ニュータイプ7月号ネタバレ付き感想~ボンド・ガールたちの憂鬱、の巻。(2017)

 
 まずは表紙の6月24日(土)、25日(日)全国15箇所で行われるドリパス経由・ゴティックメード、再上映についてのお知らせ大変ありがとうございましたm(_ _)m(そのページはある意味ネタバレでもありますが…でもその点に関してはもう良いのかな?まぁ少なくとも連載分を読まれている方は映画を見ていなくても大抵ご存知のことか…)
これを書いている現在はまだ発売日から半日しか経っていませんから今後どんな動きになるか分かりませんけども、これが上映未決定の所の後押しになって下さることを願ってやみません。
 19日(月)18時の締め切り迄に全ての会場が上映されて、全国各地、一人でも多くの方がベリンとトリハロンの物語を目撃してくださることを心から望んでいますm(_ _)m。(私ももう少し頑張ろうかな。と励みになりました。そして同時にドリパスのことがはじまってもう4年になるのかな、と改めて思い返すことになりました。あれからそんなになるのですね。…少しは種まきのお力になれたでしょうか。よく分かりませんけども…)

 そして今月号は本編(ツラック隊・番外編その1)と併せて物語作りというテーマ特集の中に永野先生のインタビューが2ページ収められておりますので一層豪華な感じがしますね!インタビューにに書いてあることは表現者として至極まっとうな道であるような気がする(上手く書けませんし自分は殆ど創作関係とは無縁ですけども)のでそちらは是非、特にお若い方ほどお買い求めの上お読みになって下さい。
 その中に触れられているナオくんのことに私はちょっと驚きましたけども、でもよくよく考えてみたらいきなり登場し、僅かな出番であの存在感だものなぁ…先生だいぶ昔から考えられていたのでしょうか。(だとするとやっぱり、9巻のあのひとはナオくん?^^;←オイ!)

 さて本編は…ま、まぁ元々番外編と予告されていたエピソードですしその通りの展開ではあったのですが…また下着の話が^^;ところでブラデリスってそんなに女子高生憧れるのかなぁ…私にはどうも補正下着のちょっとおしゃれ版くらいにしか思えないのですけども^^;あと他に書いてあるランジェリー・ブランドは基本的にティーン~20代前半の女性がターゲットだと思います(しかしそれはターゲットという印象だけで、実際はリーズナブルなこともあって様々な年齢層の方が買っている筈です。)
 なんかLDI地味だなぁ…逆に堅実なのかも知れませんけど。フンフトさん見習って!^^;
 ※2018年追記 このランジェリーの件にかんしては配布物→ウェブ公開したコラムがあります。良かったらそちらをどうぞ。
 「おまけのおはなし、時代とランジェリー。」

 しかし読んでいて笑ってしまったものの、よくよく考えてみたら今回出てきた女子学生軍団は基本皆さんお美しいし個性もバッチリ、頭脳の方も冴えてそうではあるのですけども…他の漫画に移動すれば個々はヒロインクラスなのだとしてもここはFSS。エリートという言葉を超越した人物ばかりが物語に登場していますし、そこから更なる天の高みに主人公天照は君臨している。あまりにそびえる頂点のその高さ、たとえお情けあるいはおこぼれだとしても^^;何かを狙うには悩ましい立場なのかもしれませんね。
 ラキシスはそんな更なる女性たちを遥かに飛び越えたスーパーヒロイン…というのは既にFSSの中でも何回も描かれていることでは有るのですけども。(ただ天照と一緒に人生を歩むことがどれだけ想像を絶する道のりであることは一方で読者も分かっていることですから、彼女も大変ですよね…なんと今回置いていかれちゃうし^^;一見それでもハッピーそうだけど…。)
 そして、天照はもう1000年近く生きてますから、恐らくこうした女子学生の嘆きは私達の見えない所でもう代々続いているもののかもしれない。若き日のアイシャだけじゃない、きっとリトラの頃からずっと、物語に出てこないだろう所で生きて世を去ってしまった眉目秀麗がきっと数多く居るのです。
 そんな事情がパナールの台詞の中でも少し顔を出してますけども、あまりに素晴らしいあの方に近づきたいという思いは大なり小なりAKDにいる多くの女性はお持ちみたいですね。
 しかしあれほどバッチリな面々でもそううまくはいかない。どうにか隙でもないかともがいている間にあの方はまったく歳を取らないまま、今は若さ全開でも時間だけは経過していきますから…やがては、諦めなのか開き直りなのか、はたまた次代に自身の望みを託すのか分かりませんけども、他の人と血を残す方もいればそのまま独身で世を全うする方もいるのかもしれません。(アイシャなどはそんな中でも女性を発散させてたりしている場面も有りますけど^^;)
 今月号を読んでいて女子学生たちに、ある意味華やかでフレッシュな魅力の花を感じた一方、何故か007、ボンド映画に出てくる女性たちを思い出してしまいました。ボンド・ガールは劇中で活躍もするし大輪の花なのだけどもその1編っきりで、真のヒロインになりにくいから…。
 ジェームズ・ボンドが俳優を変えつつ何十年も活躍を続けてきているのと似たような流れで天照はひとりで歳を取らずに生き続けます。そんな中、LDIは同じように7777まで天照に付き合うのだから、今後も似たような女性たちの場面に何度も遭遇し、そして世代交代という時間の流れで人との出会いとさようならを何遍も繰り返していくのかもしれませんね…。
 今迄はシステム・カリギュラという自分と同じ長命を持つ立場にいる改造人間の中でしか生きてこなかったし、しかも1500年に一度という流れでしかジョーカー世界にやって来なかった彼女。
 今回のお話、今は笑ってしまうページなのだけども、ツラック隊のお話の中でも意外と人間に対してセンシティブな顔を見せていたLDIですから、世の中の流れを知っておけ、という天照の指示は一見謎であるものの、実は物凄く大切でもあり切ない儀式でも有るのかもしれません。青春時代の輝きなんて、本当、一瞬ですものね^^;と書いたけど私はそんなキラキラした青春は過ごしてません…。)

 あとはいつもの通り箇条書きで。
 ・あの、メナー帰っちゃっていいの?というか陛下よく帰れたね…メナーと一緒に帰ってきたのかな。だとしたらメナーもちょっとだけの幸せと現実を突きつけられてあんなことを言っているのか…しかしちゃあは?アイシャは??…このあたり来月号なのかな…(さり気なく書いてある来月予告が気になります。あまりに爆弾発言でGTMファンの方は要注目ですよね!)
 ・ええええ、ハインドさん顔わからないのーーー!素顔楽しみにしていたのに^^;
 ・しかしオーハイネどうしてそんなこと言ってしまったんでしょう…あれがなかったら女子高校生行きはなかったのかしら^^;
 ・LDIの花飾りって、どうして取れないんでしょうね。…そこに重合人間の謎があるのか…単に髪の毛が無いだけかもしれませんけど^^;でもきっと何かあるのでしょうね(そしてその理由が分かる日はやって来るのか…)

 さて花飾りの謎でも考えながら^^;24日(土)25日(日)のゴティックメード再上映、1年ぶりの再会を楽しみにしつつ、私も準備やクチコミにもう少し頑張りたいと思います。
以前にも書きましたが、私は今回24日は仙台25日は宇都宮への小旅行と参ることにしました。もしオカザえもんグッズに囲まれた変なやつを見つけたらそれが私チークですのでよかったらお声をかけていただければ嬉しいです。
 今回生まれて初めて印刷所に頼んで(゚д゚)!、ポストカード2種を名刺代わりに用意しています。良かったら貰ってやって下さい^^;
 またこの2日間で直接手渡し出来る方に限り、謎の配布物Fughetta2.も少部数持って行きますのでご希望の方は仰って下さい。(もしも確実に入手したいという方がもしいましたら、すみませんがこのブログのメールフォームか、ツイッターかもしくはGoogle+FSS塾にて私を捕まえて「一部欲しい」とご一報下さい。今回は仙台か宇都宮での手渡しのみ受け付けます。)
 また24日仙台の回では、へっぽこ主催で^^;上映後オフ会を開きます。こちらに関しては募集要項をお読みの上、各種SNSもしくはお問い合わせフォームからの申込みで受け付けております。ご興味有る方は是非大画面での迫力を堪能した後もFSSやゴティックメードの話で盛り上がりましょうね(^o^)!


コメント

kumakuma さんのコメント…
いつも楽しく読んでいます。
今月の連載を読んで一番に思ったのは、あれ(天照王朝の内実)では、ちゃあが浮いてしまうのは
仕方ない…、でした。しかしフリーズもそう考えているんですね、サブのサブとして割り切って
いるとばかり思っていましたが。天照王朝人として気楽なのは、男性陣(と言っても今のところ
は、斑鳩王子)だけなのかもしれない。
チーク さんの投稿…
kumakumaさま
どうもこんばんは。コメントどうもありがとうございました。
コメントを拝見してからずっと考えていたのですが、多分、なのですが女子高生たち(あるいは多くのAKD女性に)にとって、后がラキシスであり天照が代替わりすることはあまり考えられていない前提であることには変わりがないように思いました。
つまり彼女達が万が一^^;天照の子供を宿したとしても、天照が頂点にい続けることは変わりない。しかしながら子供ができれば何になるかというと「王位継承権だけは飛躍的に上昇する」つまり現在上位であるワスチャの上に自身と所属する家が上がるだけのように思います。
しかし、それだけでも富と権力と名声だけでも更に飛躍しますし…あとこう書いては何ですが「完璧な君主がい続けるため、星1つを治めていくという責任度合いは割りと低め」な気楽な立場なのかもしれません。ちょっとイヤーな書き方になりますが
…斑鳩は一度自分の家を潰してしまった事による気楽さは確かにあると思いますが、AKDの面々全体が、基本的にそんな所もあるのかもしれませんね。
しかしアイシャは天照に対し本気だったため自分の地位を失いつつあり、LDIは恐らくですが…あまりにご長寿ゆえ跡取りを産もうとかそういう発想とは皆無(好きには違いありませんが)ワスチャはよくよく考えてみたらそういう考えになっても良いのですが、その地位と自身のことで精一杯で、素直ではありますが想像がつかないのでしょうね^^;そんなワスチャに対して天照がマグナパレスを貸してくれたのが面白いのかもしれません…

ジョーカー太陽星団ではよく地球にある王室的な継承をしていく国家が実は少なく、フィルモアはサイレン皇子によって血縁による代替わりの継承が否定されました。
そしてAKDは天照の長寿故にこれも代替わりが成されることがない。メヨーヨみたいに親子関係でも武力で代替わりみたいなことがしょっちゅう、みたいなのもまた違う…
パッと出てくるのはコーラス王朝くらいではないでしょうか。だとしたらコーラス4が子孫を残さない(理由は不明ですが)まま500年以上も王位空白にしたというのはやっぱり大事件なのかもしれませんね。
彼の王妃はかなり不憫な扱いになるでしょうし、その気になれば彼にも女性が色々あてがわれる可能性だってあるでしょうに…(独身を貫く可能性も否定できませんけど)さてどうなりますやら、来月号もそうですが、彼女達の奮闘も楽しみです^^;

kumakumaさまにはまた良かったらいつでもお声掛け下さい。よろしくお願い致しますねm(_ _)m

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