へっぽこからのお知らせ(2/16)

◯ファイブスター物語14巻を「2年半ぶり、久しぶり」にとって満喫し、検索かなにかでフッといらしたそこのアナタ!単行本と同時発売のニュータイプ3月号は是非ともお買い求め下さい!!
話の続きが読めますよ…今回ならばいきなり途中だって大丈夫、読んでも続きが待ち遠しくなるだけだから!!!(オイ^^;)
◯また、25日まで有隣堂 横浜駅西口コミック王国にてFSS14巻記念展示を。3月1日~14日まで喜久屋書店 漫画館 京都店でも同様の展示が行われ、ボークスによって立体化されたカイゼリンや永野先生の直筆絵サイン含むイラスト展示があります!お近くの方是非御覧くださいね!
また今月いっぱいまで新宿駅東口(改札外・B11付近)にてFSSデジタルサイネージの広告も流れておりますのでご注目下さい!

星降りの夜(4)

その2 2987年


「・・・ジュノーはまだまだ新しい惑星だということかな。はじめて聞いたときは、いろいろな言い伝えが星の歴史として残されるんだな、と思ったよ。」
「"星降りの日"の事ですか。」

あの日と同じ7月のとある夜だった。
ふたりがいた場所も、彼らを煌きで見下ろす満天の星空も、しかも傍にいる彼女の姿も全く同じように見えた。
違っていたのは、最近手入れが入ったばかりらしい刈り込まれた芝と、彼・・・コーラス3世の姿形だけだった。
ウリクルは、着ている服がコーラス王朝の制服である事以外は、何ら変わった様子がないように思える。しかしあれから27年の歳月は、コーラスだけを大きく変えてしまっていた。
彼はいまや星団屈指の大国の王であるし、妃も王女ももうけている。栗色の髪も長くなって背も高くなって、鍛え上げた勇ましい姿は、何よりとてもではないが学生には見えない。
しかし、ウリクルが聞く彼の言葉は、鷹揚な一面の残るのんびりとした口調は、以前と全く変わらないように思えた。
ただしそんな彼を知っているのは、もう他に数えるほどしかいないだろう。

あと一つ、違っていたとすれば、、ウリクルは、彼の腕の中でそのことばを聞いていたのだった。

「モラードが呼び出してくれて助かったよ。最近あんまり気が進まない事が多くてね。」
「父様がですか?確かに私はメンテナンス中でしたが・・・」
「そうだよ。たまにはどう?だって。ホイホイ誘いに乗っちゃったよ。・・・もっとも、彼も、随分弱くなったのかな、今頃ソファーでいびきを掻いていると思う。」
彼女のために酒をわざと控えていたコーラスは、そしてモラードを父と呼ぶ人工生命体のウリクルは、お互い屋敷の向こうで繰り広げられている同じような想像を思い浮かべて、二人で笑いあうのだった。

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