静岡「富野由悠季の世界」から浜松「ゴティックメード再上映」の感激。

 2020年春、家族が単身赴任し、 個人的に更にゆかりの深くなった場所、浜松。
 この度この地で劇場版ファイブスター物語と花の詩女ゴティックメード再上映が行われたので(私の趣味満載、かつどさくさ紛れの)旅の計画を立てて行ってきました。
  とはいえこのブログはFSS関連ブログと名乗っていますから、まずこの再上映について先に書いていこうかと思います。
 快晴の10月26日(日)。会場はJR浜松駅からだと7~8分位歩くかな?街の中心部にある商業施設ザザシティの中にあるTOHOシネマズ浜松でした。
 施設自体は新しいものではないのですけども、今話題の映画「鬼滅の刃」が公開中であることもあり(16回も上映予定が組まれていました…凄いですね!)映画館回りは若い方を中心にとても流行っておりました。
 ただ新型コロナウイルスの影響なのか、入場前に手首の検温、及び売店は営業しているものの食べ物は持ち込みできないようになっていました。
 施設は新しくはなかったものの、全体として綺麗でしたし、ここのゴティックメードがまた綺麗に発色しピカピカ光っていたので大変感激しました!開始2~3分位ですっかり安心して物語に没頭できました😂
 これはTOHOシネマズ浜松の映写環境が良いのか、それとも映写機そのものが2012年の公開時からブランニューされてそういう風に映って見えるのか私には分かりません。
 ただ何回かブログにも書いてますけども、発色が良かったりピカピカした動きがよく見えると、人物や風景の演出や迫力が一層際立ち、またとても繊細に表現されるように感じられるため、このコンディションの良し悪しが観ている側の作品に対する受け取りにも大きな影響を与えるものだと考えています。(音響も大きめかつ自然で良かったと思います。)
 もう昨日のゴティックメードをご覧になった方がこれで何かを感じなかったのだったらそれは「ご趣味が合わなかったのね、ごめんなさいね…。」レベルだよね、と思ったほどでした。
 11月1日で映画ゴティックメードが公開されてから8年になります。それでもこうしてまた劇場の大スクリーンでカイゼリンに再会でき、ベリンやトリハロンの物語を堪能できる幸せを噛み締めながらの帰路となりました。

 ただ劇場版ファイブスター物語はやはりフィルムでなくBD上映だったのか(冒頭東宝のロゴではなく、角川映画のテロップが入りました。私ははじめて観ました。)アップはさほど気にならないものの、引きの画面がどうしてもぼんやりしており、そのあたりはそういうものだと割り切って鑑賞するしかありませんでした。
 ノイズが入ってもフィルム上映が良いなぁ、あるいは劇場の大画面に対応したリマスター画質で再上映してもらえたら嬉しいな、と贅沢なわがままを書いていくことにします😅

 そして今回は、GTM再上映の前に、静岡県立美術館(JRだと最寄りは草薙駅、静岡よりもやや東で浜松からだと80分ほどかかります)「富野由悠季の世界」展(11/8まで。今後富山、青森巡回)にも行ってきました。
 …すみません自分は富野由悠季さんの作品まるでよく分かっていないので、ガンダムなどに代表される作品群についてはここでは触れませんけども、以前展覧会をご覧になられた皆様から「重戦機エルガイム」関係の展示で永野先生の直筆デザイン画が幾つも展示されている、といったことを聞いており、ならば是非観ておきたかったのです。
 私も長年FSSファンしていますけども、永野先生の直筆原稿は本当、今まで観たことがなかったものですから(永野先生も以前原画等を公開されないご意向であるというインタビュー記事もありましたし)大変貴重な機会となりました。
 ※残念ながら展示会そのものは撮影禁止でしたから、撮ったものはこの看板だけです。
 そして楽しみにしていたエルガイムの部分なのですけども…よりによって鎧兜などを展示するような大きなガラスブースの中に永野先生のメカ・キャラクターの設定画があり、キャラクターは見易い手前側に配置してありましたけども、メカのカラーイラスト数枚がガラスケースの奥、かつかなり高いところに展示されていてすごく遠く感じる😖
 エルガイムなどの永野先生の細かい書き込みがよく見えませんでした…。
 その点が不満でしたけども、それでも人物(何枚かは色も付けられていました)の線の迷いのなさや、ファッションへのこだわり、設定の細かな指示など、食いつくように眺め、とにかく見とれてしまいました。
 11/6(金)からはEJアニメミュージアムで「ニュータイプ35周年アニメ・クロニクル」が行われ、ここでは永野先生のファイブスター物語や、ゴティックメードに関する生原稿や資料が展示される予定となっています!
 実はもうすぐなのですね。そちらを心待ちにしたいと思います😁
(アニメ・クロニクルについてもこのブログでお伝えする予定です)

※おまけ。こちらは撮影可能だったロダン館に鎮座していた「考える人」です。「富野由悠季の世界」と併せてご覧いただけますのでこれから行かれる方は是非ご一緒に!

※追伸 6月から始まった「劇場版ファイブスター物語」+「花の詩女ゴティックメード」35箇所W再上映は今回の静岡県浜松市と奈良県橿原市で終了となりました。
 現在再上映サイトドリパスでは両作品ともリクエスト投票が再開しておりますので、是非あなたの貴重な一日1~4票をお待ちしております!(作品ファン登録をすると最大4票まで入り、チケット発売前にお知らせメールが届きます。毎週月曜日朝8時でランキング上位に来た作品が上映候補となります)

コメント

Unknown さんの投稿…
先日 浜松に縁があるのにGothicメード観られません、ってコメントした者です。上司の机に弐瓶作品があるハカセと仮に名乗らせて下さい。上映希望メールシステムのご案内ありがとうございます。

チカチカってどんなだろう?って楽しみです。

私には2人の子がおりまして、彼等はローティーン未満なのにFSSがスキなのですよ。押し入れに隠してたのに。○巻とかは○シーンがあるから見せられん、さすがに。
そういう理由で、数年前にほぼ全てのFSSを処分 からの連載再開で13巻、あたりと最近のニュータイプ本誌しか家にはありません。受粉発言 セーフかアウトかドキドキしたわ。

坊やが少年になるのはきっとあっという間。上の子はちょっとミース似、ハカセを超えた楽しげな子で、うっかり好きなものを遮らないように、丁寧に育てています。
 チークさんのように丁寧に絵を描くようになりましたよ。

 数年は感想ブログ様を頼りに予めNTを買っていいかを判断続けます。上司の机に弐瓶作品があるのもそういうコト?
チーク さんの投稿…
上司の机に弐瓶作品があるハカセさま

 どうもこんにちは。再びいらしていただきありがとうございます。
 お子様へのお悩み…分かるような分からないような、難しいさじ加減であろうことは確かですね^^;
 自分などはFSSにハマったのが13歳の時だったのですけども、当時から交流関係が狭いのにも関わらず、友人宅や自宅の「お父さんが買ってきたのだろう週刊誌」を友達とこっそり眺めたり^^;また中にはませた友人がおり、小学生ながら同人誌アンソロジーなどを買っていた方の本を借りて衝撃を受けたことがあります^^;

 未知の世界への好奇心というものにはどうしても勝てないようです。
 でもまぁこんな自分でも一応大人になった(中身が伴っているか判りませんけど…)から、行き過ぎたことでない限りは温かく見守り、必要そうなときはフィクションでの暴力であることを助言して頂ければ幸いです。

 でもそうなると、上司の机に弐瓶作品があるハカセさま、ファイブスター物語の最新刊が出た時そちらが買えないことになってしまいますけども…。「受粉発言」以上、恐らくFSS史上一番(他の漫画でも中々ないと思う)○猥なあのシーンどうしましょう…^^;^^;

 でも私はそのシーンを、よりによって人気洋菓子店でお茶しながら読んでしまいました。お隣のお姉さんがうっかり覗き込んで見ていないか非常にハラハラしたことを思い出しました^^;
 上司の机に弐瓶作品があるハカセさま、及びお子様たちには全力で物語世界にハマった頂けたら嬉しいのですけども、確かにそのあたりの扱いは、もう少し年齢を重ねたほうが良いのかな…でも本当に悩ましいです。
 そういう意味でもゴティックメードは本当にお薦めなので^^;お近くで再上映される際には是非お子様たちといらして下さい!永野先生が小学校高学年の方に一番観てほしいと話していたのも今となってはよく分かる気がします。

 このブログがある意味分水嶺となっていること、ありがとうございます。絵のこともありがとうございます。中々思った通りの表現になりませんし、そもそも発想が貧弱ですけども(お子様には、是非今のうち沢山の世界を見せてあげて下さい。)こういったコメントを頂けるのが何よりの励みになります。感謝感謝です。

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