展示室16・#ファティマ総選挙2019 について。

　
　皆さんツイッターで7月7日24時まで　#ファティマ総選挙2019　行っていますよー。あと3日ありますので、もしも皆さんお好きなファティマがいたらぜひ一票。複数投票可です。（一人のファティマには一日一票で！）
　本日夕方金田淳子さんからのこんなラジオ告知もあるそうです。

#ファティマ総選挙2019　#選挙管理委員より 明日、7月5日（金）のＴＢＳラジオ「アフター6ジャンクション」#utamaru の、18時台「カルチャー最新レポート」で、総選挙の広報のためにジョーカー太陽星団から電話出演する予定です！（ラジオクラウドに収録されないコーナーだと思います、すみません！）

— 金田淳子｜7/7 24時まで #ファティマ総選挙2019 開催中! (@kaneda_junko) July 4, 2019

あと現在分かっている途中経過はこんな感じだそうです。

【7/3 23:57までの集計】#ファティマ総選挙　#選挙管理委員より
１位　ラキシス（87票）
２位　クローソー（79票）
３位　エスト（69票）
４位　パルテノ（66票）
５位　チャンダナ（62票）
６位　アウクソー、アレクトー、バクスチュアル（51票）
９位　ウリクル（50票）
10位　アトロポス（49票）

— 金田淳子｜7/7 24時まで #ファティマ総選挙2019 開催中! (@kaneda_junko) July 4, 2019

　…と書いてますがあと残り3日、おそらく自分的には時間切れ（投票はしていると思いますけども） ですので、ファティマ総選挙2019にあたって私個人が描いたものをへっぽこブログに置いていくことにします。（他の方の投票はこちらにまとめがあるのでそちらからお楽しみ下さい。閲覧だけならば特にアカウントは必要ありません）

　ただ自分も期間内色々何かを伝えようと楽しく手がけていた一方、「ブログとツイッターとの間には溝とは言わないけども壁は感じている」のも確かです。
　これは以前も書いたことがあるのですけども、ツイッターはいつでも気軽におしゃべりできる分「単にファイブスター物語のことになるとうるさい人」と思われている可能性も非常に高く、「（私チークが）FSSのブログやっているのは知っているけどもだからといって、ブログ読んでいる訳ではないですよ！」と以前オフ会でご指摘があってから反省しこの2つは全くの別物であると捉えるように気をつけています。
　でも自分はネットにおいて、何の活動に一番熱心にやっているのか？と尋ねられたらこのへっぽこブログであると答えるでしょうから、そろそろこちらに軸足を戻さないとなーというアラートが心に鳴ったのかもしれません。SNSで画や自分の意見などを露出するのは一喜一憂したり、結構シビアな側面もありますしね^^;（いやそれはブログも全く同様なのですけども、少なくともこちらは検索などで進んで見に行く必要があり1～2アクション増えますから…。）
　※ですので「ブログ読みました」と声をかけて頂いたときが、本当に嬉しいですね！通りすがりでなく、読みに来て下さる手間をかけて下さっているのですから…このため私のツイッターはブログ更新通知についてアカウントを別に分けています。

　さて面白みのないことを書きましたけども、今回　＃ファティマ総選挙2019　で描いた3点を展示室に置いていきつつ、ひとつ余談を。
　それは一番下の黒板落書きみたいなのについてです。



　思いつきで1時間必死になった落書きですから（私集中力が乏しいもので…^^;）その辺りの不出来はすみませんがお許し頂きたいです。もしも気になった方はファイブスター物語単行本3巻かリブート2を探して頂き「レディオス・ソープがLEDミラージュのエンジンをジュノーンに移植すべく調整し、コーラス3がそれを眺めている」コマを併せてご確認くだされば有り難いです。
　なんか妄想にもほどがあるんじゃないの？？と言われてしまいそうですけども^^;私にはこう見えます…。

　というのもこの時コーラスは「城内で、しかも私服であるにもかかわらず剣を持ち歩いている」からです。
　少なくとも彼にとっては自分の家（家と書くには途方もなくでかいけど…^^;）なのですし、剣をわざわざ持ち歩く必要なくない？？といったところではないでしょうか。その前の頁でも彼が剣を持っていることが確認できます。
　それをソープが見ていて、本人に私が抱いたような疑問を直接投げかけたか、それとも天照には…神様には何かが見えたのだろうか？？というという思いがしたのでこういった妄想が出来てしまうのです^^;
　でないと、出陣後ソープは彼がウリクルの剣を携えていたことに、即気が付きませんよね？？

　ウリクルは「わたしのこと、わすれないで」と口にして世を去ってしまいましたが、コーラスもまた、彼女のことを片時も忘れなかったのですよ。平静を装った王様の顔をして過ごしながら。
　この二人は出会いと別れがよく似たシチュエーションであり（泣いて謝って、同じものを返そうとしている。それに対して手を取っているまでは一緒かな）同じような動作を登場人物に繰り返す事でやたらとインパクトを与えつつ、しかしその姿と後の反応の違いから、時間の経過と共に両者に一体何があったのかが（描写が少なくても）読者が想像しやすいようになっているけれども、多分鏑矢では彼女がいなくなった後の物語を引っ張るのには対象が小さすぎたのかもしれません。
　ウリクルが言葉とともに託したもので何か物語に演出をしようとすると、鏑矢では一度取り出して手に広げなければならない。それだとドラマとしては分かりやすいけども、その動きを画として描写しなくてはならない上に手にしたキャラクターの感情が表出しなければならない、でも大国の王として余裕を見せ、平然と振る舞わなければならないコーラスの立場としてはそれはほとんど許されない。
　そんな理由から、ウリクルとの別れでは鏑矢と併せて、彼女の剣が登場してきたような気が、今となってはしています。
　剣ならばさりげなく彼の傍に寄せられるからです。
　
　でも出陣前にこの剣を確認できるのはこの二コマだけ。コミックの画で見せびらかさないし物語上の進行でもそれを指し示すような言葉すら出てこない。
　大変分かりにくいけども、だけども状況から確実に当人の意志であるとして描いた永野先生らしい密やかな物語のデザインなのかもしれません。（これと似た感じなのが…リブート2をお持ちの方はコーラスが目を閉じて剣を持っている表紙絵を御覧いただきたいですけども、彼は3本剣を身につけていて一番目立つ太刀→太刀を持つ手で半分隠れているのが王家の宝剣（この2本は出陣式のときにも出てくる）鎖につないで一番懐に近いところにある短めの剣がウリクルの剣だと思います。）

　読者の方で、これに気がついた方はどの位いらっしゃるのかは分かりません。私は大人になるまで気が付きませんでした^^;
　ただクローズアップされているどころか、あまりに描写がさりげないので、相当注意して読む必要があるように思われるのも確かなのです。
　でも彼がずっと形見の剣を持ち歩いていた心意気のことにようやく気づき、想いを寄せた当時、涙が溢れてきて、それまで「大好きなんだけども肩身が狭く、この二人の物語に心を寄せてしまう私は常識はずれで異常でおかしいのではないかとコンプレックスのように同時に感じていた自分の内心」を猛省することになりました。

　この「ウリクルの剣」と真逆ながら似た意味を持ち合わせているシーンが存在するのが映画ゴティックメードで、トリハロンは剣を一人振り回したことでベリンと滅茶苦茶口論になりますが、そのあとは剣を一切持たなくなります。
　彼の仕事は「詩女の警護」なんだから、何処にいるのかも、規模も分からない敵に対して武器を持てないのはそれだけでもめっぽう不利なのに、その分彼は一層注意してベリンの願いに叶うように精一杯任務にあたっている。それをベリンが気がついて、更に続く彼の気配りから「誠実な…方なのですね」という言葉を彼女から引き出している。
　短時間でドラマが進行する映画というメディアですから「花の詩女」ではFSSよりもう少し説明が入りますけども、多分皇子のの心持ちも2989のコーラスと似た思いがあって、任務を終え、最後にベリンに花の種をもらったトリハロンは振り返らずに去ってしまうけれど、きっと彼も種を…母国に蒔いたり一部手持ち用にと保存したり色々やってみたのでしょうけども^^;、彼もまた、生涯片時もベリンのことは忘れなかったのでしょうね。
　そんな暗示をひっそりと、さりげなくドラマに組み入れてくるのは、これ、永野先生ならではのロマンチシズムなのでしょうか？ただ具体的な甘さはなく、わかり易さも少ないから、作品を体験した全ての人の心に宿るわけではないけれども…。

　私がこうしてあれこれファイブスター物語に「ないことないこと」（オイ）に思いを馳せて^^;ブログに綴っていたりするのもこの時の体験が元になっており、常に「見えない物語を探せ」という意識を心がけるようにしています。本当に、永野先生が描く物語には言葉のドラマだけでは語り尽くされない何かが多分に秘められているのです。
　…でも、すぐ目の前のことに囚われてしまい、そちらばかり追いかけて忘れちゃいますけどね^^;^^;
　ではそんなことを改めて思い出しつつ、10日のニュータイプの発売日を、新しい物語を心待ちにしていましょうか…。
　「皆様どうぞ良かったら、7日までにお好きなファティマにお気持ちと、愛ある一票を！」よろしくお願いいたしますm(__)m（絵は付けなくても全く大丈夫です。そして出来たら今トップ10圏内にいるウリクルに入れてくれたら私も嬉しい…^^;い、いえ無理にとは…←オイ！）