でもツイッターに上げた動画は反応に乏しいアカウントではかつてないほど反響がありました。コメントやフォローなども頂いて、嗚呼、バズるとはこういうタイプのもっと大きなうねりを伴う現象なのだなと実感しました。
私などはめったに無いものですから驚き、やはり嬉しいものなのですね…
あーさて、そういうわけでファイブスター物語15巻については…動画録るの大変‼️私下手‼️なので新宿でファイブスター物語15巻サイネージ観たい方は15日迄にお楽しみ下さい!新宿サブナード入り口から伊勢丹に続く通路一直線のに柱両側。動画の背後がオーロラ静止画。今日は2分に1回10秒程でした。#FSS_jp pic.twitter.com/V7XjGP7jqu— チーク (@cheekandlip) December 9, 2019
ファイブスター物語15巻ですが
・東京など各地で行われているデジタルサイネージ編
・FSS15巻ネタバレ付き感想(前)連載からのへっぽこ総集編。(この頁)
・FSS15巻ネタバレ付き感想(後)新しい情報から脇道へ。
・ニュータイプ2020年1月号のネタバレ付き感想。「パンツのことしか書いてない^^;」
の4記事でお送りしたいと思います。
今から3つも書くだけでなく、NTはこのあと読んで理解しないと、という前代未聞の状況です…^^;
さてファイブスター物語15巻のネタバレ感想ですが、前後編に分けました。
前編は「1年10ヶ月待って単行本をワクワクして手にとって下さった方」へのネタバレ感想総集編としたいと思います。連載時のネタバレ感想で書いてみたことが内容の殆どとなります。今回の描き下ろし部分や単行本で新たに分かったこと、物語を纏めて読んだことで浮かんできたへっぽこ感想については後半にお送りしたいと思います。
尚、連載時のネタバレ感想時は色々ためらったり回りくどい表現をしてきた部分について、今回割とはっきりと記したため表現がいささかお下品になっております。
内容はあくまでへっぽこが抱いている感想でしかないので、気になるかも知れませんけどもナニソレ!と思ったらするっとスルーして下さい^^;
~この画面は広告です!~
・ヨーンくんとファティマ・パルスエットってすることしてますよね^^;
…いきなりそれかよ^^;と言われそうですが…私の中ではパルスエットさんすっかり「現地妻」な印象を抱いております。でも考えてみて下さい。12巻でパルスエットが紆余曲折、アイシャ・コ-ダンテの無理やりも含めてヨーンくんのところへようやくお仕え出来るようになって4年、広めの豪華キャンピングカーみたいな民間のセイラーは間仕切りカーテン一枚でベッドが仕切られているだけ。(これ普通の騎士ならばGTM積んでるのが通常でしょうから、移動手段がもっと大きなものになる→例え狭くてもファティマがいるのは前提だろうから個室スペースはあるはずなんですが…ヨーンくんこういうのも頭に入ってないよね)
…そうなっちゃうよね。と勝手に思っていたりしますが^^;。でも
・ジークに見つかってパルスエットまで赤面することはない
・仰ってくださればエロい下着着るつもりだったのですかあなた^^;
・緊急事態とは言えいきなりキャミソール姿になった彼女に主人はあまり動揺していない。
のに加えて
・リリさんの下着姿にデレデレな上「ボイーン」な効果音はないだろ!ボイーンは^^;
ということになるのです。
フィルモア女王のブラジャーは「ない胸をパッドと三角パターンでメチャクチャ寄せて上げて」形作っているタイプなので、そうですね…実際はAAカップくらいかな^^;(それもお子さん2人?3人?産んでいらっしゃるのにだ^^;)
リリさん、「ファティマよりは胸がある」程度なのにボイーンという効果音なのですよ^^;
となるとヨーンくんは人間の女性はまだというか殆ど経験がない。でも「ファティマのボディはご存知」だから、だからアーリィ・ブラストのかなりストレートなお色気攻撃をどうにかかわせたし^^;パルスエットの服がヨレヨレだと気がついたのも彼女をよく見るようになって(ようやく)気がついた。
※この辺りは「女性をあしらったことのある大人の男性」だったら4年もしないで割とすぐに気がついているでしょう。ただ経験値としての話なので、ヨーンくんが特別鈍いわけでもないと思います。
というか冒頭だって「情事の後」なんじゃないのこれ。という気がしますね…彼女紅潮してますし。
「お客さんノルガン・ジークボゥ」が先輩に対する嫉妬というか、妙にボーイズラブめいた絡み方をヨーンにしてくるシーンが有るのは、この辺りの事情から目をそらすために珍妙な空気を永野先生が意図的に描いたような気もします。
そして。
パルスエットはそのあたりも含めて「ヨーンくんという主人に満足しているし(ということはベッド上でも優しくしてもらってるんでしょう^^;)」「ファティマは人の役に立つのが一番幸せ」だと考えているから「性能も心も血も内蔵も全てマスターのためにある」と言い切れる。だから彼の性欲だって我慢によって悶々として困るようならば^^;自分の存在で心と身体を晴らしてもらって構わないのだというポジションなのですよ。(ただしエロい下着の件も含めて、あくまで受け身というか、主の命令がないとしないですよ。という条件つきです。自発的に彼を好きになったのとも違うから)
だけども、いつかそんな日々には確実に別れが来るのも彼女は承知している。
前マスターのミハエル・レスターの件もそうだし、ヨーン自身だって本命「エストと言うかバーシャ」が心の中にずっといるのもパルスエットは最初から分かっています。別に恋愛でもなんでもないから、もしもちゃあとくっついたとしても彼女は心から祝福するでしょう。
ファティマは基本そういう風にしか生きられないから。だから「いい思い出を沢山作ってね」ということになるのだと思います。
でもそういったパルスエットなりの日々の満足と充実した環境が、より研ぎ澄まされたヨーンへの気遣いとなり、「主人の危険を伴いそうな仕事に備えて、念の為ダブルアライメント・スーツを着て準備した」という判断をもたらし、結果としてジークの命を救ったのです。彼女があれを着ていなかったら、例え近くに来ていたとしてもジークは助からなかったのですから。
そういう意味でもヨーンとパルゲーのコンビはお互いの良さをかなり引き出しあえる、騎士とファティマの間柄なんでしょう。AFガーランドであるスティル・クープが太鼓判を押すくらいなのですから。でも別にそれは相思相愛ではないし、それでもヨーンはバーシャを探し続けることには変わりはないのだと思います。
(そしてそれは単なる一つのパターンであって、騎士とファティマの数だけ違うドラマがあるとも言えるのだと思います。)
・ビット・マエッセンのあいだに繰り広げられる「お家事情」
15巻になってミラージュのアシリアを着たプーウラと共に再登場してきたビット・マエッセン。彼はミラージュ騎士レフトナンバー17エイブ・ロゥ男爵でもあります…。えええっとなった方も結構いらっしゃるかも知れませんね^^;10巻230pにある影絵の一番右にいるのはマエッセンのはずなので、既に予告されていたことなのかもしれませんけども、それでも彼がミラージュ騎士となるのかはずっと曖昧なままでした。(ミラージュ入りしない、あるいは一時的なものだと予告されていたりもした)
壊滅的なシーブル戦でアイシャに助け出されたあと、長いことリハビリを経てカムバックしたわけですが、騎士復帰がどういう訳だかミラージュである上に、彼が元々「超セレブ」であることがこの巻になってはっきりとしたのです。
マエッセンの母が元AKDルーマー王国の王女で、かつクバルカンローテ騎士団前騎士団長のオドリ。しかもオドリの父がドナウ帝国のルドルフや剣聖ヘリデ、そして15巻で登場したクバルカン先太閤、アルテン・サヤステの弟(今回突然大活躍だったアルテンさんもかつて10巻104Pに一コマお若い姿が出てます)
なのですから。でもここで一つ大問題があります。
ところがマエッセンは名家サヤステの銘も母ルーマーの姓でもなく、またマエッセンの名前もあまり全面に出せずに全く違う名前でミラージュに所属しています。
これはこのルーマー王国が現在アイシャが統治しているのですけども、アイシャがアマテラスの王位継承にかなり近いコ-ダンテ家を追い出され、ここを治めざるを得なくなったのは「ルーマー王国の権威低下」によるものも一因としてあります。
そしてアイシャが一時的に治めつつ、将来はイーシ・ルーマーさんという女性に王国を継いでもらおうとしています。彼女はまだAKDの学生さんで、14巻のLDI20への破廉恥リンチ^^;シーンで初登場、15巻でも47ページにトホホな表情をして出てきています。
そして彼女は騎士ではありません。
強い国力や権力のためには強力な騎士の血も、と求められるような環境下、(その辺りは13巻のフィルモア元老院の下りでも出てきますね)でもルーマー王国の立て直しに道筋を付けつつ有る中で、それに連なる超サラブレットな血筋の持ち主がAKDに戻ってきてしまったのです。
マエッセンはDESIGNS5で学生服姿を見せていますけども、AKDのグリース王国内宮高等学校でのものでしたから、クバルカンの名家に属せずAKDの騎士そして、ゆくゆくは自国を飛び出しクバルカンに行ってしまった母にとって変わってルーマー王国統治をと期待されていた向きもあったかもしれません。
でも彼は卒業後どちらの道もとらずにエース級な傭兵としてパイドパイパー騎士団に行ってしまいました。
しかし紆余曲折の末彼にとっては古巣のAKDに帰ることとなり、でもルーマー王国は既にアイシャのもとで跡取りを既定路線として築きつつあったので、そのままでは(例えマエッセンの名前でも)ルーマー王国の跡取りはイーシを差し置き「強い騎士で血統バッチリで年長でも有る彼」にという事になりかねません。
そんな揉め事を避けるために彼には「エイブ・ロゥ男爵」という謎の名前と銘がつき、裏稼業的というかスパイっぽい仕事を現在しているのではないかと思います。
称号が男爵だと1代限りだったりしますしね…。
でも彼がもしもパイドパイパーに行かなかったら、アイシャはルーマー王国の女王にならなくて済んだかもしれない(勿論コ-ダンテ家から追い出される可能性自体は否定できないけど)ということもあり、中々複雑なものがあります…。
(ただ、だとしたらソープさん、パイドパイパーで真っ先に名前を挙げるべきなのはイアン・ケーニヒじゃなくて身内でも有る彼じゃないの??とも思っちゃうけど^^;)
・引き続き登場した詩女ナカカラと、謎のハリコン・ネーデルノイドから漂わせる「違う物語」
これまた二つ名で登場してきたカモン・ピアノ・メロディ3ことハリコン・ネーデルノイド。彼については後編にも登場する予定ですが、ここで少しわかりにくい点を補足。彼が「かの国と東の国を出し抜いて」何をしようとしているのかは現在の所さっぱり不明なのですけども^^;彼は
・かの国→フィルモア帝国(会話の話題はショーカムとリリについてですし)
・東の国→AKD(多分)
を差し置いて、聖宮ラーン(フンフト)とコーラス王朝(ハリコン)だけで行動を取ろうとしている、ということが言えます。
これはハリコンの言葉にも出てきますけども、昔の出来事として天照が生まれる直前(2020)の出来事「聖宮ラーン東宮西宮の乱(2014)」と星団法制定(2017)とが関連してきます。
詩女ナカカラは、聖宮ラーン東宮西宮の乱のときの詩女さんであり、ラーンの政治腐敗に対して彼女とラーン教導学院の生徒だけで戦ったという物語のラインだけが伝わってきているのですが…。戦ったのは学生さん達だけども、ハリコンが言うように大国が協力してたということは、恐らく学生の中にコーラス19(ディス・バイス。5巻に王様として登場してきています)や、天照のミコトさまがいるのではないかとへっぽこは予想していますが^^;さてそれはどうでしょう…
それはさておき^^;その当時のフィルモア皇帝がヨミ・ルーカ・フィルモア2です。
西の太陽王国と東のドナウ帝国の血筋が交わった特別な存在のフィルモア皇帝となります(でも彼が誕生したことで新しい王家が生まれたわけではないので、彼もまたジークや、トリハロンこと初代皇帝サイレン同様に特殊な物語を抱えていると思います。)
15巻でボルガ・レーダー家の現当主ジェインが「我が主君ルーカ様」と言っているのはこのヨミさんのことであり、初代皇帝サイレンと比肩して呼ばれている位の大切な存在であるということはご記憶していただくと良いと思います。
そしてその人の支えであった方→というのがあのトボけた感じの少女詩女さんである^^;ということも。
一体どんなロマンスだったのでしょうね?
私個人はこの時代(LDI20の言う1500年後)と3960のコーラス城陥落(3000年後。永野先生がNTのインタビューでアニメとして動かしたそうな感じを受け、すごく楽しそうに語られているから)で永野先生はゴティックメードアニメ三部作を作りたいのではないのかな、と考えています^^;
2000年代、すごい物語が控えていそうなのはFSSからも薄っすらとなにかが浮かんでくるこの頃ので、私としてはもう、早くその映像観たいんですけど!
…げげげもうお昼になっちゃいましたけども、連載からのへっぽこ感想総集編でした。新しく思った点についてはこれから書きます^^;もう少しお待ち下さい…。
コメント
リブート2の170ページ、2017年組キャラクターの中にサイレン2なる
名前がありますが、これがヨミの事であれば彼もまたジークボゥと
同じく初代皇帝の名を与えられた歴代のフィルモア皇帝の中でも
特別な人物だったのかもしれませんね。
どうもこんばんは。遅くなってすみませんでした。コメントどうもありがとうございました。私も家系図みたいなのをメモしつつ悩んだのですが…義父ですかね…(うーん、サヤステ家っていったいどうなっているんだ…)そういえば今のイゾルデさんはアルテンさんのお嬢さんとかお孫さんなんでしょうか?そちらはまだはっきりしていませんよね。
リブート2のところは確かにサイレン2と書いてあるんですよね。となるとやはり…ドナウ系とレーダー系の血筋が融合している故に色々ドラマが控えてそうですね。後中心人物として載っていたのは誰でしたっけ、ミコト(命様)、コーラス(19)、リトラ(あらたま)、サヤステ(この人がマリーナさんなのかな)、ウラニウム・バランスなんですよね。うーーん、やっぱり気になる、超気になります!
そうですよね…名前が長い分の付けたしなのか人が変わったのかよくわからないのでその辺りは続報を待つしかないのですが、ただこのマリーナさんが星団法を作ったことになっていますけども、「東宮西宮の乱」に直接関わっていたかどうかはちょっと違うような記述がDESIGNS4のナカカラさんのところにあります。(東宮西宮の乱が詩女と教導学院の学生さんだけで戦ったみたいなこと別の所に書いてますしね)この辺りは全然物語ががわからないところを突っつく形となりますけども、それにしても背景だけは感じさせるのでとても気になるところですね…。