もう一週間経ってしまいましたが、皆さんもお盆期間は、…お仕事の方も沢山いらっしゃったり、コミックマーケットで大変だった方もこちらをお読みになった方の中には多くいらっしゃったと思います。あるいはご旅行、帰省されている皆様の割合も結構なものではないかと感じますがどんなものでしたでしょうか。
私はお盆期間は家族の実家へ、新幹線で関西方面へと移動し過ごすのが近年ずっと続いていることです。
そしてお盆の間(13日~15日)はお墓参りで祖母や祖父をお迎えし、お供えやお経、御詠歌(ごえいか)を上げるのが常です。
お墓参りやお経は多くの皆さんにもお分かりいただけるお盆行事だと思いますが、御詠歌については何のことだろう?となる方も多いかもしれません。
この御詠歌ですが、私の場合は「西国三十三箇所にあるお寺の観音菩薩巡礼」(西国というだけの事はあり、岐阜に有る33番札所の谷汲山華厳寺を除いて関西2府4県に集中しています。)を実際に巡礼…出来れば良いのですが中々大変なことですので、ここでは巡礼歌として各寺院にまつわる和歌を1番から33番まで、歌をうたうように詠唱していくのです。
巡る順番、及び詞は同じものですが、信仰する仏教の宗派によりその節回しは異なります。御詠歌で最初に詠われる和歌山県那智勝浦町にある青岸渡寺、歌われている語句は全く同じものですが…
全く違うものに聴こえるくらいです。(私の場合は後者のものに近いです。)
同じメロディ(?)で33番まで関西各所のお寺を巡りつつ歌っていく訳ですが…永野先生のご出身地である京都府舞鶴市にも札所があるお寺があり…こんな風に書かれています。(あら、画像だと地名欠けているじゃない^^;ゴメンナサイ。第29番札所である松尾寺のHPはこちらでどうぞ。)
永野先生がこういった御詠歌をお盆などに唱えられているかどうかは分かりませんが、33箇所巡ると全部で1時間位になるこの詠唱、29番になると永野先生のことが頭をよぎったりするのは内緒です^^;^^;
しかしそれだけではなく、DESIGNS5が出版されてからというものの、どうもこのお盆の行事はもうひとつ、私の頭をかすめ疑問に思うことがあるのです…
それはアサラム・スキーンズやニキータ・オージェの手に握られている卒塔婆のような形のガットブロウと、そこに書かれている”南無阿弥陀仏”。
ファイブスター物語の世界上にははっきりとした宗教は存在しないことになってますから(主役が神様ですし、他にも色々な神が登場しますけども…)このガットブロウには大変驚かされました。
何故突然仏教に関する文言がここに登場したのでしょうか?
そして我が家の宗派は浄土宗ですので、それこそ”南無阿弥陀仏”は何十遍も御詠歌と共に唱えることになります。
また南無阿弥陀仏や般若心経や幾つかのお経に混じって、我が家ではこの”元祖御遺訓一枚起請文”(がんそごゆいくんいちまいきしょうもん)という文章を必ず詠唱します。
こちらは浄土宗を興した法然上人が弟子に心得を書き残したものです。
リンクに詳しい説明が掲載されていますけども、物凄く乱暴に書けば”極楽浄土へ向かうためにはひたすら南無阿弥陀仏と唱えることが全てあり、他はない。”ということが書かれています。
ここで「ただ往生極楽のためには、南無阿弥陀仏と申して、うたがいなく往生するぞと思い取りて申す外には別の仔細候ず。」と読み上げつつ毎日のお勤めを果たしていると…
浮かんできてしまうのですよ、何だか分からないのに自然と合掌してしまっているアウクソーの姿が^^;
彼女の願いはマスターであるダグラス・カイエンと一緒に添い遂げる形での死を望んでいます。それに対してアマテラスは願いを叶えるためのとある言葉を幼い彼女に伝えるのですが…
ま、まさかその言葉って…これ??と私の頭から離れなかったりします…
いや違うとは思うのですが^^;だとしても、突然どうして南無阿弥陀仏がこのFSSに登場してきたのか、お唱えする度に謎は深まるばかりです…。
※こういうのをネットで書くのもどうかという気分もあったのですが^^;根っこは素朴な疑問ですのでどうぞお許し願いたいです…。
「いや、これはネット上では記すのはマズイかも」と当方が判断したものはブログではなく配布物Fughetta.(フゲッタ)シリーズで書き記しています。(見本としてネットに上げている文章もあります。ご参考までに。
先日最終版の”never say goodbye.”を発行しましたのでお取り寄せ可能な方は詳細をご確認の上、お手にとって頂けたら嬉しいです。
コメント
アウクソーに関してはその言葉もしかするとアトロポスがすえにいったのと同じかなと思っていましたけど…さてそれは本編で明かされるかどうかはまだ分からないですねえ。
コメントどうもありがとうございますm(_ _)m
ちょっと地球での宗教的感じから離れますが、私も当初はアトロポスや、今まで登場したアイエッタ姫や、モンド・ホータスの許嫁さんのことを思い起こすことはありました。彼女達も天に向かって祈っているからです。
しかしアトロポスはすえぞうを育て上げることの代償として死のトリガーを彼に託し、アイエッタ姫やホータスの許嫁さんは命の代償として救済(世界だったり個人だったりしますが)を求めています。
今回のアウクソーに関しては今までにあった「◯◯の代わりに◯◯を叶えて」、という要素がないように思えます。
天照の話す「死ぬよりも辛いこと」がアウクソーにとっての何なのかがわかりませんが…既にアウクソーにとっては、(今は壊れてしまっていて会話くらいは出来ても単にニコニコしているだけですけどもそれは本来の彼女でないと言うべきか)既に経験したカイエンとの別れがそれにあたるように思いつつ、その言葉が口に出せないようになっているような感覚もあります。
しかしあんなに壮大なフラグが立ってしまっていることを考えると、その言葉はきっと物語に登場してしまうように思います。
アウクソーは何かによって再び覚醒?し、しかしカイエンがいないことを認識してその言葉を口にするのか、或いは再びカイエンとの再会と別れが物語上であるのか?という思いがあります。
あんまりこんなことを書いてはいけない、生命の冒涜みたいなところも有るのかもしれないのですが、アウクソーの願いがパートナーとの往生であるのならばその願いは叶って欲しい様にもどこかで思うのです。彼女の抱く思いはどこか異様でも有るのですがよっぽど好きだということなのでしょうから
…南無阿弥陀仏も往生するための入り口の言葉であるような気がちょっとするのと少し共通するのかな、というのが未熟な者の見解です^^;
勿論、これは物語が進まないとさっぱりわからないことなので、あとは展開を待つしかないでしょうね、本当…