カイゼリン・スーツの謎(2013)

 まず最初に。7月26日(金曜日)20時~ユナイテッド・シネマ豊洲で行われるゴティックメード再上映について、各SNSやブログでの多数のご協力(情報宣伝)本当にどうもありがとうございます。今日の時点で250枚くらい売れているみたいですね。まだ一月以上ありますが、公式ホームページのトピックスにも掲載され、どうか400席完売まで話が進むと良いな、と願うばかりです。私も引き続き煩くない程度に(^_^;)ツイッターなどで声を出していきたいと思います。まだチケットをお求めでない皆様、そろそろお急ぎになられても良いかも知れません。良かったら一緒に楽しみましょう!!

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 さてここではふっと思いたって、ツイッターで他の方にお尋ねしたある疑問から色々浮かんだ事を書いてみることにします。私が思うような事ですから、きっと既に掲示板とかでは話題になっているのかも知れませんが…

 最初に思ったなんとなく抱いた疑問は「GTMカイゼリンっていつA.K.Dに行くの?」でした。
 お尋ねした所すぐ回答を頂きました。5月号の星団列強パワーバランス表に書いてありますね、3075年と。書き方が微妙ですがカイゼリンはタワーと共にラーンから引き渡されるとその脇に説明されているのでタワーが3075年にA.K.Dに来ているのであればカイゼリンも一緒だという事になるでしょう。
 その3075年は魔導大戦が終結した年になります・・・あれ、なんだか「何かが」短い感じがしませんか?

 ここでその何かが気になった私は新しい設定を見直し、大雑把に表記してみました。

 ・カイゼリン・スーツ・・・コンコードと、何故か町が持っている。(5月号解説)
→でも、3075年で不必要になる。だってA.K.Dに行くしタワーはファティマですが一人でコントロールしますしね。
・コンコード・・・魔導大戦(6話)ではデプレが睡眠状態状態で殆ど出番がない。だけど魔導大戦終盤にフローレス・ファティマになる。(トレーサーEx.2) 
→そしてコンコードのクリスタル・・・じゃない、「ワイドレンジ・ヘッド・キャパシタ」にある組み込まれた機能には「シリアル・インジェクター」という、旧ハスハ連合だけでなくフィルモア帝国のファティマ全員も指揮下に出来る機能を持つ。(但しフィルモアに関しては、フィルモア皇帝のロック解除がなければ不可である)
・GTMカイゼリン→詩女ムグミカの時代にヤーボが使用してその機体をデプレと共に引き継いでいる。(5月号)けれども、現在はカイゼリンの所有権はフンフトになっている。(同じく。カイゼリンのところ)

 このカイゼリン・スーツ、実はあんまり出番がなさそうなの加え、(期間が短く、しかもコンコードの出番がかなり限られそうだから)随分と細かく、また物凄い設定がくっついているなぁ・・・とはぼんやり思ったのですが。
 勿論FSSには設定だけの存在のまま、没になったか埋もれたかで実際には出てこない場合が幾つも存在するのですが、しかしこれだけ大掛かりで、しかもどんでん返しが出来そうな設定だから多分物語に使われるだろう。しかしそうだとしたら第6話中、魔導大戦中しかそのチャンスはないわけです。

 そして現在のカイゼリンの所有者、一度は全てを失ったのに、緊急事態で呼び戻された「詩女の力はもうないはずの」フンフト・・・。
 彼女は「過去を償わなくてはならない」事を多いに自覚しつつ(リブート7)列強の回し者か?と疑われるような行動と混乱を巻き起こしていくらしい・・・(トレーサーEx.2)そしてそんな中フィルモア帝国の陰謀が迫ってくる(リブート7)という事になるのですよね。
フィルモア帝国の陰謀は、物語に既に書かれている通り、「友好に見せかけた戦争の長期化・・・それを利用したミノグシア中西部の乗っ取り」であることは間違いないと思います。(そしてそれは失敗するんだよな・・・多分)
 DESIGNS3の国家配置でもフィルモア、「母星がなくなる危機」という同じ事情を抱えるクバルカンもあくまで調停国扱い(つまりバッハトマとは相容れない立場)に属しています。
 そして映画ゴティックメードを見たあとでは一層痛感するのですが、カイゼリンはフィルモアと聖宮ラーンとの友好・非戦の証としてフィルモア1が贈ったものだから、フィルモア帝国と聖宮ラーンの結びつきは3000年経って随分変質してしまった事になります。

 そんな中戻ってきた力のないフンフトが唯一自由に使えそうなもの・・・それがカイゼリンであるならば(ムグミカさんの時もそうでしたよね)それを利用して、一時的にでもカイゼリンをフィルモアに友好の証として貸与してしまうのではないかというのが一つの予想です。フィルモアに協力しておく態度を見せておく→だから町のカイゼリン・スーツが登場する。すなわち町と主人のクリスティン・Vが新たなネードル・シバレースになる可能性があるのではないかと。
 コンコードはデプレの睡眠によって暫く出番がないのですから・・・
 そんな事になったらフンフトは「列強の回し者」扱いされ、ミノグシアの民は誇りを失ってしまうでしょう。(トレーサーEx.2)いくらカイゼリンの元手とはいえそれははるか昔の話で、他所の星の者にカイゼリンを握られてしまうのだから。
 そしてフンフトはもう一つ行動を起こします。「ボォス星の宝」を昏睡するマグダルを連れてやってきたヘアード・グローバーに渡す・・・(トレーサーEx.2)これ、5色のドラゴンドロップなのかな?分かりませんがとにかくそれ故もあってヘアードとマグダルは逃げ回る羽目になるのだから絶対死守しなくてはならない物の筈です。それを列強に渡されたらおしまいのもの・・・

 ただフンフトは肝心なものを隠匿しながらフィルモア拠りの態度を続けて、あることを狙っているような気がしてなりません。それがカイゼリン・スーツの設定にある「フィルモア皇帝しか知らないシリアル・インジェクターのロック解除」ではないかと。力のないフンフトが策略で辿り着けそうな一発逆転となると、そこしか思いつきませんでした。折角設定として存在するのだし。
 そしてその大胆な能力が使われる時こそ、コンコードがフローレス・ファティマとして認定されフンフトが「ラーンの迷走女」から「麗しの聖女」になるのではないかと、そんなへっぽこ予想をしています。あくまでへっぽこ、ね・・
 コンコードにそんな事をされたらフィルモア帝国は軍として全く動けなくなってしまいますしね。ただしそれはもう一つ、カイゼリンを母ヤーボから受け継いだ、コンコードの主人であるデプレが目覚めること▶それはマグダルが見事に復活するかによるのかなぁ…でもそうなればフンフトは喜んでマグダルにそのポジションを、詩女の地位を引き渡せますよね。

 突然やってきた復活の機会。多分フンフトは今度こそ「聖宮ラーンの詩女」としての役割を果たしたいでしょう。昔の過ち(過ちで良いのか分かりませんが、ラーン的には)を償いたいのであれば自分を捨てる覚悟で、あらゆる手段を使ってくることは容易に想像が出来ます。(こういう描写はFSSに結構あると思う)
 彼女は元々の美貌に加えて新しい設定画は物凄いセクシーというかいやらしいというか(^_^;)そして「純真な女性読者はニュータイプを破り捨ててしまうかも」(トレーサーEx.2)という記載から、あることの予想に辿り着きました。
(実はそれを真っ先に思いついたのですが(^_^;純真な読者じゃないなぁ・・・)こっ恥ずかしいけど自分のブログだから書いちゃうと、ロック解除の為ならばダイ・グとか誘惑したり押し倒しちゃうんじゃないですか・・・彼真面目そうだからなぁ・・・
 そんな気がしています。あくまで予想です。ただ、絵にはなりそうだよねぇ・・・ハッハッハ。(2019年追記。一応嫁になる予定で誘惑してきたから当たってるのかな、悪女というよりはぶりっ子路線でビビりましたが^^;)
 もしそんな事になったらクリスも傷つくし、「戦いだけではダイ・グを守れない」事も自覚するかも知れない、そんな政治的でダークな駆け引きが物語の一端として繰り広げられるのかも知れません。
 でもフンフトは間違いなく全力で引っ掻き回しにかかると思うのは確かです。それがフィルモアにかかるのであれば、この線がありそうな気はします・・・

 いずれにせよかつてのご先祖様とカイゼリンは友好国の乗っ取りなんて事を望んでいないだろうし、カイゼリンスーツのフィルモア・ファティマに対する制御についての設定はきっと物語に使われる。そんな事を思って書いてみました。
 そしてもう一つ、カイゼリンがAKDに旅立っていくのとほぼ入れ違いであるものが聖宮ラーンにやってくる・・・それはGTMエンドレスとクローソー。またこの辺りは物語が進むにつれて何か書きたくなるかもしれません。

コメント

匿名 さんのコメント…
タクトです(^ ^) オーシャンスクリーンの条件であろう268枚まで後少しですね!私こそツイートや連続のリツイートが煩わしくないか不安です(^^;;当日はやはり期待していまいます。サプライズとか…グッズ抽選会とかないかな( ̄^ ̄)ゞ難しいでしょうが、ねじ込んできてくださいよ!角川さん!

さて、今回のブログは本当に読み応えがありました。無い知恵を絞ってかんばって書きましたので、よろしくお願いします(>人<;)

AKDにいつカイゼリンとタワーがやってくるのか?>殆どチークさんと同じ予想なのですが、もしかしたら多少前後するのかもなと思いました。それはタワーの状態です。初めてタワーはエストと同じく、エンプレス(カイゼリン)の専用ファティマとして開発がスタートしましたが、ショウメという謎の存在の一部を吸収することによって、スーパーヒューマンとなる…恐らく、魔導大戦中にショウメと接触するのでしょが、ファティマならファティマシェル、騎士なら胸のコクピットと乗る場所が異なりますよね。 何が言いたいかというと、ファティマでもあるし騎士でもあるタワーが一人で乗りこなせるように、天照によってカイゼリンら改良されると思うんです。ファティマの状態のままあまてらのもとにくるのか、スーパーヒューマンとなってから来るのかによって、カイゼリンと一緒にこない可能性が出てくるかもと…自分でも何書いてるかわからなくなってきたぞ(^^;;


カイゼリンをフンフトが渡す…これはもう正解だと思います(^^;;フィルモア元老院の狙いがダイ・グとフンフトの結婚だとすると、フンフトは予期&利用しようとしてくると思います。フィルモアの足元をみてくるのかも…移住の件は当然わかってるでしょうしね(^^;;

ボォス星の宝がドラゴンドロップかはわかりません。ドラゴン→セントリーになってますからね(^^;;

麗しの聖女>フンフトはミノグシアだ、フィルモアだとか関係なく、結果的にすべての人のためになるように行動する気がします。愛ですよねまさしく(^^;;

ダイ・グを誘惑>ありそうですよね(^^;;ただ、ひとつ気になるのは、いつかのインタビューで先生が、ぼったま(ダイ・グ)がラキシスに一目惚れして〜というのがありました。当時は冗談だと思っていたのですが、やはりそれが気になっます(^^;;冗談ですよね!先生!

サクリファイスの登場する条件、帝国の緊急時、第6話冒頭の未来回想の一場面…泣き崩れるクリス…胸騒ぎが…あぁ!(>人<;)

長々のすいません!自分でも支離滅裂です(>人<;)
チーク さんの投稿…
タクト様
とうとう270超えましたね!300まで行ったら結構完売まで早いのではないかという気がしているこの頃です。とはいえ難しいですよねツイート具合…ここぞという時に使ってみるといっても難しいので、bufferという「意図的にツイートなどを遅らせるサイト」もあるので時折試したりもしています。でも本当に有難うございます。

さてどこから書こうかな、タワーが3100年にフロートテンプルにいるみたいなので3075年から遅れたとしてもまぁそんなに時期はずれないかな?と思ったのですが…ショウメはどんな存在なのか分からない、パス!(^_^;いや、パスではいけないのですが確信が持てないため)
実はラーンそのものも良く分かりませんよね。東宮と西宮が地図上にある事と、先月号の「ラーン様式の家」位で…でもあの民族的な感じを見ていると結構カラフルな気がする→GTMの最後は白っぽかったしやっぱりラーンじゃないんじゃないの!?と飛躍したり(^_^;)でとにかく未知の部分はさっぱり分からないのです。新設定か物語に描かれる事を待つしかないのですが…

それでも何か物語の切れ端を掴める様なことはないか、探りたくなるのがFSSファンの人情なのかも知れません。その結果様々な予想が生まれて私もその一端をこうしてブログに書いていますが、私個人は分からない事項は分からないまま空白にしているつもりです。つもりですが…

ここからはツイッターからの続きとして。(※もしコメントを読んでいて気になる方はツイログ http://twilog.org/cheekandlip にて私の17日晩のツイートを追ってみて下さい。 )
ユーゾッタは花嫁候補になったとしても恐らく「相当わがまま」みたいなので実際に結婚するかどうかは分かりません。カイエンへの思いもあるでしょうし。
しかしカンパー・ラ・シーラの試練として、一部フィルモア領の残っているバキン・ラカンの今の状況で完全にハスハに味方していると、そのうち「味方のふりをしている」フィルモアと何らかの政治的軋轢が生まれるだろうな、そうなったらどうするんだろうな、と思ったのは確かです。その辺りは単行本とDESIGNSで追えますよね。逆にフィルモアにとってみてもそんな動向は非常に不都合だろうし…領地もあるバキン・ラカンの動きを押えるなら、皇帝と結婚させちゃえ!丁度良い人物もいるし、ユーゾッタは血筋も申し分なく(しかもおばあちゃまの親戚!)優秀な騎士だし、彼女のダイ・グの子孫は将来有力な「使える駒」になるかな、と…

凄く意地の悪い書き方をしました。こんな風に思ってしまいましたが、極力物語や設定から逸脱しないように気をつけて、フィルモアにとっては悪い方悪い方に割と振るようにはしています(^_^;)というのもこの乗っ取り計画が上手く行くとはとても思えない、そしてダイ・グ(あとアウクソー)に関しては、どうしても良い方向の予想をするのが難しいからです。それは11巻の頭や年表、永野先生の今後の展開を読んでいて感じる事です。

フィルモア1は恐らく「血筋でなく優秀な者による能力による統治」と「当時から数多くあった王家(DESIGNS3)に平等な機会を」両立する為に現在の「強固な政治システム」を生み出したのだと考えています。
そして彼らを支える為の「いつ誰が変わっても大丈夫なように皇帝の影で支援する組織」が同時に存在したのだと思います。これが元老院とバルバロッサ王家にあたる所かと。
しかし3千年経ってその影がその発言力を増して皇帝ですら御しきれない程の大きな存在になり、フィルモア帝国の立場を裏から操ろうとしている。皇帝なんて幾らでも変えられるみたいなミヤザの発言はその辺りの一端を指しているでしょう。
これは時間の経過と元老院側の野望によって生まれた政治的腐敗といって良いでしょうか。ひょっとするとカラミティ星のことがなかったらそれでもあと千年くらいは長持ちしたかもしれませんが…
ニーゼルさんそのものは設定の文から厳格で使命を全うしようとする気概をまだ感じるのですが、元老院側に属する以上は、どこか偏った判断をしそうな印象もあります。
しかしGTMのラストに出て来るフィルモア皇帝は元老院(サクリファイス)が握っている筈の古い剣と指輪を持っています。彼が元老院側と何があったのか、彼らから尊敬され選ばれたのか、それとも新しい皇帝は「駒扱い」を良しとせず全てのシステムをぶち壊して新生フィルモア帝国として立ち上がったのか、気になることは沢山あります。
だけどもそれを知るのは何年も先。待ちきれないからついあれこれ考えてしまうのですよね。
なので何通りもの予想がされているのも道理です。正解は永野先生しかわかりませんしもっと奇抜な事を考えられている可能性は高く…でも一行になにかヒントがないか!副読本を読み返すたびに、いつも思うことです。
大変長くなってしまい失礼いたしました。タクトさんにはタクトさんのFSSがまた存在する筈ですよきっと(^-^)

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