ゴティックメード上映から5年~ガラスの天井を感じながら。


↑先にこの絵を持ってきたのは、単にこの後のへっぽこ図解をヘッドラインからマスキングしたかったからです^^;スミマセン…
映画花の詩女・ゴティックメードが公開されたのが2012年の11月1日でした。あれから5年が経ってしまいました。
何と時間の経過が速かったことか!まだこの時はブログをはじめて半年くらいでした。
その時の衝撃は昨日のことのように思いつつも…しかしながら、当時ご一緒したりSNSでお付き合いのあった方の中には、映画、またその後の2013年春の「モーターヘッドからゴティックメードへの変化」で離れてしまった方も少なくなく、今振り返ればそれは残念に思うこともあります。(人によっては、巻数が進めばそのうち戻ってこられるかもしれませんけど…)
しかし実際にはそんなことを思い返す余裕もなく^^;特に13年ふと湧き起こったドリパスという再上映サイトでのムーブメントで新たな出会い、また映画を通じた新しいファンの方にお会いし、私も仙台、名古屋、大阪、広島、福岡に出かけたり、数回のオフ会でゴティックメードでリンクされた沢山の方にお会い出来たことが何よりの財産だと思っています。
(ブログでも以前書いたことがありますが、とある爆音映画祭リクエスト投票が別の原因でポシャってしまった直後、ドリパスを提案してくださった方が身近におり、その方のお話にへえ!と思って気軽に乗っただけなのですが、そこから4年、15回のGTM再上映に繋がったのだから、よくよく考えなくても凄いリンケージですよね。)…ドリパスさんはその方を表彰しても良いくらいですよ^^;本当。

私はGTMを介して今では個人的アイコンともなっている大好きなキャラクター、オカザえもんにも出会いましたし(名古屋地下街を偶然練り歩いてました…)その後クラシックコンサートにも少しだけ関わるようになって、大変世界の広がった5年でもありました。
これらの出来事を色々ごちゃまぜにして5年という時間を振り返り考えると
「一生懸命活動され、心打つ表現をされている方には、何かできることはないか?例え私が何も知らない素人だとしても。」ということを常に頭に置くようになったのは自分の中でも大きな変化でした。
ほんの小さなことではありますけども、アーティストならチケットを買ってコンサートに出かけ感想を書き残し、オカザえもんならばなるべくグッズを買ったり東京に来た時は見に行ったりあるいは岡崎へ出かけたり、それが永野先生に関してはこのブログやオフ会などの活動になるのでしょうか。
トレーサー2の川村万梨阿さんのインタビューではありませんが、私も永野先生のご活動をブログに書き残す程度で追いかけていくうちに、「永野先生がされたいことは是非とも成し遂げてほしいな」と思うようになりました。
遠くの観察者にとってもこの頃の永野先生、本当にFSSのことで一日回っているとしか思えないのですよ。色々眺めていると…
私にとって5年という時間が加齢故か^^;えらくはやく感じたように14歳年上の永野先生にとっても、人生の持ち時間は限られているはずです。
永野先生は本来漫画家さんであるから漫画を進めて…というのも分かります。
しかしFSSの続きを毎月漫画で読むのもとても心待ちにしているけれども、もしも先生が漫画以外の表現でFSSを描きたいということであれば、私は(他のことにも情熱を回しつつ)新たな表現の実現を待ち、必要があればここで何か書いたりしたいと思います。
それがこの5年、漫画や設定画や文章やイベントなどで得た永野先生への印象です。
※勿論、お金がかかるから、そのあたりどうされるか分かりませんけど…でも昨日三枝成彰さんのオペラを見にでかけ、ひょっとすると永野先生もこういう形のライフワーク目指されているのかな、と思いました。
三枝さん、本来の楽曲としてのお仕事だけでなく、政財界、芸能界オールスターでご縁を持ってスタッフも資金面もクリアしている。全て日本語で作られた新作オペラは上演まで7年かかり、1年につき3億かかったと言うから…^^;永野先生もGTMではあらゆる人脈を駆使していたように感じられましたしね。すごいエネルギーを感じたのは共通点ですね。

少々熱っぽくなってしまったので^^;話を少し変えます。
映画ゴティックメードを見ていると、つい色々な所で涙が出てしまいます。その中の1つ、トリハロンが、ベリンと少し親しくなりそうな時の彼の台詞は私の心を掴んで離しません。…まだ明日秋田での再上映、上野再上映がありますから詳しくは省きますが、「ああいった普通の人が~」のくだりでしょうか。
私はずっと、トリハロンが言っているような感じで…永野先生から恩恵を受けているただのファンのひとりだと思っているのですが…突然ですがここでそのあたりをへっぽこ図解にしてみました^^;
左のほうが、私が思っていた世界です。多分トリハロンが話していたのも、(彼が今迄気が付かなかっただけで)こんな感じを思っていたのではないかと云う気がします。



















私としてはそういった感じをイメージして今迄このブログを中心に活動してきました。しかしこの頃、実際は左でなく、右の図解が正しいのではないか?そういった風に思うようにもなってきました。…(これは別にFSSに限ったことではなく、趣味活動全般としてもそんな所があるのではないのでしょうか。)
この5年間、大変に素敵な、嬉しい出来事ばかりではあったのですが、それに比べれば片手で収まるくらいでしかないけれども、こういったネット活動を手がけているとあまり喜ばしくないことも時にはあり…詳しくは書きませんが、どうしてそんなことが起こってしまうのか、自分ではよく分からずに悩んでしまうことも度々ありました。

私は本当、ただの1ファンでしかありませんし、突然こういったことを始め、実際手がけているものも拙いのだと思います。
しかしどうも、こういったファン活動…ではあるのですが「何も持ち合わせていないただの素人」が何か声を上げるのを中にはあまり快く思っていなかったり、ガラスの天井ばかりご覧になられて、私の声は意に介さず思いが届かなかったりする場合があったようにも時には感じられました。
本当ならば1段でも(この図解は適当ですが、人によってはもっと細かいクラス分けがされているのかも知れません。)ガラスの天井の上に立てれば、声も拡散しやすいし、例えば再上映の情報などもより沢山の方に伝わりやすいでしょう。
自分はこういった魅力的な表現…クリエイティブとしての活動とは全く無縁であると痛感したのもこの5年でした。自覚したからといって、今のところは大好きな作品のブログを手がけたり、絵を描いたりすることは趣味の一環でも有り止めたりはしませんけども…。

そういった訳で今後も私に出来ることは小さくて相当限られていそうですが、例えガラス越しでも永野先生が振りまいて下さるヒカリの恩恵を地上からしみじみと味わいながら、少しでもこのブログにたどり着いた方に何かをお伝えできるよう、明日の秋田・ゴティックメードのドラマを楽しんでこようと思います(^o^)!

コメント

Toshi さんのコメント…
チークさん
私にとってのこの5年間を振り返ると、いろんな意味で「再開」の時間だったように思います。
子供時代からの純粋に「モノ」造りに携わりたいという願望が、日々の暮らしの中で優先順位から徐々に外れて行き、仕事に追われる日々…
もちろん家族との楽しい日々でもあったのですが、何かが欠けているという感覚を誤魔化しているうちに画材や工具はいつの間にかしまい込まれていました… ^_^;
そんな時に迎えたゴティックメードの公開。
なんとか仕事の予定を掻い潜り、やっと観に行けたのは確か福岡での公開終了2日前でしたか…
しかし、その衝撃と興奮、そしてその数ヶ月後に迎える連載再開時のさらなる超弩級の衝撃!によって心の奥底に秘めていた創造心の封印が解かれ、また再びモノ造りの世界に還ってくることができました!
また、チークさんのブログとの出会いでドリパスの存在を知りその後3度も都行きの願いも叶いました!
そして、この前後の世界では目にする景色が180度変わり、以前では考えられないくらい色々な方達とご縁を繋ぐ事ができ現在に至ります。(^ ^)
この全ての起点がゴティックメードの公開だったことを思うと本当に自分にとっては奇跡のような作品ですね!(^O^)/
今後もし万が一ソフト化される事があっても(当然買いますが)、やはり映画館で見る機会があり続けて欲しいと思います!
長文失礼いたしました。(^ ^)
チーク さんの投稿…
Toshiさま
いつも大変ありがとうございます。
ゴティックメードという映画とその後の変化が、接した方によってどんな印象を持たれたか、本当に人それぞれなのだと思います。
今現在FSSファンである方にとっても同様でしょう。私達はSNSなどで周囲を見渡すだけですが、実際に永野先生にどのくらい、どんな種類の声が届いているのかは実際のところは分かりません。
Toshiさまみたいな大変ポジティブで明るいニュースばかりだったら良いのに!
(このちっぽけな場所では難しいとは思いますが、もしも永野先生がToshiさんのコメントを読まれたらきっとお喜びになるでしょう…読み手が私で申し訳ないのですが(^^;;)

どうも永野先生ご自身が若い頃から大変有名な存在であるが故に、作品と先生自身への視線も色々なようですが、ゴティックメードを好きと仰る方の多くはToshiさまの様に何か作ったり、描いたりといった"何かを創り出し完成させることの大変さ"を一度は体感されてたり、想像が出来ている方の様に思います。
"あなたの描いた明日が 美しくあるように"
そうなれたら良いですね。日常でもそう願ったこの5年であり、これからもそうありたいもの…ですね!

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