星降りの夜・後書き(3)前回書きそびれ、その弐

話を切り替えます。ここではコーラス王朝という国のシステム的なことも含めて。
ジョーカー太陽星団の国家、その支配者が騎士である必要は全くないのですが、どうもそれが望ましいとされる国家も多い。国家も国民も、強く立派な支配者を求めているというか。フィルモア帝国なんかはその代表格でしょう。
その内情が描かれるのは連載再開後になりそうですが、今知りえていることだけでも、皇帝の選抜とか、内紛とか、相当何かを含んでいそうだな、というのは容易に想像できますよね。
国家元首が千年以上固定されたままのAKDですら、王位継承権などで争いが起きている。斑鳩がこれによる正義の為に自分の両親を殺してしまうなんて、居た堪らない・・・
その点コーラス王朝は結構シンプルです。何故なら元首は血さえ遺していれば必ず騎士として生まれてくる、という訳のわからない(という事にします。これも連載再開後謎が解けそうですが)システムで成り立っているからです。
役割も明確というか、騎士が必ず誕生するのはコーラス本家だけ(分家で誕生したかつてのメロディ家ですら、この原則は受け継がれなかった)なので、象徴としての本家があれば、裏はこっちで何とかします、みたいなバランカ、マイスナー両王家のサポート、あるいは思惑のようなものが透けて見える気がするのです。
国民は意気盛んな騎士としてのコーラス王だけを見ていれば、彼が大丈夫なら自分たちも大丈夫、みたいに思わせておけば良いみたいな。
なのでコーラス21世の時に、分家からハリコン・メロディが誕生してしまって、争いになりかかった、というのは凄く頷けます。どういう訳かハリコンが夭逝してしまったため、実際には起こらなかったのですが。イメージキャラクターは2人もいらないでしょう。でも国民は太陽のような存在を求めている。より眩しい象徴を。

この事が、時として王を苦しめているのではないかと感じています。
話をコーラス3と絡めて戻します。ウリクルを失って、自分も重傷を負いながら、さっさと国民の前に出て無事と戦意高揚をうたって、次の日体調を崩しているシーンがありますが、国民の前ではとにかく元気な所を見せなければならないのだという彼の責任感から来るものでしょう。勿論戦時中でありマイナスイメージは厳禁だというのもありますが。
でも彼自身はこうも語るのです。
「王を失ったくらいでつぶれるような国は どのみちまともな国家ではないよ。」
…裏でちゃんと動いているんだから、自分はいなくなったって平気だよ。という事なのでしょうか。何だか物凄く哀しい言葉なのですが。
しかもその言葉の先に居るのは、自分のファティマであるウリクルです。


・・・本来ならここで繰り広げられるのは、感情に乏しいとされるファティマにしか本音を明かせない王様の悲劇、な筈なのですが、コーラス3の場合は随分と事情が異なってきます。
この辺りは漫画と自分の二次創作と混同しないように気をつけて書かなければならないのですが、ウリクルはただのファティマ・・・なのですが、ただのファティマではなかった。といった所でしょうか。何かはもうお分かりになりますよね。

うっ、もうひとコマ必要か・・・すみません、まだ続きます。

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