ニュータイプ5月号ネタバレ付き感想~斜め上で終わり良ければ全て良し、の巻(追記あり)

  今回もファイブスター物語ネタバレ付き感想お届けしますけども…うーん、なんだか書きにくいなぁ…。
 (というのもつい先日ノートパソコンのキーボードが壊れて今家にあった外部キーボードで打っているためです。慣れればもう少し作業も捗りそうですが…でもWindow10のサポートも来年終わるし、そろそろ次の選択肢も考えないといけないのかも知れません。)
 とりあえず
  • 今回多分(これから書くことが)ものすごくお下品です。
  • ですので未読の方は勿論ですけども、5月号を読んで「涙を流した」方は是非とも回れ右をしていただくことをお薦めしたいと思います。(そしてそういった方が大多数であると信じたいです。)
~この画面は広告です!~
ニュータイプ 2024年5月号
 この日曜日(4月14日)と次の日曜日(21日)にドリパスで映画ゴティックメードの再上映が東京・日本橋(完売)大阪・門真(完売)北海道・すすきのであり、27日からは「DESIGNS 永野護デザイン展」の名古屋巡回があります(5月26日まで)

(👍5/12日追記)更に、この度ゴールデンウィーク中にもGTM再上映が!
 東京池袋と大阪梅田です!どちらもチークおすすめの劇場です!!更に池袋は5月3,4,5と連続上映されます。チケットは明日13日2000からの発売ですのでどうぞお見逃しなく。(詳細は下記リンクにまとめてますのでどうぞ。)
  恐らく今月号の内容からして門真はもう売り切れてしまうだろうし(完売しました)すすきのだって人が入るんじゃないかなぁ、そしてどこの会場だって今月号の内容と、映画の内容を絡めて話題が持ちきりになるのではないかと思います。
 私は気がついたらチケット買い忘れていたので蚊帳の外なんですが😂(確か日本橋は30分程で完売したはず…。)
 そして上記説明だけで今回のネタバレ付き感想終わらせても良いかなと思ったくらいです。

 こんな私でも5月号を読んで涙を流した方が沢山いらっしゃるであろう事くらいは想像がつきますし、私自身も一つの物語の終わりに一抹の寂しさを覚え、遠い空を見つめたのも確かです。

 なんですが…
「クリスティン!おい!そこは全部脱ぎなさいよ!!!」
 …と思っちゃったのもまた事実なんですよね…。
 なんだかエロいおっさんみたいなこと書いて大変申し訳無いけども、これって青少年対策かなにかなんですか?
 でもクリスティン・Vって上半身裸の設定画もあることですし、あのシーン、別に全裸でも誰もが納得すると思うんですが…。
 なによりあの皇帝陛下の一世一代のお願いであり、「彼に千人赤子を殺せと言われれば殺す」とまで自分自身に誓ったその相手だよ?きっとそのブラスリップはシルク製でお高いと思うけど、永野先生のお気に入りキャラだから描写が配慮され手加減されたのかな?と思ってしまったほどでした。(女性の下着だと今やレースに彩られたブラスリップって少数派、あってもポリエステルか、下手したら綿のおばちゃん向けになりがちなんですが…。)
 これが「再び会えないだけ」ならば、あと一枚着ていても相手に脱がせる恥じらいみたいな描写演出にもつながる可能性もあるんだけども、お相手はもう動けない、目を開けるのもやっとな人なんですよ…。
 最愛の人が君の温もりが欲しいと言っているんだから直にあげればいいのに、もう二度と応えられないんだし。と思っちゃったのは下品で宜しくないんだろうなぁ…。
 でも赤ちゃん千人殺す位の覚悟をしていたのならば、クリスティンにはそうして欲しかったのも確かです。

 それでも(時間としては短くても)ふたりきりの時を過ごせたのだったらそれは良かったと思っています。そういう安堵も悲しみの中に確かにありますね。

 なのですが、なんだろう。
 ちょっと上手く書けるかどうか自信がないのですけども…

 ちょっと話の矛先が変わりますけども、先月号と同時発売になったF.S.S.DESIGNS7「ASH DECORATION」大変良く売れたみたいですしそれは心から良かったと思っています。
~この画面は広告です!~

F.S.S. DESIGNS 7 ASH DECORATION
 ただし私はそこのネタバレ付き感想については結構辛口なことを書いていると思います。
 この時アラン・リー・ファウトゥの説明について私はええ??と首をひねるような内容の事を書いているのですけども、書いた当時は一緒に皇女茄里のことを書こうともして…「でもアラン・リーと話題が重複になりそうだし、ネガティブがしつこくなるから止めておくか」と編集の段階でオミットしました。
 この時書こうと思っていたのは、D7での茄里の説明が「16巻のシャルデファーで、彼女がクリスティン・Vやダイ・グに話していたことと違う」でした。
 「私はダイ・グ兄様とは一緒に育ったのだ」「そなたのことも慧茄からよく聞かされていた」と彼女はクリスティンに説明していたのに、D7では幼少時バランシェ邸にいてそのままバルバロッサのところにいったように書かれているのですけども…。
 ダイ・グや慧茄といえばアドラーのエラルド島、というイメージが強いにも関わらず、茄里の台詞を思い浮かべつつD7の説明を真に受けると彼らは皇太子ワイプからの勅命があった後もずっとバランシェ邸にいたのですか?ということになってしまうのです。
 これとアラン・リーの説明でのクエスチョンとを同時に考えると、思い浮かんでくるのが
「16巻の話に対しても、その後それからの予定が変わっている」
ということに行き当たるのです。

 16巻、シャルデファーに2人でやって来た皇女茄里に対して、皇帝陛下は一瞬つれない態度をとってみせるのですけども、私はこれがずっと「茄里が実際には皇位1位でないのを知っている。元々ジークとの年齢差もおかしいし」と思っていました。
 でも実際のところは茄里は皇女のまま(エンペラーズ・ハイランダーの)エンディングを迎えようとしています。
 だとするとあの時のダイ・グってかなり不敬な態度を取った、ということにもなりかねないと思うのですがいかがでしょうか?

 ここがもしも私の見立てのように「16巻当初と物語の予定が変わっている」のならば、周囲のキャラクターも勿論予定が変わることになります。シャルデファーにいた面々だけでなく、ジークや母璃里、あの人やこの人…などと考えてしまい、…面倒くさいからこのあとは略しますけども、その結果が今回のエンディングなのかな、と思ってしまうのです。
 「どうしてそうなったのかは分からないけども修正大変だったんでしょうね、」
とも思うんですけども、なんといいますか
「永野先生の大好きな斜め上の展開(今回はダイ・グのお願いがそうでしょうか)で読者に驚いてもらって」
「キャラクターが細かいところでヒソヒソ語り、笑いを取りつつ」
「終わり良ければ全て良し」
みたいな展開に遭遇するのは今回が初めてじゃないのですけども、その結果FSSの物語にあった色々な伏線や疑問を置き去りにしているよなぁ…。と感じてしまうのは確かです。
 でもさ、例をここでは一つ二つあげるとすれば…たとえば15巻のトリハロン皇子が言ってた「二度目」について、「一度目にあったと思われる流血沙汰」については、もうきっと璃里がそのことについて語ることはないだろうし、「フィルモア皇帝の血に染まった緋色の雫」って結局は何?ということに…。
 でも良いのかな。「終わりよければ全て良し」で終わったのだから。
 きっと多くの読者さんは涙を流しつつも、エンペラーズ・ハイランダーになったクリスティンに希望を抱くのだろう。この穏やかな結末に異論を挟む方は少ないだろう(否、ここにいるけどもそれはごく少数派だろう)という気がしています。

 うーん、下品な内容で本当にすみませんでした。
 あとは少ないですが箇条書きで。
  • APディスターヴ隊とラドンウェイ公爵とナカカラ国王が列席していて良かった。これならば当面彼らは心配ない?
  • 58頁の手が良くわからない。ダイ・グの手?かとも思ったけども部屋にモニターがあれどもいくらなんでも彼の位置からは遠すぎるので、ダイ・グの様子を遠隔監視していたスティル・クープ博士の手で良いのかな?(でも彼は先月号で袖まくりしてたので、確信が持てていないです。)
  • 62頁エラニュースの銘?名前?がクリスティンについてますけども、ダイ・グとのやり取りではその話は全然出ていなかったので、ダイ・グ亡き後慧茄から名をもらったりしたの?
  • でもこの感じ「終わり良ければ全て良し」だと、次の話はトラフィックス・ターミナルのはずで、だとすればヨーン・バインツェルの話が戻ってきます。モルフォ・ザ・スルタンとダッカス・ザ・ブラックナイトの対決になりますけども、この分だとあっという間に終わってしまう気もしてしまいました😅
  • おっと慌てて追記。今回表紙の前頁に3月10日にお亡くなりになったいのまたむつみさんの追悼文が掲載されています。永野先生とはご友人で「ブレンパワード」での共演だけでなく対談などもなさっていました。私も宇宙皇子やウィンダリアが好きな少女時代でしたのでとてもショックでした。リンクはかつてあった永野先生との対談です。未読の方はぜひ。

コメント

くみちょ~ ◢͟|⁴⁶ さんのコメント…
クリスが陛下のベッドに入ってかなりの時間が立っていると見えたので、最後まで行ったと確信しております💪
今号はふきだしが面白かったです。
オチを掻っさらったあの御仁もカッコ良かったですし😅
チーク さんの投稿…
くみちょ~ ◢͟|⁴⁶ 様

 どうもこんばんは。ブログにもコメントありがとうございます。
 この件に関しては…私も非常に悩みました!(オイ)
 いえ他の病気ならば多分くみちょ~ ◢͟|⁴⁶ さんの仰るとおりかなぁとも思うのですが、皇帝陛下「身体が動かなくなる病気」でしかも末期じゃないですか。
 いくら(多分何も経験のない)クリスが試行錯誤してもそんなこと出来るのかしら…

 でもブログにも書いたように、あの手がダイ・グのものであるならば多分そうなんだろうなぁと思います。
 永野先生こういうのは変化球ばっかりなので、読者によってどういう風にも取れるようになっているんでしょうね。
(余談ですが15巻のヨーンとパルスエットとの出だしは情事の後だと思っています。パルスエットが紅潮してますし、若いヨーンもそういうことがないと彼女の服のこと気が付かないんじゃないかな…。)
青いレーサーB面 さんのコメント…
初読の時,クリスティンの行動については同じような事を思いました(笑).
永野先生の絵にそっち方面は期待してないのですが,その方が絵になるのではないかと.
おそらく,永野先生もそう描く事も選択肢に入れて比較検討してこっちがいいやと判断されたと思うので自分の中では納得しています.

ナリの育ちについては確かに変ですね.
先生もD7のあと書きで,可能な限りつじつま合わせをした,と書いてあったので,色々矛盾が出ていることは自覚されているのでしょう.
ストーリーを変えたというより,元々大まかな話しか作っていなくて,具体的に細かいところを作っていったら矛盾が出てきた,といったところではないでしょうか.
ナリについては,ダイ・グは度々バランシュ邸を訪れていた,ぐらいに考えています.

さて,来月からは多分,トラフィックス・ターミナルですが,D7にもヨーンは主人公なので最初からスタートと到達点を決めてある,と書いてあるので,あれ?と思うことは多分ないでしょう.

新章,楽しみですね.
チーク さんの投稿…
青いレーサーB面様

 どうもこんばんは。いつもどうもありがとうございます。
 私の書いていることはあまりお気になさらないほうが良いかと思いますが(個人的に思っているだけで、恐らく賛同はほとんど得られないでしょうし)クリスティンの件については同じことを思ってくださったとのこと。ありがたかったです。

 きっと次のヨーンとデコースの対決も、皆さんが望んだ世界を見せてくださるのではないでしょうか。ヨーンが素手の世界から最強クラスの武器を得たような…うーん、こういう喩えで良いの分かりませんけども、RPGで達人がするような攻撃武器なしでクリアを試みるような一種の縛りプレイから解放されたような感じが見られるのかも知れませんね。

Premium Flexible Related Post Widget for Blogger – Blogspot