この展示室記事を書いたきっかけとなった「Twitterでのとある投稿」についてですが、その後投稿者の方が該当デザイン2つ(この下に書いてあるガンダムと、もう一種ジオン系のMS)を削除されました。
とはいえあれだけ拡散しましたからネットのどこかに画像はあるでしょう。私からは掲示しませんけども、そういったことでよろしくお願いいたします。
3月になり色々なイベントや学校やその他色々が新型コロナウィルス(COVID-19)により中止、延期になっています。私も…本来控えている重大な予定はそのとおりに実行に移すべく準備していますけども、こんな事情もあり突然仕事のいくつかがキャンセルとなり、空いた時間で絵とか今後のあれこれを思い描いたりしていました^^;
ただ今回はそちらについてではありません。
でもブログの中であまりファイブスター物語と関連のない記事「展示室」扱いとさせていただきました。実際あまり関係がないですし^^;だけどもこのブログを読まれている方ならばびっくりするようなことがTwitterで昨日起きたからです。
SNSでの反響は大きいみたいでその投稿は4桁を超えるくらいたくさんRTされていました。ただ、このままずっと公開されているのかはちょっと自分には分からなかったものですから、それが何なのか気になった方はすみませんがここでは掲示しない代わりに
リンク先は何かといいますと、永野先生が88年公開の映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」でデザインされたと思われるガンダムの未発表、非採用稿である「ゼータ・リ・ガズィ」と思われるデザイン画です。
※注意 私はこの映画公開当時見ているのですけども、この頃すでにFSSにハマりまくっていて見たことのあるZZガンダムとかすっかり忘却の彼方だったりしたものですから^^;主題歌のTMネットワーク聴きたさで映画館に行ったも同様でした。このため内容などはほとんど覚えておらず、一部ビジュアルくらいしか記憶のない状態です。そういった者がこれを書いていると思って下さい。
ガンダムにまったく詳しくない自分でもこれが本物かどうか、だなんて考えるのが野暮だろうなと思ってしまった位「大変異形なガンダム、永野先生しか出来そうもないガンダムデザイン」であることは間違いのないものでした。
永野先生の設定画によく見受けられる詳細な解説が成され、1986年12月の先生のサインがあります。
1986年12月って、FSSの連載(多分1巻のクライマックス、KOGが出てきたあたり)真っ最中じゃないですか!
でもこのガンダムが思わぬ形でネットに登場してきた(思わぬ形、でいいですよね。今回のタイトルは画像を上げた投稿者さんの文言からとっています。)事によってどうなるかは自分にも判断出来かねますけども、ただ私としては、もう沢山の方がこのデザイン画をご覧になり、コピーしたりしているような状況でしょうから、ただネット上だけで盛り上がるだけではなくて、併せてこうしてもらえると嬉しいな、ということを書いておきたかったのです。
~この画面は広告です!~
ガンダムは知ってるけど、FSS読んだことない、という方はこの機会にいかがでしょうか。…とまで言いません(書いてるけど^^;。FSSリブート2には87年~88年に描かれた第2話クローソーの章が雑誌表紙など含め連載時の状態で全面収録されています。)
Twitterで昨日永野先生の描かれた(であろう)ガンダムにびっくりした、オーー!と驚いた方は全員必須として欲しいくらいです。
先にも書きましたけども、私はFSS以外のロボットアニメ作品にてんで詳しくないため^^;この画に大変なインパクトを覚えながらも、一体どのくらいの物凄さが詰まっているのかは当初よく分かっていませんでしたけども、これに似たこととして、ファイブスター物語リブート2には、物語の空いた頁にいくつかの「かつて永野先生が手掛けた他のロボットアニメに関する非採用画稿」が掲載され永野先生ご自身で解説されているからです。
・ガリバルディβの原型デザイン(Zガンダムかな)
・M-9というMS(ZZガンダム時の没案)
・ザズという5頭身ロボット(同上)
・オーラインセクタ(聖戦士ダンバイン、ビルバイン永野案と書いてある最初期のデザイン)
・多分MSナイチンゲール(ナハトガル)(NAITIENGEAILEとの綴あり。逆襲のシャアからの非採用原稿)
・多分MSサイコ・ドーラ(と書いてある。87年の作。これも逆襲のシャアからの非採用原稿)
このデザイン自体も凄いのでぜひご覧頂きたい。FSSリブート2をすでに持っている方はまた読み返していただきたいのですが、この中にある”謎の未発表ロボット1”と書かれている頁(74頁)に、デザイン画自体はないのですがとあるMSについての記述と顔の落書きがあり、多分これが今回の「ゼータ・リ・ガズィ」だと思われるデザインにあたりそうだからです。
そしてそこに書かれている永野先生からのメッセージはしっかり読んでもらえたらと思うのです。
たまたまネット画像で作品に遭遇することとなった私達は偶然でラッキーなのかも知れないけれども、その作品達に滲んだ先生の大変なご苦労というか無念というか一種の決意というものに、改めて気が付かされたような気がします。
先にも書きましたが今回のデザイン画には86年12月というサインがあります。ファイブスター物語の連載真っ最中です。きっとガンダムもナイチンゲールもサイコ・ドーラもそんな中、尊敬していると公言されている富野由悠季監督とお仕事がしたくて激務の中を…この重厚なクローソーの章の物語構想の合間を縫って物凄い勢いとエネルギーで仕上げたに違いないデザインなのです。
永野先生の未発表ガンダムを何故か新型コロナウィルスの影響で^^;目撃した事自体は歴史的瞬間かもしれないけれども、出来たらわー凄いねー!だけでなく、永野先生の当時の状況や現在に至るまでのお気持ちとして胸にとどめておいていただけたらと、心から願っています。
でも多分読まれないだろうなとも思われるこのへっぽこブログですから^^;せめてネット検索などからそのうちに、おひとりでも気がついてくれたらいいな。とメモのように書いていくことにします。
余談
この「リ・ガズィ」は実際のアニメーションではで別の方のデザインとして登場してきていますけども、映画をご覧になった方は御存知の通り主役機ではありません。主役のなんちゃらガンダム(映画はニュー(ν)ガンダムですけども、違う名前)についてはどんなだったのか未だ謎ですけども、これも一度は永野先生が手掛けてそのデザイン枠組みがあるMHに採用されていることはリブート2に明記されているので(といっても隠されているらしいですけども)今回のガンダムの件でふとFSSを思い出された方は併せて読まれておくといいかと思います。
コメント
コメントどうもありがとうございます。
へ?
は?
ひょ~~となってしまいました^^;冷や汗タラーリ…
ご指摘大変ありがとうございます。
タイトル部分含めて数字を19に訂正させていただきました。
お、お恥ずかしい話です…。
へっぽこブログをよろしくお願いいたします…。