へっぽこからのお知らせ(2/16)

◯ファイブスター物語14巻を「2年半ぶり、久しぶり」にとって満喫し、検索かなにかでフッといらしたそこのアナタ!単行本と同時発売のニュータイプ3月号は是非ともお買い求め下さい!!
話の続きが読めますよ…今回ならばいきなり途中だって大丈夫、読んでも続きが待ち遠しくなるだけだから!!!(オイ^^;)
◯また、25日まで有隣堂 横浜駅西口コミック王国にてFSS14巻記念展示を。3月1日~14日まで喜久屋書店 漫画館 京都店でも同様の展示が行われ、ボークスによって立体化されたカイゼリンや永野先生の直筆絵サイン含むイラスト展示があります!お近くの方是非御覧くださいね!
また今月いっぱいまで新宿駅東口(改札外・B11付近)にてFSSデジタルサイネージの広告も流れておりますのでご注目下さい!

ささやかな最大権力(12)

地下のモーターヘッド・ハンガーへと、ふたりは城の廊下を並んで歩いていた。
窓の外からは、夕暮れの茜色が今日も白亜の城壁と、彼らを優しく包み込んでいた。

「マスター、さっきのあれでは・・・ばらしているようなものではないですか!」
小声で不服を述べつつ、ウリクルは心配そうな表情を隣のコーラスに向けた。
「怪しいと思われるのなら、いっそ解ってしまったほうが良いよ。また何か頼めるかも知れないし。」
「そんな・・・」
「大丈夫だろう。二人ともある意味真面目みたいだしね。」
ウリクルは不安そうに後ろを振り返ったが、もう二人の姿は遠くなりすぎてここから望むことは出来ない。

嘘はばれるもの。自分でそう言っておきながら、実際もそうなっているのだけども・・・。
でも秘密は・・・ふたりだけの秘密は、決して外に漏れて欲しくはない。
ここにいる"嘘つきの"マスターの為にも、どうか。
ウリクルは願うような気持ちを抱えつつ、コーラスに付いて歩き続けるしかなかったのだった。

「さっきのお菓子みたいに、マスターの痛みも半分こで受け取れたら良いのに。」
「・・・最中みたいにかい?」
突然のウリクルの風変わりな言葉に、驚きつつも彼女の主人はふと立ち止まり、ウリクルの曇ったアメジストの瞳をじっと見つめ、笑ってこう答えるのだった。
「でも君が聞いてくれるのなら、その時点で半分こになっているよ。ありがとう。」


コーラスは周囲を見つめ、誰もいないことを認識してから、ウリクルの左手をそっと握り締めた。
そしてまた、二人とも歩みだしたのだった。



おしまい。

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