以下先先)を取り上げます。

 すみません下の絵は彼女に似てませんけども💦これから示すことにどうしても必要だったので頑張って描きました…。

マーターマーター

 今日のお題は、先先含むファティマの子供達、「F1ファティマ」はこういう構成をしているのではないかという私のへっぽこ予想です^^;
 下の画像を御覧ください。この絵は幾つかの「レイヤー」で構成されています。
 このレイヤーの必要なものを全て展開すると上の画像のようになるわけですけども…なんか変なことが書いてありますよね??💦


 では今度はこの幾つかのレイヤーの中から

「ヒュートランの能力」

「モナークからのバランシェの能力」のレイヤーだけを出力します…。そうするとこういった形に…って、これイラスト解説ではありませんね^^;


 そう、先先は

「母であるヒュートランの能力(犬猫との会話が可能)」

「母の大切な主人であった(過去形なのは7777以降の話なので)ワスチャ・コーダンテの見た目と性格

「クローム・バランシェの能力(ファティマ及び宇宙船の設計が出来るガーランド能力)」

を丸々と取り込んで、更に

「ファティマ本来の穏やかな素質、優秀な頭脳でこれらの要素をより自由に、かつ発展的に展開できているAF」だということを言いたいがためにこの下手なイラストを描きました😅理屈としてはこういったイラストのレイヤーとよく似ているように思われたからです。

 ほら、永野先生もニュータイプ7月号のDESIGNSで語っているではないですか(引用)


「マーター・マーターはヒュートランの動物との会話能力を受け継ぎ……じゃない、ちゃんとした特殊能力を持って生まれている。」


 先生文章内で打ち消していますけども、これは生誕時の偶然でも後から母ヒュートランから仕込まれたものなく、意図的に先先がその能力持ち合わせた状態で誕生し、母の特技をそのまま受け継いでいる、ということなのではないでしょうか。


 話は少し変わります。

 13巻でアウクソーの処遇についてAFガーランドが集まって話し合っている場面で、コークス博士が「アウクソーとフォーカスライトの記憶は抜き出すことが可能」と話しています。この時「記憶のレイヤープログラム」という言葉が出てきたので、その時から気になっていたのです。

 「ファイブスター物語の世界では、記憶は1ファイルのように抜き出すことが不可能ではないのかもしれない」

 ただそれはバランシェが生み出したアウクソーだけの例外かもしれないし、という風にも考えられ保留としていたのですけども、今月号(NT11月号)になって、ユーゴ・マウザーとLDI20も「元の人物の姿と記憶を受け継いだ」人工生命であることが明らかになりました。

 ということは、どういう風にするのかはさておき😅やはり前人の記憶、そして姿形を抜き出し別の人物を生み出す技術はジョーカー太陽星団で存在していたということになります。

 

 ただマウザーとLDI20が能力を含め元の人物そのままなのかというと…彼らはそこそこ以上に強いですけども、わざわざロボット化したりするのは(以前に比して)欠けている能力を補うためではないか、という印象が強いので一応デチューン状態なのかな、と。(つまり超帝国時代の全ては受け取ってはいないのではないかという読み、です)

 でも先先には…彼女がたったひとりで作り出したもの「ザ・ウィル・スペンサード」を見る限りそういった劣化要素がまるで感じられない。かつてバランシェの生み出したウィルから更に発展させています。(何せ過去にまでたどり着けるのだから、一種タイムマシン化している)

 しかもF1ファティマ達には「先人が生きた時の記憶」ではなく、「先人が持ち合わせていた能力」「その人自身の性格」「外観」をまるで「模型の一つのパーツ」のように、それも本来の生殖ではありえない同性の人物やもういなくなっているはるか昔のキャラクターの何かを、それもF1ファティマによっては複数取り込んでいるように伺えるのです。

 先先にとってはワスチャやバランシェ、あるいは織織のシアン夫人や、ストラ・ストラのボード・ビュラードのように。


 先人たちのデータはあるのだと思うのですよ。2通りあるでしょうか?

「母体ファティマたちの記憶」

 そして

「モナーク・セイクレッド」が。

 (だから上画像のレイヤーには「モナークからのバランシェの能力」「モナークからのワスチャの見た目と性格」を「ヒュートランのトレースしたワスチャの見た目と性格」「ヒュートランのトレースしたバランシェの能力」とに分けています。一応。読めなくなってしまい意味を成してませんが…。)


 私は一応母体ファティマの記憶というのも考えております。かつてアレクトーがソープを探すのにテロル・ミラージュに姿を伝えたり、パルテノがヤクト・ミラージュに伝えた戦闘経験のようなものです。

 ただAFの記憶は人間よりもかなり正確なのでしょうけども、一応「第三者補正」も入るでしょうし、なにより個人そのものを抽出するのにはあまりにデータが足りない。

 そこで用いられそうなのが先先の時代には稼働していないはずのシステム「モナーク・セイクレッド」です。


 13巻で炎の女皇帝ナインはモナーク・セイクレッドにたどり着いていますけども、それを見て絶句していますし、データを取り込んでいたAFタイ・フォンが地獄と称していた「ジョーカー太陽星団に生きる人々の記録」。

 モナーク・セイクレッドの記録は4100年、コーラス6による星団解放と、破れたアトロポスの願い由来によるデルタ=ベルン星の業火による終焉によって止まりますけども、そのデータはあまりに膨大で、とはいえAFが取り込みもできるものでもあるため、昔の人物像としてのデータはここから個人を抽出し、取り出せるのではないかと思います。

 なんかそれって廃物利用っぽい響きもしますけども…。でもモナーク・セイクレッドが止まっても人類はその後も生きているし、一部はウィルに乗って星団の外へと人脈を繋いだのだから良いでしょう😅


 今月号で先先はモナーク・カレンダーを「星団年表」とし、先先の生きている時代(ウィル星団暦7818)と分けています。

 私はこのブログで何度か「人工生命体はこのモナーク・セイクレッドの範疇に入らないのではないか」と考え文章にしたためたことがあります。(炎の女皇帝、彼女周辺の超帝国騎士、ユニオ4であるヤーン・ダッカス,5のベリン、ファティマ、今回の件でシステム・カリギュラの人物達も入りますね。あと例外としてログナー。勿論神様達も含みません。)

 ジョーカー太陽星団最大の謎、モナークも再利用されてまで更にハイブリッドな生命体が生まれたならば確かにバランシェも驚くことでしょう😲

 

 あとはどうやってこういった(ある意味都合よくいいとこ取りのできる)新人類?が誕生するのか、といったことなのですけども…😤

 謎を追い求めるよすががひとつあるとすれば、モラード・カーバイトがAF・タワー育成のために詩女フンフトに案内されてやってきた「聖宮ラーンの地下にあるゲート」は多少関係あるのではないかとへっぽこは考えております…。


 突然ですけども、ここで映画ゴティックメード中で登場するトリハロン皇子の台詞をちょっと思い出してみてください。


「ただの少女が何年か祠にこもっていたら詩女さんになっていただとぉ??」

 

 (確かこんなでしたよね😅正確ではありません。私も25日浜松で再確認しなくちゃ…)

 しかしベリンはユニオ5である、ということは…………ただの女性ではないじゃないですか。(始祖ヤーン・ダッカス除く他の詩女さんはボォス星で生まれた普通の女性達だから、彼女たちはどう記憶が受け継がれているのか、またベリンは彼女たちと何が違うのかが現在分からないけども)

 この(トリハロン等一般人にとっては)祠と呼ばれているものが一体何なのか。

 かつて何処か(廃都アマダ・ジーかもしれないし、ベリンにアジェリマグダルの名があるので旧帝国跡のマグダルかもしれない)にあって、そういったところから炎の女皇帝やベリンが生み出されたのかも知れない。(13巻の描き下ろし部分、112頁にベリンが謎の場所でぐるぐる渦巻いている一コマがありますけども、これがひょっとするとベリン生誕のシーンかも知れない)またそれはどういう仕組みなのかわからないけども現在では聖宮ラーンに謎の施設があり、そしてこの「ゲート」と呼ばれるものと似たようなものがデルタ=ベルンの内宮地下にあると詩女フンフトはモラード・カーバイトに話しています。

 トリハロンは少女が祠にこもっていたら~、と言っていますけども、そうではなくて祠から何か人智を超える驚異、もしくはオーバーテクノロジーが発動して生命体が誕生している可能性です。

 炎の女皇帝は実態のないシステムユニオ2から誕生していますから。

 

 そしてフンフトさんはデルタ=ベルンの内宮地下にある同じような施設について、それは初代ミコトさま(レディオス・フォーカスライト)が作り、2020年、アマテラスが生まれた年に開かれたとも話しています。

 詩女さんたちは「世間一般に知られない詩女の存在、天照の妻リトラ」から、彼女がAKDでゲートが開かれた直後見聞きしたことについて継承されているのだと思いますけども流石に詩女さん達だけではその全容はわからないでしょう。

 でも詩女さんは炎の女皇帝時代からの歴史の記憶を全て引っ張ってきているから、システム・カリギュラのサイボーグ化どころか女皇帝の粛清に関する事情と皇帝達の対策についても知っているし、ナトリウムという素材の名前が付いている彼女は、モラードに実際に施術が出来るのかも知れませんね。


 母天照のミコトだけで誕生したアマテラス生誕の謎、もしくは炎の女皇帝やベリンの生誕の謎が解けた時、そして、ダブル・イプシロンを含む、「7777迄に成された人類のあらゆる研究が一つの方向性に纏まった時」その時マーターマーター達が生まれて、「神々の力などなくとも、生命は進化し続けるのだな」(7月号DESIGNSから)という言葉が出てくるのかも知れません。


 これらの話は(例えアマテラスの存在が神様であっても)ジョーカー太陽星団に生まれた人類が成し遂げてきたことには違いありませんから。

 いや私が勝手にそう思っているだけなのですけどね💦(だから信じないでね。)

 長々と戯言にお付き合いいただき、ありがとうございました🙏

追伸

 となると、今後出てくるF1ファティマさんたちがどういった登場人物を取り込みご登場するのかは楽しみなような妙な気分になるような、ですね。やっぱりアレクトーの娘はアイシャ似だったり、京はブラフォード似で性格が彼の奥さんキュキィ似だったりするんでしょうか。

(別にアグライアでも良いんですがその方が面白い?その逆パターンもいてそれでお互い仲良しでも、それはそれでありですけども…)



コメント

Unknown さんの投稿…
楽しそうで良いですね!考察!拝見するとなんか元気になれます。
浜松での上演に行かれるんですか。浜松は私にも縁のある町ですが、絶対行けないなあ。
というか観たことがない、ごちっくめーど。

私は小学生の頃FSSを先輩に借りて読みました。
今は買うお金と読める時間は手に入れたけど、
行く時間ナシ!!浜松を遠く離れて。

いつかきっと行けるさ!←死亡フラグのようなもの

楽しんできてください!




チーク さんの投稿…
先先のようにはるか未来から超速でいらした方

どうもこんにちは。まだSNSに更新通知もしていなかったのにコメントありがとうございます!大変びっくりしました。
もう来月11月1日で花の詩女公開から8年が経過します。
再上映も全国にわたりましたし、また次の機会になんとかゴティックメードご覧頂きたいですけども…未来から超速でいらした方はかつて浜松にお住まいだったのでしょうか。
私は今現在東京在住ですが、家族がこの度浜松住まいとなり、現在旅行とオフ会は自粛している感じですけども今回その縁で行ってみることにしました。
ゴティックメードはファイブスター物語関係なくとても好きな作品です。(FSSを絡めれば更にまた興味は広がるのですけども)
単独でも愉しめ心からしみじみしますので良かったらどなたかとご一緒に。ドリパスの作品ファン登録登録をしていただく
ゴティックメードファン登録はこちらから
(発売が決まれば販売前にメールでお知らせが来ます。)もしくはこのブログを追って頂ければ再上映のチャンスはまだまだあると思うので是非一度ご検討頂ければありがたいです。FSS読んでいらっしゃるのならば尚の事一度、ぜひ一度…でよろしくお願いいたします!!
本当、他に手段がないので私としては申し訳ないのですけども、きっと更にFSSが楽しめること請け合いです。
匿名 さんのコメント…
映画のパンフレットには詩女の後継ぎとして指名された少女が生まれた土地の
祠や石窟に1年間籠もって代々の詩女たちの数千年の記憶を受け継ぐ詩禊の儀式を経て
新たな詩女になると解説がありますね。
ですから歴代の詩女達が記憶を受け継ぐために籠もる場所は基本的に毎回違うようです。

映画のサイトには北都マグダルのベリンが出てきた石窟の内部には現在でも
超ハイテクノロジーのシステムが稼働しているとありますが、GTMワールドガイドには
ベリンはこの地方の生まれだがこの場所ではないと解説があるので、このシステムは
彼女の誕生には直接関係ないのかもしれません。

13巻には詩女ラーン(ベリン)はナインの実子でダッカスの妹。北都マグダルに出現したと
されています。ですからラーンがユニオなのはダッカス同様にナインの娘だからでしょう。
ただ、ナインの娘がどうやって星団歴初頭まで残っていたのかについては謎のままですね。
チーク さんの投稿…
ナナシ・オクトーバーさま
※コメント欄が匿名の方はもれなく勝手にお名前をつけてお返事しております。スミマセン。

 どうもこんばんは。コメントおよび解説ありがとうございます。
 ちょっとナナシ・オクトーバーさんの話されていることとお返事内容が違うかも知れませんけども…。
 ユニオ3~5の誕生と、アマテラスの誕生。
 このあたりは(同一なのかまでは分かりませんけども)いわゆる生殖でもなく、かといって精子卵子の話でもなく、恐らく無の状態から設計され、どうもかなり似た手段で誕生しているのではないかということ。(ただし全員物凄い能力を持っているけども人間と神とで決定的に違うため、その辺りを分つ何か違いはあるのだと思われます。)
 
 これが分かってかつ、今の物語で生存している誰かに今後も研究が受け継がれていくようならば、(カリギュラのビリジアン博士とかは既に行っているのかもですが)それらも知恵の一つとして取り込んで、F1ファティマも誕生しうるのかなぁと思った故に書いてみました。(ただ何度も書いている通り私のは本当、テキトーです。あとはナナシ・オクトーバーさんが別の解釈を手繰り寄せたりして頂ければと思います。)
 私の至らない文章で「祠と呼ばれているもの」が他の詩女さんとベリンとでは決定的に何かが違う、ということが伝わらなかった点はお許しください。

 魔導大戦ラスト、マグダルとデプレとマキシがあるところに行く=ハリコン・ネーデルノイドが最後に向かった場所でもあるそうですけども、目的などは今の所へっぽこにはさっぱり分かりませんけども、ボォス星の何処かには違いないでしょうから、その時多少は超帝国のテクノロジーが垣間見えたら嬉しいなと思っております。
 あんまりコメントへのお返事とはなっていないようで申し訳ないのですけども、お許しくださいね。

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