展示室48・セイレイ・コーラスは何処に行くのか。

  このブログ内で「展示室」となっているものはファイブスター物語の内容にあんまり関係ない話題…ということになっていますけども、流石に今回のタイトルではそのカテゴライズに準じているものとはあまり思われないような気がします。
 しかしそこまでにたどり着くのに前置きがとても長くなりそうなので、今回敢えて展示室扱いとさせていただきました。よろしくお願いいたします。
 尚、ニュータイプ2023年1月号の連載ネタバレを含んでおります。未読の方はお気をつけ下さい。

・SNSでは、話題に関心がなくても”ハマっているひと”には興味がある。

 突然ですが、私は10年目に突入したこのブログよりも長くSNS、Twitterをやっております。
 Twitterでは普段に横たわる日常などを適当に綴っておりますけども(FSSの話題もしないわけではありませんが)同時にフォロワーさんの日常や関心事もよく読んでおります。

 例えば今年2022年については私が映画「トップガン・マーヴェリック」にハマり6回ほど観に行きましたから、その話題も多くSNSで発言したと思います。
 当然読む方としてもこの映画については関心が高い事項でしたから、他の方が作品に対してどんな感想をしていたのか見に行ったり、他の方のご意見に共感し拡散(リツイート)したり、時にはハッシュタグをつけて映画の話題もしていたと思います。(その方がより目立つからです)
 Twitterには各個人のタイムラインの他、キーワード検索、あるいはハッシュタグ検索でフォロワー外の方の特定の話題も読むことが出来ますから、ひょっとしたら私の拙い感想などでも映画を観に行って下さるフォロワーさんやフォロワー外の方もいらっしゃるかもしれないという淡い期待などもしたりしながら、SNSを読んだり書いたり他の方とやり取りをしております。
 
 また自分自身は話題そのものには特に興味がなくても、他の方がとある作品や事項について熱心に語っているツイートを読むのもとても好きです。
 今年2022年でしたら例えばワールドカップのサッカー等に熱狂したり、個人の熱意でなんらかの行動を起こしている、その様子をタイムラインで見かけることは例え、興味がない話題でもそれを具体的に楽しく語る人の熱意については、時には自分もやってみたくなったり、応援したくもなる事もあります。
 ひとには興味関心ごとについて、自分の元々の好みや予算、あるいは時間をどれだけ費やせるのか?という問題もあり、例え一緒に話題を共有することはできないかもしれないけども、それでも個人の持つ熱意とポジティブさを併せ持った文章は読んでいて気持ちを活性化させます。
 そういった「人の持っているパワーに接している面白さ」という可能性をSNSは絶えずどこかで提示してくれているようにいつも思います。

・2022年、SNSで湧いた言葉の1つ”#ちむどんどん反省会”。

 ところが今年は、上記のようなポジティブな熱意とはまるで真逆な方向性を持つ、とあるキーワードがTwitterを賑わせ、流行語大賞の候補にまでなりました。
 それは #ちむどんどん反省会 というTwitterでのハッシュタグでした。
 このタグは、2022年の春~秋までNHKで放送されていた朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」について、ドラマについてのネガティブや批判的内容の発言をするのに、視聴者が用いたキーワードになります。

 私はこの朝ドラを観ていませんでしたが、ある時からTwitterのタイムラインにこの#ちむどんどん反省会 というタグとともに、ドラマへのマイナス感想があちこちからリツイート(拡散)され、タイムラインに並ぶようになっていきました。
 それどころか、Twitterのトレンド欄に毎日のようにこのタグを用いた書き込みがランキング上位に来るようになります。
 自分は実際に観てないものだからドラマの内容についてはよく分かりませんでしたけども、とにかく作品が面白くない、つまらない、都合が良すぎるといった話題が具体的、かつ熱心に説明されて私のところに刻々と回ってくるのです。
 普通はフィクションでありテレビドラマなんですから、、もしもあなたが興味を持って見出した作品が実際には内容が面白くなければ自然と見なくもなるし、実際に観なければまず誰だってSNSの話題などには上らなくなり、あまりに酷ければ視聴率も低迷し民放テレビ局などではあえなく打ち切りとかにもなったりするでしょう。
 ところがこの作品「ちむどんどん」の場合は
  • NHKで毎朝、毎昼再放送が月~土まであり、時報代わりや家族が観ていたり、職場で観られていたりする。(朝ドラを観るという行為が習慣化されている)
  • NHKなので打ち切りの可能性は限りなく低い。
  • しかも1クールでなく、半年続く。
 という特殊な状況にあったものですから、本当私のTwitterでは毎朝~午後まで作品批判のツイートが必ずどこかにあるような感じが半年間続きました。
 自分も読まなきゃいいんですが、(※切る方法はいくらでもあります)批判の内容がまぁ毎日微に入り細に入りで、かえって興味をひいてしまったのです。
(でもドラマそのものは本当につまらなそうなので見ませんでしたが)

 ところがこのドラマ「ちむどんどん」、ここまで悪し様に言われるのだからさぞ総スカン扱いなのかと思っていたら、さすが100人いれば100通りのご感想があるもので、作品ファンの方もそれなりにはいらっしゃったようです。
 その人達は #ちむどんどんする という別のタグを作ってある意味応援という形で対抗していた形になっていました。
 これはある意味ファンとアンチの棲み分け、とでも言いたいところですが、ただ圧倒的に #ちむどんどん反省会 の方が勢いがあったような印象があります。
 でもそんな毎日批判の嵐のような中、作品ファンの方も中にはいらっしゃったのならばこういうネガティブな内容のタグ自体が日々不満の対象でしょうし、かといって反省会タグを使っている方にも、つまらないと感じていることに対してそれなり以上に明確な理由があり、作品に満足できない。というネガティブな投稿が毎日SNSを賑わせていたというのは驚くべき状況だったのだと思います。
 だから流行語大賞の候補にまでなったのだと思いますけども…。こんな作品今後も中々なさそうな気がします😂

・SNSでは、非同意やネガティブを書きにくい。

 今回の#ちむどんどん反省会 はそのタグの存在が”作品に批判的な人は自分だけじゃないのだ。”と多数のドラマ視聴者に思わせた点では特異な気がします。
 逆にタグがあるという安心感から、段々どんどん大観衆による悪口大会になっていった感じにも見受けられるような印象があり、傍観者の私としては見どころのあるご意見とともに玉石混交な感じも、どこかでしていました。

 しかしこういった「ちむどんどん」のようなネガティブな話題で作品が盛り上がるのは大変まれなこと。
 SNSではどうしても自分の興味関心の似た人をフォローしたりしますから、結果自分のタイムラインには「同好の士」を集めてしまうことが多くなり、その中で興味関心ごとに対して批判やネガティブを書くことは結構難しくなります。下手したら仲間内から炎上や非難を浴びてしまうでしょう。
 特にTwitterは1投稿に140文字しか書けませんから、尚の事議論向きではないと私は思っています。
 なので結局のところ、好きなものでもマイナスの話題をするときは、一体何について語っているのか検索にかからない様に一部伏せ字にしたり、それとなく歪曲にして表現したり、あるいは沈黙して何も言わなくなる、ということが増えてきます。(逆にポジティブに読んでもらいたいときは、キーワードは具体的に表示するようにしていますね。)
 それでも自分の主張が正しいんだ!と思える方は堂々と「マイ担当ジャンルについて」具体的な内容をも交えて批判したりするのでしょうけども、拡散されやすい行為は燃え広がりやすく、結構リスクの高い行為でもあります(もしもそれが読み手に受ければ逆に爆発的人気も出るかも知れませんけども…)
 自分はリスクマネージメントのつもりで、SNSではそういったことはしないようにしています。ファン仲間が多い対象に対してマイナスのこと書いて仲間内から反発されることはあっても、納得、同意してもらえる確率はかなり低いからです。

・ネガティブな意味で、「このブログを持っていて良かった。」という日が来るとは。

 私チークはSNSでは気ままにしていたい、という意向もありますからTwitterではFSS以外の話題もしょっちゅうしていますけども、このブログ「絶対秘密。」については今まで何回も書いているように「漫画ファイブスター物語と映画ゴティックメードの話題について特化した内容」となっています。
 といってもその中身は、「単なるいち読者が漫画を読んで思ったことをそのまま書いている」だけですけども、ありがたいことに自分の中でも衝撃に対する心の整理や作品を理解するための試行錯誤の一貫にもなっていたりします。
 例え自分に才がなく、進んで読んでもらえる方は少なくても、それでも作品楽しいよね!という気持ちも込めてこの10年ポジティブに、FSSについての何かを書き綴ることに当たってきたつもりです。
 
 ところが最近、楽しいはずの漫画の展開に対してクエスチョンマークが浮かんでくることが増えてきて…それは何故生じているのかと絶えず気になっているものの、それをSNSでうっかり表出すればネガティブな話題となってしまう恐れが増えてきました。
 とはいえ #ちむどんどん反省会 でドラマへの不満を日々綴っていた方同様に、自分がFSSに対して何故?と疑問を持つ理由もそれなり以上にあるのです。
 恐らくこのブログがなければ私は、一体この処理しきれない感情を何処へ持っていけばよいのかともっと悶々と悩んでいたことかと思います。

 川の流れのように色々な感情が絶えず流れてくるSNSとは違い、ブログでしたら「内容がもしお好みでなければあなたは読まなければ良い」という選択肢が出来ます。
 正直アクセス数だけの話ならば楽しかった系の話題をしたほうがファンブログとして数字が伸びるものと思いますけども、それは自分の思ったことを曲げることともなり、これは致し方なし。
 短い期間で終われば良いんですけども、今後ネガティブな話題もこのブログで増えることが予想されますのでどうぞお気をつけ下さい。

・ようやく本題、”セイレイ・コーラスは何処に行くのか?”

 ここまで書いてようやくタイトルに記した話題となります。
 ニュータイプの最新連載(2023年1月号)にセイレイ・コーラス王女が2コマ登場しているのですけども…永野先生の掲示した新しいスイーツ(下鴨の加茂みたらしと桜餅)を串いっぱい、たらふく食べていますから、恐らく多くの読者の皆さんはそちらに目が行くものと思いますけども…甘味大好きの私ですが、ところが今回その話題にはあまり興味がわきませんでした。
 というのも、この何気ない一コマに失望感がむくむくと湧いたからです。

 彼女は11巻冒頭で「暴風3王女」としてマロリー・マイスナー、アルル・フォルティシモと一緒に3075年のハスハント解放戦に参加しています。
 ところがそこまでに物語がたどり着くには相当障害があると見込まれていたからです。
 FSSをちゃんと読んだ方ならば大いにご存知のはずでしょう。「2989年のコーラス=ハグーダ戦で父コーラス3が殺されたのは裏でフィルモア帝国と、ハスハ連合共和国のタッグが影響したから」ということから彼女は同巻で交信したダイ・グ・フィルモア5に対して激昂し涙を流しましたし、12巻ではハスハ連合共和国時代から傭兵についていた亡国の王女アルルを敵とみなして討伐しようとしています。(このときはまだマロリーとは合流していない)
 
 ところが14巻のツラック隊では戦争反対という直情的な理由からベラ国に賛同した→ここで母エルメラ王妃のご指導もあり、ミノグシアの面々とは和解しましたけども、ここではアルルに全く出会わないまま、いつの間にかアイシャ・コーダンテにひっそりと暴風3王女扱いされています。(アイシャはアルルに直接会ってませんよ!なんで?と思ったけども、ひょっとしてここで暴風3王女の俗称を出しておかないと11巻で矛盾することになるから??)

 それであとはフィルモア帝国との間にある彼女のわだかまりをいかに解消するか、という点だったのですけども…これが
「フィルモア皇帝に会ってみたらめっちゃいいやつでいい男だった」という理由なんですよ!
  • フィルモア皇帝とコーラスの王女は一体いつ会ったの?(国交断絶していたはず。もしもナカカラとベラ北部で折衝する機会があるのならば超大国同士のドラマが生じるレベルだと思うのですが…)
  • マロリーは「うちらいい男には弱いな」と彼女に言ってますけどもセイレイについてはとりあえず、男性に対してどうこう反応するようなシーンは今まで無かった。交配相手を探しに行く!と息巻いてた上にお年頃だからと言いたいのかもだけども皇帝陛下に対してあんなに激昂していたのに、同じ人物に対して唐突すぎる。
  • 何よりそしてこんな一コマで、これでセイレイの心の垣根はすっかり取り払われてしまったのですか??
 と思うと…コーラス、この魔導大戦ではもう活躍の場はなさそうな気がします。
 出どころは敵国からの要請なのに「祭りに参加してナンボ」らしいし…。
 なんか予定していた伏線がこんな感じで折り畳まれてしまうとは、と正直私は失望を覚えてしまいました。それこそほとんどキャンセル、もしくはドラマの打ち切り扱いじゃないですか…。
 この感じだと静のいいなりになっちゃっているようにも見えなくもないミューズ・レイバック法王のところも、ボード・ビュラードへの単刀直入すぎるメッセージからして似たようなことになりそう…。(彼らも、ミノグシア地方への領土獲得に動きながらも結局はハスハント解放戦に参戦しているから)

 先月号~今月号の展開はバランシェ系列ファティマを中心としてファッションショーを繰り広げておきながら、3100年~3159年の「壊れゆく世界」からのアドラー大侵攻に向けての新しい登場人物やキーワードが幾つか散見されています。
 なんですけども、新しい種が幾つも蒔かれているのは一応誌面から分かるのですけども、これさぁ、以前蒔かれ、きっと発芽しただろう存在までもが新しい種を育てるためにとせっせと摘んでしまわれたようにも見えて、魔導大戦描くの先生飽きてしまわれたのかな?もうさっさと終わらせたいのかな…と思ってしまっても仕方のない展開だとも同時に思いました。
 いや、世の中テキトウだから物語のキャラクター人生だってこんなものだよ、と誌面の向こうで仰っしゃられているのかも知れませんけども…。
 でも10年以上、感情を高ぶらせて悲しんだセイレイの成長ぶりがどんなものかと待った物語への組み立て方がこんななのか?と彼女については暴風3王女の件も含めて、Wの要素でそう思わざるを得ないのです。
(一応展示室なので、作品もひとつ置いてみます。自分は結構気に入っているダイ・グ陛下ですが…)
 そんなわけで、長々お付き合い頂きどうもありがとうございます。
 このブログ「絶対秘密。」はこれからもファイブスター物語を話題としていきますけども、ただ今回のようなこういったネガティブな話題を書くことが今後増えそうなおそれがあります。
 このためTwitterにあるブログ更新通知用アカウントから#ファイブスター物語 と #FSS_jp (左のアルファベットタグは、Twitterが日本語タグのなかった時代からのFSS話題用のタグだそうです)を併記することは今後しばらく控えようかと思います。
 これは作品を大いに楽しんでいるファン同士の中に、わざわざネガティブな話題を紛れ込ませることもないであろうと考えるからです。
 かといって「ちむどんどん」のように大っぴらにマイナスな話題をしまくるようなFSS反省会とかのタグを作るつもりも私には毛頭ありませんけども、それでも大好きな作品に対してネガティブに思うのはそれなりの理由があるのも確かですので、今後も気になることがあればSNSではニコニコしていてもブログには敢えて書いていこうかと思います。ご了承下さい。

※どうしても更新通知が気になる方は、ブログ更新通知用アカウントの🔔をオンにしていただくと良いかも知れません。よろしくお願いいたします。(大体月2〜3回の更新となります。更新通知アカウントは他の発言はしていませんので煩くはならないかと…多分😅)

コメント

かりんとうブログのいちファン さんのコメント…
はじめてコメントさせていただきます。


チーク様のFSSブログはいつも興味深く拝読しておりました。

私の知る限りチーク様はファイブスター物語の「ストーリー」についていちばん深く読み込んでおられる方だと認識しています。
エピソードひとつひとつまで丁寧に読み込まれているのは作品にとって理想的な読者だと思います。
「作品」は「作者」だけのものではなく「読者」のものでもあると考えると、以前公開した設定やエピソードをなかったものにしてしまう事を無批判に受け入れるのは「作品」に対しても不誠実な気もします。

(私自身は永野先生の「デザイン」に惹かれて読み始めたせいか、ストーリー上の細かな描写を読み飛ばしてしまうこともしばしばありますが(汗)
なので毎回チーク様の考察を見て目が開かれる思いです。)

ただやはりSNS特にtwitterでネガティブな意見を発信をするのは難しいですよね。
炎上とまでいかなくても真意が伝わり難い短文ではファン同士の断絶などが起きかねません。
それは作品にとって不幸なことですよね。


おそらくここ最近のブログは苦悩しながら書かれてらっしゃることと思います。
それでもチーク様の率直な感想を綴る場がtwitter以外にもあって良かったと思います。

これからも期待して読ませていただます。
シロクロドクロ さんのコメント…
チーク様、こんばんは。チーク様の決意表明を読ませていただきました。

チーク様はネガティブな投稿をすることを躊躇われているように受け取りましたが、私はポジティブな投稿であれ、ネガティブな投稿であれ、楽しく読ませていただいております。
なぜなら、チーク様がおっしゃているように100人100様の感想があるからで、正直なところFSSの内容であればどんな内容でも楽しく読めるのです。

前にも書きましたが、ここはチーク様のブログです。ここに訪れる人はみんなチーク様のFSSに対する感想が読みたいのであって、チーク様の言葉が読みたいのです。
書きたいことに遠慮せず、本音を書いてくれるチーク様のブログが大好きなのです。
FSSに長いこと接して、絶対的な情報量をお持ちになるチーク様のお言葉が大好きなのです。

投稿内容が偏ったとしてもそれはFSSのベテランだからこそできる許容範囲ではないですか。
私たちはFSSの連載がある度にここを訪れてチーク様のご感想を読みに来ているのです。それはまるでチーク様ご自身がすでにFSSの登場キャラであるかのごとく存在でございます。
これから季節は冷え込みますが、チーク様もお体に気を付けてご健康にお過ごしになられることを願っております。
チーク さんの投稿…
かりんとうブログのいちファン 様

 どうもはじめまして。コメントどうもありがとうございます。
 ムムム!私の過去をご存知だとは!一体あなたは何者…?
(※実はFSSのブログを手掛ける前に全国のかりんとうを食べ比べるというブログを2年ほどやっていました…食べ物系ブロガーの方は相当頭が下がります。体重大変なことになりますから^^;)
 いずれにせよありがたいお話です。

 私も勿論永野先生のデザインは大好きなのですが、ブログをはじめるまではキュベレイが先生のデザインだとは知らなかったような酷い人間です^^;(ZZガンダムを毎週見ていていたのに…。)
 ただ大昔から、キャラクターズのファッショブルな絵と解説を楽しみながらも、物語もきっとデザインの一種なんだろう、といつしか思うようになってきてました。
 漫画に描くことも描かないことも余白も大画面も欄外の書き込みも。そうでないとあまりに膨大な世界と世界が抱える情報量をおひとりでまかないきれないからです。

 永野先生が映画ゴティックメードを手掛けた時に映画の比率としては脚本が9割くらいであると何処かで仰っしゃられていたように思います。このご意見を目の当たりにした時に、永野先生ってやっぱり作家でお話もデザインの一部なんだろうな、と強く思ったものです。
(デザイナーと作家とを比較し優劣をつけようとしているわけではないのですがうまく書けません…)

 FSSはあまりに見どころが多いので、おひとりおひとり抱く思いが全く違います。自分はそんな感じで物語に接してきたといったところでしょうか。
 ただかりんとうブログのいちファン様が仰るように、最近では感想を書くのに結構苦労している感じはあるのかもしれません。
 物語の中に「もう不必要だから切り捨てる。あるいはこうした方がより良い物語になるだろうから変えた」要素が最近少なからず生じているのは間違いなさそうです。
 新しい要素から導き出される新しい物語デザインの方が結果として読者の皆さんが感嘆するから、と先生はお考えなんだろうと思いたいのですけども、(多分今回のファッションショーも華やかであると好評なのでしょうし)

 私は2013年のGTMデザイン変更自体にはあまり戸惑わなかったのですけども(ただ読者の皆さんの阿鼻叫喚の反応には多大なダメージを受けましたけども^^;)今頃になってこちらのデザイン変更に戸惑っているのかも知れませんね…。
 はじめましてのお返事なのに支離滅裂で申し訳ありません。
 そしてまた良かったらいらしてくださるととても嬉しいです。今回お言葉に大変励みになりました。改めて御礼申し上げます。
チーク さんの投稿…
シロクロドクロ様

 コメントいつもありがとうございます。そう仰っていただけると大変ありがたいです。
 なのですが恐らく自分がネガティブなことに相当臆病風なもので…^^;

 例えば自分のお気に入りの店(飲食店などでも思い浮かべてください)に対して、ネットなどで具体的なハッピーな内容のクチコミが書かれているとこちらもホクホク幸せになるのですけども、批判されてたりクレームがついていると読む集中力が途端に落ちます^^;(オイ)

 これがもしも自分自身に関することでしたらご指摘があれば直したり、工夫したりして改善を図るようにする、ということも出来るのですけども、このブログで取り上げている「ファイブスター物語」については自分自身のお気に入りであっても私の作品ではありませんから、もし他のどこかでこの作品についてマイナスなことが大っぴらに書かれていたりすれば自分自身がダウナーになりつつ、とはいえこれ以上はどうにもならないからです。ひとの意見は変えられませんしね。
(まぁ飲食店だったらお客様の声などでマイナス点を伝達することも不可能ではありませんけども…。)

 それは私が書く感想文等についても同様で、例えネガティブな内容でも…読後納得もしてもらえなくても、せめて作品ファン同士、不快な思いにだけはさせないようにと気をつけて書こうとしているものの、それでも今のFSSの展開大好き!!な方には「ネガティブな内容」である、というだけでもうNG!な方も多くいらっしゃるかと思います。
 そしてそんなファンの皆様のお気持ちもよく分かるのです。

 幸いブログという形式は読みたくない方は敢えて見に行かなければ良い、という利点がありますから、今後も罵○雑○などにならないように気をつけつつ、マイナスに思った要素についても敢えて取り上げていきたいと思います。
 東京もだいぶ寒くなってきました。コロナ+インフルエンザも引き続き心配ですけども、気分もホカホカな師走でありますように!
 

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