冒頭の一コマから、何故か4代目黒騎士を思う。

 ニュータイプ6月号既に読んでいるのですけども、ネタバレ付き感想の前に先に書いておきたかった(でも昨日は眠くて駄目でした😪)ことを上げておくことにします。
 最近永野先生発信のXでのSNSポストが盛んで、今月号については冒頭ページの一部分が取り上げられていました。ここでご紹介しておきます。

 それだけ今月号読んでね!要注目ですよ。ということなのだと思います。
 このブログをお読みの方はもう察しが付いているかと思われますけども、そう。新章「トラフィックス・ターミナル 終着駅」の始まりです。
 いよいよ(ファイブスター物語読者ならば誰もが心待ちにしていただろう)ヨーン・バインツェルと3代目黒騎士デコース・ワイズメルとの決戦幕開け…といったところでしょうか。

 しかし私は、この冒頭公開コマを眺めながら考えていたのはそういったワクワク感ではなく、何故か「どうして4代目黒騎士の名前は変わったんだろうなぁ…?」ということでした😅なんでだよ!という感じを受けられたかもしれませんけども、きっとこの物語は勝敗がほぼ決まっているから。(でないと話が進まない)
 いかにして彼がそこに到達して、でも多分それでヨーンのお話はハッピーエンドだけにならない。どうしてか?という点にこのお話は関心が集まると思うのですけども、それは慌てなくても今後の物語が教えてくれるのでしょうから…だから脇道にそれたのかもしれません。
 今回はその、4代目黒騎士「バントライン・コール」についてちょっと気になったことについて(ネタバレ付き感想より先に)書いておこうかと思います。

 古いファイブスター物語ファンならばご存知でしょうし、DESIGNS2をお持ちの方ならばそちらをご覧いただければと思いますけども、元々彼は「バントライン・ゴール」(D2・89頁)あるいは「バンドライン・ゴール」(キャラクターズ2)だったのです。
 誤字かもしれないようなちょっとした変更なのですけども、私はこの名前と12巻の110頁にあるヨーンがファティマ・バーシャの服から作った手袋を眺めている姿+線のような影の先にエストがいる表紙絵があることから当初ヨーンが4代目黒騎士になるのかなぁ、と思ったこともありこのブログにも書いていると思います。(ほら、ゴールという引っ掛けです💦)

 でも今見るとこの絵、影がいくつも枝分かれしていて、その一分岐にエストがいるなぁ…
エストは一度はヨーンのところに来るけども(DESIGNS7のミラージュ騎士リストにも入っている)、ヨーンは結局は彼女を手放して 別の道を進むということかな。
 今読むとそんな風にも見えますね。

 そんな前置きをしつつ、話題を戻します。
 バントライン・コールについて今わかっていることを上げていくと
  1. AKDボォス星侵攻(3199年)頃の黒騎士である。
  2. 黒騎士ではあるけども、彼の服にはコーラス王朝の紋章がでっかくある。
  3. 母リズム・バントライン・コールユーブンゲン(リズ・コール)の息子である。(D7)
 これくらいなんですけども…D7読んだ時にえ?彼、名無しさんなの??とびっくりしてしまいました。いや、どこかのフィルモア皇帝みたいに「名無し」だと言われておきながら3つも名前があった方とかいらっしゃいますけども💨
 とりあえず名前からお父さんの痕跡が全くわからないのです。曰くありなのかな…。

 そして彼の母であるリズ・コール、彼女は17巻でフィルモア元老院の策が原因で汚染都市となってしまったナカカラ・クルル王国ホーダウンで名無しの難民としていたところをむつ子(ボー・ゼクス)経由でアルル・フォルティシモに名前をつけてもらった少女なんですが…。
 その時アルルにスコーパー能力が開眼し、預言をうけます。
  • ホーダウンと草原の国(おそらくナカカラのこと)の柱となり
  • 北の皇帝の想いを継ぎ(おそらくフィルモア帝国)
  • 更に先、遠く離れた風の国でもその名は聞こえる(おそらくコーラス)
 彼女は将来そんな人物になることは分かっていますけども、DESIGNS7では更に、リズはクリスティン・Vが受けた預言にも関係してきそうな感じを受けるのです。
 DESIGNS5で「魔導大戦後聖宮ラーン近郊に作られる孤児施設、ここから後々コーラス6が登場するけれども、この施設を作った人物がクリスティン・Vの預言”あなたとダイ・グが歩く道を示してくれる意外な人”である」(要約)と書かれているのだけども、リズの周辺でも
  1. ホーダウンである人物がリズの「親代わり」となる。
  2. この人物はホーダウンに難民学校を作っている。
  3. 更に、この人物の護衛騎士団達がリズに剣を教えている。
  4. 更に更に、この人物はリズに由緒あるという騎士家名「バントライン」を与えている。
  5. この人物=クリスティン・Vに預言した「意外な人」である
 聖宮ラーンとホーダウンはすっごい離れているのは16巻9頁でわかるので、リズ・コールに今後関わるであろうこの人物…分かりづらいのでAさんとでもしておきましょうか。
 Aさんに該当するだろう人物は
  1. (孤児施設や学校が作れるくらい)たんまりお金を持っているだけでなく
  2. Aさんには護衛騎士団が付くくらいである。更に
  3. 人に銘を与えられるくらいの地位のある
 キャラクターであり、3つ全ての条件が揃うとなると、いくらセレブリティの登場人物ばかりのFSSにあってもかなり限られるのではないかと思うのですけども…。
 
 このAさんとは誰か?
 私が思ったのは二人いて、セイレイ・コーラス(D5のころから私はそう訴えてますね💦)と、あとバキン=ラカン帝国のカンバー・ラ・シーラかなぁ…(バキンラカンは後々フィルモア帝国に友好的併合されるから)
 でもなぁ、ラ・シーラとは10巻でクリスティン・Vに天位の称号を得る時に会っているんですよね…。「意外性と、アルルの預言にも”風の国”があるし、息子の服に国章があるから」やっぱり「クリスティン・Vの預言に出てくる意外な人」ってセイレイかなぁ…という感じを今のところ受けています。
 彼女はあんなんでも、戦争で被害に合う子どもたちのことをオーバーラップさせて考えていますしね。
 だけども、だとしたらコーラスがどうしてホーダウンにやってくるのかは気になりますね。フィルモアは将来この汚染させてしまったホーダウンと共存していく事になりそうなので、彼らがこの地に再びやってきそうなのは伺えるのですけども…。

 そして「あなたとダイ・グ陛下の歩く道を示してくれる」ってもうダイ・グいないじゃん…となってしまうのも確かなんですが、もしも本当にセイレイ・コーラスがAさんならば…いや、この場合は誰であっても良いんですが、誰かの親代わりになって奮闘している「意外な人物」の姿を見て、クリスティン・Vが将来「自分も養子を取り、その人物にエラニュースの名を与え、ダイ・グ+自分の使命と志を継がせる」という選択肢を取るというのはありそうかな。と思っております。
 クリスティン・Vが養子とした人物は更に名前を継いで将来に登場するみたいですから、これもまたD5の孤児施設同様に4100年への布石となりそうですしね。
 だとするとクリスティン・Vがリズ・コールの後見人なのかな。
 彼女は「親代わりの人物と後見人」という二人の人物から、影響を多大に受けているみたいですけども…。

 そしてクリスティン・Vはダイ・グから花の種を託されており、預言では播けと言われていますけどもホーダウンで大きな赤い花を咲かせるのでしょうか。汚染された土地だけど…花咲かせるの大変そうだけども、頑張ってほしいものです。

 あ、そして冒頭に話が戻りますけども、4代目黒騎士であるバントライン・コールはそういうわけで「騎士家名+母の姓」でまたしても名前のない人物ということになりそうなんですけども、そうなるとお父さんが曰く有→ひょっとして、お父さんがヨーン・バインツェルだったりしないよね?(オイ!!)というのは最近ちょっと考えてしまっています…。
 レーダー9は「前のマスターから」エストを託されるけども、やがて直接リズ・コールに渡ります。これとヨーン・バインツェルとは関係あったりする…??と気になってしまうのでした。
(だとしたらヨーンは一度ワスチャ・コーダンテと結婚しておきながら…ということになっちゃうけど…キャー不埒なこと考えてしまいスミマセン💦ヨーンさんのファンは是非ニュータイプ6月号を読んで心を安らげてください…。)
 ではこのあと休憩してから😂ニュータイプ6月号のネタバレ付き感想に取り掛かり…先程アップしました。下のリンクからどうぞ。よろしくお願いいたします。
追伸
 先日、5月3日に池袋TOHOシネマズにてゴティックメードのドリパス再上映があり、私も久しぶりに映画を楽しんできました。やっぱりTOHOシネマズ池袋の音と環境はずば抜けて良いですね!
 時間がなかったのでXのみでの募集でしたけども、当日はオフ会も行い、上映前に7名の皆さまと映画やファイブスター物語の話題をおしゃべりしてきました。あのときの皆様どうもありがとうございました。
 実は会場は映画館から徒歩6分位のところにあるカフェを予約したのですけども、ここが豊島清掃工場に隣接する建物内にあり、なんと、ここの煙突が210m(上写真)とほぼツインタワーのヤクトミラージュの高さ(203m)くらいと大変FSSファン的にも実感が湧く景観で面白かったです。カフェもとても良かったのでまたここでオフ会しようかしら。
 そのときはあなたも是非よろしくお願いいたします!

 あ、ドリパスのゴティックメードは現在リクエスト投票受付中です。
 もうトップじゃん!とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんけども、後ろの作品の勢いが怖いので、是非あなたの一票で突っ走らせてくださいませ…。

コメント

青いレーサーB面 さんのコメント…
チークさんも、4代目黒騎士の苗字から濁点がなくなったことが気になりましたか。

リズ・コールの親代わりの人物が誰かも気になりますね。
魔道大戦の最後のエピソードでまたホーダウンが出てくるようなので、ヒントが出てくるのはそう遠くない気がしています。

最後に、ヨーンは....
遺伝情報の提供だけなら、桜子かツバンツヒあたりが科学の力でなんとかするのでは、とおバカなことを少し考えてしまいました(笑)
チーク さんの投稿…
青いレーサーB面 様

どうもこんにちは。どちらも読んで下さりありがとうございます。
濁点の違いだけでもあるんですが…でもFSSって設定画に必ず英文綴りも出ますから、ゴールがコールじゃあ全然変わっちゃいますよね。
コールユーブンゲンは19世紀に出版された合唱の指導書の事なので、ここに焦点をあてたかった→コーラスの人たちが音楽用語多めなので、そこに関連づけさせたかったのかなぁ。とは思います。
魔導大戦最後のエピソードで答えが分かるんでしょうね。それでもまだ5年くらいかかるかもですが…。

ヨーンの件は本当に当てずっぽうです😅けども、一度はエストと組んでおしまい、とも思えないのも確かなんですよね…。
さてさてどうなりますか?

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