違和感の正体を探る。

 …なんだか物騒なお題ですみません^^;とはいえニュータイプの8月号を読んでいてあれ?と思われた読者の方も少なからずいらっしゃるかと思います。
 私はそれについてFSSネタバレ感想の時に触れようかどうしようかと思いつつすっかり忘れてしまっていて^^;タクトさんがコメントでお寄せいただいたときにああ書くの忘れた~!と頭を抱えた部分について、コメントを読んでから改めて考えた件も含め妄想混じりにお送りしたいと思います。(私個人の妄想がかなり入っているので文面通りに信じないでくださいね!)

 それは表紙に記載されている”デモン・ダ・インプレッション(外神の印象)”の姿とともに説明されている”バイナス・レス・センチメンター(女神の感傷)”の部分についてです。
 「あれ、ヴィーナスだかバイナスだかは、クエーサー人が十曜のために作ったんじゃないの??」と思われたかと思います。私も単行本5巻を読み返してしまいました。
 このあたりは恐らくストーリーラインの変更なのだと思います。それは別に今に始まったことではない…。2013年の連載再開時、ほとんどの皆さんがモーターヘッドからゴティックメードへの変更に右往左往していたとき、年表の変更が”3巻のコーラス6とディジナ・マイスナーの物語をふっ飛ばしてしまった”ことを思い出し、…とはいえ私はもうそれで泣かないことは決めていましたから、7年前に連載再開してからの変更は別にそこだけじゃなかったのね、という思いだけが往来することとなりました。

 とはいえ今回COVID-17の影響で連載が2ヶ月間ストップし、その間DESIGNS連載という形で新しい設定画がいくつも公開されました。
 その時から何か妙だなぁ、という気分というか、どこか自分自身が理解しきれなくて混乱しているような思いも頭の隅にあり、バイナス・レス・センチメンターの件でそれがもうちょっと具体化したので、改めて単行本やDESIGNSなど読み返してこの場で整理しておきたいと思います。

 今回私が違和感を感じていたのは、タイカ宇宙の話、ジュウヨウ(十曜亜族)とアンカー(暗華亜族)についてです。
「シルヴィスはジュウヨウの巫女で、絶えずアンカーと争っている。ジョーカー太陽星団で死んだはずの剣聖マキシと出会い、ともにタイカ世界で戦うこととなる。その4万年後にカレンがジュウヨウに現れる」というのがまぁ私達の知る大まかなお話だと思います。
 そのシルヴィスは、人生の最後に10万年後に自分の分身を世に送り出すことを仕事としています(DESIGNS1)これがシルヴィス・ミラーです。(DESIGNS1/因みに10巻冒頭に登場、と書いてあるけど11巻じゃないかなぁ…^^;探しちゃったんですが。)
 シルヴィス・ミラーは強力な騎士で、カレンが持ってきたクフィル・インペリューンを操るとあります。
(ここで書いていて気が付きましたけども、この時点で4万年→10万年に変わってますね^^;)

 ところがニュータイプ6月号にシルミラーなる人物が登場してきているのですけども、この人物がジュウヨウじゃなくてアンカーなんですよね…。
 でもクフィル・インペリューンを駆るのは同じですし、見た目もシルヴィス・ミラーに近いので多分同一人物じゃないかと思われるのですが、だとするとシルヴィスは、自分自身の分身を敵地にもうけたということに…。でもクフィル・インペリューンはやっぱりカレンから渡されていることになっているので、カレンはアンカーの支援をしていることになります。暇しているスケダチ嬢もアンカーの支援をしているので、彼女はカレンを見習っているのでしょうか?)
 更に今回、バイナス・レス・センチメンターがアンカー製である。
 なのにニュータイプ6月号のユライヒの説明では「デモン、バイナス、グライフの三種のMMTはユライヒが生み出したものである、URIはカレンを強力な戦力となるから呼び寄せた、」と書いてあったりするので余計に混乱するのですけども、ただ今月号の説明を読んでいる限りではデモンが「ルナ・アタッカーズ」、バイナスが「ソル・アタッカーズ」と英文に書いてあったりするので相反するような、でも共通するような所も感じられます。
(面白いのは男性系の見た目をしたデモンが月で、女性の見た目をしてると思われるバイナスが太陽、なんですよね。星座とか星占い的には逆の印象が強いんですが)

 説明が錯綜しており正直謎が多い状態ですし、何処までが変更でどこからが従来の路線なのかは私には分かりませんけども、この感じですと今回はこういった感じになるのでしょうか?
 ・カレンは元々アンカー寄りだった→自分が連れていた式神オフェロスの力と知恵を借りてデモンと完全に相対するようなバイナスをアンカーに作らせ、ジュウヨウの独裁者、URIの殺戮動向を止めた。
・そのURIに呼ばれてバイナス連れてカレンはジュウヨウ軍のもとに出向いていくことになるのでしょうか?永い永い戦いにケリをつけるために…。
 
 というのも、この二人はやがて大剛神モイキュードと戦うことになるからです。(DESIGNS1)大剛神モイキュードはNT6月号の神々の世界の位置関係に載ってないので分かりづらいのですけども、数々のサタンを送り込んでる総本山みたいな存在です。
 出会いは敵味方みたいな感じで、でもやがて共通の敵と戦うことになる→それでジュウヨウとアンカーとの争いもなくなっていくのかなぁ…あまりに安直かしら^^;
 デモンとバイナスは両方一度には表れないような設定ですけども、何かがあれば出来るみたいだから、二人が共闘して戦うこと自体は可能だと思われます。
 そこまでの神様同士のドラマ…映画ゴティックメードだって最初はベリンとトリハロンが殆ど敵対しているような状態だったのがやがてお互いを尊重し合うようになったように、そういった物語が横たわっているのかなぁ…と考えることにしました^^;
 でないと、今迄URIがチョコッと出てきたときは必ずカレンが横におり、仲睦まじいご夫婦である印象すら漂わせていたのに、この2ヶ月のDESIGNSの書き方だとユライヒさんすっかり極悪非道な感じすら受けますからね…^^;
 さてこのご夫婦の間にはどんな物語が描かれるのでしょうか?

 しかしシルミラーは同時に3225年にジョーカー太陽星団で散ったマキシを掬い上げてタイカ宇宙に送っています。しかしそのときは(シルミラーはシルヴィスの分身ならば全てを承知なのかも知れませんけども)アンカーじゃなくてジュウヨウに差し出しているのですね^^;

 また、今回更にややこしいのが…多分ですけども
・”アンカーの魔太子であった存在、現在の無の神ルシファ”が”ジュウヨウで作られたはずのデモン・ダ・インプレッションを呼び寄せ融合し、
・”かつての自分自身と同民族、アンカーのシルミラーが所有する懐園剣雌を持ってラキシスたちを狙い、”
・”現在シルヴィスと戦っている”ように感じられることです。
 
 まぁ現在の戦闘舞台が、神様が勝手に作り出したフィールドだから創造主の自由自在なんでしょうけども^^;
 ただ無の神ルシファは…
・かつて人だったときの所属民族を自分の思うままに連れてきて(彼らはシルミラーの部下みたいだから、ルシファが生きてた時代人じゃないよね)
・更に神様クラスにパワーアップさせて、(それこそ神の御力なんだから相当なものでしょう)浮遊城騒動のときと同様にどさくさに紛れて、ヴィーキュルと必死に対峙していたラキシス達のところに乗り込み、
・女魔帝ゴリリダルリハには何とか対処していた超帝国剣聖プロミネンスを瞬殺するくらいの力があり、ラキシスをいやらしく狙ってましたけども^^;
・ラキシスがいなくなれば(もしくはラキシスに無理やり子供を作らせれば)カレンもいなくなり、かつてのアンカー大勝利でURIもいなくなり、シルヴィスもものに出来たのかも知れない^^;ということを狙っているのかなぁ…?すべてなかったことに、という感じのする名称「無の神」ですし。
・その全てが理由となるけれども特に最後が嫌だから^^;シルヴィスも「あやつ」に全力で戦っているのかなぁ…という気がしてきました^^;
 でもこう書くとやたらごちゃごちゃしてしまうので、永野先生この方を(神様だと思うけども)お化け呼ばわりして、とりあえず神化したシルヴィスと神々に匹敵するラキシスのお友達と戦わせているのかなぁという感じをちょっとだけ受けました。(あ、真に受けないでくださいね^^;)
 
 でも懐園剣雌はその本体が目覚めて、シルヴィスの味方することになったんだからお化けさんはもう使えないよね(違うかな?)
 そうでなくてもまだまだラキシスのしもべ、もしくはお友達がご登場しそうなので、その行方を今後とも見守っていきたいと思います…。
 …あれ、私何を書いていたんでしたっけ??^^;

追伸 
 デモン・ダ・インプレッションのお姿を見てぱっと思っただけなのですけども、バイナス・レス・センチメンターは多分オペラピンク色じゃないかなぁ…という気がしました。
 いや単なる直感です^^;
最近毎月トップ画を変えているのですが、さていつまで続くか^^;とりあえず6月分に使っていたものを載せておきます…



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