皇子の功績を振り返り、現在のFSSをなぞらえながらrepeat after movie.

 今日はどうもブログを更新したくなる日らしい^^;追い込みなのに…
 土曜日のゴティックメード柏上映後のオフ会用プリント向けにとあるキャラクターを描いていたのですけども、(あ、緊急なんですが、体調不良のご連絡があり一人欠員が出てしまいました。もし良かったらオフ会だけでもいらっしゃいませんか?1530~我孫子駅北口ハリオンです。問い合わせフォームもしくはコメントでお尋ね下さい。明日の午前中までお待ちしておりますm(__)m)それが全くの道半ばなのにこうしてメモしたくてPCに向かっているという体たらくです^^;(オイ、終わるのかよ…)
 ただもうすぐファイブスター物語15巻も発売ですし、ここで「映画ゴティックメードをご覧のリピーターさん+ファイブスター物語の連載も欠かさず読んでいる」皆さんに向けてメモをしたいことがあったので取り急ぎ書いていきます。
(映画のネタバレがあるのでその点注意です!一回は観てから御覧ください。)


 改めてキャラクターについて…現在トリハロン皇子を大急ぎで描いているのですが、描くにあたって「ゴティックメード・ワールドガイド」を参考にしつつそこに書いてあった説明が改めて気になったのです。ご本をお持ちの方は是非読み直してみて下さい。
 彼はやがて統合フィルモア帝国の初代皇帝となります。ここまでは映画をご覧になった方はご存知のはずです。
 その後のファイブスター物語の展開を追うに当たり、彼が皇帝になってからのフィルモア帝国が随分と複雑になってきているのはなんとなくでもご理解頂けると思います。

 彼は2つに割れていた巨大な「東のドナウ帝国」と「西の太陽王国」とを、各王家の骨格は残しつつ新しい帝国の長となりました。
 彼はドナウ帝国の出身でありながら…

・血縁による代替わりは禁止!皇帝は帝国の皆(帝国議会、元老院、司法)でその時々にふさわしい人物を決めてね!
・自分は統合皇帝になるけども、初代でありながら結局はドナウ帝国の出身者なんで影響力の強すぎる自分の血縁は残さないよ!(ということなんだと思います。現在のドナウ帝国直系のフィルモア王家は彼の兄弟の家ですから)
・とはいえ一つのバックアップとして皇帝選抜の最終チェックは「円卓の騎士」にやってもらってね。彼らが駄目なものは駄目。
・とはいえ何かあったら困るから最終バックアップとしての「尤も高貴な血筋の者」を立てておくよ。皇帝選抜に係る円卓の騎士を部下として率い、普段はシステムに寄り添うだけでいいんだけども三権分立だけでは解決出来ないような事態になったら全て取り上げて上に立っていいから!よろしく!
・あ、その権利を持つのは「ドナウ帝国」ではなくて合併に協力してくれた「太陽王国」の人たちね!この人達は古くからのショルティ大陸の血筋を支えているのだから「皇子」「皇女」と名乗っていいよ(これがボルガ・レーダー家の皆さん。)でもどうして彼らが皇子皇女と名乗れるのか、理由は口外すべからず。

 ということを成し遂げることで、星団暦453年にドナウ帝国にあった「皇帝紋」と「皇子という銘」を切り離し、権力としての皇帝紋や銘の役割を表面上は弱体化させつつも…
「皇帝はあくまで帝国民が結集して決めること」
「皇帝はフィルモア帝国を代表する顔であるけども、法に則って三権分立のもとで政治が行われる。」
「でも王家や貴族たちの面子を保ちつつ、それぞれに役割を与える。政治が立ち行かなくなった場合は血筋による再起動もかけられる」
というとんでもないことをトリハロンは一人で、剣を持たずに戦ではなくて交渉事だけで成し遂げたことになります。(あ、勿論映画の登場人物はほぼ全員彼を支持し支えまくったのだと思いますが)
 いやー偉大。偉大すぎます^^;

 しかしそれが約2500年位経過した現在のファイブスター物語では、表面上はまだそのシステムを保っているものの、バルバロッサ王家がボルガ・レーダー家の秘密を知ってしまったことにより、皇子を名乗れる血筋に食い込むことで強引な権力乗っ取りが図られようとした→ところがバルバロッサとボルガ・レーダーの血をもつ皇太子ワイプ・ボルガ・レーダーは母を絶望させ死に追い込んだ父バシル・バルバロッサを憎んで見限り、しかし逃げたした筈の聖宮ラーンで流転の末同じ学校に入学してきたリリ・ニーゼル・フィルモア女王と出会ってしまい、野望に似た目的を持って近づいたもののかえって彼女の人柄に惹かれてしまう。(だと思うんだ。出会いからして最初から彼女について知らなかったとはとても思えないから)
 そして長年役割を与えられつつ分離していたはずの2大王家にバルバロッサの血まで組み込まれた「三色」の血を持つジーク(サイレン・ボルガ・レーダー皇子)と茄里が生まれてしまう。
 しかしワイプは死の病に冒されこれ以上のことは遂行できなくなってしまった。時間がない中何とかリリと2人の子供を護るために最後やり遂げたのが
「皇太子のバックアップ権力を使い、次のフィルモア帝国皇帝を前帝国皇后でもある剣聖慧茄の孫であるダイ・グを指名する。そして圧倒的実力と政治力とを兼ね備えた剣聖慧茄とダイ・グに残された親子3人の庇護を依頼する」
 ことでした。

 ところがこの3名は(ジークと母リリはどうにか再会できたものの)現在ばらばらになっています。
 兄は(事情がまだわからないものの)レーダーの名前を捨ててしまい、妹茄里は血の繋がりがあるとはいえ父が憎んでいた祖父バルバロッサに預けられて、重大な役割から逃げ出した者への成敗という名のもとで兄殺しの洗脳教育っぽいことを受けていた(と思われる)のですがジーク暗殺は失敗してしまい、バルバロッサはトカゲの尻尾切りみたいなことをして逃げ出し、茄里は武装を取り上げられ本来所属する家であるボルガ・レーダー家に帰されます。
 
 であるにも関わらず、ボルガ・レーダー家はジークを失えば自分の所の血筋が絶えると物語内で言っているようだし、現皇帝ダイ・グ・フィルモア5は皇女の役割、及び一緒に過ごしたこともあると言う茄里の存在をよく知りながら、クリスティン・Vに用があると言って突然やって来た彼女を守り抜こうしとはしなかった…(クリスティンはこの辺りの帝国事情について、あんなに位が高いにもかかわらず何も知らないですから、状況によっては変な少女と戦闘沙汰になる可能性も考えられたのに、ダイ・グは自ら離れると言ってますよね。本来は皇太子から護るように勅命受けてるんだから駄目ですよね…)
 現在は茄里さんの洗脳も解けたみたいで、幼いながらも彼女なりに気配りしたり無邪気な感じも見受けられますけども…。

 というのが、大まかではあるのですが現在のファイブスター物語の流れ。(一部括弧書きがありますけども、そんなに間違ったことは書いていないと思います)
 そして私は上記のことから、「ラキシスが名付けようとしていたジークの妹は現在物語に出てくる幼い見た目の皇女茄里とは別人で、現在フィルモア帝国とは違う世界でラキシスが付けた別名のままで生きている。」と現在のところ考えています。
 ファイブスター物語は1巻当初から一種の仮面劇でもあるので、こう大まかなあらすじスケッチを書いておくと多分そうじゃないかなとも思うのですけども、何せ映画ゴティックメードのラストに登場した人物が→ジーク→レーダー9という2012年に映画の初見で大いに驚いたものの、そのへっぽこ推測の謎が連載で明確になるまでに5年位かかったので^^;これが単行本15巻か連載が続いて2020年辺りに分からないかなと願っているのが今現在の状況です。
 今の連載はサタンだのカリギュラの変身だのショウメだの超帝国騎士たちだの全く異世界の存在で彩られているところではあるのですけども、折角FSS単行本15巻発売前でもありますし、ここでトリハロンのあまりに莫大な功績を振り返りつつ、映画ゴティックメードを楽しまれてはいかがでしょうか?
 
 あーまた寄り道してしまった^^;でも年末年始は本当にいっぱいイベントありますし、ファイブスター物語ファンの皆様は全力で楽しみましょうね!





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