ニュータイプ6月号ネタバレ付き感想~人の邪魔をしてはいけないが、の巻

  (5/16 追記)このネタバレ付き感想文から特に気になった部分を思い直した?エントリーが出来たのでこちらも良かったらどうぞ…で良いのかな💦
 一部ファンの方にはなんだか怒られそうな気もしますけども…。
(以下ネタバレ付き感想の本文です。)
    今回、雑誌ニュータイプは10日土曜日の発売という珍しいパターンです。
 このブログでは何度か書いたことがありますけども、雑誌は流通取次店の休日確保をしたい意向から”土曜は入荷休み”が多く取られています。今年度のカレンダーはこちらです。
 もっとも2025年度は土曜日が10日なのはここと26年1月(ここは配本休みなので発売日が前倒しされる)だけのようですが…。

 この弱小ブログをお読み下さっている方は、この”雑誌発売日”に関するある程度の覚悟ができているかと思います。主に2つあります
  1. 10日が月曜日のパターン→中京、関西地方の一部が7日(金)に雑誌発売になり、あとの方が3日ラグが空いてしまう。→ネタバレなどをうっかりSNS等で遭遇する可能性も飛躍的に上がる。※どうしても早く読みたい方は新幹線で豊橋まで行って下さい…すみません最初中京ではなく東海と書いてましたが、それだと静岡県が入ってしまうので訂正しました。( 静岡県は早売り習慣ありません)
  2. 10日土曜日に発売があるパターン→定期購読の方は12日(月)の到着になる可能性が高い。
 メール便は郵便局系のゆうメールが2022年に土日配達をやめてから、ゆうメール系の宅配は平日のみの配達になってしまいました。勿論それでは不便な面も多く出たからか、飛脚メール便(飛脚ゆうメール便とは別系統)など土日配達するものも出るようになりましたけども、私はニュータイプの定期購読がどの業者さんを使っているのか(利用していないので)さっぱりわかりません。
※これがあるのでいち早く読みたい!系の私はFSSクリアファイル特典がつこうがいくら価格もお得だろうが、定期購読を利用できないのです…。

 これで何が言いたいかといいますと、とにかく「配達が今日来るのか?雑誌が土曜日に我が家に来るのか?気もそぞろな定期購読の方も大勢いらっしゃるかと思いますけども」
「本が手元に届いていない対象者の皆様は今すぐお帰りくださいね!!!」どうぞよろしくお願いたします💣(勿論本屋さんに行ってない方も回れ右してくださいね)
~この画面は広告です!~
ニュータイプ 2025年6月号
 さて、冒頭から暴走全開のFSSネタバレ付き感想になりそう…いや私最初「悲しみのコーヒーカップ」にタイトル変えようかと思ったくらいです💦
 いやなんですかこれ…。それはミッドランドクリエイションさんの新作FSSグッズの案内です。
 雑誌の写真では今ひとつわからないのでこちらのページを御覧ください。(通販頁)
 ただでさえコーヒーカップに黒だなんてありえんだろう!と偏見気味に怒っていたのですけども(でもそう思いません?コーヒーの色の良さが分かりにくくなりますから。ラテカップは白いのに…。)
 コーヒーカップ(とラテカップ)の国章群に…コーラス王朝がないっ!!😱😭
 ”なんで?”(因みにフィルモアもないけどもダイ・グのエラルド=フィルモアがあるからまだ良いでしょう。ドナウ帝国章のグッズもあるし)
 ”ひょっとして、私に喧嘩売ってる??”と言いたくなるくらい…辛い。
 勿論気にならない方はこぞってお買い求めいただき、(永野先生の利益にもなりますからね)(色が黒いほうでも)コーヒータイムを楽しんでほしいですけども、私がこのグッズに単に「贔屓がないからと」ガッカリしているだけでない何か…。
「物語の主力級であるところの国々が何故かこのグッズラインナップから外されてる→このあんまり物語のことを考えてなさそうな企画デザインが永野先生側でも認可されて、しかも決して安くはないお金出させようとしているんだ…。」という黒い感情が潜んでいるのも併せてご理解いただきたいです。
※あとドリッパー、雑誌写真だとどうしてもカリタのと同じものに見えちゃうんですけど…磁器らしいから波佐見焼の方かな。

 グッズに関する黒い感情は、本編にも(なんとなくではあるけども)どこか向けられちゃう感じでもあります。
 いや、折角デコース・ワイズメルの最期でもありましたから、色々な思いから(キャラクター好きの方もいれば逆にこの展開を待ちわびてた方もいらっしゃるはずなので)涙を流した方も大勢いらっしゃるのだという想定は出来るのですけども、私はそんな皆様の邪魔をしちゃいけないなぁ…と思いながら今パソコンに向かっている感じです。
 なんですが。(ここからは今月号の物語に満足されている方は読まないことを推奨。)

 エスト自身は「騙してた」と言ってますけども、じゃあ「壊れている」と自称していたバーシャのときって何だったの?ダムゲート・コントロールとは?という気分になってしまうんですよ。
 あのとき「ヨーンを守りたいがために自ら発したブレイクダウン・タイフォーンは、エストのときでも使えるんですか?」「こういうお話路線だと、10巻のバーシャのときはエストであるのを敢えて隠して変装という形でヨーンに接していたのですか?」という気分になってしまいました。
(ファティマが騎士並に強かったら星団法違反のはず…)

 まぁ2ヶ月くらい前に初代黒騎士ツーリー・パイドルが出てきたときに妙に若くてウモスの紋章が付いてたの時から気になりましたし(彼は既に引退した騎士ということではなかったでしたっけ?黒騎士になったからウモスに復帰したということなの?この辺の経緯はさっぱり不明)元々エストがバーシャという別人格を与えられた経緯があまり語られていない(静の回想でしかない)から、いつ「エストとバーシャの記憶が切り離されなくなった」のか分からない。だってエストになった時点で消去、だったでしょ。
 ついでにこれを語っているのがエストの父であるモラード・カーバイトではなくてミース・シルバーであるというのも不可解。13巻でエストのメンテナンスをしたのはミースが手配したけど施工したのはモラードでしょ?モラードは13巻のエストメンテナンス前では記憶について従来のことしか語ってない。
 ひょっとしたらこのあと、メンテナンスによって彼女の記憶構造について、異変に気がついたのかも知れないけれども、この展開だと、それを屋敷の主であるミースに話したとしても、ミースは(デコースに聞かれたから?)ペラペラ喋ったということにもなりそうなんだけども…。モラードは何処行っちゃったの?彼はデコースの話から一切出てこなかったのだから、モラードはその点「デコースには敢えて話さなかった」(でもミースは口が軽かった)ということになりそう?

 うーん、どう書いてもあんまり良い方向に行かないので今回これ以上は止めますけども、デコースさんは、ひょっとしてなんだかんだ”エストのことを(道具として扱っているとしても)絶えず尊重し気にしていた”ということ?なのかなという妙な感情が湧いたことは書き留めておくことにします。
 しかしこれで、ファイブスター物語1巻の人間の登場人物で生き残ってるのは、アイシャ・コーダンテと、ランドアンド・スパコーンとボード・ヴュラードだけになっちゃいましたね…。(ユーバー大公はわからないけども)騎士だと寿命のラインまではとても生きてられない感じがするのはやっぱり”シバレース”ということで仕方ないんですかね…。

 あとは箇条書きにしておきます。
  • これも理解が難しかったのは冒頭表紙の”年の変更”。いや申し訳ないんですけども永野先生「脊髄ぶった切られたヨーンが1年以内に回復するわけないでしょ」って書かれていますけども、「ジョーカー太陽星団の医学が現実に比してどれだけのものなのか?」進歩度合いをそこまで推し量れない(現実ならば多少想像したり調べもしますが。私は脳と心臓がOKなら大抵数ヶ月で治るものかと思ってましたよ😂)のだから、そんな事言われてもなぁ…他に何か理由があるのかな?と思ってしまうのですが。
  • またグッズの話に戻っちゃうけど、木製のハンガーって私には使いにくい💨いやこれはあくまで個人の好みの話ですけども。広々としたクローゼット収納が多数あって、かつ立派な服でないとこのハンガーと釣り合いとれなさそう…
  • やっぱりログナーさんが「戦士」と言ったのはヨーンに対してじゃないんですね。でもそのつるはしとシャベルどこから出てきたの…?
  • ソープは結局見に行ったけど間に合わなかったでOK?でもやっぱり誰も護衛とかいなかったのね…。
  • (そして予告されてたクラーケンベール・メヨーヨや斑鳩王子が戦闘を見て褒め称える場面出てこなかったですけど😂あとで映像とか観るのかな。)
  • バギィ・ブーフさんが辛いのは分かるけども、それだけでいいのかという気分も…。寝返ったりしないのは良かったけど。
  • でもデコースさんああ言ってますけども、もしもヨーンを倒さなかった→パルスエットがデカダン・スーツだったらいくらなんでもヨーン助けられなかったので(ヨーンはGTM乗ってないのだからその可能性は大いにあったはず。あれはかなり限られた代物であるダブルアライメントスーツの、アシリア・セパレート相当の医療行為ができるくらいのアイテムが服に装備されてた恩恵でもあったから。)彼はパルスエットが変わったファティマスーツを着ている、というその辺まで読んでたんですか?
  • あとこの対決話ははもう一回残っているはずなんだけど…ヨーンの選択というよりも「アイシャやちゃあが生還したヨーンに対してどんな反応を見せるのか」が気になっているこの頃です。展開からしてアイシャこそ全然決闘見られなかったのね。
 そんなところです。
 あ、最後に個人的お知らせです。
 このブログ更新通知はSNSのXで(チーク3名義)行っていましたが、この度Blueskyでも同時に通知を行うことにしました。
 Blueskyは更新通知のみだけでなく、FSS関係話題”のみ”をアカウント分けのような形で同時にポストしていこうかなと思います。よかったらフォローしていただき、お付き合い下さい。(そうしないとすぐ飽きそうなので…)

コメント

タクト さんのコメント…
何から何まで激しく同意しました…連載の内容、個人的にはガッカリです……脊髄の件もあの世界ならおかしく無いと思いますし、年単位で時間が必要ならジョーカーの医学も大したことない?なんて思ったり。

特にエストの「実は覚えていました…」には、そんな馬鹿な!と呆れるやら怒りすら覚えました…ヨーンとの別れの時のあの葛藤はなんだったの???
いっそこちらが記憶を消したいくらいです(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
デコースも「覚えていてくれる、覚えていて欲しい…」なんて………もうガッカリですわたし…


でも、ヨーンはともかく、天照やログナーが地面掘ってる場面は爆笑してしまいました。ソニックブレードとか使えば、道具使わなくてよくないか?と思ったのでwww

コーラスの件は心からお察しします……

暴言失礼しました……連載再開以来、なんなら連載スタート以来ここまでガッカリしたのは初めてでしてので…お許しください!では!
ヨンチリ さんのコメント…
初めましてチークさん ヨンチリと申します

色々書き変わるのはつらいですよね、改良されるならいいんですけど。
自分は様々な改変にうんざりで、44分間の奇跡がどうなるのかな?ということだけ、見れたらもういいかな、という気分になっております。

今回のエストが背中を向けて、ヨーンとバクスチュアルが見守っているシーンは、9巻か10巻の回想シーン(ひょっとしてカットされたダイジェストかもですが)なんですよね。
自分はアシリアタイプのファティマは、クーンだと思ってましたが、実際はバクスチュアルでしたw
チーク さんの投稿…
タクト様
どうもこんばんは。いつもありがとうございます。
実はタクトさんが昨日SNSでFSSを読まれた時に「まぁ」と書かれたのを見かけ、嫌な予感が若干したのですよ…
※タクトさんは関西方面にお住まいで合法的に1日早くNT買えています。そしてポストそのものも全くネタバレしておりません。
※なのに何故そう思ったか?私もちょっと何か表現をオブラートしたい時に「まぁ」とよく使っちゃうからです💦そういうニュアンス的なものです。

でも実際に手に取ってみれば想定以上。うーん、斜め上の展開と表現するのも難しい、首を傾げちゃう所がありましたよね。
私個人はタクトさんと異なり今回が1番の疑問符ではありませんでしたけども、多分それはキャラクターへの思い入れの違いと、「1番の時(結構最近の話です)にダメージを喰らってから、若干、なんですけども作品面白さへの期待に諦めを持つ様になったから」だと考えています。
※それはまだブログに書いていなくて、19巻で印象に変化が変わらなければそのうち書く予定です。
でも諦めがバリアになってるだなんて嫌な響きですね…。すみません。

ソニックブレードの穴掘りだったら確かに素手でも素早く出来そうですね。そこをシャベル、というのが彼なりの敬意なのかも…なんだけどもそこは妙な気分でしたね…。
チーク さんの投稿…
ヨンチリ様
 どうもこんばんは。ようこそお越し下さり感謝感謝です。それも言い難い変な感想のところにありがとうございます。
 多分感慨深く思ってたり感嘆している向きが大多数であろうと思いながら書きましたが、ヨンチリさんのようなコメントを頂けるのは嬉しい…と書いちゃうとそれはそれでおかしな事になってしまいますけども、孤独でなくてありがたいです。
 トラフィックス・ターミナルは来月号までで次が44分間の奇跡にあたる部分なのですが、ここで、2月大阪のトークショーで永野先生からある事を示唆されてる様な気がしています。今からでも思い直して欲しいんですが…。(或いは私の思い違いならば1番!)
 これで11巻冒頭部分に書かれた未来回想は大体終わりましたね。当時から色々予想されたりしましたけども、私もだいぶ外しました😅マキシはこの頁にも奇跡によってメスを入れるのかどうするのか?楽しみにしたいと思います。
紅茶 さんのコメント…
おはこんばんは、エストさん全部演技だったのですか…。ちょっと壊れかけているエストですが、デコーズの最後の命令と次号のヨーンの回答によって5代目黒騎士までファティマとして生き続けるんでしょうね。

エスト&デコーズとヨーンの物語は終わりを迎えますが、ヨーンはモルフォが止まったことの伏線がどうなることやら。
ダイグと同じ病気でなければいいんだけど、ヨーンのアドラー侵攻に参加とかはやっぱりなかったとこになるのかな…
ちゃあとの関係とか、息子がなぜか剣聖なのか…主役の話は終わるけど、まだ回収されてない伏線がありますね
青いレーサーB面 さんのコメント…
2025年6月号,定期購読はまだ届いていないのですが,知人に見せてもらって読んじゃいました.

今回は,期待通りの号ではなかったのですね.
ご愁傷様でした.

気休めになるかわかりませんが,思ったことを.
(私の記憶違いに基づいていたらごめんなさい)

・コーヒーカップとラテカップ,ソーサーに印字された国章の中にコーラス王朝がないのは,他の国章と違って円形でない(上下があるデザイン)のでお皿やカップに使うにはあんまり良くないと判断されたからで,蔑ろにされた訳ではないと思いますよ.

・各エピソードが起きた年の変更については,先生は,「幸いにして(ヨーンがそんなに早く回復するわけないだろと)ツッコミがなかった」と表現されていたかと.そりゃ,先生自らこの物語はおとぎ話だとおっしゃっているのですから,みんなそういうもんだと思っちゃいますよね.流せばよいかと思います.

・つるはしとシャベルは準備よすぎと笑いました.肉体労働のイメージがないソープまで手伝ってるのでさらに違和感が(笑)

・一巻に出た登場人物のうち,フィルモアのレーダー8世とコーラスのリザート・マイスナー女王はまだご存命ですよ.後者をチークさんとあろうお方が見落とすとは(笑)

・デコースがヨーンにトドメをささなかった時は,パルスエットがなんとかするかも,というのをエストに見せよう,と思ったぐらいで,実際に助けるとは思っていなかったのでは.

さて,エストの秘密については今まで散々匂わされてきたので,私としてはやっぱり記憶があったのね,位の感想なんですが,なんだか辻褄が合わず気持ち悪いです.

シークモードを消したのはいつから?10巻のモノローグでは"もう一人の私"と言っているからここでは消していなかったはず.

最終ページにバーシャとエスト,と記載がありますけれど,バーシャは消しちゃったのでは?

なんて思いました.

来月に桜子あたりが解説してくれないかな(笑)
あるいは単行本では手直しがはいるか.

そうでないと,折角のトラフィックスの終わりが不完全燃焼になってしまいます.

来月はヨーンがエストのマスターになるところが描かれるのでしょうが,パルスエットの事も忘れないでいて欲しいものです.
辻褄合わせはともかく,それだけはちゃんと描いて欲しいと思ってます.
森の人 さんのコメント…
単行本1巻では、出会った騎士を記憶していて、これ以上騎士との別れを経験したくないと眠りに着いたエスト
バーシャの設定は矛盾してる気がしてました
たった5人の騎士との別れで眠りにつくようなら、メンタルがあまりにも弱すぎるファティマだし
数多の騎士の剣技を受け継ぐという設定とも矛盾するので
ちゃんと伏線は回収されてますね
個人的には、先代のマスターを忘れて、次のマスターを選べるファティマの精神性についてはもうちょっと説明が欲しいです
マスターを選ばなければならないというのは残酷なことなのかもしれませんが
だからこそファティマが持つただひとつの権利なのかもしれませんけど
チーク さんの投稿…
紅茶様
 どうもこんばんは。コメントどうもありがとうございます。
 モルフォが止まった伏線ですか…勿論天照も気にしてましたので所謂ダイ・グと同じ病気の可能性はないとはいえませんけども…ここまで若い男性騎士が同じ理由で志半ばで亡き者にされてそれが「将来の騎士減少の原因のひとつ」(でもFSSでは一応そういう未来になっていくのですよね。主としてはAKDの大侵攻だと思いますが)にされるのもちょっと嫌なので^^;別のことを思うようにしています。
ただ「もう一度あれば」というのが…ヨーンこのあとGTM乗ることあるんでしょうか。というのもありますけど。
チーク さんの投稿…
青いレーサーB面様
 どうもこんばんは。定期購読分のニュータイプ無事に届きましたでしょうか。
 1巻のレーダー8についてはコメントを読んでいて「しまった!」と思いましたけども(オイ)リザード・マイスナーについては現時点ではちょっと生死不明なんですよ。というのも18巻のファティマ・リレーの際登場したマロリー・マイスナーが「王妃」となっていたためです。
 未登場のリザードの甥イェンテが魔導大戦中にマイスナー王になったと思われ、さてどのような経緯で世代交代になったのか、これが書かれるのかも含めよく分かりません。生前退位の可能性もあるかも知れませんけども。
 近い内に更に跡継ぎができて「おばちゃん(祖母ではないから)感激!」位しててほしい気もしますが…。

 私の場合は、ですけども「こうなるのではないか?」と常にブログを書いているものの、それは「物語がこうなってほしい」という願いがあるのとは ちょっと趣が違うことを先にお伝えしておきます。
「◯◯に書いてあったからこうではないか?」とはよく思って外してますけどね^^;

 今月号については青いレーサーB面さんもコメント内で書かれているような混乱っぽい戸惑いが感情とブログの多数を占めましたけども、読む前は「デコースさん多分死んでしまいそうだけども遺言として何を言うのかな。」位の気持ちでした。
 「もうFSSで私の願望が叶うことはありませんから…。」というのもありますけども、 とにかく「自分がここで書いていることは当たっているわけがない」というのが大前提ですから、ニュータイプをめくる時はだいたい真っさらな気分でFSSを読んでいますね。 

 コーヒーカップの件はデザインの収まり具合というのも分からないでもありません。お気持ちありがとうございます。
 ただSNSにもぼやきましたけども、「J1やプロ野球の全ロゴを集めたグッズを作るのに、浦和レッズや川崎フロンターレ、あるいはソフトバンクや阪神がないようなもの」を示されてもなぁ…という気分が先行します。今回のコーヒーカップなどはその数が多く示されているだけに尚更です。

 でも些細なことですから、気にしない方は買っていただいて永野先生の利益になればと思っています。
 ただ以前買った九谷焼の箸置きは大変良くて現在も毎日の食卓に使っているだけに、「デザイン優先でそうしたのか、あるいは原作軽視なのか?」分からないグッズを作られたことはとてもがっかりしました。
新作グッズの告知があった時はあれこれラインナップを想像してこんなのが出れば買おうかしら?いう気持ちが結構強かっただけに…。(あ、これはモロに願望ですね。物語本編ではないからお許しください。)
ゼレン さんの投稿…
チークさんの詳細な考察、いつも感心して読ませて頂いております。
確かにちょっと気になる"ログナーのツルハシ"ですが、僕は「ツバンツヒに頼んで作ってもらった、ツルハシに(も)変形するガット・ブロウなのだ」と信じています。単なるツルハシにしては造りが良すぎます。
他の2本はただのスコップです。ガット・ブロウ=ツルハシはお気に入りですから、誰にも渡しません。陛下にもただのスコップを渡しています。
スコップ2本は陛下の乗り物の後ろにつけてあったものと思われます。
チーク さんの投稿…
森の人様
 どうもこんばんは。コメントどうもありがとうございます。(ところで”森の人”というお名前ということで、風の谷のナウシカを思い出してしまい妙に緊張しております^^;)
 黒騎士として1000年で5人しか仕えなかったというのは(現設定にもある)ジョーカー太陽星団の人の寿命(長くて350歳程度)からしてあり得なくもなかったので連載当初から読者には受け入れられたと思いますが、まぁ人が成長、もしくは老化していく中で真っ当に活躍できる期間はそこまでじゃないという概念でも入ったのか、90年代に入る少し前に中継ぎ陣のような人たちも「黒騎士じゃないけどエストが仕えたという人たち」というくくりで設定資料集に登場しました。(この場合はレーダー9やヨーン、ログナーや天照等が入ります)
 更にそこで補えない時間分の彼女について設定されたのがあのバーシャという感じなのかもしれません。

 ファティマが主人の死別や離別で次の人を選ぶときについては恐らくですが
・国家に属するような騎士ならば、まず国家が保護しフォローできる科学者(スライダーやガーランド)がリフレッシュ(場合によっては記憶のぼかしや操作なども含まれるかも知れない)を経ていくらか落ち着いたところでお披露目へ。(国家が身内で囲い込もうとするかはその国次第といったところ?「仕える騎士を自分自身で選ぶ」ファティマ唯一の権利を鑑みて放出している所も少なくない印象)
・そうじゃなくても、ファティマは「主人だけでなく、例え騎士でない人間の命令にも全く逆らえない」立場のため、そういう人間たちに利用されないためにもさっさと次の騎士を選ばないと「ひどい目にあったり生き残れない可能性がある」ため悲しいとかだなんて言ってられない。のではないかと思われます。(ただしこの場合喪失ストレスは残るかも知れない。)

 エストが泣いてヨーンに次の主人にと、乞うているのは後者の可能性も全くないわけじゃないですけども、ただヨーンの周囲にログナーや天照(ソープ)もいるので違うかな?(ヨーンが嫌ならば彼らに保護を求めれば良いだけのことです。)
 だとすれば「いろいろな感情が混じってそう」ではありますね。
「バーシャだったら念願かなって嬉しい。エストだったらデコースを失ったばかりでまだ滅茶苦茶悲しい。でもあのときヨーンを結果的に裏切ってしまって申し訳ない。」といったところでしょうか。こういう矛盾したドラマ(例えば町とクリスティン・Vのときもそうだったと思う)はFSSに時々出てくるので個人的にはこんな感じで捉えています。(あくまで個人の思うことですが)
チーク さんの投稿…
ゼレン様
 どうもこんばんは。こちらこそいつもありがとうございます。何処かの誰かの読書感想文ではありますが…。
 でもログナーのピッケルというのは特製路線というのはありそうですね!泰千錫華の逸品でもLDI20の宿題作でも面白そうです。あまりにお姿が自然だったので今後武器として出てきたりして…。
 やっぱりスコップはソープの船由来なんでしょうね。
 でも騎士3人いれば素手のソニックブレードでも、あるいは一本ガットブロウがあったのでそれで穴掘れそうなんですけどね…。あと、エストはこのとき作業に参加していないのが興味深いです。(紳士的なあしらいで止めさせたのかな。グラードの時は間違いなくエスト一人で作業したはずなんですが…)

 しかし大真面目かつ悲哀あるシーンのはずなんですけども、ここでちょっと脱力というか、抜け感を作ってきたようにも見えてしまうのは、興味深い永野先生の演出であるように思いました。前後が強烈なだけに、1巻のデコースさんのラストをちょっと思い出しましたね。
あんぎゃ さんのコメント…
いろいろ作中ではひどいことを言っててもエストの精神が壊れないようにしていたんですね、デコース。バーシャからエストに変わるところをしっかり見ているのでやはりその切り替えはデコースにとっても興味の的だったんでしょう。
それにしてもエストにあそこまで言われて、はい黒騎士になるよとは言いにくいでしょうね、ヨーン君。
気になるのはヨーンまでがあの病気なのかですよね。ただ、デコースの上位互換がすでに生まれていること、同時代に剣聖レベルの騎士が何人も存在していることを考えると、強い騎士をなんらかの方法で死滅させ騎士の力の均一化、弱体化を図るバランス的な調整が入るのは自然界の掟なのかな(ナインの考え)と思います。
チーク さんの投稿…
あんぎゃ様
 どうもこんにちは。いつもありがとうございます。
 しかしながらいきなり申し訳ないです。と最初にあんぎゃさんに心から謝らなければなりませんがコメントを読んで「私そんなこと書きましたっけ?」と思ってしまいました。
 本当にすみません。
 これは私が忘れっぽいのもあるのですが(オイ)書いたあとで思い巡らせたことを経て、今では今月号に対して思うことが少し変わっているからだと考えられます。
 ただ今週忙しくて書いている時間がありませんでした。このあとで書きます…。

 「ヨーン・バインツェルの謎がダイ・グと同じ病気であることにクエスチョンマークを付けたい」のは他の方から頂いたコメントお返事で書いたのを(ここは)覚えていますけども、あんぎゃさんのコメントを読んでいてどうしてそう思ったのか思い直すきっかけとなりました。
 というのも、この病気”神経反応減退症”、最初にFSSで出てきた患者さんのショーカムさんが「騎士ではないから」です。
 現在の時点でガーランドから「珍しい病気」と言われているこの症状、今後この病気がジョーカー太陽星団民全体に起こって流行し人類人口減少の展開となるならばあんぎゃさんの仰るような感じも分かるのですが…。やはり発生可能性の少ない騎士ばかりに起こるのはなんかちょっと唐突じゃありません?^^;(FSSで最初からそんな背景が書かれていたならばそうは思わなかったですが…)
 AD世紀の人体改良の負の遺産という側面があるので騎士にこの病気はなりやすい、とか物語内で書かれていればもう少し納得がいくのですけども、個人的には他の理由がいいなぁ…なんて思ってしまいます。(それは決してあんぎゃさんのせいではありませんのでお許しを。)

 次世代に大量の剣聖…強い騎士がどうも集まりそうなのはスタント遊星の飛来と関係するのかどうか?と思うのですがサタンたちだけではないどうも別のなにかが来るのかなぁ…というくらいしか今は想像できてません。このあたりは近日「イエッタ」が登場するとき若干見えてくるのかも知れませんね。
匿名 さんのコメント…
こんにちは
はじめまして。

カップのデザインに、コーラスが入っていない理由、ジュノーは、ずっとあり続けるからでは無いでしょうか?
もしくは、連合しない、とか。

私は、ジュノーおよびコーラスの歴史を熟知しているわけではないので、思いつきですが。

無くなる国家への追悼のカップ、もしくは連合のカップなのかな…など想像しました。

カップと言えば、テーブルで使用します。円卓の騎士などとも繋がるのかな?などとも。

ちょっとほしいカップです。
チーク さんの投稿…
へっぽこにお気遣いしてくださった方。
 どうもこんにちは。コメントありがとうございます。
 このブログはすみません全くの匿名の方はもれなくへんちくりんな変名でのお返事になります。お許しください。(もしお嫌でしたら次回以降ハンドルネームをおつけになることをオススメします。)

 そして私にお気遣いいただき大変有難うございます。
 いえ気になるものでしたら是非ともカップ、お買い求め下さい。そうして下さったほうが永野先生のご利益にもなりますしね。決して不買を進めているわけではないのです。(それに認可が降りなければグッズになりませんからね…。)

 あの紋章群はゴーズとか(ゴーズは騎士団であり国家章ではない)黒騎士やパイドパイパーとか(こちらも国家章ではない)詩女さんマーク(こちらはAKDの傘下に最後まで入らなかった)とかがあるので一体どういうセレクションなのか…
 うーん、ブログで書きませんでしたけども一見して正直思ったことをそのまま書いちゃうと「単行本の裏表紙にある紋章を並べてみた。ただデザインがカップに上手く入らない、あるいは合わないものは排除」だったのではないかと私はみています。
 ただあんまり直球になってしまうと批判が鋭利になりかねないのでその時は書きませんでした。(一応そういう演出的なことは時折しています。正直書けば良いというものでもないので…)
 まぁ私はコーラス王朝好きで、今回もそう書いておけば「嗚呼また(物好きな)チークがジタバタしている^^;」と捉えられる位にしておきたかったのです。それは先にも書いたようにグッズを出した会社、あるいはそれを認可した永野先生側の批判にはしたくなかったからです。

 でも…例えば15巻の表紙裏を見ればコーネラ帝国の国章もありますが、長方形な感じなのでこういった形はオミットされている印象を受けます。でもFSSファンって色々いて、多様なお気に入りを持つ人達が存在するのだからグッズにモチーフを多く使うのであれば、そのあたりもう少し考えたデザインをするのがグッズに求められるんじゃないの?
…と思ってしまったのは確かです。

 でもほら、こう書いてしまうとキツくなりますし、認可した永野先生にも矛先がいきかねないのは確かなんです。グッズを出しているところは、以前九谷焼で国章などをいい感じにグッズ化して下さっただけに尚更そう感じてしまったのかも知れませんね。
ロボット三等平 さんのコメント…
・コーヒーカップの色の件
 「コーヒーカップに黒だなんてありえんだろう」というご意見について、もしかしてですけど、コーヒーなどの『味と香りに集中したいので、色の違いを見てしまうことで味と香りの感覚に影響が生じて惑わされたくない』というマニアな方が企画したのかもしれませんが...たぶんその可能性は低いでしょうね。企画者がカップの色についての使用上の考えが及ばない人で、単純に白と黒の二色のカップをつくれば、見栄えが(販売上とか食器棚に置いておくのに)よかろう、という考えかもしれません。
 ある事象に対する思い込みがある人にとって、それに思いを寄せない人の考えや行動は無神経極まりないと感じるでしょうね。お察しいたします。

・エストの記憶の件
 エストに関する諸々の設定変更とか反則まがいのことは『エストが主役級の登場人物の一人だから』ということにして、自分が感じる諸々の不満をおさめることしか私にはできませんね。
 単行本13巻に出てくるところですけど。
 ミース博士は27ページ左下コマからすると、エストを診ていた雰囲気があるので、その時にエストとバーシャの記憶について気付いていた、という設定はどうでしょうかね。それで不審に思って57ページの質問をしたとか...。
 モラード博士しても万能ではないみたいですので、58ページによるとビルドについてすべてを把握していないみたいだし、62ページにミースのセリフがありますから、エストがシークモードを自分で破壊していることに気づいていなかった、という仮説はいかがでしょうかね。18巻173ページのデコースの発言はエストが居るときなのでわざとしたことかと。6月号61ページのミース博士の発言時期がいつなのかわからんで、エストのシークモードの諸々に関しては推測ベースで進めるしかないですかね。
 エストは黒騎士を求めてシークモード中に関わった騎士が他のAFにくらべて異常に多く、負荷がかかるので、自らの生存のために記憶を保持するように行った、とかなんとか。
 エストとバーシャの多重人格のについては、マドラとスパークの例でももそうですけど、理解は難しいですね。

・デコースの埋葬の件
 いろいろコメントがありますけど、ログナーが持っていたつるはしとシャベルは、ソープが乗ってきた船の常備品で、63ページ最終コマから64ページ1コマの間に取ってきたとか。戦争に来ているので、人力で使う道具が船にあっても不思議ではないでしょう。スコップは現代の陸軍がつかう車や戦車とかでは常備品なのでは?ジョーカー星団の宇宙軍の船では微妙かもですけど。
 永野センセの死生観かもしれませんが、人の弔いの埋葬に関しては、騎士の技(ソニックブレード)やGTM(今月号ではモルフォを使えば一瞬でできるはず)で行うのではなく、人力で行うのが死者への敬意であるという永野センセの考え、ということでいかがでしょうか。
 埋葬については過去に第1巻32ページではエストが1人で人力で黒騎士グラードを埋めているはずで(バッシュは動かない)、4巻16ページではミューズが人力でシャベルで埋葬していますしね。