自分の趣味で言いたい放題なゴティックメード感想文 前編(ネタバレ有り・2012年作)


 ※こちらは2012年にGoogleドキュメントという限られていた手段で公開していた映画花の詩女・ゴティックメードについてのネタバレ感想文のひとつで、一番多くを綴っていたものです。
 現在このへっぽこブログはネタバレ感想目次コラム目次などいくつか工事を進めており、その一貫として…6年経ちますから、もういいでしょうと公開してみてることにしました。内容は当時とほとんど変わっておりませんが、6年も経過したためいくつか注釈が付け足されております。時間の経過が感じられる点がいくつか見受けられるのが今となっては面白いでしょうか。
また、映画を観たことがない方はスミマセンがネタバレありますので回避して頂けますようによろしくお願いいたします…

 お祭り最終文書なので、ここは遠慮も配慮もなく書いてみようかと。
 ゴティックメード、結局3回観に行きましたが、漫画のように好きな時にふらりと観に行ければありがたいのに。と思います。

 公開中にあと1回は足を運びたいですが、あの風景を、あの物語は叩き込むものではないと思います。
 BDですら不可能かもしれない高画質だというのが本当だったら、という不安がありますが。あ、でも家のテレビじゃ、全く表現力足りないでしょうが。それが一般的なご家庭の最新型でもね。
 映画ゴティックメードは、いきなりわかり難い例えで申し訳ないですが、パガーニ・ゾンダRみたいな映画でした。
 今家のTopGearのカレンダーがそのゾンダRなのですが、とんでもないスーパーカーです。
 パガーニはイタリアのスポーツカー・メーカーです。

 ゾンダはその個性的だけど流麗なルックスと、妙に少年っぽい感覚、そしてレーシングカー的要素を秘めた市販車として人気があり、パガーニ自体は小さなメーカーですが、一躍車好きにその名を知られるようになった所だと思っていただければ。
 ※ちなみにTopGearというのはイギリスの自動車番組なのですが、現在BSフジとニコニコ動画で再放送されています。永野先生も大好きみたい。…成る程ね。この番組好きはGTM、好きになるかもね。
 (2018年追記 TopGearの多くのエピソードはアマゾンプライム会員ならば会費内で観られるようになりました。ゾンダRのエピソードはリンク内エピソード5からどうぞ。時代が変わったなぁ…

 その中でもゾンダRは異彩を放っています。
 まず、公道を走れません。
 FIAのレギュレーションを満たしていないので、レースにも出られません。
 サーキットで個人的に走らせるしか、持ち主は使えない車です。
 しかも、見た目はどう見てもかっこ良いプロトタイプ。エンジン音はF1。(今のF1よりも良いかも?)そんな車です。
 そのルックスなど知りたい方は  ウィキペディアにあるゾンダRの項目をどうぞ。たっかそうでしょう!?^^;
 ある日レンタカーを頼んだら、この車がやって来たような感覚です。
 みなさんはこのゾンダRのレンタカー、どうされますか??

 ・普通車じゃなきゃ駄目?じゃあNG。
 ・これで公道走ったら警察来るんじゃ…じゃあNG。
 ・でも乗ってみたい!!格好いい!
 ・パガーニの車が借りられる!じゃあ乗る!絶対乗る!

 ・えー、でもゾンダRじゃ免許抹消されるかも…

 この映画の対象者は真ん中の2通りだけです。これで多少お分かり頂けたでしょうか。
 つまりはじめましてでも惹かれれば楽しめるだろうし、かなりのFSSファンでもNGな方はいると思われる、という点です。でもリスクを顧みず試してみようと手を出した方は至福。

 私は当然?下から2番目ですね。免許取り消しになっても良いから乗りたい。ー勿論乗ったら乗ったで印象やら不満もあるのですが。

 その不満についてから。主役二人のお話…これはまた後ほど大いに語りますが、それ以外が全くと良いほど薄味なこと。
 ボットバルトもアデムも、他の皆さんも。これははじめての方にわかり易くするため?
 それともFSSのスパコーンとヘアードのドラマに繋げよ、ということ?(違うと思うが…^^;)

 私はGTMが70分強の作品だと知ってから極力情報は頭に入れないように努めてきました。短いと判った分、PCでなく、スクリーンで驚きたかったから。
 なので初回は主役2人とカイゼリンの名前しか覚えていきませんでしたが^^;でも、それでもNTとかは買ったりしていたので他のキャラクターがいることは承知していました。
 これを念入りにチェックされて、あれこれ活躍を期待していたファンほどガッカリした可能性が、私の頭をよぎりました。
 ただFSSファンだったら、あの方みたいに全く活躍しない可能性も考慮しとく必要、あったのかも知れないけどorz
 もう5分で良かった。せめてあの二人には、もうちょっと喋って一体どうなったのか位匂わせて欲しかったです。
 あと、最後の文!せめて2カット、皇帝トリハロンと詩女ベリンの正装とか仕事ぶりでも絵にして表して欲しかった。ちょっと知らない方には説明不足と感じました。多分それ位なら後ほどのネタバレにはつながらなかったはず。

 作品内容の不満については以上^^;
 ただそれ以外にもネガティブなお話はあるのでそれについては後ほど書くことにします。

 ではキャラクターの話が出たので、ベリンとトリハロンについてでも。
 これ書くと皆さんに唖然とされそうなのですが…
 私がFSSで大好きなシーンを挙げると

 「2巻でコーラス3とウリクルが黒騎士見に行ったシーン」
 「9巻でモンドとバナロッテが互いの騎乗する個体を見せ合うシーン」
 「11巻、ちゃあとジョーディ先輩がバイト先で語らうシーン」

 を出してしまう私が、このお話キライな訳ないでしょー‼orz
 (何でそのシーンなんだよ、とFSSファンの皆様に言われそうなものばかり・・・いや好きなんだ。ごめん。)
 ちょっと意地悪込みのスッキリとした表情を出すかと思えば、真剣なまなざしで訴え、かと思ったら可憐に優雅に種を巻き、柔らかい微笑みを見せるベリンに、
 怒り心頭にぶちまけてみたり、オブラートにくるんでみたり、一方で皇子の立場と少年の若さが合わさった強い責任感を感じさせるトリハロン。
 先生のボーイミーツガール話しはもう問答無用と言ってしまう位大好きなのですが、これはまた予想以上の感覚でした。

 例え言い争っていても、どこかやさしい空気を感じるんですよ。今時の少女漫画だって刺激が…という感じなのに。こんなの観て幼稚だと言う人がいても不思議ではありませんが、そう言っている人がもし隣にいたら、このテンポと共感が、相思相愛の第一歩だと気づかんのかー!と言い返してしまうかもしれない。心を通わせつつもきっとふたりはもう出会わなくて、二人とも民衆に心砕く人生を送るんだろうけど、それでも互いは「私の大切なあなた」なのかなぁ。とこれまた少女漫画のようなセリフを呟くLDI同様に(私もトシですしねorz)しみじみしてしまったのに。

 あのラストが…えっ、えっつ、えーーーーっ‼

 ※そして色々妄想していたのですが、どうも皆さんと予想が違う…
ベリンはレーダー9を見守っていくのだと思ってました。私は彼を「久しぶりの新規時空越えキャラ」だと認識していたのですが…。
 成長したジークボゥであり、トリハロンそのものじゃん、(コーラスみたいにやや風情が変わって)と思ってしまったのですが…違うのかなぁ。
 私のアタマがお花畑と言われればそれまでですが、カラミティに蒔いた種がプロトン城に咲いて時代が移り、アドラー侵攻あたりの絵かと勝手に思っていました(クリスが若干老けてますし)
 どうも当たってなさそうなのでショボーン。でも一応書いておきます…

 ※先生のどうだ、参ったか!ハッハッハ~!!みたいな顔が浮かんできてしまい、すごく仏頂面作りたくなりますよ本当orz。


コメント

Premium Flexible Related Post Widget for Blogger – Blogspot